新生児科

新生児科
NICU病棟では、新生児の内科的疾患の診療、外科的疾患の術前・術後管理などをおこないます。
外来では子どもの乳幼児期・学童期にかけて発育・発達のフォローを行っています。
新生児科の概要
年間250∼300名の赤ちゃんが福岡市内およびその周辺地域
検査は主に血液検査、レントゲン検査、心臓・頭部・腎臓超
の産婦人科より救急車などで入院します。多い病気としては、出生
音波検査を行います。治療は呼吸管理・輸液管理が中心とな
後の 呼吸 障害、出生体重2500グラム未満の低出生体重児、新生
ります。全ての処置に2時間ほどかかるため、心配されている
児仮死、新生児外科疾患などです。高度専門医療をおこなうため、
ご家族を待たせてしまいますが、自分から訴えることができ
9床のNICU(新生児特定集中治療室)と10床のGCU(後方病床)
ない新生児を治療するにはどうしても必要な時間としてご理
からなっています。
解いただきたいと思います。
外来では、新生児期の疾患がその子の発育・発達に問題を起こ
さないかどうかをチェックしてい きます。もし、問題があれば、他
診療科や行政・福祉・学校と連携してその子が元気に生活してい
けるように手助けしていきます。
NICUでは入院時の初期治療が極めて重要です。多くのスタッフ
が入院時の診察・検査・治療・看護にあたります。
保育器
インファントウォーマー
ドクターメッセージ
家族の面会は短い時間でも安心したひとときを過ごせるように、
退院では
「おめでとうございます」
と送り出すことを目標にしています。
新生児は本来家族と一緒にいることが普通です。
しかし、
NICUには病気のため家族と一緒にいることができない新生児
が入院しています。
NICUでは病気の新生児の治療だけではなく、その家族の不安を少しでも和らげてあげることも大切と
考えています。お子さんが入院中、家族が面会に来られ短い時間でも安心した時間を過ごせる、そして退院するときには
「おめでとうございます」
と送り出すことができることを目標にしています。
新生児科/高畑 靖
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