---------------------------------------------------------------------------野菜ソムリエ Vol.14 久原ルミ子の「ベジ充!」 父の日に親子コーン「きみひめ」 ---------------------------------------------------------------------------- ・「皮付き」でなくて「きみひめ」です! 年々出荷が早くなるとうもろこし。業務用では沖縄産がまだ寒いうちからでてきてます。 でも、とうもろこしの醍醐味は、蒸し暑い中でかぶりつくあの甘さ!今回はちょうどこれからで てくるとうもろこしの中で、私のイチオシをご紹介したいと思います。 山梨県甲府市(旧中道地区)で栽培されている、小林さんの作る「きみひめ」という品種の とうもろこし。1本400g と見たも迫力あり、重さもずっしりとして存在感があります。 とうもろこしには、1つの幹に3個ほど実がなりますが、栄養を一つに集中させるため、他の実 は小さいうちに間引きます。(私はこれを間引く=「マビー」と呼んでます)。 以前は産地で処分していたこの小さな実ですが、ここ何年かは、季節感を感じる素材「フレッシ ュヤングコーン」として出荷されてます。皮にくるまった状態から市場では「皮付き」「皮付き ヤングコーン」などといわれてます。とうもろこしは「品種」で選んでる方も多いですが、ヤン グコーンは量と価格で動いてるのが現実です。ただ、このきみひめはきちんと氏、素性がしっか りしてます。そして山梨という近県のため都内での販売は鮮度抜群!ブロンズに輝くのヒゲが その証拠です!さらに、このヤングコーンの特出すべきは「香り」 。数本机に置いておいただけ で、甘〜い香りが漂います。他と差別化できるヤングコーン「き・み・ひ・めヤングコーン」と して親しまれてます。皮に指で筋を入れ左右に広げると簡単に皮がむけます。 生でそのまま食べても、またヒゲをお料理にトッピングしたり、中の薄皮も甘さがあるので刻ん でサラダにもおすすめです。ヒゲごとフリットしたり、皮のまま焼いてもお楽しみ頂けます。 ・6 月は「親子」が揃います! さて、その親、フルサイズ「きひ ひめ(本体)」ですが産地の情報 ではちょうど6月頭からスター トできそうです。穂先からおし りの部分までぎ~っしり実が詰 まり、そのまま生で食べても甘 くてジューシー。かぶりつくと 顔 に果汁 が とび ちるほ とで す (笑)シャキシャキした食感で 皮 が薄く 歯に詰 まりに くい の で、老若男女問わず人気です。 加熱すると糖度19度以上。皮を1枚残して水で濡らしレンジで4分ほどで食べられま す。おすすめはコーンチャーハン。ボールに熱々のご飯をいれて、包丁でそぎ落とした生のコー ンを入れてまぜるだけ。お好みで塩やちょっとだけバターを添えるとおいしさ UP です。また生 のまま実を削いでかき揚げ、冷静スープにもお楽しみ頂けます。 7月からはたくさんの産地のとうもろこしが出始めますが、6月の蒸し暑い時期におすすめな のがこの「きみひめ」 。ちょうどこれから七夕くらいまで、親子が重なります。 父のギフトに「親子コーンセット」もおすすめです! 以前、産地で収穫体験をした際、自分で収穫したものを畑でそのま ま「ガブリ」!さらに BBQ では焼とうもろこしを堪能!!乾杯は 山梨ならでは一升瓶ワインでハイテンションでした!!! お土産は信玄餅もいいですが、、小林さん家のきみひめを使った大 福やロールケーキもあるんですよ!是非、激甘とうもろこし「きみ ひめ」のシーズンお楽しみください ㈱ジャパン・アグリーカルチュア・マーケティング&マネジメント(JAMM) 野菜ソムリエ 久原ルミ子
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