2009 年 12 月 21 日 『第 18 回 FNSドキュメンタリー大賞』 罪と罰 娘を奪われた母 弟を失った兄 息子を殺された父 大賞を受賞! 全国ネットで放送 来年 1 月 24 日(日)午後 4 時から フジテレビの系列 28 局が番組制作能力の向上と、そのノウハウの蓄積を図るという趣旨の 元、デジタル多チャンネル時代への対応も視野に入れ、ドキュメンタリー作品を競い合う「第 18 回 FNSドキュメンタリー大賞」の審査会が 15日行われ、東海テレビ制作の『罪と罰 娘 を奪われた母 弟を失った兄 息子を殺された父』が大賞に選ばれました。東海テレビが同 賞で大賞を受賞するのは、第 12 回「とうちゃんはエジソン」(初回放送日 2003 年 5 月 24 日)以 来 6 年ぶり、2 回目です。 『罪と罰 娘を奪われた母 弟を失った兄 息子を殺された父』は、裁判員制度スター ト直前に死刑の現実を、死刑執行の経験を持つ元刑務官の証言を基に再現。また、実際 に犯罪の被害にあってしまった遺族の3人(2007年、名古屋・闇サイト事件で娘の利恵さん を殺害された母、磯谷富美子さん。1983年に発生した半田保険殺人事件で弟を殺された 兄、原田正治さん。1994年、長良川木曽川連続リンチ殺人事件で一人息子を失った父、 江崎恭平さん)に密着して、その思い、心境が一様でないことを伝える内容で、今年 4 月 12 日に放送されました。 なお、「第 18 回FNSドキュメンタリー大賞」の優秀賞は、『ありがとう!っていっぱい言わせ て』(テレビ新広島)、特別賞は、『笑顔の理由~小谷村 伊折の人々』(長野放送)・『走 れ!MAYA~義足のアスリート・22 歳からの挑戦~』(テレビ大分) が 受 賞 し 、 表 彰 式 は 来年3月12日(金)に行われる予定です。なお、大賞作品『罪と罰 娘を奪われた母 弟を 失った兄 息子を殺された父』(東海テレビ)は、来年1月 24 日(日)午後4時~5時 25 分に 全国ネットで放送されます。 『罪と罰 娘を奪われた母 弟を失った兄 息子を殺された父』 <作品の内容> 2009 年5月、市民が法廷で裁く側に回る「裁判員裁判」が始まった。それは、目の 前の被告に対して「死刑」をも下すことになることを意味している。しかし、私たち は死刑の現実を知らない。 番組は、死刑執行の経験を持つ元刑務官の証言から始まる。そして、実際に犯罪 の被害に遭ってしまった遺族の方3名に密着し、その思いや心境が一様でないことを 知っていく。 2007 年、名古屋・闇サイト事件で娘の利恵さんを殺害された母、磯谷富美子さん。 1983 年に発生した半田保険金殺人事件で弟を殺された兄、原田正治さん。そして、1994 年、長良川木曽川連続リンチ殺人事件で一人息子を失った父、江崎恭平さん。磯谷さ んは、裁判を通じて極刑を求め、自分でも街頭に立ち、30 万を越える署名を集める。 一方、原田さんは、元死刑囚との面会などを通じて死刑に疑問を感じ始め、加害者と 被害者の対話を進める団体を作って活動をしている。また、江崎さんは、死刑を強く 求める気持ちを表明する一方、命の大切さを訴えるイベントの運営スタッフとして活 動している自分との間で、複雑な心境を吐露する。 全国で発生する殺人は、毎年 1,200 件を超える。裁判員制度が始まると、私たち 市民は、いや応なく「死刑」を下すか、下さないか、その判断をしなくてはならない。 死刑の現実と遺族の多様な思いを考えていく。 <放 送 日 時> <ナ レ ー シ ョ ン> <プロデューサー> <テ ゙ ィ レ ク タ ー> <撮 影> <編 集> 2009 年 4 月 12 日(日)16:00~16:55 藤原竜也 阿武野勝彦 齊藤潤一 板谷達男 山本哲二 以上
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