インターホン自主認定規約(HQI) 総則

JIIA
インターホン自主認定規約(HQI)
総則
JIIA―K110
平成22年11月22日
平成23年11月15日
平成25年 8月 1日
制 定
改 定
改 定
一般社団法人インターホン工業会
制
度
委
員
会
インターホン自主認定規約(HQI)総則
目
次
第1条
趣旨
第2条
用語の定義
第3条
認定対象品の選定と認定
第4条
インターホン自主認定審査会
第5条
型式認定品の普及等
第6条
認定の要件
第7条
申請資格者要件及び認定技術基準
第8条
申請資格者要件の審査と登録
第9条
認定申請と審査
第10条
認定対象の品目
第11条
認定マークの表示と説明
第12条
認定マーク
第13条
品質維持義務等
第14条
維持管理に係るサービスの提供の維持
第15条
型式認定品の有効期間と更新
第16条
型式認定品の生産の終了
第17条
承継と暫定承認
第18条
苦情等への対応
第19条
異議の申立て
第20条
工業会の守秘義務
第21条
申請者又は型式認定の取消
第22条
認定に係る料金
第23条
規約の運用
第24条
規約の改正
改訂履歴
1
2
3
4
5
(付則)
別 表
認定に係る料金
6
インターホン自主認定規約(HQI)総則
(目的)
第1条 この規約は、一般社団法人インターホン工業会(以下、「工業会」という)が行う優良製品の認定
に関し、インターホンとして満たすべき機能、性能に係る技術上の基準等の必要な事項を定めるこ
とにより、顧客に機器選択の便を図り、合わせて技術水準の向上に資することを目的とする。
(用語の定義)
第2条
この規約における用語の定義は、次の各号に定めるところによる。
1 認定対象品
インターホン自主認定規約に定められた特定のインターホンをいう。
2 インターホン自主認定技術基準
認定対象品が満たすべき機能、性能に係る技術上の要求基準及び当該品の検査の方法を規定
した基準(以下、「認定技術基準」という)
3 申請資格者要件
認定対象となるインターホンの認定を受けようとする者が、あらかじめ満たすべき申請資格条件と
して工業会が定める要件をいう。
4 申請者
申請資格者要件を満たし、工業会に申請資格者として登録されている者をいう。
5 型式認定品
申請者が、認定技術基準に従い検査した試験結果報告書を工業会が審査し、適合していると評
価し、認定番号を付与した製品をいう。型式認定品にはHQIマーク(High Quality Interphone
の略)を表示する。
6 インターホン自主認定試験結果表
申請者が認定技術基準に従い実施した検査結果の報告書(以下、「試験結果表」という)をいう。
7 インターホン自主認定審査会
申請者が認定対象品を認定技術基準に従い検査した検査結果が、同基準に適合しているかを
申請者に出席を求め審査する会議体をいう。
8 顧客
インターホン市場を取り巻く個人及び法人のお客様をいう。
(認定対象品の選定と認定)
第3条 工業会は、インターホン市場において顧客のニーズである安全、安心を提供している製品を選
定し、工業会が定めた自主認定技術基準の達成、品質マネジメントシステムの認定取得及びアフタ
ーサービス等を整備している製品を認定する。
(インターホン自主認定審査会)
第4条 工業会は、申請資格者要件の審査および認定技術基準に係る適合性の審査を行うため、制度
委員会の下にインターホン自主認定審査会(以下、「HQI審査会」という)を設置する。
2 HQI審査会の定員は5名以上とする。
3 HQI審査会は工業会正会員から推薦された委員のうちから委嘱する。
4 前3項に定めるもののほか、HQI審査会の構成、運営等に関する必要な事項は運用規則に定める。
1
(型式認定品の普及等)
第5条 工業会は、インターホン自主認定制度及び型式認定品の周知を図るため、工業会ホームペー
ジ、業界紙等に適切な広報等の措置を講ずるものとする。
(認定の要件)
第6条 型式認定を受けようとする製品は、申請資格者要件を満たす申請者の申請に係る製品であっ
て、かつインターホン自主認定技術基準に適合しなければならない。
(申請資格者要件及び認定技術基準)
第7条 工業会は、第6条の規定に従い、満たすべき申請資格者要件を運用規則に定める。
また、認定対象品目に要求される機能性能に係る技術上の基準は、インターホン自主認定技術基
準として定める。
2 工業会は、運用規則と技術基準を、会員外で認定を受けようとする者等に対しては、有償で頒布
するものとし、第 22 条に定める別表1による。
(申請資格者要件の審査と登録)
第8条 資格登録申請者の審査、登録の申請は、インターホン自主認定会社資格登録申請書等そのほ
か必要書類を工業会に提出する方法で行うものとする。
2 HQI審査会は、申請資格者要件の審査の結果、当該要件を満たすと評価したときは、申請者と
して登録する。
3 前項に定めるもののほか、必要な事項は運用規則に定める。
(認定申請と審査)
第9条 工業会は、月末までに受理した申請者のインターホン自主認定申請書等の審査日を翌月に定
め、審査会を招集するものとする。
2 申請者による認定申請は、インターホン自主認定申請書等そのほか必要書類を工業会に提出す
る方法で行うものとする。
3 HQI審査会は、申請者から申請された当該製品のインターホン自主認定申請書及び試験結果
表等の記載事項を審査し、当該製品の検査の結果が認定技術基準に定められた要求基準に適
合していると評価したときは、型式認定する。
4 認定の審査の種別は、型式認定申請、組合せ変更申請、仕様変更申請及び型式更新申請とする。
5 前項に定めるもののほか、必要な事項は運用規則に定める。
(認定対象の品目)
第10条 第3条に定める認定審査を実施する対象品目は次の各号とする。
一 非常警報付を含むドアホン
二 テレビドアホンで白黒及びカラーテレビドアホン
三 集合住宅用インターホンの集合玄関機、管理室親機、住戸親機、増設親機
四 ナースコールインターホンの親機
(認定マークの表示と説明)
第11条 型式認定を受けた者(以下、「認定取得者」という)は、当該型式認定品にHQIマークを表示
するものとする。
2 前第1項の表示は、日本消防検定協会、日本ガス機器検査協会の認証取得品にも適用する。
2
3 認定取得者は、顧客の適切な選択に資するよう、当該型式認定品に係るカタログ等の印刷物及
び電子情報媒体においても認定マークを表示し、説明するものとする。
4 前3項に定めるもののほか、表示又は説明に関する必要な事項は運用規則に定める。
(認定マーク)
第12条 型式認定取得品にはHQIマーク(High Quality Interphone の略)を表示する。
マークは主(カタログ等掲載用)、副(品番ラベル用)の2種類を用意する。印刷色は問わない。
主マーク カタログ等印刷物表示
副マーク 製品表示 横型
副マーク 製品表示 縦型
(品質維持義務等)
第13条 認定取得者は、認定申請書、試験結果表等の記載事項及び当該型式認定品に係る品質維
持義務の責任を負うと同時に当該型式認定品の品質が認定技術基準を維持するように品質管理
をするものとする。
(維持管理に係るサービスの提供の維持)
第14条 認定取得者は、既にされた型式認定品の生産の終了、有効期間の経過による失効、取消し
等があっても、相当の期間は維持管理に係るサービスの提供を行うものとする。
(型式認定品の有効期間と更新)
第15条 型式認定品の有効期間は認定通知書の交付日から5年とし、当該有効期間の満了にともない
効力を失う。
2 前項に定めるもののほか、当該型式認定品の更新の手続きは運用規則に定める。
(型式認定品の生産の終了)
第16条 認定取得者は、型式認定品の生産を終了し認定の更新をしないときは、工業会に当該型式
認定品の生産終了の通知を行うものとする。
2 前項に定めるもののほか、必要な事項は運用規則に定める。
(承継と暫定承認)
第17条 認定取得者より型式認定品の全部又は一部の供給に係る事業の譲渡の通知を受けたときは、
当該通知をもって事業の全部又は一部を承継した者(以下、「承継者」という)に、暫定的に当該型
式認定品の承継を認めるものとする。
2 そのほか承継者に係る必要な事項は前項に定めるもののほか、運用規則に定める。
(苦情等への対応)
第18条 工業会は、顧客から認定取得者の型式認定品に係る苦情、相談、照会等があったとき、認定
取得者の苦情、相談窓口の情報を顧客に通知できる。
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2 工業会は、必要あるときは認定取得者の苦情、相談窓口について最新の情報の提供を求めるこ
とができる。
(異議の申立て)
第19条 申請者又は認定取得者若しくは資格登録申請者は、本規約に定める工業会の決定に対して
異議の申し立てができる。工業会は申し立てに理由があると認めたときは、審議を経て必要な措置
を講ずるものとする。
(工業会の守秘義務)
第20条 工業会は、自主認定制度の運営中に知り得た秘密を漏らし、又は目的外に使用してはならな
い。
(申請者又は型式認定の取消し)
第21条 工業会は、申請者又は認定取得者が次の各号に該当する場合、資格者登録又は型式認定
を取消すことができる。
一 資格審査申請書類に不正な記載をし、申請者として登録を取得したことが明らかになったとき
二 試験結果報告書等に不正な記載をし、型式認定を取得したとことが明らかになったとき
三 そのほか規定に定める事項に関し、明らかに違反する事実があったとき
(認定に係る料金)
第22条 工業会は、認定制度の運営を目的とし、認定に係る料金を次の各号に定める申請者又は認
定取得者から徴収できる。
一 型式認定申請、仕様変更申請、又は組合せ変更申請若しくは型式認定の更新申請をする申
請者に対する申請料の徴収
二 型式認定取得者に対する認定マークの使用料の徴収
但し、当該型式認定品が、日本消防検定協会消防検定品、又は日本ガス機器検査協会認証品
であるときは、当該ニ号は適用しない。
三 申請種別料金、製品別マーク使用料金は別表1による。
2 前項の料金納入時期、方法等の必要な事項は運用規則に定める。
(規約の運用)
第23条 この規約に定めるもののほか、認定業務の実施に必要な事項は運用規則で定める。
(規約の改正)
第24条 この規約の改正は、制度委員会が立案し、運営委員会と協議後、理事会の承認を経て改正
することができる。
(附則)
(施行日)
この規約は、平成23年2月1日から施行する。
この規約は、平成23年11月15日から施行する。
(経過措置)
HQIの申請資格者要件の審査受付は平成23年2月1日からとする。
HQIの申請受付は平成23年3月1日からとする。
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総則
改定履歴
1.平成 22 年 11 月 22 日制定
2.平成 23 年 11 月 15 日改定
・インターホン自主認定規約(HQI)総則の別表1(認定に係る料金)
①マーク使用料の見直し
・インターホン親機
・テレビドアホン(カラー)親機
・テレビドアホン(カラー)モニター付増設親機
② マーク使用料対象機種の追加
(ナースコールインターホン)
・基本形ナースコール(PHS 非対応親機)
・携帯形ナースコール(PHS 対応親機)
・情報表示形ナースコール(PC 型親機)
③ 消費税別を追記する。
④ 新料金適用時期を追記する。
特記.平成 25 年 6 月 1 日
運用規則を、JIIA-K112 として分離
3.平成 25 年 8 月 1 日改定
第 7 条第 2 項に、運用規約と技術基準の会員外への提供についての規定を追加し、
別表1に資料頒布の項目を追記。
以上
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