Silicon Harvest FPR-101N 無電源ラジオ 組立キット FPR-101N 組立説明書 はんだ付け 不要 無電源ラジオ 組立キット FPR-101N をお買い求め下さいましてありがとうございます。 この商品は、電池などの電源を使わずに中波AM放送を受信することができる、イヤホンタイプラジオの 組立キットで、強電界地域において外部アンテナを使わずに、放送を受信することができます。 なお、キットを組み立てる際は、はんだ付けを使用せずにネジ止めのみで結線することもできます。 もくじ 1 1 ご準備いただく工具 2 パーツリスト ・・・ 1ページ 3 製作手順 4 ラジオ放送を受信しましょう ・・・ 3ページ ・・・ 2ページ ・・・ 6ページ ご準備いただく工具 はんだ付けを行う場合 ・ プラスドライバ ・ ラジオペンチ ネジ止め結線を行う場合 ・ カッターナイフ ・ ボックスドライバ 【推奨】 はんだ付けを行う場合 ・ はんだごて 30W位 ・ 糸はんだ 必ずお読み下さい ● 免責事項 当商品は科学実験を目的とした、お客様ご自身が機器を組み立てる工作キットです。 従って、組立済み機器における性能，品質，安全に関する全てのリスクに付いて、Silicon Harvest は一切の 責任を負わないものとします。また、この説明書に記述された情報から生じる損害、内容に関する過失や記載 漏れに対しても、一切の責任を負いません。さらに、お客様が期待される性能や目的を達成することに対する保 証、当説明書に記載された内容以外の改造や、当製品を利用することによって生じた他機器への影響に対する 保障を行ないません。これらをご承知頂いた上で、当商品をご利用下さい。 ● キットの性能について 当商品はトランジスタ等による増幅機能を有していません。従ってご利用される地域や場所によって受信性能 が大きく左右されます。もし市販のラジオで受信できたとしても、当商品では受信できない、もしくは音量が小さ い事があります。特に、鉄筋建築では電波の減衰が大きいため、窓際やベランダでご利用下さい。 当商品のアンテナコイルは高感度特性を有しているため、市販のラジオより電波の指向性が狭くかつ選択度が 高い特徴があります。従って放送を受信される際は、アンテナコイルの向きを変えながら周波数ダイヤルをゆっ くり回して、チューニングを行なって下さい。 当商品は、予告なく仕様やデザイン等の変更をすることがあります。 ● 本資料について 本資料の全体もしくは内容を無断で転載，複製することをお断りします。 Copyright c 2016 Silicon Harvest All rights reserved. 1603AI100101N1A 1 Silicon Harvest 2 パーツリスト FPR-101N 開梱後にパーツの数量をご確認下さい。 パーツ 数量 アンテナロッド 1本 AM単連ポリバリコン 周波数ダイヤル（黒ツマミ） ポリバリコン延長シャフト 延長シャフト用ネジ M2.6×4 超低頭小ネジ 1個 1個 1個 1個 2個 検波回路ユニット （電子部品実装済み） 1個 セラミックイヤホン （3.5φプラグ付き） 1個 パーツ 数量 プラスチックケース（加工済） 1個 M3×6 小ネジ M3ナット M3ワッシャ M3スプリングワッシャ M3板ラグ 六角黄銅スペーサ （M3×15mm オネジ） プラスチックスペーサ （M3×10mm） 2個 4個 4個 4個 4個 2個 2個 アンテナロッド 正面 外部アンテナ端子 プラスチックスペーサ 周波数ダイヤル イヤホンジャック リングナット M2.6×4 超低頭小ネジ （周波数ダイヤルの裏側，2ヶ所） プラスチックケース ポリバリコン延長シャフト （周波数ダイヤルの裏側） 裏面 イヤホンジャック（3.5φ） 検波回路ユニット 六角黄銅スペーサ M3板ラグ M3スワッシャ M3スプリングワッシャ M3ナット Copyright c 2016 Silicon Harvest All rights reserved. M3×6 小ネジ M3板ラグ M3ワッシャ M3スプリングワッシャ M3ナット AM単連ポリバリコン 六角黄銅スペーサ M3板ラグ M3スワッシャ M3スプリングワッシャ M3ナット 1603AI100101N1A 2 Silicon Harvest 3 製作手順 FPR-101N Check! ラジオペンチを使う前に、先端部をセロハンテープで軽く 巻いておくと、部品にキズを付けずに作業を行うことがで きます。 １．ポリバリコン配線の先端加工 黒色 はんだ：4cm ネジ止め：5.5cm 緑色 はんだ：5.5cm ネジ止め：7cm はんだ付けを行う場合 工具：カッターナイフ，はんだごて，糸はんだ 左図の寸法を参考に被覆線の長さを調整して、被覆線先端部に 板ラグをはんだ付けしてください。 工具：カッターナイフ，ラジオペンチ ネジ止め結線を行う場合 左図の寸法を参考に被覆線の長さを調整して、被覆線先端部の 被服を1.5cmぐらい剥いた後、軽く撚ってから下図のようにU字に 曲げてください。 赤色 はんだ：2cm ネジ止め：3.5cm 配線を接続 するときに ネジに引っ 掛けます。 Check! ２．ポリバリコンと検波回路ユニットの接続 はんだ付けを行う場合 イヤホンジャック 工具：プラスドライバ，ラジオペンチ， ボックスドライバ 【推奨】 イヤホンジャックが実装された側面にて、イヤホン ジャックが右側に位置するように置いて、左図のよう に赤、黒の被覆線に取り付けた板ラグをネジで取り付 けてください。 Check! M3スプリング ワッシャ M3×6小ネジ M3ワッシャ 板ラグ はんだ付け 被覆線 M3ナット ネジ止め結線 検波回路ユニット （イヤホンジャック側） ネジ止め結線を行う場合 Check! 工具：プラスドライバ，ラジオペンチ， ボックスドライバ 【推奨】 イヤホンジャックが実装された面において、 イヤホンジャックが右側に位置するように 置いて、上図のように赤、黒の被覆線の先 端をネジで取り付けてください。 M3スプリング ワッシャ 板ラグ c 被覆線 M3ナット 板ラグはワッシャ代わりに使用してください。 Copyright M3×6小ネジ M3ワッシャ 2016 Silicon Harvest All rights reserved. 検波回路ユニット （イヤホンジャック側） 1603AI100101N1A 3 Silicon Harvest FPR-101N ３．アンテナロッドのケース取り付け はんだ付けを行う場合 工具：ラジオペンチ，ボックスドライバ 【推奨】 ネジ止め結線を行う場合 左図のように、外部アンテナ端子（ネジ）が左側に位置する ように、ケース上部に取り付けます。 アンテナロッドとケースの間にプラスチックスペーサを挟み 込み、ケース裏側から六角黄銅スペーサで取り付けます。 外部アンテナ端子 Check! 六角黄銅スペーサ 接着済み プラスチックスペーサ （M3×10mm） アンテナロッド ネジ ケース裏側 ご注意下さい アンテナロッドのナット、外部アンテナ端子のネジは 接着されていますので、外さないでください。 ４．ポリバリコンと検波回路ユニットのケース取り付け はんだ付けを行う場合 ネジ止め結線を行う場合 工具：ラジオペンチ，プラスドライバ 左図のように、ケースにポリバリコンと検波回路ユニットを 取り付けます。 ポリバリコンは超低頭小ネジを使い、検波回路ユニットは リングナットを使って取り付けます。 最後にポリバリコンの軸に延長シャフトをネジ止めして、 ダイヤル（黒ツマミ）を取り付けます。 あらかじめバリコンを左側いっぱいまで回し、 黒ツマミの矢印が写真の位置になるように 取り付けてください。 ポリバリコン延長シャフト（ネジ止め） リングナット Copyright c 超低頭小ネジ 2016 Silicon Harvest All rights reserved. 1603AI100101N1A 4 Silicon Harvest FPR-101N ５．アンテナロッドとポリバリコンの結線 はんだ付けを行う場合 工具：ラジオペンチ，ボックスドライバ 【推奨】 左図のように、緑、黒被覆線に取り付けた板ラグをネジで 取り付けてください。 Check! M3スプリング ワッシャ M3ワッシャ 板ラグ M3ナット 被覆線 六角黄銅スペーサ （取り付け済み） ケース裏側 ネジ止め結線を行う場合 工具：ラジオペンチ，ボックスドライバ 【推奨】 上図のように、緑、黒被覆線の先端をネジで取り付けてください。 板ラグはワッシャ代わりに使用してください。 Check! Check! M3スプリング ワッシャ M3ワッシャ ワッシャの上に引っ掛けます。 板ラグ 六角黄銅スペーサ （取り付け済み） M3ナット 被覆線 ケース裏側 板ラグとスプリングワッシャを 置いてナットで固定します。 完成 最後にケースのふたをして 完成です。 Copyright c 2016 Silicon Harvest All rights reserved. 1603AI100101N1A 5 Silicon Harvest 4 FPR-101N ラジオ放送を受信しましょう さっそくAM放送を受信しましょう。 イヤホンジャックにセラミックイヤホンのプラグを差込み、耳にセラミックイヤホンを当てながら、周波数 ダイヤルをゆっくり回してラジオ放送を選局します。 なお、このラジオはトランジスタ等による増幅器が無いため、ご利用される地域や場所によって受信性 能が大きく変わります。初めて受信する際は、電波を受けやすい見通しのよい屋外や建物の屋上など の受信場所を選んで下さい。 また、市販のラジオより電波の指向性が狭くかつ選択度が高い特性を有するため、放送を受信される 際はアンテナコイルの向きを少しずつ変えながら、周波数ダイヤルをゆっくり回してチューニングを行 なって下さい。 ● 外部アンテナとの接続方法 さらに受信感度を高めたい時は、アンテナ端子を 利用して外部アンテナに接続することができます。 アンテナロッドに付いているアンテナ端子をご使用 ください。 セット裏側 アンテナ端子 このアンテナ端子は、短いアンテナでも感度が上がる ようになっています。 長いアンテナ（ロングワイヤーアンテナ）を接続すると 感度が低下することがありますので、アンテナ線とア ンテナ端子の間にコンデンサやバリコン（～100pF） を入れて感度を調整してください。 左図にセット内部のアンテナ端子とアース端子を 示します。 この端子からも接続することができますが、条件に よっては周波数がずれたり、感度が低下することが ありますのでご注意ください。 Check! アンテナ アース 受信感度は日中より夜間の方が高くなります。 もし日中で放送が受信できなくとも、夜間で聴こ えることがありますので、時間を変えて受信を チャレンジしてみてください。 ご注意下さい ＡＣコンセントにコンデンサを介してアンテナ線を接続する電灯線アンテナはとても 危険なので、決して使用しないで下さい。 改版履歴 Copyright 2016/3/28 c 初版発行 2016 Silicon Harvest All rights reserved. 1603AI100101N1A 6
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