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REQUEST # 2281502 (9281821J)
高温の金属配管内部の欠陥検出技術
提案提出期限: 2015 年 5 月 8 日
提案の意思を事前に送信する
コンタクト先:
石田 嘉明, [email protected]
提案を提出する
よくある質問
提案者にとっての機会
共同/受託開発、技術ライセンシング、機器販売
期間
・ラボレベルの検証:1 年以内
・製品化へ向けた開発:3 年以内
(提案内容の技術レベルに応じて検討)
予算
開発費:年間最大 1000 万円(詳細は応相談)
提案募集概要
ナインシグマ社は、大手計測機器メーカを代理し
て、300°C 以上(望ましくは 600°C)のプラント
の配管の内部のキズ及び腐食状態を非侵襲で検出
する技術を求めている。
測定対象となる配管の詳細
• 温度:300°C~600°C
• 材質:炭素鋼、低合金鋼、ステンレス鋼
• 径:200~500 mm
• 厚さ:8~30 mm
• 配管内部の状況:石油等の液体が通過して
いる
検出対象事項
配管内部の欠陥(キズ及び腐食)の有無が分かる
こと。
• 配管内部のキズやクラック
○ サイズ:1 mm以上。望ましくは、0.1
mm以上
• 腐食による配管内部の形状異常
○ 腐食成分:金属腐食物(例えば、酸化
鉄)
○ サイズ:腐食の有無が判断できること。
望ましくは、1 mm以上
最終的に検出技術に求める要件
• 300°C以上(望ましくは600°C)の高温金属
製配管に対して、上記欠陥を検出できるこ
と
• 配管への溶接や加工などを伴なわない方法
であること。望ましくは、非接触であるこ
と
• プラントの現場(屋外)で計測できる方法
であり、かつ、現場に持ち運びできる計測
装置であること
計測面積や計測時間については現時点で制限はな
い
なお、現時点で上記の要件をすべて満たしている
必要はなく、追加開発により 3 年以内に求める要
件を満たすことができる見込みがあれば、提案を
歓迎する。
背景
一般的に石油精製等のプラントの配管の設備の保
全の確認時には、測定対象物に探触子を接触させ
る超音波探傷技術を用いられている。しかし、本
手法は、探触子に用いる材料のキュリー温度の点
から、測定対象の温度が200℃を超える場合には
使用できないため、検査の実施時には設備を停止
させる必要が生じている。
〒101-0047 東京都千代田区内神田 1-3-3 ダヴィンチ内神田 133 5F
電話:03-3219-2006 Fax:03-3219-2008
RFP format and graphics© Copyright 2015 NineSigma, Inc
NineSigma Request # 2281502 (9281821J)
高温の金属配管内部の欠陥検出技術
しかし、これでは作業効率が低下することから、
設備を停止することなく、効率的に、簡便に欠陥
を検出する手法が求められている。これらの高温
下における金属欠陥の検出は、主に原子力発電や
天然ガス等のインフラ分野での利用を目的に、ア
カデミアを中心に技術開発が進められている。そ
こで、依頼主は本課題の解決に有望な技術は世界
中に存在すると考え、研究開発を一層加速するた
めに、今回の技術募集に踏み切った。
可能なアプローチ
課題を解決する技術としては、例えば下記のよう
なアプローチを想定しているが、必ずしもこれら
には限らない。
• 非侵襲・非接触型の欠陥検出技術
○ レーザ励起超音波探傷
○ 赤外線センサ
○ 電磁超音波探触子(EMAT) による超音波
探傷
○ 渦流探傷
○ 放射線トモグラフィ
• 高温の測定対象にも適用可能な接触型のキ
ズ検出技術
○ キュリー温度の高い材料を探触子に用い
た超音波探傷
その他新しい手法でも、本課題に適用できる見込
みがあれば、提案を歓迎する。
Page 2
提案書への記載が推奨される事項
提案書には下記の項目の記載をお願い致します。
• 提案する技術の概要(原理、特徴、用途
等)
• 提案する技術の独自性
• 現時点のパフォーマンス
○ 適用可能な測定対象物(材料、温度範
囲)
○ 検出可能な欠陥の種類(傷、内部腐食
等)
○ 検出可能な欠陥の大きさ、深さ位置
○ 1 回あたりの計測面積、計測時間
○ 装置サイズ
○ 計測時の装置と配管の位置関係
• 開発ステージ
• 求める性能を実現するまでの開発プラン
• 組織概要、過去の実績
なお、提案提出には、以下の募集サイトの下部に
ある“attachments”にリンクされている提案用
テンプレートをご利用ください
(提案用テンプレート: REQ2281502 (9281821J)
対象とならないアプローチ
今回の募集では、下記のようなアプローチは対象
外とする。
• 配管への溶接や加工を伴う、侵襲型の欠陥
検出技術
想定されるプロジェクトの進め方
提案者には添付の提案用テンプレートに沿って提
案書を提出することが求められる。
依頼主は有望な提案に対して追加で質問をした後、
一次スクリーニングを行い、詳細検討に進む提案
者を複数選定する。選定後、提案者と依頼主は必
要に応じて秘密保持契約(NDA)を締結し、さらな
る情報開示を求め、具体的な開発の進め方を討議
する。依頼主は、サンプル評価や直接訪問のうえ
議論をするなどして、提案の詳細評価を行う。
その後、提案者と契約を締結し、技術の実証・追
加開発を行い、技術の確立を目指す。具体的な開
発体制については協議の上決定する。
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高温の金属配管内部の欠陥検出技術
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提案するにあたって
提案書作成の際にご注意いただきたいこと
本提案募集に対するご提案は、全体で 5 ページ以
内に収まるようお願いいたします(必要に応じて
添付資料を追加することは可能です)。また、提
案提出の際には、本募集要項にリンクされている
提案用テンプレートをご利用ください。
なお、提案書には、機密情報を含まないようご注
意ください。
ご提案をいただきました後、依頼主による選考を
経て有望と判断された場合、必要に応じて依頼主
との間で秘密保持誓約書を交わしたうえで、技術
や協業条件についての詳細を議論いただくよう、
お願いいたします。
提案の評価について
受領した提案に対する評価は、すべて依頼主が行
います。評価後、有望な提案組織に対しては、依
頼主との直接のやり取りに移行いただく旨弊社よ
りご連絡差し上げたうえで、原則、依頼主と直
接、技術詳細および協業の詳細条件について折衝
いただくこととなります。
提案内容は以下の評価基準に従い評価されます
• 提案する技術の概要、パフォーマンス
• 目標スペックを実現するための開発計画と実
現の根拠
• 経済的実現可能性
• 提案計画の現実性(活動内容、期間、役割、
成果)と費用見積り額
• 所有権の可能性(独占権、優先権など)
• 提案組織の実力と関連実績
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