2014 年 9 月 27 日 神戸研究会後期会議第 1 回勉強会 議題・論論点解説 ⽂文責:福⽥田美晴 プレゼンの⽬目的 ★議題(ボスニア紛争)について知る ★会議で何を話し合うかを知る ★会議設定について知る ★フロントについて知る 1. 議題解説 今回の議題は・・・ ボスニア・ヘルツェゴヴィナ情勢 ~∼The Situation in Bosnia and Herzegovina~∼ まず、ボスニアってどういうとこ? 何で紛争起きたん? 今どういう状況なん? 2014 年 9 月 27 日 神戸研究会後期会議第 1 回勉強会 スロベニア クロアチア マケドニア ボスニア ユーゴスラヴ ィア ⺠民族 スロベニア⼈人 クロアチア⼈人 マケドニア⼈人 ムスリム⼈人 セルビア⼈人 91%、クロアチ 78%、セルビ 65%、アルバ 45%、セルビ 60%、アルバ ア⼈人 3%、セル ア⼈人 12%、そ ニア⼈人 21%、 ア⼈人 31%、ク ニア⼈人 17%、 ビア⼈人 3% の他 トルコ⼈人 5% ロアチア⼈人 モンテネグロ 17%、ユーゴ ⼈人 5% ⼈人 6% 宗教 カトリック カトリック マケドニア正 イスラム教、 イスラム教、 75%、セルビ 教、イスラム セルビア正 セルビア正 ア正教 25% 教 教、カトリッ 教、カトリッ ク ク ★ポイント! ・ボスニアの最⼤大の特徴は、構成⺠民族の多さ! ・そのため、昔から争いが絶えなかった! 今回ボスニア紛争が起きた原因 って何だろう? お隣隣のクロアチアで独⽴立立紛争が勃発 し、ボスニア内のクロアチア⼈人、ム スリム⼈人が触発されたんだニャ! 2014 年 9 月 27 日 神戸研究会後期会議第 1 回勉強会 対⽴立立構図 独⽴立立賛成!! 独⽴立立反対!! クロアチア⼈人・ムスリム⼈人 セルビア⼈人 1992 年年 3 ⽉月 3 ⽇日の住⺠民投票により、ムスリム⼈人がユーゴ連邦からの独⽴立立を宣⾔言 紛争勃発 何が起こったん? ① ⼈人道⽀支援団体への攻撃 セルビア⼈人勢⼒力力による⼈人道⽀支援団体への攻撃が続いた。ICRC(1.国際⾚赤⼗十字委員会 )は、 職員に対する襲撃を受け活動を全⾯面的に停⽌止した。 ② ヴラシッチ⼭山事件 1992 年年 8 ⽉月に発⽣生。セルビア⼈人が 100 ⼈人を超すムスリム⼈人を⼭山へ連れて⾏行行き、列列を作ら せ断崖絶壁へと⾝身を投げさせた。 →(2.⺠民族浄化 )の発⽣生 ③ 難⺠民の発⽣生 2014 年 9 月 27 日 神戸研究会後期会議第 1 回勉強会 1992 年年秋時点、200 万⼈人が難⺠民となり(ボスニア⼈人⼝口の約(3.1/2 )!) 、約 100 万⼈人は ボスニアにとどまった。また、セルビアやクロアチアに避難した⼈人々もおり、両国の難⺠民 キャンプの収容数を超えたため⻄西欧諸国に受け⼊入れられた難⺠民もいた。 どういう対応が取られたん? ① (4.リスボン )合意(キャリントン・クティリエロ合意) ★ポイント! ・ボスニアを、⺠民族をベースにした 3 つの構成単位からなる1つの独⽴立立国家とする ・⺠民族間の平等を実現するため、3 つの構成単位から同数の代表を出す議会を構成する ・公共サービスを始めとする国家の基本的構成においても⺠民族間の衡平を反映する ② UNPROFOR(国際連合保護軍)の派遣 ★ポイント! ・UNPROFOR は、当初、クロアチアにおける国連指定地域の⾮非武装化を確実にするために 設置された ・サラエボ空港の安全確保の⽬目的で、同空港及びその周辺地域に展開(SCR758、1992.6.8) ・ボスニアにおける UNHCR の⼈人道⽀支援を⽀支援し、特に要請されれば輸送を警護する。こ の際武⼒力力⾏行行使を認める(SCR776、1992.9.14) ③ A/RES/46/242 ★ポイント! ・今回シミュレートする会議で実際に採択された決議 ・(5.総会 )で話し合われた ・戦闘の即時中⽌止の要請 ・⺠民族浄化の中⽌止の要請 ・加盟国の武⼒力力⾏行行使容認 1992 年年 3 ⽉月 3 ⽇日 独⽴立立を問う住⺠民投票の結果に基づいて(ムスリム・クロアチア⼈人:賛成、 セルビア⼈人:反対)、ムスリム⼈人が旧ユーゴ連邦からの独⽴立立を宣⾔言 3 ⽉月 18 ⽇日 リスボン合意 3 ⽉月 27 ⽇日 セルビア⼈人勢⼒力力が独⾃自の憲法公布を宣⾔言、その同じ⽇日に連邦軍はボスニ 2014 年 9 月 27 日 神戸研究会後期会議第 1 回勉強会 アに攻撃開始 〈ボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争の開始〉 5 ⽉月 18 ⽇日 ⾚赤⼗十字国際委員会がボスニアでの職員に対する襲撃を受け活動を全⾯面 的に停⽌止 5 ⽉月 22 ⽇日 クロアチア、スロベニア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ国連加盟 6 ⽉月半ば セルビア⼈人勢⼒力力がボスニア国⼟土の 3 分の 2 を制圧 約 100 万⼈人が国内避難⺠民としてボスニアに残留留、あるいは他国に避難 8 ⽉月 ブラシッチ⼭山事件 8 ⽉月 25 ⽇日 A/RES/46/242 採択 2. 論論点解説 今会議の論論点は・・・ ボスニア・ヘルツェゴヴィナ情勢への対応について (The response to the situation in Bosnia and Herzegovina) アウトオブアジェンダは・・・ 会議開始前に⾏行行われる事前交渉期間にて⼀一切切⾔言及がなく、かつ他の論論点との関連性が低い と思われる論論点に関してはアウトー! 3. 会議設定 議場 第 46 会期国連総会本会議 議題 The Situation in Bosnia and Herzegovina ⽇日時 1992 年年 8 ⽉月 4 ⽇日〜~8 ⽉月 25 ⽇日 使⽤用⾔言語(公式/⾮非公式/決議) ⽇日・英/⽇日/英 ※注意事項 ・今回、模擬する議場は第 46 会期国連総会本会議! ⇒1992 年年 8 ⽉月以降降の情報の使⽤用は禁⽌止! 2014 年 9 月 27 日 神戸研究会後期会議第 1 回勉強会 ・スピーチで英語を使⽤用しても OK!ただし、全員がスピーチ内容を理理解できるよう、要点 などをまとめた⽂文書も同時に配布してもらいます。 4. フロント ディレクター:福⽥田美晴(みはるん) フロントの・・・何だろう?笑 議題・論論点その他会議もろもろに関してわからないことがあれば、聞いてください! チェア:中世古拓拓也(せこさん) フロントの影のドン。 議事進⾏行行に関してわからないことがあれば、せこさんに聞きましょう! セクレタリー:松永紗季(まっつーさん) フロントの癒やし担当。 会議中の印刷関係に関してわからないことやお願いがあれば、まっつーさんに聞きましょ う! 何かわからないことがあれば、いつでもこの 3 ⼈人に聞いてください(*´́ω`*) ◆まとめ◆ ・ボスニアが属するユーゴ地域はその⺠民族構成の多さから争いが絶えなかった ・ボスニア紛争ではクロアチア・ムスリム⼈人 vs セルビア⼈人の対⽴立立構造があった ・難⺠民の⼤大量量発⽣生・⼈人道⽀支援の妨害など、⼈人道危機が課題となった
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