長期的展望 ∼これからの“ふれあいシャトル” ニセコ固有のシステムである循環バス“ふれあいシャトル”を、町民の足としての生活・スクール路線を確保しつつ、 運行に「観光」の視点を取り入れることで、乗車増員・増収をはかり、これをさらに発展・継続させていく。 中期的展望 イコール ∼“ふれあいシャトル” = 観光ツールとして根付かせる。 ■ ふれあいシャトルそのものが、ニセコ観光の目玉になりうる。 ◇ 単に従来の観光スポットへ運ぶのではなく、既存の路線で街そのものを見せる。観光スポットの変化に より、生活路線と観光路線が重なってくる。 ◇ 沿線の新たな観光(沿線農家との交流、フットパス etc.)によって、乗ったら降りられないバスではなく、 次の便までの時間をニセコでのスローライフとしてすごす。 ◇ 生活路線として利用されているバスに観光客が乗ることで、地元民との“ふれあい”ができる。 ■ ふれあいシャトルとJRのダイヤをジョイント ∼宿泊客の送迎をふれあいシャトルで効率的に∼ ◇ 宿泊施設の送迎コスト(運転手、燃費、時間 etc.)軽減かつ、シャトルバス利用促進へつながる。 (※100円の負担は各宿泊施設の自由裁量) ● 宿泊施設の送迎の多いJR到着・発車時間と、ふれあいシャトルの駅前発着時刻をジョイント。 ・・・スクールの影響の少ない土日祝日便で、観光客(宿泊施設)の多い路線(アンヌプリ線、曽我・東山・有島線) 。 ●“ふれあいシャトル”によるニセコ観光ミニツアー(来春から実施検討 by ㈱ニセコリゾート観光協会) ○ 既存平日路線を活用した地元ペンション・飲食店への夕食プランの提案 ・・・ニセコ町民、長期滞在者向けに、夕食時間にちょうど良い第4便(17:00∼18:00 台)の路線を利用してもらい 行きはバス、帰りは送迎(可能店)により、バス利用促進、地元ペンションや飲食店へ運ぶ。 ・・・地元で気軽に外食できることが認知でき、更にバスで行けば飲酒もできる。また、夕食準備時間の送迎が不要 なため、店側にもメリットがある。 ○ 既存平日路線を活用したミニツアーの提案 ツアー①ニセコ駅前発着便を利用し、異なる路線に乗り換えることでの 2 時間程度の町内ぐるりバスツアー。 ツアー②駅前か役場前の乗り継ぎ時間に、綺羅の湯、狩太楽市、あそぶっくへ寄って、駅前に帰ってくるツアー。 ツアー③駅前かビュープラザから照覚寺へ行って住職のありがたい話を聴く癒しツアー。 ツアー④ビュープラザ発着の1∼2 時間程度のバスツアー。 ツアー⑤宿泊施設から綺羅の湯温泉ツアー。 (入浴時間が短い) ・・・ほかにも、寺や神社や記念碑(ニセコの歴史的建造物)めぐりなど、可能性はおおいにある。 ・・・土日便は景色良いところに3∼5分止まって写真撮影する時間があっても良い。 ・・・送迎時間のアンケート調査実施⇒最大公約数的ジョイントを実施し、送迎業務を一部バス利用することで、宿泊 施設の送迎コストを軽減できる。 ● 19年12月1日より実施。 12月1日にJRダイヤ改正がある。また、スキーシーズンの行動を踏まえたジョイントも検討。 ⇒各宿泊施設へ周知・・・ホームページへバナー貼付も依頼 ⇒一般へ周知・・・ホームページ、新聞折込、町広報誌等による ・・・平日便もJR時刻接続を検討。また、既存のニセコバス商品であるJRとアンヌプリ接続路線(スキーバス)を、ふれ あいシャトル利用に変えれば、商品の低価格化・経費削減、ふれあいシャトルのPR、利用促進につながる。 ● 町内宿泊施設のHPで“ふれあいシャトル”の紹介 ・・・観光協会HP宿泊施設一覧に、利用路線および最寄の停留所記載済み。共通バナーの作成・貼付。 ● ボランティアバスガイド(土日便またはミニツアーに同乗) バスガイド経験者や住職など、ニセコ町の長期在住者の高齢世代で、観光ボランティアをやりたい人は多いはず。 ガイドブックには載っていないニセコの魅力を紹介できる。 (⇒レンタカーとの差別化) ● 自転車も搭載できるバスへ ∼新しい観光ツールとして∼ ・・・坂の多いニセコの立地環境を逆手に取り、行きは下りノンペダルで自転車、帰りはバスで楽に帰る片道利用。 ※ 荷物専用エリアを設ければ、可能であるが、具体的に案を示して運輸支局との協議を要する。冬期間のス 短期的展望 ∼まずはPRから∼“ふれあいシャトル”を知ってもらう。 キー・ボード積載にも転用可。 (中乗りバスが実施しやすい)また、宿泊施設等のニーズ調査必要。 ⇒新しい観光ツール(生活ツール)として話題性と利便性でもPR効果期待。 ■ “ふれあいシャトル”のPR。 ● HPバナー作成 ・・・ニセコバスHPの時刻表・路線図をワンクリックでリンクするバナー作成。 (10/15∼実施) ・・・ニセコ町HPトップおよび観光案内にふれあいシャトルの紹介ページへリンクしたバナーを作成し貼付。 ⇒自転車利用促進による 環境保護(省エネ、省 CO2)の観点 からもPR効果期待。 ● 環境保護(省エネ、省CO2)の観点からPR ○ BDFの利用促進 ・・・2008 年の洞爺湖サミットは環境問題がメイン。そこで、ふれあいシャトルのBDF利用はニセコエリア全 体での環境の取り組みのPRとなりうる。 ○ パークアンドライドの検討 ・・・自動車利用客も、ビュープラザや大橋横のパーキングからミニツアーなどによりバスを利用。 ● 路線MAP・時刻表を観光の視点から利用しやすく作成 ○ デザインコンテスト実施(12月からエントリー開始) 綺羅街道のイベントでも有効。 ・・・ニセコエリアの環境保護の観点からマイカー規制など。 ・・・全国公募により採用(商品あり)によって、話題性によるPR効果も期待。HPや新聞、以前ふれあいシャトル の紹介があった「バスマガジン」にも記事の掲載依頼。専門学校等にも募集ポスター送付。 広告掲載により、印刷経費を捻出。 ・・・バス停の名称変更(観光スポット最寄のバス停のみ。名称だけでそこに何があるか解るように一部変更) ● ワンコインのお得感をPR ・・・車体に“一乗車100円”標記。 (8/25∼実施)
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