Deep Freeze と連携した Windows Update の方法

Deep Freeze と連携した
Windows Update の方法
(株)ネットワールド
SI 技術本部 作成
ご注意
この資料は Faronics 社の正式レビューを受けておりません。
資料の内容には正確を期するよう注意しておりますが、この資料の内容は 2011 年 1 月 26 日現在
の情報であり、今後変更になる可能性がありますのでご注意下さい。
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更新履歴
作成 2010 年 1 月 26 日
Deep Freeze と Windows Update
Deep Freeze では、保護モード(Frozen)で実施された変更は再起動後に元の状態に戻ってしまう
ため、Windows Update も非保護モード(Thawed)で実施する必要があります。
Deep Freeze Enterprise ではメンテナンススケジュールを登録して、メンテナンス期間中に
Windows Update を行うように設定することが可能です。また、SUS/WSUS サーバーを使用する場合、
SUS/WSUS サーバーの指定も行うことができます。
メンテナンスを登録すると、Deep Freeze のクライアントは設定した時間に非保護モードで起動
し、Windows Update を実行します。その後、設定した時間になると、自動的に保護モードで再起
動します。
注意
Deep Freeze Standard では、メンテナンススケジュールを登録する機能はありません。手動でワー
クステーションを非保護モードにして、Windows Update を実行する必要があります。
Deep Freeze Enterprise で Windows Update のスケジュールを登録する
メンテナンススケジュールは、Deep Freeze アドミニストレータを使用することで設定できます。
Deep Freeze アドミニストレータで Windows Update のスケジュールを設定したクライアントの
インストーラを作成し、クライアントにインストールを行うと、クライアントでは設定した時間
に Windows Update が実施されるようになります。
設定手順は、以下のとおりです。
1.
Deep Freeze アドミニストレータを起動します
2.
[組み込みイベント] タブを表示します。[イベントの種類]で[メンテナンス]を選択して、追
加ボタンをクリックします
1
3. 新しい組み込みイベントが追加されたら、イベントのプロパティを設定します
イベント名 :
Windows Update
※任意の名前を設定します
日
:
毎日
※イベントの曜日を設定します
開始時間
:
22:00
※メンテナンスの開始時間を設定します
終了時間
:
23:00
※メンテナンスの終了時間を設定します
実行
:
Windows Update
注)終了時間になると、 Deep Freeze は保護モードで再起動を行います。
終了時間は、Windows Update を行うのに十分な時間を設定してください。
その他、必要に応じてメッセージ等の設定を行います。
上記の例では、22:00 にコンピューターは非保護モードで再起動を行い、Windows Update を
実施します。23:00 になると、自動的に保護モードで再起動を行います。
4. [作成]ボタンをクリックして、インストールプログラムを作成し、クライアントへインスト
ールします
2
Windows Update で SUS/WSUS サーバーを使用する
SUS/WSUS サーバーを使用して Windows Update を行う場合には、前述の手順 4. の前に以下の設
定を行います。
5.
[メンテナンス]タブを表示して、以下の設定を行います
Windows Update
・SUS/WSUS Server を使用 :
チェックを入れ、WSUS サーバー名を入力
・WSUS ターゲット ID を使用する:
クライアントターゲットを有効にする場合にチェックを入れ、コンピュータグループ名を
入力
3
Deep Freeze と SUS/WSUS に関するよくある質問
Windows Updates 機能の起動は、
管理者権限でコンピューターにログインする必要がありますか ?
この機能はローカルシステムアカウントで実行される Windows Update サービスを利用している
ため、どのユーザでログインしていても実行されます。また、コンピューターが起動していれ
ば、ログインしていなくても動作します。
アップデートが正しくインストールされたかは、どのように確認することができますか?
Deep Freeze を使用して Windows Update を行った場合、Faronics フォルダーに作成される
DFWuLogfile.log でアップデートの状態を確認できます。 Deep Freeze アドミニストレータの
[メンテナンス]タブで、このファイルの場所と名前を変更することもできます。
アップデートのダウンロードやインストール中に Maintenance 期間の終了、コンピューターの再
起動・パワーオフなどにより、アップデートが中断された場合はどうなりますか?
アップデートが終了していない場合、Microsoft が使用しているメカニズムにより、次にサー
ビスが呼ばれるタイミングでアップデートを修正して、再インストールします。
インストールされているアップデートで再起動が要求された場合、コンピューターは更新処理に
再起動しますか
コンピューターは要求があれば、アップデートが終了するまで再起動を行います。
アップデートがメンテナンス期間中にダウンロードされることを保証するために、各コンピュー
ターで何を構成しなければなりませんか?
Deep Freeze は自動的にアップデートと連携します。 Deep Freeze は実際にアップデートを実
行しませんが、
メンテナンス期間中に Microsoft Update Service を呼びます。そして、Microsoft
Update Service はインターネットあるいは指定された SUS/WSUS サーバーを通じてアップデー
トを実行します。
アップデートの構成で、SUS/WSUS サーバーの IP アドレスを変更できますか?
メンテナンスオプションのすべての設定は、設定ファイルの更新で変更することができます。
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