阿蘇市国民健康保険阿蘇中央病院 中期経営計画

阿蘇市国民健康保険阿蘇中央病院
中期経営計画
平成18年3月
1.計画策定の趣旨
(1)社会背景
阿 蘇 市 は 、 旧 一 の 宮 町 、 旧 阿 蘇 町 、 旧 波 野 村 が 合 併 し 平 成 17 年 2 月 11
日 誕 生 し ま し た 。熊 本 県 の 北 東 部 、阿 蘇 地 域 の ほ ぼ 中 央 に 位 置 し 、北 に 南 小
国 町・産 山 村・大 分 県 日 田 市 、南 に 阿 蘇 山 を 挟 ん で 南 阿 蘇 村・高 森 町 、西 に
菊 池 市 ・ 大 津 町 、 東 に 大 分 県 竹 田 市 と 隣 接 し 、 規 模 は 東 西 約 30k m 、 南 北
17k m 、 面 積 は 376.25k ㎡ と な っ て お り ま す 。 人 口 動 向 を 見 ま す と 、 平 成
12 年 の 国 勢 調 査 で は 30,457 人 で し た が 平 成 17 年 国 勢 調 査 で は 29,639 人 と
減 少 し 過 疎 化 が 進 ん で い ま す 。 年 齢 別 に 人 口 の 推 移 を 見 ま す と 、 平 成 12 年
で は 0∼ 14 歳 の 年 少 人 口 は 4,409 人 で 全 体 の 14.5% 、15∼ 64 歳 の 生 産 年 齢
人 口 は 17,915 人 で 全 体 の 58.8% 、 65 歳 以 上 の 老 年 人 口 は 8,133 人 で 全 体
の 26.7% と な っ て い ま す 。 昭 和 55 年 と 平 成 12 年 の 年 齢 別 人 口 を 比 較 す る
と 、年 少 人 口 及 び 生 産 人 口 の 減 少 と 老 年 人 口 の 増 加 が 顕 著 で 、少 子 高 齢 化 が
進 ん で い ま す 。特 に 老 年 人 口 の 推 移 を 見 る と 平 成 12 年 は 26.7% と な っ て お
り 、 昭 和 55 年 か ら 13.5 ポ イ ン ト 増 加 し 、 急 激 に 高 齢 化 が 進 ん で い ま す 。
(2)阿蘇中央病院の現状
阿 蘇 中 央 病 院 は 、 昭 和 25 年 に 開 設 さ れ て 以 来 50 有 余 年 に わ た り 、 常 に
地 域 の 中 核 病 院 と し て 、幾 多 の 変 遷 を 経 な が ら 地 域 住 民 の 期 待 に 応 え る よ う
スタッフ一丸となり頑張ってきました。
し か し な が ら 、 当 院 の 外 来 棟 は 一 部 を 除 き 築 30 年 以 上 経 過 し て お り 、 老
朽 化 が 激 し く 、 病 棟 に お い て も 昭 和 56 年 に 改 築 を 行 い ま し た が 、 現 代 に 求
め ら れ る 機 能 が 備 わ っ て い な く 、外 観 及 び 内 部 の 診 療 環 境 も 劣 悪 な 状 況 で 日
常 の 診 療 活 動 に も 支 障 が 生 ず る 状 況 で 、立 地 条 件 に し て も 駅 や バ ス 停 か ら 離
れ て お り 、車 で 来 院 す る に も 駐 車 場 が 狭 く 、医 療 機 器 に 於 い て も 高 度 医 療 機
器 等 が 未 整 備 で あ り 、 MRI が 必 要 な 時 に は 民 間 の 医 療 機 関 に 外 注 し て い る
状 況 で 、患 者 さ ん に 与 え る 精 神 的・肉 体 的 な 負 担 も 大 き い と 思 わ れ 大 変 迷 惑
をかけている状況であります。
経営面においても、これまで「患者さんの視点に立った診療環境の整備」
に 力 を 注 ぎ 施 設・設 備 の 改 修 、透 析 の 増 床 、病 床 区 分 見 直 し に よ る 療 養 病 床
の 導 入 、「 病 院 群 輪 番 制 指 定 病 院 」 と し て の 機 能 を 充 実 さ せ る 為 の 救 急 外 来
の整備、看護体制のランクアップ等収益の増収を図ってきましたが、平成
13 年 度 以 降 連 続 し て 、純 損 失 を 出 す 等 厳 し い も の と な っ て お り 、平 成 18 年
4 月 実 施 さ れ る 診 療 報 酬 の 改 定 に よ り 、病 院 を と り ま く 状 況 は 益 々 厳 し く な
ってくるものと思われます。
ま た 、当 院 の 医 師 数 は 取 扱 患 者 規 模 に 基 づ い て 標 準 医 師 数 を 算 出 す る と 1
∼ 2 名 程 度 不 足 し て お り 、毎 年 、保 健 所 に よ る 医 療 監 視 の 指 摘 事 項 に も な っ
て い ま す が 、医 師 不 足 の 問 題 が 取 上 げ ら れ て い る な か で 、現 状 を 維 持 す る の
も大変な状況であります。
(3)今後の課題
今後は、この厳しい状況の中で自治体病院として運営していくためにも、
専 門 分 野 の 確 立 ( リ ハ ビ リ 、 救 急 医 療 、 健 診 等 )、 病 床 の 見 直 し 等 を 含 め た
抜 本 的 な 改 革 が 必 要 で あ り 、職 員 の 患 者 さ ん に 対 す る 意 識 改 革 を 図 り 、よ り
安 全 で 安 心 な 医 療 が 提 供 で き る よ う な 病 院 づ く り を 目 指 し 、移 転 新 築 等 も 視
野 に 入 れ 十 分 に 検 討 し て 行 か な け れ ば な り ま せ ん 。ま た 、医 師 確 保 に お い て
も 県 内 外 を 問 わ ず 幅 広 い 視 野 で 模 索 し 、特 に 小 児 科 の 常 勤 医 師 確 保 が 急 務 で
あります。
2 運営の基本方針
(1) 展開する方向性
・ 医 療 に 対 す る 多 様 な ニ ー ズ に 応 え 、適 切 な 医 療 サ ー ビ ス が 受 け ら れ る よ
う医療機関相互の機能分担連携強化に努め、地域医療の充実を図ります。
・ 救 急 医 療 、リ ハ ビ リ 、健 診 部 門 等 専 門 分 野 の 確 立 、病 床 の 見 直 し 等 を 図
り 抜 本 的 な 経 営 改 革 を 実 施 し 、自 治 体 病 院 に 求 め ら れ て い る 役 割 を 果 し て
いくための機能や体制の充実を図っていきます。
ま た 、地 域 中 核 病 院 と し て の 機 能 を 向 上 さ せ る た め に 、移 転 新 築 を 検 討
し施設・医療機器の充実を図り住民のニーズに応えていきます。
(2)展開する施策
・ 住 民 ニ ー ズ の 高 度 化・複 雑 化 が 進 む な か 、一 次 医 療 と 二 次 医 療 の 機 能 分
担 を 明 確 化 し 、よ り 安 全 で 安 心 な 医 療 サ ー ビ ス が 受 け ら れ る 体 制 の 充 実 を
図ります。
・ 健 や か で 安 心 な 暮 ら し を 創 造 す る た め 保 健 、福 祉 と の 連 携 を 強 化 し 、健
康相談や健康診断、介護支援など多様な住民ニーズへの対応を進めます。
・ 私 立 病 院 の 二 次 救 急 医 療 体 制 の 充 実 を 図 る と と も に 、地 域 医 療 機 関 と の
連 携 を 強 化 し 、救 急 診 療 の あ り 方 に つ い て 研 究 、検 討 を 進 め る 等 、住 民 に
信頼される診療体制を確立します。
ま た 、建 設 検 討 委 員 会( 仮 称 )を 設 置 し 、施 設 の 改 善 に 向 け て 検 討 し て
い く と と も に 、医 療 機 器 の 整 備 や 患 者 へ の 適 切 な 診 療 情 報 の 提 供 、医 療 相
談機能の充実を進めます。
・ 地 域 中 核 病 院 と し て の 役 割 を 果 た す た め に 、市 内 に 不 足 し て い る 診 療 科
の 充 実 、専 門 分 野 の 確 立 を 検 討 し 医 療 サ ー ビ ス の 充 実 を 図 り 、経 費 削 減 の
ためアウトソーシング等を検討し、経営の改善に努めます。
・ 常勤医師確保のために、民間の派遣会社等を活用する等の努力を行い、
医 療 従 事 者 の 確 保 に 努 め ま す 。ま た 、小 児 科 に お い て は 早 急 に 常 勤 医 師 を
確保し、阿蘇地域をカバーする小児医療体制を目指します。
(3)計画の位置付け
中 期 経 営 計 画 は 、 病 院 事 業 の 阿 蘇 市 集 中 改 革 プ ラ ン と し て 、 平 成 17 年 度
か ら 平 成 21 年 度 ま で の 具 体 的 取 り 組 み 目 標 を 設 定 し 、着 実 に 推 進 す る た め
に策定するものであります。
(4)計画の策定期間
開始年度
終了年度
平 成 17 年 度
平 成 21 年 度
(5)事業運営の目標
・ 財政運営の目標
診 療 報 酬 の 改 正 等 、今 後 、益 々 病 院 を 取 巻 く 状 況 が 厳 し く な る 中 、平 成
13 年 度 以 降 続 い て い る 経 常 損 失 を 経 費 削 減 等 を 模 索 し 、 最 小 限 に 抑 え る
よう努力していきます。
・ 目標とするサービス水準や顧客満足度
当院では、アンケート箱を設置し、患者さんの意見を聞いていますが、
設 備 や 職 員 へ の 不 満 が 多 く 、今 後 は 、設 備 の 充 実 や 職 員 の 接 遇 面 の 向 上 を
図り安心して来院できる病院を目指します。
3.事業計画
(1)中期財政収支計画
収 益 的 収 支 に つ い て は 、診 療 報 酬 改 正 等 が 行 わ れ る 中 、入 院 、外 来 患 者 は
年 々 減 少 し て 行 く も の と 思 わ れ ま す が 、今 後 、地 域 医 療 機 関 と の 病 診 、病 病
連 携 を 強 化 し 、入 院 、外 来 収 益 の 維 持 に つ と め ま す 。ま た 、支 出 に つ い て は 、
管 理 職 手 当 の 削 減 、臨 時・嘱 託 職 員 の 雇 用 抑 制 等 人 件 費 の 削 減 を 図 る と と も
に 、民 間 委 託 出 来 る 部 署 等 を 模 索 し 、経 費 削 減 に 努 め ま す 。資 本 的 収 入 に つ
い て は 、医 療 機 器 等 の 整 備 に 必 要 な 資 金 と し て 、国 庫 、県 補 助 を 予 定 し て い
ます。支出については、施設整備、医療機器の整備等積極的に行います。
①
収益的収支及び資本的収支
(単位:千円)
17年度
1,133,785
8,413
収益的
他会計補助金等
100,000
収 入
(内基準内繰出)
(54,000)
(内基準外繰出)
(46,000)
収入合計・・・・(A) 1,242,198
人件費
809,799
収益的
材料費
232,873
支 出
その他経費等
262,283
支出合計・・・(B)
1,304,955
経常損益 (A)−(B) △ 62,757
企業債
0
国・県補助金
14,525
資本的
他会計補助金等
0
収 入
医業収益
医業外収益
18年度
1,144,700
8,450
100,000
(55,000)
(45,000)
1,253,150
849,000
196,800
259,000
1,304,800
△ 51,650
0
2,625
0
19年度
1,145,800
8,700
100,000
(56,000)
(44,000)
1,254,500
847,000
195,200
258,100
1,300,300
△ 45,800
0
2,625
0
20年度
1,146,500
9,000
100,000
(57,000)
(43,000)
1,255,500
846,000
194,500
257,000
1,297,500
△ 42,000
0
0
0
21年度
1,166,500
9,200
100,000
(58,000)
(42,000)
1,275,700
859,000
193,500
255,800
1,308,300
△ 32,600
0
2,625
0
(内基準内繰出)
(内基準外繰出)
収入合計・・・・(A)
資本的 建設改良費
支 出 企業債償還金
支出合計・・・(B)
本的収支 (A)−(B △
※
14,525
47,829
26,980
74,809
60,284 △
2,625
27,640
29,041
56,681
54,056 △
2,625
20,000
31,260
51,260
48,635 △
0
17,000
33,648
50,648
50,648 △
2,625
20,000
36,219
56,219
53,594
資本的収入が支出に対して不足する額については、当年度分損益勘定留保
資金等で補填する。
②
企業債残高
(単位:千円)
元金総額(すべて公的資金)
※
17年度末 18年度末 19年度末 20年度末 21年度末
189,750
160,709
129,449
95,801
59,582
企 業 債 に つ い て は 、 昭 和 56 年 病 棟 建 設 に 伴 う 財 政 融 資 金 で 平 成 23 年 度 に
完済する。
③
定員管理に関する計画
病 院 事 業 の 定 員 管 理 に つ い て は 、当 院 の 規 模 を 考 慮 し た 場 合 96 名 程 度
は 必 要 で あ り ま す 。今 後 、医 師 を 除 い て は 、退 職 者 の 補 充 の み を 行 い 現 状
を維持していきます。
(単位:人)
平成17年度
平成18年度
年度内採
用者及び
退者
年度内採
用者及び
退者
年度当初
医師
6
採用
薬剤師
4
採用
レントゲン技師
3
採用
臨床検査技師
3
採用
臨床工学技士
2
採用
栄養士
2
採用
理学療法士
2
採用
看護師
35
採用
准看護師
23
採用
事務員
8
採用
労務員
合計
1
89
採用
退職
退職
退職
退職
退職
退職
退職
退職
退職
退職
退職
年度末
年度当初
5
7
採用
4
4
採用
3
3
採用
3
3
採用
2
2
採用
2
2
採用
2
3
採用
35
41
採用
22
22
採用
7
8
採用
1
86
1
96
採用
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
4
4
0
1
0
1
0
0
平成20年度
年度当初
年度内採
用者及び
退者
医師
7
採用
薬剤師
4
採用
レントゲン技師
3
採用
臨床検査技師
3
採用
臨床工学技士
2
採用
栄養士
2
採用
理学療法士
3
採用
看護師
43
採用
准看護師
20
採用
事務員
8
採用
労務員
1
採用
合計
96
※
退職
退職
退職
退職
退職
退職
退職
退職
退職
退職
退職
1
1
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
年度末
2
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
6
0
0
2
1
0
0
0
平成19年度
年度末
年度内採
年度当初 用者及び
退者
6
7
採用
4
4
採用
3
3
採用
3
3
採用
2
2
採用
2
2
採用
3
3
採用
41
43
採用
20
20
採用
8
8
採用
1
93
平成21年度
1
96
採用
退職
退職
退職
退職
退職
退職
退職
退職
退職
退職
退職
年度内採
年度当初 用者及び
退者
6
8
採用
4
4
採用
3
3
採用
3
3
採用
2
2
採用
2
2
採用
3
3
採用
43
44
採用
19
19
採用
8
8
採用
1
1
採用
94
97
退職
退職
退職
退職
退職
退職
退職
退職
退職
退職
退職
2
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
0
0
1
0
0
4
0
0
0
0
退職
退職
退職
退職
退職
退職
退職
退職
退職
退職
退職
1
1
0
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
2
0
0
0
0
0
0
0
年度末
6
4
2
3
2
2
3
43
20
8
1
94
年度末
8
4
3
2
2
2
3
44
15
8
1
92
平 成 18 年 度 の 7 名 の 増 員 は 、医 療 監 視 指 摘 事 項 で あ る 標 準 医 師 数( 医 療
法上の標準医師数約 8 名に対し当院は現在 6 名)不足による内科医師 1 名
の 増 員 、 看 護 体 制 2.5 対 1 導 入 に 伴 う 看 護 師 不 足 に よ る 5 名 増 員 、 リ ハ ビ
リ患者の増加に伴い、リハビリ収益の増収を図るための理学療法士の1名
の増員である。
平 成 21 年 度 の 1 名 の 増 員 は 、標 準 医 師 数 達 成 の た め の 医 師 確 保 予 定 で あ
る。
当 院 の 規 模 を 考 慮 す れ ば 96 名 前 後 の 職 員 数 は 必 要 で あ り 、今 後 、医 師 を
除いては、退職者の補充のみを行う予定である。
④
中期指標
不良債務比率(%)
累積欠損金比率(%)
繰入金比率 (%)
苦情受付件数(件)
医療事故件数(件)
⑤
⑥
0.0
△ 5.0
8.0
40
0
0.0
△ 4.1
8.0
35
0
0.0
△ 3.7
8.0
30
0
0.0
△ 2.6
7.8
20
0
給与の適正化に関する計画
・ 給 与 の 適 正 化 に つ い て は 、一 般 会 計 の 給 与 適 正 化 計 画 に 準 じ 改 善 を 図
ります。
・ 病 院 の 特 殊 勤 務 手 当( 医 療 業 務 研 究 手 当 、夜 間 看 護 手 当 、放 射 線 取 扱
作 業 手 当 、危 険 手 当 、入 院 管 理 手 当 )に つ い て は 、医 療 業 務 従 事 者 と い
う特殊な点を考慮し、当面の間は継続します。
将来需要予測
入院
(単位:人)
平 成 17 年 度
平 成 18 年 度
平 成 19 年 度
平 成 20 年 度
平 成 21 年 度
年延入院患者数
36,540
36,600
36,660
36,730
36,800
一日平均患者数
100.1
100.2
100.4
100.6
100.8
外来
⑦
0.0
△ 3.3
7.9
25
0
(単位:人)
平 成 17 年 度
平 成 18 年 度
平 成 19 年 度
平 成 20 年 度
平 成 21 年 度
年延外来患者数
41,430
41,986
42,485
43,100
43,686
一日平均患者数
141.4
143.3
145.0
147.1
149.1
設備投資計画
(単位:千円)
平 成 17 年 度
平 成 18 年 度
医療機器等整備事業
32,000
14,290
老朽化設備整備事業
10,923
9,350
平 成 19 年 度
平 成 20 年 度
平 成 21 年 度
13,000
12,000
13,000
7,000
5,000
7,000
4. 経営基盤強化への取組
(1)経営改革への取組
当 面 の 間 は 、現 に 有 す る 施 設・設 備 の 改 修 整 備 を 最 小 限 に 抑 え 、民 間 委 託
等を検討し、職員の意識改革を図り、健全な病院経営を目指します。
概
資産の有効活用
方策
民間委託の導入
要
取組状況
医師住宅(全 6 戸)の
20 年 度 ま で に 検 討 、 整
空家を市民に賃貸す
備 し 、 21 年 度 に 実 施 予
る。
定
民間委託出来る部門の
20 年 度 ま で に 検 討 、 21
検討
年度に実施予定
(2)人材育成への取組
現 在 、実 施 し て い る 院 内 で の 研 修 会 、学 習 会 等 を よ り 充 実 さ せ 、他 機 関 の
実施する研修会等にも積極的に参加し職員の質の向上を図ります。
5.経費節減等の取組による効果額
収 入 に お い て は 、病 診・病 病 連 携 を 強 化 し 入 院 、外 来 患 者 の 増 加 を 図 り 、平
成 21 年 度 ま で に 約 400 万 円 の 増 収 を 見 込 み 、支 出 に お い て は 、管 理 職 手 当 の
削 減 、 臨 時 ・ 嘱 託 職 員 の 雇 用 抑 制 に よ る 人 件 費 約 500 万 円 の 削 減 を 見 込 み ま
す。
6.環境保全等への取組
バリアフリー整備には、積極的に取り組んでいきます。
7.計画達成状況の取組
(1)公表時期
公
表
時
期
中
間
報
告
平 成 20 年 5 月
最
終
報
告
平 成 22 年 5 月
(2)公表方法
本 庁・支 所 の 掲 示 板 及 び イ ン タ ー ネ ッ ト を 利 用 し た 阿 蘇 市 の ホ ー ム ペ ー ジ
等を利用しながら公表します。