社会福祉法人さくらの家福祉農園 事業計画書 平成 28 年度 Ⅰ 法人本部 事業計画 法人運営 ●法人情報のディスクロージャー 法人ホームページ(アドレス http;//www.saku-labo.org)に、次の文書を公開し閲 覧可能な状況 ・法人定款 ・事業計画 ・事業報告 ・現況報告書 ・工賃向上計画書 ・決算報告(3 過年度分) ●地域貢献活動の推進 ●法人本部機能の強化 理事会・評議員会 ●5月定例会 平成 28 年 5 月 25 日(水) ・・・平成 27 年度事業報告、決算、その他 ●臨時会① 平成 28 年 10 月 26 日(水) ・・・評議員・役員の選任、その他 ●臨時会② 平成 28 年 11 月 10 日(木) ・・・理事長選出、その他 ●3月定例会 平成 29 年 3 月 8 日(水) ・・・平成 29 年度事業計画、予算、その他 その他、法人の状況等により臨時役員会を開催する。 会計指導・会計監事監査 ●平成 28 年 4~6 月期・・・平成 28 年 7 月 ●平成 28 年 7~9 月期・・・平成 28 年 10 月 ●平成 28 年 10~12 月期・・・平成 29 年 1 月 ●平成 29 年 1~3 月期・・・平成 29 年 4 月 ●平成 28 年度 決算期・・・平成 29 年 5 月 役職員研修等 ・神奈川県知的障害福祉協会 施設長会(研修会)への参加 ・神奈川県知的障害福祉協会 湘南西地区施設長会(研修会)への参加 ・人事・労務管理者等研修への参加 ・人権・虐待防止等研修への参加 ・神奈川県主催の法人代表者会への参加 ・伊勢原市障がい者とくらしを考える協議会への参画および研修会への参加 1 ⅶ.法人組織 監事 2名 理事 評議員 13 名 6名 法人事務局 酉水理事長・担当理事(勝田・村井) 事務局長、職員 3 名 多機能型事業所 指定就労継続支援 B 型事業所「さくらの家福祉農園」 管理者 1 名、サービス管理責任者 1 名 生活支援員等 3 名、目標工賃達成指導員 1 名 指定生活介護事業所「さくらの家福祉農園」 管理者 1 名、サービス管理責任者 1 名 看護師 1 名、生活支援員等 4 名 指定特定相談支援事業所「障がいサポート コールラビ」 管理者 1 名、相談支援専門員 1 名 2 Ⅱ 多機能型(指定就労継続支援B型事業所および指定生活介護事業所) 「さくらの家福祉 農園」事業計画 ⅰ.運営方針 就労B 利用者が自立した日常生活又は社会生活を営むことができるよう、利用者に対して就 労の機会を提供するとともに、生産活動その他の活動の機会の提供を通じて、知識及び 能力の向上のために必要な訓練その他の便宜を適切かつ効果的に行います。また、常に 利用者の意思及び人格を尊重し、利用者の立場に立ったサービスの提供に努めます。さ らに、地域との結び付きを重視し、市町村、他の障害福祉サービス事業者その他の保健 医療サービス及び福祉サービスを提供する者との連携に努めます。 事業の実施にあたっては、関係法令等を遵守します。 生活介護 利用者が自立した日常生活又は社会生活を営むことができるよう、常時介護を要する 者に対して、排せつ又は食事の介護、創作的活動又は生産活動の機会の提供その他の便 宜を適切かつ効果的に行います。また、常に利用者の意思及び人格を尊重し、利用者の 立場に立ったサービスの提供に努めます。さらに、地域との結び付きを重視し、市町村、 他の障害福祉サービス事業者その他の保健医療サービス及び福祉サービスを提供する者 との連携に努めます。 事業の実施にあたっては、関係法令等を遵守します。 ⅱ.事業内容 就労B ①就労継続支援B型における日常生活上の支援、相談、農作業を中心とした日中活動 の支援、地域生活や就労のための関係諸機関、行政との連絡調整を行ないます。 ②就労継続支援B型計画の作成を行ないます。 ③訓練等給付、利用者負担額等の請求、受領業務を行ないます。 ④利用者からの相談、苦情処理に関する業務を行ないます。 ⑤職場実習、施設外就労、施設外支援などの就労に向けた支援および求職活動、ま た就労後の職業生活における相談等の職場定着のための支援を行ないます。 生活介護 ①生活介護における日常生活上の支援、相談、農作業を中心とした機能訓練のための 支援、地域生活や就労のための関係諸機関、行政との連絡調整を行ないます。 ②生活介護計画の作成を行ないます。 3 ③介護給付、利用者負担額等の請求、受領業務を行ないます。 ④利用者からの相談、苦情処理に関する業務を行ないます。 ⑤創作的活動、生産的活動、余暇活動等の支援を行ないます。 ⅲ.人員配置 平成 28 年度 各事業所人員配置数 就労継続支援B型 生活介護 職員配置基準 6:1以上「目標工賃達成指導員」配置 6:1 以上 管理者(施設長) 1名(兼務) 1名(兼務) サービス管理責任者 1名(兼務) 1名(兼務) 生活支援員等 3名 4名 目標工賃達成指導員※ 1名 看護師 1名 医師 1 名(嘱託) ※工賃向上計画に基づいて設定した目標工賃の達成に向け、就労継続支援B型計画に基づき、利用者の技術向上 のための支援を行います。 ⅳ.利用者の支援 個別支援計画 各事業利用者には個別支援計画を作成し、その内容にしたがって支援を行ないます。計 画はサービス管理責任者と支援職員が半年に一度ご本人と面談(モニタリング)して立案 します。聞き取った内容とともに、会議(個別支援計画策定会議)を開催して各職員から 集めた情報を基に計画を作成します。その内容は主に、 「ご本人ができること(作業)を伸 ばしていく」という内容になっています。 その他にも必要に応じて個別支援会議を実施し、課題を整理・対応します。 就労支援としての農園事業 前項のとおり、自分の得意分野をより伸ばしていただくように支援しています。ご本人 の得意なことや好きなことを中心に作業を組み立て、就労に向けて意欲が高まるよう支援 をしています。 就労を目指す方は、ご本人にとって少し難しい作業に挑戦してもらうなど、より高度な 作業を行ないます。また、施設外就労等をとおして、就労に対する意欲が増した方には、 段階的に就労の機会が提供できるよう取り組みます。 4 今年度は、昨年度好調にスタートすることができたブルーベリージャムや柚子胡椒の製 造に力を入れ、飛躍したいと考えています。また、昨年度から「やまゆり生協」様に野菜 苗の出荷を始めましたが、今年度も継続させていただき、可能な限り野菜も卸していきた いと考えています。 より多くの職員が所外作業に携わることができるように、オートマチックの軽トラック を導入(リース契約)します。 ①農園作業;野菜生産、堆肥生産、苗(野菜・花卉)生産、加工品生産、花卉生産の支援 を行ないます。 ②陶芸作業;軌道に乗ってきた鉢生産を充実させます。 ③所外作業;みかん委託栽培、ブルーベリー収穫・卸販売、水稲栽培、受託作業(他施設 等花壇・畑整備、個人宅庭木剪定等)、養護学校等販売活動を支援します。 ④施設外就労;所外作業のうち、 施設外就労先にて就労の体験ができるよう支援します。 ⑤生活支援;利用者本人自治会活動(メンバー会議等)、日帰り旅行、陶芸・DVD 鑑賞等、 余暇の過ごし方等を支援します。 就労 B 利用者の工賃 平成 27 年度は、みかんの枯死木がさらに増加し、収穫量が激減しました。またここ数年 の稼ぎ頭であったブルーベリーの注文数の減少や、酷暑によって収穫作業が困難となり、 収穫量が減少しました。これら二大生産物の生産量低下によって収入が減少したため、工 賃額を引き下げる必要がありました。今年度は作業内容を再点検し、適切な工賃額を設定 します。 平成 28 年度 目標工賃額 26 年度神奈川県平均※ 26 年度さくら実績 27 年度さくら見込み 28 年度さくら目標 10,472 円 13,568 円 11,123 円 10,659 円 月額 ※就労 B 型 373 事業所のうち、上位及び下位 25%の事業所を除いた 187 事業所の平均工賃額(目標工賃達成加算(Ⅲ)を 満たすための額) 生活介護支援としての農園事業 楽しいながらも充実した農作業ができるように支援します。 ①機能訓練;一連の農園作業(種まき、鉢上げ、収穫等)を機能訓練として行ないます。 ②創作的活動;陶芸等を行ないます。 ③生産的活動;堆肥生産、苗(野菜・花卉)生産等を行ないます。 ④生活支援;利用者自治会活動、日帰り旅行等、余暇の過ごし方等を支援します。 5 ⅳ.通所利用者の定員および登録者数 定員;多機能型として 20 名(就労B型 10 名、生活介護 10 名) 生活介護事業所の指定を更新した際に、定員の変更を行ないました。生活介護事業の ニーズが増しているため、そちらの定員を 8 名から 10 名に増員しています。一方、就労 B については 12 名から 10 名に減員しています。 各事業所登録者数 平成 27 年度 平成 28 年度 4月1日 4 月 1 日予定 性別 備 考 就労B 男性 14 名 11 名 平成 27 年度中に 1 名が解約(就労) 、 登録利用者数 女性 3名 3名 1 名が生活介護に異動。平成 28 年度 17 名 14 名 当初に 1 名が生活介護に異動。 小計 生活介護 男性 7名 9名 平成 27 年度中に 1 名が就労 B から異 登録利用者数 女性 3名 3名 動。平成 28 年度当初に 1 名が就労 B 小計 10 名 12 名 から異動。 合計 27 名 26 名 ⅴ.研修計画・・・適切な利用者支援ができるよう次の研修を行ないます。 ①初任者研修;採用6か月以内(施設長および外部) ②人権研修;内部研修および外部研修会など ③中堅職員研修;外部研修会など ⅵ.地域生活サポート事業 ●障害者地域余暇活動支援事業・・・陶芸(毎月) 、新聞づくり(年 3 回)を中心に、地 域や事業所の催し物に余暇活動として参加します。 ●地域交流等支援事業 「アグリフェス(=農業まつり・農業市) 」の実施により、地域住民との交流を図り ます。農業体験の一方で、同時に「マルシェ」を開催し、近隣の有機農業実施農家等 にも出店(出品)していただくことも考えたいと思います。 「田んぼ体験」 ・・・6 月;田植え、7 月;田の草取り、9 月;稲刈り、10 月;脱穀 「野菜づくり体験」 ・・・3 月;種まき、8 月;収穫 「収穫祭」 ・・・11 月 6 ⅵ.地域貢献事業 ●養護学校生(利用予定者含む)の実習・養護学校生徒保護者の見学会受け入れ 湘南養護学校、伊勢原養護学校、平塚養護学校等。 ●地域の利用希望者の実習受け入れ 相談支援事業所等を通じて、体験等の希望があった場合に行なう。 ●若者サポートステーションボランティア体験受け入れ 「働きたいけど、自信が持てず一歩を踏み出せない・・・」、「働きたいけど、 コミュニケーションが苦手で・・・不安」など、働くことに悩みを抱えている 15 歳~39 歳までの若者の就労を支援している団体。 ●教職員予定者の「介護等体験」受け入れ 神奈川県社会福祉協議会が実施する事業の受け入れを行ないます。 ●隣接市中学生等職業体験実習受け入れ ●伊勢原高校定時制ボランティア実習・インターンシップ受け入れ ●地域活動への参加 納涼祭や防災訓練への参加、清掃実施(草刈り・ゴミ拾い等)を行なう。 ●環境保全型農業に関心のある個人・団体の見学・実習(講習)等受け入れ 7 Ⅲ 指定特定相談支援事業所「障がいサポート コールラビ」事業計画 伊勢原市における計画相談支援事業は、県内他市と比較して進んでおり、市内障害者 の計画についてはでき上がりつつあります。それに伴い計画作成以外にも、サービス機 関との連絡・調整などの業務が増加する傾向にあります。 より障害者が安心して諸サービスの利用ができるよう、支援体制を強化することが求 められています。そのためには、相談員の研修会等への参加による相談の質の向上もさ ることながら、同時に職員のメンタルヘルスケアも図っていきます。 ⅰ.サービス等利用計画の作成 ⅱ.基本相談支援の受け入れ ⅲ.外部研修等への積極的な参加 ●相談スキルアップのための外部研修に参加 ●人権権利擁護等の外部研修に参加 ●伊勢原市社協主催の成年後見・権利擁護サポート連絡会への参加 ●伊勢原市障がい者とくらしを考える協議会「相談支援部会」定例会・研修会等へ の参加 8
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