障害児教育の向上 障害児教育の教育目標・評価

障害児教育の向上
障害児教育の教育目標・評価に関する研究
報告:地域学部地域教育学科 三木裕和
<経過>
2012 年度から、鳥取大学を拠点に、「障害児教育
の向上・障害児教育の教育目標・評価に関する研
究」を継続的に行っている。ここでは、2013 年度の
研究を報告する。
● 6/15.16、「障害児教育における教育目標、教育
評価に関する研究会(2013 年度第 1 回)
」を本学で
行った。
・三木裕和「障害児教育における教育目標・教育評
価に関する研究-経過と現状」
・奈良教育大学越野和之教授「障害児教育における
教育目標・教育評価の検討課題」
・兵庫県立いなみ野特別支援学校原田文孝教諭「重
症児教育の実践から考える教育目標・教育評価論」
・神戸大学赤木和重准教授「障害児教育におけるエ
ビデンス」
・指定討論、山根俊喜(本学地域学部)、國本真吾
(鳥取短期大学)
、内藤綾子(鳥取短期大学)
● 11/9.10、「障害児教育における教育目標、教育
評価に関する研究会(2013 年度第 2 回)
」を本学で
行った。
・三木裕和「障害児教育における教育目標・教育評
価に関する研究-経過と現状」
・佛教大学寺川志奈子教授「教育目標・教育評価論
と発達診断」
・神戸大学川地亜弥子准教授「教育評価論の現代的
課題」
・滋賀県立八日市特別支援学校木澤愛子教諭「教育
実践を振り返る-教育目標・教育評価の観点から
-」
・指定討論、山根俊喜(本学地域学部)、國本真吾
(鳥取短期大学)
、内藤綾子(鳥取短期大学)
・佛教大学寺川志奈子教授 「教育目標・教育評価
と発達診断」
・滋賀県立八日市特別支援学校木澤愛子教諭 「心
が動き出すとき-ハグタイムの授業づくり-」
・奈良教育大学越野和之教授「障害のある人たちの
学校教育における教育目標・教育評価の論点」
・指定討論、山根俊喜(本学地域学部)、國本真吾
(鳥取短期大学)、内藤綾子(鳥取短期大学)
● 8/31 ~ 9/1、日本特殊教育学会に参加し、関連す
る分科会に参加した。3/22,23、発達保障研究集会
において、障害児教育の目標・評価に関する課題研
究に参加予定(責任者)。
<成果>
特別支援学校教員の実践報告と、大学教員の研究
報告を相互交流的に検討することで、
1 目標準拠評価における障害児教育の個別的課題
が明確になったこと
2 地域の障害児教育における実践力量の向上がは
かられたこと
これらを通して、障害者を包摂するインクルーシ
ブな地域社会を構想し、鳥取大学の地域貢献に資す
ることができた。
<課題>
1 これまでの研究成果を 2014 年度に出版予定で
ある。前記の学校教員、大学研究者の他、本学の研
究者も加わって、学際的な書物としたい。出版社は
クリエイツかもがわ、出版期日は 2014 年秋である。
2 これまでの研究は、対象の障害カテゴリーを重
症心身障害としてきたが、今後は知的障害、発達障
害、自閉症なども検討対象とする。目標・評価の論
点がさらに広がることをねらっている。
3 鳥取を中心とした公開研究会を行い、特別支援
学校教員を主な対象として地域貢献をしたい。
● 12/15、本学において公開研究会を開き、上記
の研究成果について発表した。鳥取の特別支援学校
教員を中心に、東京、大阪、広島など全国的な参加
者があった。参加者約 80 名。
・三木裕和「障害児教育における教育目標・教育評
価に関する研究-経過と現状」
・兵庫県立いなみ野特別支援学校原田文孝教諭「恋
愛を学ぶことは教育目標になるのか-重症児の教育
実践から」
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