14.ロック誕生50年 1977年8月に亡くなったエルヴィス・プレスリーの特集をやっていたのが本年(20 06年)1 月。没后30年にははやいのではと思っていたら、昨年の2005年がロック誕 生50年とのことでNHKがこれを取り上げていましたので受け売りですが紹介します。 ロックンロールはDJのアラン・フリードが52年に生み出した語ですが、1955年ビ ル・ヘイリー&ヒズ・コメッツが唄って大ヒットしたロック・アラウンド・ザ・クロックを はじまりとし、1956年のエルヴィス・プレスリーのハートブレイク・ホテルの大流行、 ロカビリーの全盛へと連なっていきました。その一方黒人系のチャック・ベリーやリトル・ リチャード、ボー・ディドリー等が登場して白人の若者にも人気をよび、ポール・アンカや ニール・セダカ、コニー・フランシス等へも影響を及ぼしました。1962年になるとザ・ ビートルズ、ザ・ローリング・ストーンズ、ヤード・バーズ等のいわゆるブリティッシュ・ インベイジョンが起こりました。 1960年代後半、ベトナム戦争が激しくなるとボブ・ディラン等メッセージ・ソングが 流行し、フォーク・ロックの時代に。又、ウッドストック等フェスティバル全盛時代になり ました。ジャニス・ジョプリン、ジミ・ヘンドリックス等もその時代の人です。その后三大 ギタリストのエリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ページもヤード・バーズか ら出て大活躍。又、伝説のハード・ロック・バンドとしてブラック・サバス、テン・イヤー ズ・アフター、ディープ・パープル等が出ています。退廃的なグラム・ロックも流行し、英 国ではデイビット・ボウィ、T-Rex、アメリカではキャロル・キング、ジェームス・テ イラー等も現れました。 1970年代以降、ロックは多様化しハードロック、カントリーロック、ブログレシブ・ ロック等様々なサブ・ジャンルが生まれ、又他のジャンルとの融合がみられ、ラテン、ジャ ズ、インド音楽、ブラス、クラシック等とのフュージョン化が起き音楽産業の主流に。70 年代後半には商業主義への反発からパンク・ロック・ムーブメントが盛んになりましたが、 セックス・ピストルズがその代表です。ポストパンクとしてはトーキン、ポリス、U2、フ ラット・ワーク等が有名です。 80年代に入るとMTV時代が到来し、ビジュアル系、プロモーションビデオが盛んにな りました。又、第二次ブリティッシュ・インベイジョンが起こり、デュラン・デュラン、ダ イア・ストレーツ、ワーム、ア・ハー・トト等が活躍しました。ニュー・ウエイブ・オブ・ ブリティッシュ・ロックはアイアン・メイデン、AC/DC、モーター・ベット等が知られ ています。 80~90年代以降ではヒップホップの融合が起こりビューティー・ボーイズ、べック、 ラン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ等が出ています。又、グランジ・ロックの様に商 業化が進むとそれに反発する動きも周期的に起きていて目がはなせない様です。
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