速さが結果に繋がらず。吉本無念の連続リタイヤ update

速さが結果
さが結果に
結果に繋がらず。
がらず。吉本無念の
吉本無念の連続リタイヤ
update 2006/07/27
コース情報
コース情報
GP名
GP名:
GP2 Series R.14-15 ドイツ/ホッケンハイム
開催日:
開催日:
2006/7/28-30
サーキット名
サーキット名:
ホッケンハイムリンク
サーキット詳細
サーキット詳細:
詳細:
フリー走行 : (金) 9:30~10:00
公式予選
: (金) 15:30~16:00
第14戦決勝 : (土) 15:45~17:00
第15戦決勝 : (日) 10:00~10:45
(*上記現地時間 / 日本時差約7時間)
ドイツ・ハイデルベルク近郊にあるホッケン
ハイムリンク。以前は1kmを超える4本のストレートをシケインで繋ぐ超高速
サーキットで森の中での高速バトルが有名であったが、2002年に大改修が
施された。改修はヘルマン・ティルケが手掛け、多くのコーナーが中低速とい
うレイアウトに生まれ変わり、平均速度も大幅に低下した。現在のレイアウト
では、トラクションのかかりが重要になると同時に高度なハンドリングも要求
され、車のセットアップも難しいとされる。レースでは、ヘアピンでのオーバー
テイクシーンが見所のひとつ。
ポイントランキング
■ 2006 GP2 SERIES POINT STANDINGS
● Hiroki Yoshimoto / 13 th - 9 pt (第15戦終了時点)
■ 2006 GP2 SERIES Draivers Point Standings
1
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28
L. Hamilton (ART) 82 pt
N. Piquet (Piquet) 56 pt
A. Premat (ART) 49 pt
T. Glock (iSport) 40 pt
E. Viso (iSport) 34 pt
G. Bruni (Trident) 33 pt
J. M. Lopez (Super Nova) 29 pt
M. Ammermuller (Arden) 25 pt
N. Lapierre (Arden) 25 pt
A. Carroll (R. Engineering) 24 pt
G. Pantano (FMSI) 22 pt
C. Piccione (DPR) 12 pt
H. Yoshimoto (BCN) 9 pt
F. Perera (Dams) 8 pt
A. Negrao (Piquet) 8 pt
A. Valles (Campos) 7 pt
T. Gommendy ( ) 6 pt
F. Monfardini (Dams) 5 pt
F. Porteiro (Campos) 5 pt
A. Zuber (Trident) 4 pt
L. Di Grassi (Durango) 4 pt
L. Filippi (BCN) 2 pt
S. Hernandez (Durango) 1 pt
F. Fauzy (Super Nova) N. Jani ( ) J. Villa (R. Engineering) O. Pla ( ) M. Conway ( ) -
29 J. Tahinci (FMSI) 30 V. Petrov (DPR) ■ 2006 Hiroki Yoshimoto Result
Round
Round
Round
Round
Round
Round
Round
Round
Round
Round
Round
Round
Round
Round
Round
1
2
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5
6
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12
13
14
15
バレンシア
/ スペイン
バレンシア
/ スペイン
サンマリノGP / イモラ
サンマリノGP / イモラ
ヨーロッパGP / ニュルブルクリンク
ヨーロッパGP / ニュルブルクリンク
スペインGP / バルセロナ
スペインGP / バルセロナ
モナコGP / モンテカルロ
イギリス GP / シルバーストーン
イギリス GP / シルバーストーン
フランス GP / マニクール
フランス GP / マニクール
ドイツ GP / ホッケンハイム
ドイツ GP / ホッケンハイム
: R - 0 pt
: 12 th – 0 pt
: 8 th – 1 pt
: 3 th – 4 pt
: 8 th – 1 pt
: 4 th – 3 pt
: R - 0 pt
: R - 0 pt
: R - 0 pt
: R - 0 pt
: 17 th - 0 pt
: 9 th – 0 pt
: R - 0 pt
: R - 0 pt
: R - 0 pt
決勝第2
決勝第2レース
■ 7月30日
30日(日) 第15戦
15戦決勝 (27Lap)
27Lap)
2周で13台
13台抜きを見
きを見せるも、
せるも、無念の
無念の9周リタイヤ
土曜日に行なわれた第14戦決勝は最終的にはリタイヤに終わり、この第15戦決勝を後方23番グリッドからスタートする事となって
しまった吉本大樹。しかも第15戦はピットストップなしのスプリントレース。ポジションを上げるチャンスはコース上でのオーバーテイク
のみということもあり、苦しい戦いが予想された。
迎えた日曜日の天候は前日に続いて快晴。気温も朝方は涼しささえ感じたものの、GP2の決勝が始まる頃には汗ばむ程の陽気と
なった。フォーメーションラップは予定通りの午前10時ちょうどにスタート。グリーンシグナル点灯と共に26台のマシンがゆっくりと動
きだす。吉本もマシンを左右に振りタイヤを温めながら、オーバーテイクチャンスの最も大きいスタートでのポジションアップに向け集
中力を高めていく。そして全車が各グリッドに着くとレッドシグナルが点灯、その消灯とともに第15戦決勝の幕が切って落とされた。こ
こで吉本は抜群のロケットスタートを決めると1コーナーまでで一気に数台をパス。「スタート時がポジションを上げる一番のチャンス。
リスクを犯してでも仕掛けていった」という吉本。なんとオープニングラップで11台ものマシンを交わし12番手でコントロールラインを
通過。その後も果敢な走りを見せた吉本は、2周目の時点で10番手にまでポジションを上げる。
さらにここからポイント圏内を見据え追い上げを計るべく、前方のマシンに激しくプレッシャーをかけていく吉本。そして9周目の2コー
ナー立ち上がりで前を行くJ.ヴィラをオーバーテイク。ポジションをさらに一つ上げることに成功する。ところがその直後、またしても吉
本を悪夢が待っていた。同じ周の6コーナーでヴィラを交わしたプレマが8コーナーで強引に吉本のインに飛び込んでくる。オーバー
スピードのプレマはコーナーを曲がれずそのまま直進、さらにそれを避けようとした吉本も行き場が無くなりプレマと並ぶ形でオーバ
ーラン。そこから何とかクロスラインを取りコースに復帰した吉本であったが、そこに同じくコースへと復帰してきたプレマがマシンを寄
せてくる。幅寄せを受けた吉本はこれを避けきれずたまらず接触しスピンアウト。この接触で2台はレースを終えることになってしま
う。スピンアウト後、吉本はすぐさまプレマに駆け寄り抗議の意思を見せるも、失ったレースを取り戻せる訳も無く、吉本の第15戦は
無念の9周リタイヤという結果に終わった。また、このアクシデントの原因をつくったプレマには、次戦10ポジション降格のペナルティ
ーが科せられる事となった。
2006.7.30 German GP/Round 15 final
Photos by : GP2 series media service and H. Matsumoto
● 7月30日 第15戦決勝 : 吉本大樹 のコメント
スタート後の数周は本当にたくさん抜きました。あの段階で抜かないと前と離れて
しまうし、他に失うものは何も無かったですから。昨日に比べて車の状態もかなり
良くなっていたし、あのまま行けば23番手スタートにも関わらず本当にポイント圏
内まで行けたかもしれない。(9周目の接触については)ヘアピンでイン側からター
ンした影響でトラクションのかかりが悪かった僕のすぐ背後にプレマが迫り、ターン
8の進入では絶対に止まりきれないスピードで突っ込んできたのでイン側のライン
を一本残しました。案の定彼は止まりきれず、僕も道連れにして一緒にコースオ
フ。その間に2台に抜かれた挙句コースに戻ったら、パニックになっていたのか、ま
るで僕がそこにいないかの様に寄せてきました。プレマにはもう少し大きいミラーを付けたほうが良い、
と言いましたが後の祭りです。調子よく追い上げていたのに本当に残念です。でも今回のレースで、最
後まで諦めてはいけないと改めて痛感させられました。特に波乱があった訳でもないのに、一気にあ
れだけポジションを上げられることが証明できた訳だし、レースでのリアタイヤのタレも少し改善された
ように思います。残り3イベント6レース。こうしてレースが消化されていくのは歯がゆいですが、流れは
変えられるはずだと思っています。すぐにハンガリーなので、ここでも全力で頑張り続けます。
決勝第2
決勝第2レース - リザルト
■ 30 July, 2006 (Sun) Round 15 final
● Hiroki Yoshimoto / DNF ・ ( 9 / 27Lap ) - 0 pt
■ 2006 GP2 SERIES Result of Round 15 final (27Lap)
pos. – name – team – grid - best time – lap - gap
1
T. Glock (iSport) - 6 – 1’25”028 (14 / 27)
2
J. M. Lopez (Super Nova) - 2 – 1’24”917 (5 / 27) +01”322
3
L. Hamilton (ART) - 7 – 1’24”954 (20 / 27) +12”610
4
E. Viso (iSport) - 5 – 1’25”537 (24 / 27) +14”680
5
G. Pantano (FMSI) - 4 – 1’25”579 (13 / 27) +21”351
6
G. Bruni (Trident)- 8 – 1’25”144 (20 / 27) +21”914
7
N. Lapierre (Arden) - 20 – 1’25”269 (22 / 27) +22”153
8
A. Carroll (R. Engineering) - 3 – 1’25”850 (13 / 27) +32”166
9 A. Negrao (Piquet) - 16 – 1’25”274 (22 / 27) +32”402
10 F. Fauzy (Super Nova) - 22 – 1’25”874 (13 / 27) +35”370
11 F. Perera (Dams) - 14 – 1’25”650 (18 / 27) +40”957
12 F. Monfardini (Dams) - 25 – 1’26”121 (9 / 27) +44”342
13 J. Villa (R. Engineering) - 11 – 1’25”946 (14 / 27) +44”568
14 A. Zuber (Trident) - 24 – 1’26”050 (20 / 27) +50”383
15 V. Petrov (DPR) - 15 – 1’26”616 (4 / 27) +57”102
16 L. Filippi (BCN) - 21 – 1’26”451 (10 / 27) +67”422
17 J. Tahinci (FMSI) - 17 – 1’26”933 (13 / 27) +72”159
18 F. Porteiro (Campos) - 12 – 1’25”371 (13 / 27) +72”570
NOT CLASSIFIED
S. Hernandez (Durango) - 10 – 1’25”629 (4 / 22) +5 LAP
M. Ammermuller (Arden) - 9– 1’26”084 (5 / 20) DNF
A. Valles (Campos) - 18 – 1’26”715 (18 / 20) DNF
L. Di Grassi (Durango) - 26 –– 1’24”477 (13 / 14) DNF
H. Yoshimoto (BCN) - 23 – 1’25”931 (4 /9) DNF
A. Premat (ART) - 19– 1’25”573 (7 / 9) DNF
C. Piccione (DPR) - 1 –(0) DNF
N. Piquet Jr. (Piquet) - 13 ––(0) DNS
F.L L. Di Grassi (Durango) 1’24”477
on lap 13 / 14
決勝第1
決勝第1レース
■ 7月29日
29日(土) 第14戦
14戦決勝 (40Lap)
40Lap)
序盤の
序盤の見事な
見事な追い上げも実
げも実らず。
らず。最後は
最後は36周
36周リタイヤ。
リタイヤ。
前戦フランスに続きフリー走行では2番手タイムを刻み、改めてその速さを周囲に示して見せるも、公式予選ではクリアラップをとるこ
とができず、あまりにも不本意な14番手に沈んだ吉本大樹。雪辱を期した土曜日、第14戦決勝は快晴に恵まれるなかスタートの時
を迎えた。
ゆっくりとした1周のフォーメーションラップを終え14番グリッドに着いた吉本大樹は得意のスタートダッシュに向け集中力を研ぎ澄ま
す。そしてレッドシグナルの消灯と共に第14戦決勝のスタートが切られると、吉本は勢い良く飛び出しまずは1コーナーまでにポジシ
ョンを2つほど上げる。さらに1コーナーではモンファルディーニのコースオフの間に一つポジションを上げ、その後もサイドバイサイド
の混戦を果敢に攻め抜きオープニングラップだけで9番手までポジションアップを果たすと、勢いをそのままに前を行く8番手、ART
のA.プレマにプレッシャーをかけていく。ところが4周目、ピットでウィング交換を行なって周回遅れになっていた吉本のチームメイトの
L.フィリッピが、プレマと吉本の間に入る形でコースイン。これにより若干の足踏みを強いられた吉本であったが、5周目にはプレマが
ピットイン。これにより吉本のポジションは8番手となり、早くもポイント圏内まで追い上げる。
ところが直後の6周目、第8コーナーに差し掛かったところで突然吉本がフロントを巻き込む形でスピンを喫しマシンがストップしてし
まう。原因は8コーナーイン側の縁石に乗った瞬間、フロントのサスペンションが曲がってしまった事によるものであった。その後何と
かレースには復帰したものの、これにより大きく順位を落としてしまった吉本大樹。それでもこのレースの結果如何で次の第15戦の
スターティンググリッドが決まる事もあり、一つでも前のポジションでチェッカーを受けるため追走を開始する。しかし左フロントが曲が
った状態では思ったようにペースが上げられず、さらにはレースも残り3周となったところでギアボックスにトラブルが発生。この時点
では17番手を走行していた吉本であったが、このトラブルによりチェッカーを受けることなくレースを終了することとなり、最終的なリ
ザルトは23位完走扱い。序盤の見事な追い上げも実らず、翌日のスプリントレースを23番グリッドという苦しい位置からスタートする
こととなってしまった。
2006.7.29 German GP/Round 14 final
Photos by : GP2 series media service and H. Matsumoto
● 7月29日 第14戦決勝 : 吉本大樹 のコメント
予選でポールポジションを狙えた状況から一転、これです・・・。ターン8の縁石はフ
リー走行の時から確認しながら走ったりしていて、今まで通り乗ったのにサスペン
ションにダメージを負ってしまいました。せっかくここから追撃、という展開だったの
に・・・。最後はまたギアボックスでした。明日のレースではどこまでいけるかわかり
ませんが、ただでは終わらないレースをするつもりです。
決勝第1
決勝第1レース - リザルト
■ 29 July, 2006 (Sta) Round 14 final
● Hiroki Yoshimoto / DNF (36 / 40Lap) - 0 pt
■ 2006 GP2 SERIES Result of Round 14 Final (40Lap)
pos.
1
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3
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8
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19
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21
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23
– name – team – grid - best time – lap - gap
G. Bruni (Tridnet) - 1 – 1’24”726 – 26 / 40
L. Hamilton (ART) - 8 – 1’24”666 – 27 / 40 +1”238
T. Glock (iSport) - 2 – 1’24”430 – 26 / 40 +16”319
E. Viso (iSport) - 4 – 1’24”599 – 31 / 40 +33”814
G. Pantano (FMSI) - 5 – 1’25”292 – 22 / 40 +36”834
A. Carroll (R. Engineering) - 12 – 1’25”659 – 20 / 40 +52”148
J. M. Lopez (Super Nova)- 26 – 1’25”369 – 5 / 40 +52”990
C. Piccione (DPR) - 16 – 1’25”812 – 37 / 40 +53”919
M. Ammermuller (Arden) - 19 – 1’26”062 – 28 / 40 +59”478
S. Hernandez (Durango) - 21 – 1’26”231 – 26 / 40 +73”406
J. Villa (R. Engineering) - 22 – 1’26”258– 31 / 40 +77”475
F. Porteiro (Campos) - 20 – 1’26”157 – 19 / 40 +81”736
N. Piquet Jr. (Piquet) - 3 – 1’24”254– 35 / 39 DNF
F. Perera (Dams) - 6 – 1’25”578 – 6 / 39 +1 LAP
V. Petrov (DPR) - 23 – 1’25”945 – 23 / 39 +1 LAP
A. Negrao (Piquet) - 18 – 1’25”358 – 9 / 39 +1 LAP
J. Tahinci (FMSI) - 24 – 1’26”707 – 24 / 39 +1 LAP
A. Valles (Campos) - 25 – 1’25”795 – 21 / 39 +1 LAP
A. Premat (ART) - 10 – 1’23”774 – 36 / 38 +2 LAP
N. Lapierre (Arden) - 13 – 1’24”336 – 35 / 38 +2 LAP
L. Filippi (BCN) - 15 – 1’24”808 – 33 / 38 +2 LAP
F. Fauzy (Super Nova) - 17 – 1’25”162 – 33 / 37 +3 LAP
H. Yoshimoto (BCN) - 14 – 1’25”882 – 19 / 36 DNF
NOT CLASSIFIED
A. Zuber (Trident) - 9 – 1’25”541 – 5 / 8 DNF
F. Monfardini (Dams) - 11 –– 0 / 0 DNF
L. Di Grassi (Durango) - 7 –– 0 / 0 DNS
F.L A. Premat (ART) 1’23”774 on lap 36 / 38
公式予選
■ 7月28日
28日(金) 公式予選
吉本大樹、
吉本大樹、あまりにも悔
あまりにも悔しい予選
しい予選14
予選14番手
14番手。
番手。
2回目のF1フリー走行中には小雨が路面を濡らしていたこの日のホッケンハイム。しかしGP2の公式予選が始まる頃にはその雨も
上がり、路面もドライコンディションに回復した。
フリー走行では2番手タイムを叩き出す等好調を感じさせ、その勢いをこの公式予選の結果に結び付けたい吉本大樹。その吉本は
セッション開始と同時にコースへと入るとアタックのタイミングを見計らう。するとまずは計測3周目。吉本は第1、第2セクターを上々
のタイムで通過する。しかし第3セクターでタイムを伸ばせずアタック1周目のタイムは1’26”628。しかし吉本はそのままアタック2
周目に突入すると、今度は第1、第2セクターを断トツの好タイムで駆け抜ける。ところが無情にも直後の12コーナーで黄旗が出てし
まい、これによりこのアタックを諦めた吉本はそのままピットへと戻る事に。
その後タイヤを交換し2度目のアタックに向かった吉本。すると今度はアウトラップ直後の6周目、第1セクターをこの日の全ドライバ
ー中最速のタイムとなる18“004で駆け抜け、このまま行けばトップタイムの更新かと思われた。しかしまたしても第2、第3セクター
で前方のマシンに詰まってしまいタイムが伸びず、このアタックは1”23“540。その後も8周目、12周目に行った2度のピットインを
はさみ、時間いっぱいまでクリアラップを狙って走行を続けた吉本であったが、最後まで各セクターベストを1周にまとめることが出来
ないまま予選は終了。結局このセッション、吉本のベストタイムは6周目に記録した1’23”540となった。
各セクターのベストタイムでは第1セクターが最速タイム、第2セクターは区間最速を記録したパンターノと0.054秒差の2番手タイ
ムをマークしながらも、結果はあまりにも悔しい14番手。抜群のスピードを見せながらもそれを予選結果に繋げることが出来なかっ
た吉本大樹。土曜日の第14戦決勝は40周、レース距離にして約180Kmの長丁場。このレースを14番グリッドからスタートする吉
本に、怒涛の追い上げが期待される。
2006.7.28 Round 14-15 German GP/Qualify
Photos by : GP2 series media service and H. Matsumoto
● 7月28日 公式予選 : 吉本大樹 のコメント
今日はクルマにとても戦闘力があったし、1周でもクリアで走れていれば絶対にPP
が取れていた予選でした。1セット目は誰かがコースオフしていてそれでフイにした
けど、2セット目は完全に邪魔され続けた。(アタックのチャンスは)最高でも2周し
かないんですよ・・・。その2周のうちにブロックされてしまうと本当にどうしようもなく
なる。でも常に引っかからずにアタックできるところもあるんだから、そこを学ばない
といけない。今回は絶対にいけたはずなのにこの結果。本当に、本当に残念です。
公式予選 - リザルト
■ 28 July, 2006 (Fri) Qualify
● Hiroki Yoshimoto / 14 th : 1‘23”540
■ 2006 GP2 SERIES Round14-15 Result of Qualify
pos.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
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18
19
20
21
22
23
24
– name – team – time – gap - lap
G. Bruni (Trident) 1’22”588 - - 13
T. Glock (iSport) 1’22”910 (0.322) - 11
N. Piquet Jr. (Piquet) 1’22”928 (0.340) - 12
E. Viso (iSport) 1’22”947 (0.359) - 12
G. Pantano (FMSI) 1’22”995 (0.407) - 12
F. Perera (Dams) 1’23”127 (0.539) - 12
L. Di Grassi (Durango) 1’23”147 (0.559) - 12
L. Hamilton (ART) 1’23”169 (0.581) - 11
A. Zuber (Trident) 1’23”302 (0.714) - 12
A. Premat (ART) 1’23”309 (0.721) - 9
F. Monfardini (Dams) 1’23”316 (0.728) - 11
A. Carroll (R. Engineering) 1’23”457 (0.869) - 8
N. Lapierre (Arden) 1’23”472 (0.884) - 12
H. Yoshimoto (BCN) 1’23”540 (0.952) - 14
L. Filippi (BCN) 1’23”575 (0.987) - 11
C. Piccione (DPR) 1’23”692 (1.104) - 12
F. Fauzy (Super Nova) 1’23”769 (1.181) - 8
A. Negrao (Piquet) 1’23”786 (1.198) - 14
M. Ammermuller (Arden) 1’23”899 (1.311) - 10
F. Porteiro (Campos) 1’24”036 (1.448) - 12
S. Hernandez (Durango) 1’24”057 (1.469) - 16
J. Villa (R. Engineering) 1’24”060 (1.472) - 11
V. Petrov (DPR) 1’24”609 (2.021) - 14
J. Tahinci (FMSI) 1’25”380 (2.792) - 11
1’28”369 (107%)
A. Valles (Durango) 1’29”211 (6.623) - 3
J. M. Lopez (Super Nova)
-4
公式練習
■ 7月28日
28日(金) フリー走行
フリー走行
吉本大樹、
吉本大樹、フリー走行
フリー走行2
走行2番手タイム
番手タイム!!
タイム!!
前戦マニクールではフリー走行で2番手タイムをマークし復調の兆しを見せるも、アクシデント等の不運も重なり、その勢いを結果に
結びつけることが出来なかった吉本大樹。
しかし、序盤からペースを上げられなかった第12戦終了後、マシンに大幅なセット変更を施したことにより『第13戦ではフォーメーシ
ョンラップを走っただけで明らかにクルマが良くなっているのがわかった』とコメントを残し、マシンの状態は上昇傾向にある事を感じさ
せた。そして迎えたドイツラウンド初日。上空には雲がかかり体感的には若干涼しさも感じるコンディションのなか、午前9:30にGP2
フリー走行が開始された。吉本はセッションが開始されコースへと入ると、状況をチェック後タイミングを見計らいアタックへと入る。
するとまずは最初のアタックラップとなった5周目、この時点でのトップタイムとなる1’24”270の好タイムをマークする。その後もピ
ットアウト直後のアウトラップで第3セクターの自己ベストを更新する等、タイムアップの余地を感じさせる走りを見せると、セッション
の後半には長丁場となる決勝レースを見据えた調整も行った吉本。最終的なベストタイムではハミルトンに0.184秒上をいかれ2番
手となったものの、予選、決勝に向けて、周囲に期待を抱かせるセッションとなった。
2006.7.28 Round 14-15 German GP/Free Practice
Photos by : GP2 Series Media Service and H. Matsumoto
● 7月28日 フリー走行 : 吉本大樹 のコメント
走りはじめのセッティングはわりと良く、すぐにトップタイムを出せました。タイムを出
した後は違うことを試しましたが、それはレースに向けた試みなので後半でベストタ
イムを更新できなかったことは気にしていません。最後はハミルトンに抜かれました
が、自分の第3セクターだけで、ベストタイムは0.3秒以上あがると思うので前向き
です。
公式練習 - リザルト
■ 28 July, 2006 (Fri) Free Practice
● Hiroki Yoshimoto / 2 th : 1’24“270
■ 2006 GP2 SERIES Round14-15 Result of Free Practice
pos.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
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20
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25
26
– name – team – time – gap - lap
L. Hamilton (ART) 1’24”086 - - 13
H. Yoshimoto (BCN) 1’24”270 (0.184) - 12
J. M. Lopez (Super Nova) 1’24”383 (0.297) - 10
T. Glock (iSoprt) 1’24”483 (0.397) - 13
G. Pantano (FMSI) 1’24”492 (0.406) - 13
G. Bruni (Trident) 1’24”529 (0.443) - 15
N. Piquet Jr. (Piquet) 1’24”790 (0.704) - 16
F. Perera (Dams) 1’24”821 (0.735) - 14
A. Premat (ART) 1’24”848 (0.762) - 12
L. Di Grassi (Durango) 1’24”912 (0.826) - 15
N. Lapierre (Arden) 1’25”075 (0.989) - 14
C. Piccione (DPR) 1’25”100 (1.014) - 14
A. Zuber (Trident) 1’25”121 (1.035) - 14
A. Negrao (Piquet) 1’25”154 (1.068) - 17
E. Viso (iSport) 1’25”166 (1.080) - 14
F. Monfardini (Dams) 1’25”190 (1.104) - 12
L. Filippi (BCN) 1’25”201 (1.115) - 16
A. Valles (Campos) 1’25”304 (1.218) - 15
A. Carroll (R. Engineering) 1’25”490 (1.404) - 13
S. Hernandez (Durango) 1’25”557 (1.471) - 17
M. Ammermuller (Arden) 1’25”636 (1.550) - 17
F. Fauzy (Super Nova) 1’25”745 (1.659) - 14
J. Villa (R. Engineering) 1’25”806 (1.720) - 16
F. Porteiro (Campos) 1’25”942 (1.856) - 18
J. Tahinci (FMSI) 1’26”874 (2.788) - 15
V. Petrov (DPR) 1’27”158 (3.072) - 19