分類(農学研究科) 授業科目 :作物生態学特論 担当教員:松尾光弘

分類(農学研究科)
授業科目 :作物生態学特論
担当教員:松尾光弘
生物生産科学専攻
研究室番号:N507
英語名:Advanced Crop Ecology
単位数:2
対象学年:1 年次生
実施時期:前期
金曜 3∼4 時限
教室等:N531
<授業のねらい>
教育目的
作物生産とは作物と環境との相互作用であるが,環境により作物が変化し,また逆に作物栽
培によって生育環境が変化することから,作物栽培と環境の関係について学習し,理解を深める.
到達目標
作物の生態学的特性,特に環境や二次代謝産物の役割について理解し,また栽培環境との関
わり合いについて,現在の研究内容について国際的な視野から理解と知識の習得を目標とする.
<授業内容>
授業計画 (カッコ内はキーワード)
1∼4.作物と環境との相互作用: 作物の栽培環境との相互関係を示す農業生態系について,ストレ
スあるいはそれにより獲得した二次代謝産物の意味について理解する.
(農業生態系,共進化的適応,一次代謝産物,二次代謝産物)
5∼7.作物と病気:作物と病原微生物の間に存在する二次代謝産物とその役割について理解する.
(Prohibitin,Inhibitin,Post-Inhibitin,Phytoalexin)
8∼10.作物と害虫(昆虫):作物と昆虫の間に存在する二次代謝産物とその役割について理解する.
(Pheromone,Allelochemical,Allomone,Kairomone,Synomone)
11∼13.作物と雑草(植物):作物と雑草の間に存在する二次代謝産物とその役割について理解する.
(Allelopathy,共進化,共栄関係)
14.
作物の解毒作用:一部の作物において,ストレスによって獲得した解毒・不活性化作用につい
て理解する.(選択的除草剤,環境,細胞)
文献・教材等:「ハルボーン 化学生態学」高橋英一・深海 浩 訳,文永堂
「化学生態学への招待」古前 恒 著,三共出版
その他,参考文献を随時配布します.
備考:
1)履修上の注意: 特にありません.
2)評価基準:履修内規の標準成績評価基準に拠ります.
3)評価方法:初回講義内で説明します.
4)関連する授業科目:作物生産学特論(1 年前期),作物生理学特論(1 年後期)
5)その他:オフィスアワー
特に時間は指定しませんが,事前にメール等で連絡して下さい.
※連絡先等は初回講義内で説明します.