平成 19 年度 盛岡市中央公園ワークショップ業務 報告書 平成 19 年 12 月 特定非営利活動法人 いわて地域づくり支援センター 目 次 1. 業務の目的 ....................................................................... 1 2. 業務の進め方 ..................................................................... 1 3. ワークショップの開催概要 ......................................................... 2 3.1 第 1 回ワークショップ 「アイデアを出し合おう」 ................................... 2 3.2 第2回ワークショップ 「ゾーニングをして、公園案をまとめよう」 .................. 11 3.3 第3回ワークショップ 「公園案とその他の提案をまとめる」 ........................ 16 ワークショップの成果 ∼盛岡市への最終提案∼ .................................... 18 4. 1.業務の目的 本業務は、昭和 58 年に計画設計された中央公園整備計画の未整備部分についての計画見直しにあた って公園の利用者である一般市民の意見を反映させたものとするために、ワークショップを通じて広く アイデアを出してもらい、その成果をとりまとめることを目的とする。 2.業務の進め方 業務は、事務局打合せによって業務計画の策定(ワークショップの進め方の検討)を行い、計画に基 づいてワークショップの運営を行う方法で実施した。 事務局打合せとワークショップの開催のスケジュールを以下に整理する。 表1 月日 10/4 10:30∼ 10/18 13:00∼ スケジュール 項目 内容・目的 事務局打合せ 業務の目的、進め方についての打合せ 事務局打合せ 第 1 回ワーショップの資料確認 参加者 市4名 センター2 名 市4名 センター1 名 ・ 中央公園の整備事業について確認する。 市民 19 名 ・ ワークショップの目標について確認する。 市5名 ・ 中央公園の使い方アイデアを出し合う。 センター6 名 10/18 第1回 19:00∼ ワークショップ 10/22 第2回 19:00∼ ワークショップ ・ 公園の計画案以外の提案を整理する。 11/8 第3回 ・ 公園案を選び、提案としてまとめる。 19:00∼ ワークショップ ・ 公園の計画案以外の提案を整理する。 ・ ゾーニングをして、公園案をまとめる。 -1- 市民 12 名 市4名 センター6 名 市民__名 市5名 センター5 名 3.ワークショップの開催概要 3.1 第 1 回ワークショップ 「アイデアを出し合おう」 (1)進め方 第 1 回目のワークショップは、まず中央公園の整備事業の概要と工事の現状、ワークショップの目的 について参加者に理解してもらうことに重点を置いて実施した。 その後、班作業を行い、公園の未整備区域でどんなことをしてみたいかをテーマに、参加者から意見 を自由に出してもらい、それをKJ法によってとりまとめる形で進めた。 意見を出してもらうに当たっては、すでに整備済みの箇所もあることから公園の当初計画案でのゾー ンの考え方を重視してもらうこととし、各ゾーンに分けて検討を進めていくこととした(先人記念館西 側ゾーン、展示ゾーン、自然創出ゾーン)。 表2 第1回ワークショップの進め方(次第) 1.今日のねらい センター 2.中央公園の整備事業について 盛岡市 3.ワークショップの目標について センター 4.班作業 班作業 (1)自己紹介 (約 10 分) (2)整備案についてアイデアをポストイットに書き込む (約 10 分) (3)アイデアを発表し、白い模造紙にポストイットを貼る (約 20 分) (4)ポストイットを整理し、班のアイデアをまとめる (約 20 分) 5.発表 全体 6.閉会 センター -2- (2)成果 各班から、ゾーン毎に様々な意見が出されたが、下太田川の水の活用や、芝生、スポーツができる環 境整備など共通している意見も少なくない。 また、維持管理についても「なるべく費用が大きくならないように」などの視点から多くの意見が出 された。 表2 公園の使い方アイデア エリア 展示ゾーン 先人記念館西側 自然創出ゾーン その他 (エリアを決めていない アイデア) その他・公園のコンセプト (具体的な施設や使い方が 提示されていない意見) 使い方のアイデア ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 下太田川の水の活用 野外ステージ 駐車場(子供科学館の駐車場は必要) 動物ゾーン(ドックラン、災害時の動物収容所) 防風、防雪林(西、北側) 和風庭園(規模の小さい日本庭園) 屋内広場(トンネルの活用) 先人の丘 花壇、桜 スポーツ広場 みやげや 屋外コンサート会場 芝生(昼寝デートゾーン、NY セントラルパーク) 屋外スケート場(夏は田んぼ) サッカー場 ゲートボール場 グラウンドパークゴルフ施設 スポーツ広場 遊歩道(高齢者がゆったりと歩ける道) 桜(石割桜、小岩井の一本桜のような) 緑化センター(小規模) ベンチ 南部曲がり屋(緑化センタ−として) 幼児広場(柵のある広場) 地山(滑って遊ぶ) 水辺(ホタルが飛び交う) 施設同士を結び付ける機能 ストレッチハウス 水辺に水草、あやめ等を植える 東屋を設置 トイレの設置 休む場所がほしい ウォーキングコース 子供が遊べる公園 お年寄りが使える公園 スケボー場など若者向けの場づくり 動物ゾーンと人間ゾーンの共有 当初計画のままの実施を望む -3- 表3 公園の使い方以外のアイデア 提 案 ○ 維持管理費は考えなくてはならない ○ お金がかからないようする ○ 入場料を有料化する 管理に ついて ○ ベンチをオーナー制にする ○ 有料のサイクル道をつくる ○ 見廻り隊(防犯)をつくる ○ NPO 等で管理〈指定管理者〉 水環境に ついて 周辺環境 との関係 ○ 川はみんなで整備する ○ せせらぎを清流化する ○ 堤防の向こう側の自然を生かしたい ○ 盛岡市街とのアクセスの整備(歩行者、自動車) -4- ローコストを目指す公園 1班 多用途のスペースを確保!! 気軽に使える公園!! 展示ゾーン ○ 下太田川を水として利用する ○ 水辺環境は下太田川で行う ○ 野外ステージ(日比谷公園クラス) 先人記念館西側 ○ 西、北に防風、防雪の林がほし い 自然創出ゾーン ○ 芝生で行う ○ 温室は要らない ○ 池を作る必要はない ○ 田んぼとかでスケート ○ お金のかからない施設作り ○ サッカー、ゲートボール、 ○ 日本庭園は不要 グラウンドパークゴルフの施設がほ ○ 日本庭園はお金がかかる しい その他 ○ 川はみんなで整備する 管理について ○ 子供が遊べる ○ 水ものはいらない ○ お年寄りが使える ○ 鉄塔を動かしたい ○ 自然は岩山公園で ○ 維持管理費は考えなくてはならない ○ 雫石川の水を使う ○ 堤防の向こう側の自然を生か したい ○ 施設どうしを結び付ける機能 -5- 細く長い公園づくり 2班 展示ゾーン ○ 子供科学館の駐車場は必 要 ○ 展示機能不要 先人記念館西側 自然創出ゾーン ○ 日本庭園はなしでよい ○ クマが出るのでどんぐりの木を植え (和風庭園程度でよい) るのをやめて欲しい ○ 池の水を井戸ではなく下太田川 ○ 高齢者がゆったりと歩ける道作り から引く ○ 緑化センターの植物園はなしでよい その他 ○ ドックランエリアが少しほしい ○ 入場料の有料化 ○ 無理して植栽を入れない ○ ベンチにオーナー制 ○ 樹木は低木にしてほしい ○ 有料のサイクル道提案 ○ 水田環境は既存の川のみでよい ○ 公園に休む場所がほしい ○ スケボー場など若者向けの場づくり -6- ○見廻り隊 (防犯) 3班 展示ゾーン ○展示館は不要 先人記念館西側 ○日本庭園は規模を縮小 自然創出ゾーン ○ 桜(石割桜)を植える ○ 緑化センターは小規模でよい ○ 老人憩いの場(ベンチがほしい) ○ 緑化センタ−をかねた 南部曲がり屋がほしい その他 ○ 全体を芝生とする ○ 水辺に水草、あやめ等を植える ○ せせらぎを清流化してほしい ○ ストレッチハウス ○ ドッグラン ○ 当初計画のままの実施を望む -7- 人間と動物と自然の共生 4班 展示ゾーン ○ 動物ゾーン(ドックラン) ○災害時の動物収容所の役割 先人記念館西側 自然創出ゾーン ○ トンネル一つを屋内広場にする (道路が出来るまで) ○ 昼寝デートゾーン (芝生のみ NY セントラルパーク) ○ 先人の丘をつくる(子供達が ○ 大きな目立つ木(小岩井の一本桜) 岩手山に立志する) ○ 幼児広場(柵を作る) ○ 日本庭園は不要 ○ 先人記念館裏に花壇 ○ 野外スケート(ローラースケート) ○ スポーツ広場 ○ スポーツ広場 ○ みやげや ○ 日比谷屋外音楽堂のような ○ 地山をつくって滑るコース 屋外コンサート会場 ○ ホタルが飛び交う水辺 ○桜の木 その他 ○ お金がかからないようする ○ 盛岡 市外とのア クセス ○ ウ ォ ー キ ン グ コ ー ○ NPO 等で管理〈指定管理者〉 スをつくる の整備(歩行者、自動車) ○ 植物園は不要 ○ 動物ゾーンと人間 ○ 数ヶ所、東屋を設置 ○ 桜の名勝にする ○ 数ヶ所、トイレの設置 ○ 桜を多くして自然豊かにする 愛称 センターパーク -8- ゾーンの共有 (3)会場の様子 中央公園についての市からの説明 全体の様子 1班 2班 3班 4班 -9- 発表1班 発表 3班 - 10 - 発表 2班 発表 4班 3.2 第2回ワークショップ 「ゾーニングをして、公園案をまとめよう」 (1)進め方 第 2 回は、第 1 回に出された4班分のアイデアをもとに「アイデアカード」を作成し、それらを公園 のどこに配置するかというゾーニングの作業を行った。 公園の使い方の提案以外の維持管理に関する提案や、公園内の河川の水質改善に関する提案について も「公園案以外の提案」としてまとめ、それぞれ班で市に対して提案するか提案しないかについて再度 吟味してもらった。 表4 第2回ワークショップの進め方(次第) 1.今日のねらい センター 2.前回のふりかえり センター 3.班作業 班作業 (1)自己紹介 (約 10 分) (2)前回の意見をふりかえる (約 5 分) (3)アイデアカードを使って、ゾーニングをする(3エリア×約 20 分) (4)公園案以外の提案を整理する (時間が余った場合) 4.発表 全体 5.閉会 センター (2)成果 ゾーニングの結果、3つのゾーンをさらに5つに分けて、それぞれ整理すると以下のようになった。 表5 ゾーン 第2回ワークショップの意見とりまとめ 1班 2班 3班 4班 先人記念館 西側 ドウダン ブルーベリー ツツジ・アジサイ 花壇 桜・紅葉する低木 広場・東屋・ベンチ 花壇 実の成る木 桜・芝生 花壇 桜・東屋・ベンチ 展示ゾーン 西側 アヤメ 芝生 駐車場・ロータリー 水辺 駐車場 水辺 動物ゾーン ドッグラン 桜・花壇・芝生 自由研究広場 野外ステージ 科学実験場 桜並木 ストレッチハウス 幼児子供広場 水辺・東屋 トイレ モミジ・桜 (森) 低木(ツツジ) 低木 低木(モミジ) 冬はそり遊び 芝生 (サッカー、ゲート ボール) 管理棟 東屋・ベンチ トイレ 桜・モミジ 芝生・東屋 ベンチ 芝生 (スポーツゾーン) 東屋・ベンチ トイレ 管理棟(曲り屋) スポーツ広場 (サッカー場 グラウンド広場 ゲートボール場) 展示ゾーン 東側 自然創造 ゾーン 西側(斜面) 自然創造 ゾーン 東側 - 11 - 先人記念館西側ゾーン 1班 2班 3班 4班 - 12 - 展示ゾーン 1班 2班 4班 3班 - 13 - 自然創出ゾーン 1班 2班 3班 4班 - 14 - (3)会場の様子 1班 2班 3班 4班 発表の様子 全体の様子 - 15 - 3.3 第3回ワークショップ 「公園案とその他の提案をまとめる」 (1)進め方 第2回で出されたゾーニング案を設計図に起こし、それを班毎に再度確認するとともに、他の班の意 見と異なる点について、なぜこの案がいいのかの理由を整理する作業を行った。発表でそれを確認し、 異なる意見については、最後に投票によって優先順位を決定した。 表6 第3回ワークショップの進め方(次第) 1.今日のねらい センター 2.前回のふりかえり センター 3.班作業 班作業 (1)自己紹介 (約 10 分) (2)公園案の図面を確認し、理由を整理する(5エリア×約5分) (3)公園案以外の提案を整理する 4.発表 全体 5.投票・まとめ 6.閉会 センター (2)成果 各班の意見をホワイトボードに整理し、意見が異なるものについてポストイットを投票用紙に見立て て(1 人1枚)投票してもらい、最終的な意見をとりまとめた。 写真 投票した結果 - 16 - (3)会場の様子 1班 2班 3班 4班 全体の様子 - 17 - 4.ワークショップの成果 ∼盛岡市への最終提案∼ (1)先人記念館西側 (全体方針・投票結果) ・ 現在の図面で基本的によい。 ・ その他、各班の個別意見を参考に修正する。 (個別意見) 先人記念館西側 1班 2班 <意見> ・ 自転車のスピードの防止が出来る歩道にする ・ 歩道と芝生の通路がもう少しほしい ・特になし ・ 記念館近くの東屋は記念館の雰囲気に合わせたものにする 3班 ・ 桜の木とブルーベリーの位置を交換する(記念館2階からの岩手山の眺め が良くなる) 4班 ・ 桜の木の辺りに木の橋がほしい - 18 - (2)展示ゾーン西側 (全体方針・投票結果) ・ 現在の水路・河川の活用や子供の遊び場、きれいな環境として理由から、水辺がよいという班が3班 あり、水辺を採用する(4班も東側には水辺が欲しいとしている)。ただし、既存の河川を生かした 水辺とする(池ではなく)。水の引き方などは、技術的に無理のない形状とする(あまりお金をかけ ない)。 ・ ドッグランは、この場所に限定するものではなく、駐車場に近く、設置しやすい場所に設置する方 向で検討する。 (個別意見) 展示ゾーン西側 <理由> 1班 ① 水辺⇒必要。(お金はあまりかけない)子供の 楽しみ、きれいな環境が必要 ② ドッグラン⇒不要。管理面で課題が多いので、 散歩程度に 2班 ① 水辺⇒必要。水路を活用するため ② ドックラン⇒必要。中央側より端にあるほうが 望ましい。 (遺跡の学び観となりが良いのでは) 3班 ① 水辺⇒池をわざわざ作らなくてよい(川を生か した水辺にする) ② ドックラン⇒不要。他の公園で作ればよい。犬 嫌いな人もいる 4班 ① 水辺⇒不要。西側は景観的には良くない(道路 など) ・傾斜がきついので水辺には適さない ・土手を越えればいくらでも水辺はある ② ドックラン⇒必要。運動している人より犬の散 歩のほうが多いかなりの人が犬を連れてきて いる ・ ・ ・ ・ <意見> 下太田川からきれいな支線を水辺(池)に引っ 張ってくる 水辺は子供が安全に遊べるようにする 水辺は浅く、ホタルが生まれるのを目指す 2 つの駐車場を結ぶように、車道を確保する ・自然を学ぶ場と、科学館が近いのは望ましい ・ 鉄塔は周りの雰囲気に合わせた色付けをする ・ 下太田川をきれいにする ・ 川沿いにベンチがほしい ・ヒトと犬のゾーニングを作る ・利用者にとって十分な大きさなのか? - 19 - (3)展示ゾーン東 (投票結果) 休憩ができる屋根がついた簡易な施設(8票) 、小規模の野外ステージ(3票) ストレッチハウス(2票)、水辺(2票) (全体方針) ・ 投票の結果、休憩ができる屋根がついた簡易な施設の票数が多かった。雨の日も多少の運動ができ、 誰でも利用できる施設を設置する。 ・ 野外ステージは、投票では少ないが、班作業の意見としては「必要」が多く、優先順位は「休憩施 設」に準ずるが、空間的に設置が可能であれば設置の方向で検討する。大規模なものではなく、間 伐材を利用したような小規模のもの。 ・ その他、各班の個別意見を参考に修正する。 展示ゾーン東側 <理由> 1班 ① 野外ステージ⇒必要。一体的に利用した ② スチレッチハウス⇒管理棟で行えばよい、 機械は置かない ③ 幼児子供広場⇒不要。科学館ですればよい。 自然の中でねっころがる 2班 ① 野外ステージ⇒必要。子供が集まる広場があ ったほうがよいので。 ② スチレッチハウス⇒必要。屋根のある建物を 立てて様々なものに活用する ③ 幼児子供広場⇒フェンス付きは公園の景観 に合わない 3班 ① 野外ステージ⇒あってもよい ② ストレッチハウス⇒必要。雨の日、冬でも運 動が出来る(スポーツ広場の近く) ③ 幼児子供広場⇒あってもよい。水辺について は、池を作るのでなく、下太田川の続きを生 かす 4班 ① 野外ステージ⇒? ② ストレッチハウス⇒そこまで整える必要が ない ③ 幼児広場・水辺⇒必要。科学館の隣には田 んぼがあるので水辺にしやすい。 <意見> ・トイレはほしい ・野外ステージと、科学実験場は一体的に利用する ・ダスト舗装は OK ・化学実験場の裏に木かげをつくる ・所々に丸太、ベンチ ・野外ステージは人工物でなく間伐材を利用する ・科学館のそばに子供が遊べる場所がほしい。 ・子供は水が好き - 20 - (4)自然創造ゾーン西側 (全体方針) ・ 低木を主として、眺望を阻害しない、冬にソリ遊びなどを行うのに支障のない場所に、シンボルツ リーとなるような高木を配置させる。 (個別意見) 自然創造ゾーン西側 <理由> <意見> ・岩手公園、中津川側程度 1班 ① 低木⇒この方が良い ② 高木⇒所々にして ・メイン広場の頂上に、一本桜のようなシンボ ル的な高木を立てる 2班 ① 低木⇒この方が良い ② 高木⇒不要。メイン広場から眺める際に邪 魔になるのでは。並木は他のゾーンであるので ここでは必要ない ・昔の計画のまま、エレベーターをつくりたい。 3班 ① 低木⇒この方が良い ② 高木⇒不要 4班 ① 低木⇒この方が良い ② 高木⇒一本桜は可能か? - 21 - (5)自然創造ゾーン東側 (投票結果) サッカーなどのスポーツができる多目的広場(7票)、スポーツ広場(5票)、 スポーツは不可の広場(2票) (全体方針) ・ サッカーなどのスポーツもできるような芝生の広場とする。ただし、もともと「自然創造ゾーン」 であることから、周囲には植物などを配置し、それを阻害しない規模の広場とし、かつ自由にボー ル遊びができるような工夫も講じる。 ・ 市内に他ではなかなかできないようなスポーツ施設(ゲートボール、スケボー、クライミング、グ ラウンドゴルフ、パークゴルフ、バスケのゴールポスト)も、可能であれば配置を検討する。 (もし くは、配置できない理由などを整理する。) ・ 管理棟は設置する。可能であれば、南部曲がり屋風。 自然創造ゾーン東側 <理由> <意見> 1班 ・管理棟は駐車場手前に移動で、常駐。 ① スポーツ広場⇒必要。多目的に、誰でも使 ・トイレは数基必要 えるように ② 桜、もみじ⇒周囲に木影としてなら良い 2班 ① スポーツ広場⇒不要。スポーツ専門ではな ・遺跡の学び館の横にドッグラン・管理棟を持 ってきてはどうか。 く多目的に利用を考えている ・施設の管理が必要になる。 ・もともと運動公園の意味合いでない。 3班 ① スポーツ広場⇒必要。運動するところがあ ったほうがよい。 ② 桜・モミジ⇒他のゾーンでやればよい ・どんぐりについて…これ以上植栽は不要。も しやるなら、他の市内各所の公園に少しずつ 植えたほうがふれあいやすいので良いのでは ないか。 4班 ・目的を絞ったほうが魅力的な公園になる。 ① スポーツ広場⇒必要。他の施設にないよう ・サッカー場は他の施設で余っているらしい。 な運動場を。 (ゲートボール、スケボー、ク ・フットサル場は足りていない ライミング、グラウンドゴルフ、パークゴ ・防犯的にも様々なスポーツが出来た方が良い ルフ、バスケのゴールポスト) ・トイレはあれば便利だが、管理が大変。 - 22 - (6)ドッグラン (投票結果) 必要(9票) 、必要ない(5票) (全体方針) ・必要という意見が多いことから、設置の方向で検討する。 ・ただし、駐車場に近く、公園内をそれほど通過せずに利用できる場所とする。 ・災害時の避難場所などの機能を持たせる。 - 23 - (7)公園の使い方以外の提案 (管理について) 提案 理由 提案まとめ ○ 維持管理費は考えなく てはならない ○ お金がかからないよう にする A × 4 ・ 公園の整備を行うに当たって、「維持管理 がかからないように」「お金がかからないよ うに」は前提条件である。(4班) 公園計画案の策定段階や整 備段階においては原則として、 維持管理段階においてもお金 のかからないよう配慮して決 定、整備を行う。 ○入場料を有料化する B × 2 ・ 公園の入場 は無料だが、イベント時は有 料にする(貸切の場合など)(1班) ・ ドッグランを会員制で有料化する(2班) C × 2 ・ ドックランは会員制にしてもいいのではな いか(ペット関係の協会に依頼するなど) (4班) ・ 施設によって見合ったものであれば良 い。ゾーンごとに有料にするか検討すべ きである。(4班) 公園の入場は無料だが、ド ックランは会員制にして有料化 する、公園の貸切利用の際な どゾーンごとや使用方法ごとに 有料化を検討してもよいのでは ないか。 A × 1 ・ 企業もオーナーになれるようにする(2班) B × 2 ・ 企業協賛とする。個人は多くなりすぎるか らオーナーとしない。(1班) ・ 市民オーナーならOKにする。企業がオ ーナーになる時でも広告を全面に押し出 したものではなく、市民オーナーと同じ扱 いとする(ベンチの裏に名前が載る程度 のもの)。(3班) C × 1 ・ 必要ないのではないか。(4班) ○有料のサイクル道をつく る C × 4 ・ 自転車と歩行者は区分する。(1班) ・ 別に近くにあるので必要ない。(2班) ・ いらない(4班) 有料のサイクル道は、すでに 公園外に整備されているので 必要ないが、公園内は事故の ないように自転車と歩行者はな るべく分離させて欲しい。 ○見廻り隊をつくる A × 1 ・ C × 3 ・ 公園の管理は管理者が行うもので市民が やるものではない(3班) 公園の見回り隊をつくり、安 全できれいな公園の維持管理 を務めて生きたい。(誰が、ど のような体制で行うかは、別途 検討を要する。) A × 4 ・ きちんとした管理が行われてほしい(3班) ・ 公園内にある4つの公共施設の職員を利 用(デスクワークだけでなく)し、加えて NPO による管理も必要では?(4班) 適切に、より多くの市民が楽 しめるように管理を行っていく ためにも NPO による管理など を検討していただきたい。 ○ベンチをオーナー制に する ○NPO等で管理(指定管 理者) ベンチにオーナー制度を導 入して、維持管理に生かしてい くことも検討していただきたい が、その際、企業オーナーに ついては派手な広告となり、公 園の調和を乱すことのないよう に、個人オーナーと同様に名 前のみの掲載とするなどの配 慮をすべきである。 A:このまま提案、B:修正して提案、C:提案しない。数字は、提案した班の数。(以下同) - 24 - (水環境について) ○川はみんなで整備する ○せせらぎを清流化する A × 2 ・ ボランティア活動で整備する。(1班) B × 1 ・ NPO等と共に行う。(2班) C × 1 ・ 公園の管理者が他の施設同様に整備・管 理すべき(今は市の下水部?が担当にな っており、川の部分だけ清掃・管理が行わ れていない。そういった状況をなくしてほ しい)(3班) 公園として使用していくため には現在の河川の清掃が必要 である。現在でも、公園内の河 川については市民のボランティ アが年2回泥上げなどの清掃 活動を行っているが、それと協 力して、河川の清 流化を進め て欲しい。 上流部分の下水道の整備な ども必要である。 A × 2 B × 2 ・ 関係機関や団体の協力(岩手缶詰など) とボランティアで(1班) A × 2 ・ 桜などは除く(2班) ・ 防犯上危険にならないような木がよい。(4 班) B × 1 ・ 築山の東側のみ(計画案どおりでよい)(3 班) C × 1 ・ 高木・低木・織り交ぜながら(図面どおり) (1班) A × 1 ・ B × 3 ・ 植える面積をもっと小さく、どんぐりの木は 子供が好きだから少しは欲しい。面積の 制限を市が主体的に行う必要がある。(1 班) ・ どんぐりはこれ以上この公園に植えるべき ではない。植えるのであれば、ほかの市 内各所の公園に植えるべき。そうすれば 身近なところでの自然とのふれあいと言う 意味からもよいのではないか。(3班) ・ 来ないのではないか。(4班) (植樹について) ○樹木は低木にしてほしい ○どんぐりは熊が来るので これ以上植えない - 25 - 公園案として提案したとおり であるが、防犯も考えて、あまり 高い木や陰になるような樹木は 多用しないで欲しい。 中央公園に、現在予定され ている面積のどんぐりの森は必 要ないのではないか。別な公 園への植栽などにより、中央公 園の面積を小さくして欲しい。 (周辺環境の関係について) A × 2 ・ C × 1 ・ C × 2 ・ 現状のままでも充分である(3班) ・ もうすでにそのような方向で進んでいると 思う。(4班) ○市庁舎が来ないなら 中 央 の名を変える A × 1 ・ 本宮公園など土地の名を入れる(2班) ○出来る限りトイレはいらな い A × 1 ・ 既存の施設を利用(2班) ○堤防の向こう側の自然を 生かしたい ○盛岡市街とのアクセスの 整備 現状のままでも十分であるの で、提案しない。 (その他) - 26 - 既存の施設の公園を、当該 施設利用者以外も使用できる ように再整備して、それ以外の トイレは防犯上の問題も考慮 し、必要最低限とする。
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