資料4-2

次世代ネットワークに関する事業者間連絡会議(第4回)資料
NGNに関する当社の考え方
イー・アクセス(株) 2006年5月30日
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NTTのNGN計画
2006年4月にTCAで説明されたNTTのNGN計画(ト
ライアル)での相互接続点は次の通りである。
アプリケーション
映像配信
POI
サービス制御
サービス制御
アプリケーション
POI
サービス制御
ISP
コアネットワーク
PSTN/移動体
サービスエッジ
(イーサ系)
POI
他社NGN
アクセス・端末
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NGNでの参入形態(1)
•
参入形態(1)
–
•
メリット
–
•
サービス制御装置との相互接続により参入する
参入コストが容易
デメリット
–
–
サービス制御を全面的にNTTに依存すること
NTTのユーザへのサービス提供となり、同等のNTTサービスとの競合が困難であること
アプリケーション
映像配信
POI
サービス制御
サービス制御
コアネットワーク
POI
サービス制御
サービスエッジ
(イーサ系)
アクセス・端末
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NGNでの参入形態(2)
•
•
参入形態(2)
– NTTと同等のネットワークを構築(アクセスレイヤの開放は必須)
メリット
–
•
上位レイヤから下位レイヤまでネットワークをコントロール可能
デメリット
–
ボトルネック設備の問題、規模の経済などからNTTとの競合は困難
映像配信
アプリケーション
POI
サービス制御
映像配信
アプリケーション
サービス制御
サービス制御
POI
サービス制御
サービスエッジ
(イーサ系)
サービスエッジ
(イーサ系)
ボトルネック設備
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NGNでの参入形態(3)
•
参入形態(3)
–
•
メリット
–
–
•
コアネットワークとの相互接続
参入のハードルが低い
直接的なユーザへのアプローチも可能
デメリット
– 現状のFLETSサービスと同じ接続形態であり、それと同等の問題点を孕んでいる。
(次項参照)
アプリケーション
映像配信
POI
サービス制御
サービス制御
コアネットワーク
サービスエッジ
(イーサ系)
アプリケーション
アプリケーション
POI
サービス制御
サービス制御
POI
アクセス・端末
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Fletsモデル
•
•
•
NTTがアクセス回線提供事業者及び県内中継事業者としてエンドユーザに複数のネットワーク事業者(
自社を含む)との接続を任意に設定できるため、NTTがサービス提供の決定権を持っていると言える。
例) ・FLETS Squareサービスへのアクセスを任意のユーザに提供
・GEPONの空きチャンネルを利用してIP放送や放送の提供
⇒技術的にはPPPの下位レイヤであるEthernetレイヤにおいてNTTが独自のサービスを作る
ことが可能
ネットワーク事業者としては自社に加入しているFLETS加入者への営業権を部分的に阻害されるリスク
がある。
NTTがSIPクライアントを事実上独占して、NTT東西の作成した技術仕様に接続事業者が適合させなけ
ればサービス提供ができない。
NTT東西
サービスエッジ
(イーサ系)
サービス
制御
地域IP網
Flets
Square
Adsl/GEPON
加入者宅内 装置にて
経路制御可能
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POI
ISP A
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NGNモデルの可能性
NGNモデルにおいては、FLETSモデルでNTTが持っているIPレイヤや光レ
イヤの自由度に加え、さらに自由度が拡大する。
– SIP を用いたNGNアプリケーションの制御
– IP網を全国規模で提供できることによるネットワークの品質制御、中継制御
– 新規アクセス技術(WDM PON等)でアクセスネットワークの独立性とNTTによ
る制御が増す。
NTT東西
サービスエッジ
(イーサ系)
サービス
制御
全国網
Flets
Square
WDM PON
POI
加入者宅内 装置にて
経路制御可能
事業者 A
事業者B
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NGN参入モデルでの要望
【問題点】
• NTTが端末を提供した場合、NTTの制御可能領域が拡大
– SIPクライアント
– PPPクライアント(他のトンネル技術含む)
– WDMアクセスにおける光チャネル
⇒一本の回線を複数のネットワーク・回線事業者や電話事業者に提供可能
であり、かつその選択も端末やSIP/Radiusサーバ等で可能
• ネットワーク品質や回線品質をNTTに依存
【要望】
競争環境の促進のためには、参入形態(3)で下記のような
仕組み(ルール)の導入が必須。
– アクセス網まで参入事業者が制御できる仕組みの導入
• 標準化されたシステムの導入
• 仕様の開示 など
‐ コアネットワークの品質制御インタフェースの開示(情報取得及び制御)
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