第26号 - 横浜国立大学 吉川研究室

第26号
平成25年 6 月
横浜電子情報工学会会長挨拶 三上 哲郎
2
クラス会だより
電子情報工学科長/電子情報システムEP代表挨拶 足立 武彦
2
ベンチャー企業特集 フィンランド・オウル大学日本研究所-CWC日本株式会社
12
情報工学EP代表挨拶 松本 勉
2
大学職員、在学生
13
新任教員紹介
3
研究室紹介
学生会員便り
4
卒業生の進路
新入生合宿報告
5
会計報告 学生支援の記事
6 7
賛助会費納入者・終身/名誉会員名簿
横浜国大マップ
8 9
同窓会システムのご案内
10 11
14 15
16
15 17
18
19 20
ご 挨
拶
横浜電子情報工学会 会長挨拶
Alumni Association of the Department of Electrical Engineering and Computer Science, Yokohama National University
2
会報26号の発行にあたって一言ご挨拶申し上げます。
最近の円安・株高に見られるよう長年の景気低迷から抜け出すような明るい兆しがあり、
卒業生の皆様方は益々のご活躍のことと存じます。
景気回復は、在学生の就職にも好影響を与えるものと期待されますが、技術革新のスピー
ドが加速しグローバル化した経済環境の中では、変化に対応できない企業は生き残ること
が難しく逆に変化に対応できる企業は飛躍の機会を迎えており、企業からは変化に対応し
て貢献できる学生が求められております。
このような状況で、最高学府である大学・大学院の社会に果たす役割は益々高まってお
り、大学・大学院は社会とのつながりを強化し、社会から期待される研究成果を多く上げ
三上 哲郎(昭和50年卒)
るとともに、社会に貢献できる学生を育てることが期待されています。
当同窓会では、昨年度から会則を改訂し新入生も学生会員とし、今年も入学直後に新入生歓迎合宿を卒業生や教職員も含
めて実施し互いの絆を強めることができました。また、昨年から同窓会会員同士の連絡手段の強化を図るために同窓会シス
テム(Webシステム)を稼働させ今後の活用が期待されております。この他にも、社会で活躍する卒業生による特別講義(通
称 大ゼミ)を継続的に実施し在学生に良い刺激を与えるとともに、就職相談等のサービスを充実してまいりました。
これからも、当同窓会では卒業生・在学生・教職員の交流の機会を増やして行きたいと考えておりますので、皆様の積
極的な参加をお願い致します。
電子情報工学科長/電子情報システムEP代表挨拶
本年度から電子情報工学科長および電子情報システムEP代表を務めさせていただきます
足立です。
平成25年3月に全学卒業式を挙行し、148名が電子情報工学科を卒業いたしました。卒業
生の内、94名が工学府電気電子ネットワークコースへ、26名が環境情報学府情報メディア環
境学専攻へと進学しております。他大学大学院へは9名が進んでいます。
また、電子情報システムEPとしては3期目の1年生を迎え入れ、入学時に同窓会の会員と
して加入させていただきました。4月5-6日には新入生合宿を上郷・森の家にて行い、互
いの親睦を深めるとともに、OBの方々にもご参加いただき、今後の勉学意欲を高め、個々
のキャリア設計などについてもおおいに啓発されたと思います。今後もOBの方々にはご講
教授 足立 武彦
演などご協力いただく機会も増えてくると思いますが、何卒よろしくお願いいたします。
異動といたしましては、史先生、ホン先生が退任され、島先生、鈴木先生、寺田先生が新たに着任されました。
本学科およびEPでは、今後とも電気・電子・通信・情報の分野において、高度な研究・開発を学生とともに進めてま
いりますとともに、優れた人材を社会に送り出してまいります。OBのみな様からのご助言やご意見をお寄せいただけれ
ば幸いです。
以上、ご挨拶と大学の近況報告とさせていただきます。同窓会の皆様には今後ともご支援のほど、よろしくお願いいた
します。
情報工学EP代表挨拶
平成25年度の理工学部/数物・電子情報系学科/情報工学EP(教育プログラム)代表およ
び工学部/電子情報工学科/情報工学コース代表を担当しております松本です。理工学部の発
足から最初の2年間は、副理工学部長(教務事項担当)を務めて参りました。横浜電子情報工
学会の皆様には日頃よりご支援いただき、誠に有難うございます。昨年から始まった電子情報
システムEPと情報工学EPの新入生合宿は学生からも大変評判がよろしいと聞いております。
理工学部は発足3年目を迎え、情報工学EPには1年生から3年生までの3学年の学生が
在籍しています。情報工学EPのカリキュラムの特徴は、情報工学の基礎を濃密に学ぶ体系
となっていることでありますが、期待通り、志の高い学生の関心を集めているように思われ
ます。一例を挙げますと、平成25年4月に入学した1年生が受験した入学試験(前期日程と
教授 松本 勉
後期日程があります)から、理工学部は従来に比して前期日程入試の定員を増やましたが、
情報工学EPの前期日程試験合格者からは辞退者が一人も現れませんでした。また理工学部では1年生の終了時の成績等
の要件が整うと学科内で転EPができる制度がありますが、平成25年4月には情報工学EPに転じた学生が1名おります。
このように意欲のある学生の教育につき、担当教職員一同、情熱を持って工夫を重ねているところです。数物・電子情
報系学科は、電子情報システムEPと情報工学EPの他に、数理科学EPと物理工学EPを含む巨大な学科です。情報工学EP
設置時に新設した特徴ある講義科目がありますが、それらを複数のEPの学生が一つのクラスで履修する機会も増え、新
たな文化が生まれつつあると信じております。
今、時代は大きな転換点にあると考えますが、平成23年4月に入学した学生が(早期卒業者を除き)標準的に卒業する
平成27年3月が、理工学部の完成時点です。現3年生の彼らが、横浜電子情報工学会の皆様にとっても見所があると評
価していただける情報工学EPの第1期の卒業生に育つよう、引き続き、皆様のご支援を賜れれば大変幸いでございます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
新任教員紹介
私は平成24年11月に助教として本学に着任いたしました。年度途中の着任でありました
のでわからないことも多く戸惑う部分もありましたが、周囲の先生方、職員の方々に様々
なご指導・ご協力を頂き、本年4月から准教授として島研究室を立ち上げる運びとなりま
した。
私の専門は人間工学で、生体信号の解析とモデル化を基本としたヒトメカニズムの解明
を目指し、肢体不自由者のためのヒューマンインタフェースや医療診断支援システムの研
究開発を行っております。本学着任以前には、広島大学で学位を取得後、同大学医歯薬保
健学研究院にて博士研究員として医工連携研究に従事していた経験もありますので、今後
准教授 島 圭介
も医学と工学をつなぐ新たな理論の構築を目指して研究を進めて行きたいと考えておりま
す。また、シミュレーションや理論研究にとどまることなく、本学で培った技術を実社会
に積極的に還元して、一人でも多くの人々の生活の支えになるような医療福祉技術の開発と支援を行えるよう努める所存
です。
まだ着任間もないですが、横浜国大の一員として研究・教育ともに邁進し、最先端技術の発信に取り組んでまいります。
今後ともご指導、ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。
電子情報システムEP 研究教員 鈴木拓央先生
皆様、初めまして!鈴木拓央(すずきたくお)と申します。平成25年3月に筑波大学に
て博士(工学)の学位を取得し、同年4月より本学工学研究院の研究教員として教員生活
をスタートさせて頂きました。研究活動は濱上知樹教授のご指導の下に分散知能システム
研究室のお世話になっており、教育活動としては前任の史虹波先生から引き継いで理工学
部のプログラミング演習を担当させて頂きます。未熟者ではございますが、熱意を持って
研究教育活動に取り組んで参ります。
研究では計測技術を基礎とした人間支援システムを開発しております。茨城工業高等専
門学校では、安価な力センサーを開発し、電動車椅子の制御に応用しました。豊橋技術科
学大学では、筋電位信号や呼吸気流速、MRI画像などを記録し、リハビリ動作の最適化を 研究教員 鈴木 拓央
目指して筋骨格モデルを構築しました。筑波大学大学院からは研究分野を制御から情報に
若干シフトし、ホームセンサーネットワークを用いた行動認識に関する研究に従事して参りました。そして、本学では行
動認識の核となる人工知能について探求していく予定です。
自然との調和のとれた快適な環境で、自らの知的好奇心を刺激する研究に没頭しながら、学生指導の一端を担えること
に日々幸せを感じております。本学を代表する研究教育者となり、本学の発展に貢献できるよう努めて参りますので、ご
助言のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
電子情報システムEP 研究教員 寺田陽祐先生
平成25年4月に本学に研究教員として着任いたしました。3月までは東京大学総合文化
研究科で学生をしており、そこで博士号を取得しました。学生時代は、シリコン・ゲルマ
ニウム系のバルクや量子構造での光物性およびキャリアダイナミクスをテーマに研究し
ておりました。本学では馬場研究室でシリコンフォトニック結晶導波路を舞台にシリコン
フォトニクスを追求していきたいと考えています。シリコンフォトニクスは光電子融合回
路をひとつの目標としており、受光・発光・導波・変調の4要素を含んでおりますが、そ
の内3要素(学生時代は発光、本学では導波・変調)に携われることを喜びに感じており
ます。
まだまだ未熟な面が目立ちますが、馬場先生、西島先生をはじめとする電子情報工学科 研究教員 寺田 陽祐
の先生方からご指導いただき、 学生の皆様とは共に切磋琢磨させていただいております。
いずれは本学の研究・教育活動に積極的に貢献できる人間になれれば、と思います。今後ともご指導・ご鞭撻のほど、何
卒よろしくお願いします。
Alumni Association of the Department of Electrical Engineering and Computer Science, Yokohama National University
電子情報システムEP 准教授 島 圭介先生
3
学生会員便り
∼在学生から見た新入生の大学生活の様子∼
Alumni Association of the Department of Electrical Engineering and Computer Science, Yokohama National University
4
2012 年入学学生会員学年幹事 大門利都子、宮崎俊洲
←電子情報工学科棟1階学生交流室の様子
毎日2限が終わり食事の時間になるとテーブ
ル・ カウンター席は満席になり、 多くの学生に
よってあふれかえります。 食堂などと比べこの
場所は電情EP・情報EPにしか知られていないた
め混雑する昼時には穴場スポットとなっていま
す。
また夏には冷房がつくこともありこれからの
時期にはよりいっそう学生であふれかえるで
しょう。 ただし使っていない時は節電を心がけ
ましょう。
理工学部講義棟Aの様子→
電情EP・情報EPの学生ならば誰もがお世話に
なる講義棟。入学当初は多くの新入生が白い時間
割表冊子を持ち、講義の間に次の部屋を探してい
た姿が見られました。2週間も経てば新入生も慣
れたように次の講義棟へ向かい、今では1年生な
のかそうでないのか判断に困るほどです。
また理工学部特有の、 男子学生が多く息苦し
くなってしまうこともありますが、 この講義棟
は非常に風通りがよいため夏場も快適な環境の
中で講義を受けることができます。
賛助会費納入のお願い
同窓会活動の活性化に向け、多くの会員様から寄付を募っております。
賛助会費として納入いただきました金額の累計(従来の維持会費の累積も含む)が3万円に到達しますと終身会員
として登録され、以降の年会費は免除となります。また累計が10万円に到達しますと名誉会員として登録され、年会
費免除に加えて総会の懇親会費等を無料でご招待させていただきます。より多くの皆様にご協力いただけますと幸い
です。今までの累計金額につきましては同窓会事務局([email protected])までお問い合わせください。
新入生合宿報告
新しい学生会員が入学3日目=開講日から一泊合宿する企画です。全て手探りだった昨年に比べて二回目の今年はいろ
いろ課題が解消され、また参加者も33名増えて新入生123名、同窓生・教員18名に!全員が一体になって楽しんだ素晴らし
い合宿となったことを最初に記しておきたいと思います。
さて、今年の4月5日(金)∼6日(土)は既に散り桜の暖
かさ。 講義終了後の夕刻、 計算機棟裏手からバス3台で出発
しました。 昨年も好評(?) だった学生歌「みはるかす」 を
BGMに上郷森の家に到着。まずは同窓会長のご挨拶と同窓生・
教員紹介、そして河村工学研究院長直々の指導による恒例「み
はるかす」
練習 を 行
いました。
夕食後は8名程度の学生が円陣を作ってこだわりマップを相互発
表、さらに今年の目玉企画:マシュマロチャレンジへ。4人チーム
が18分という短時間に与えられた素材で最も高い塔を作るという理
工系実践問題です。倒壊す
る塔に絶叫が聞こえる中、
先輩学生が1名ずつ加わっ
たチームが1位、2位を独
占、ダテに学科で勉強して
きたわけではないことが実証されました。締めくくりは大学・電情クイズ大会。
優勝者には授業で使われるCプログラミング教科書を贈呈。宿泊部屋には約8名
が振り分けましたが、翌朝の驚くほどの「ともだち」ぶりからは、一夜の良き
交流が伺えました。
翌朝 は 朝食後、 ホ ー ル
に集合して「みはるかす」
の最後の練習。続いて会長、教員、同窓生が新入生向けメッセージ
を述べました。藤井先生の名司会によるパネルディスカッションで
は、
「日本の未来像は?」
、
「今の入試はよい仕組み?」
、
「夢か安定
か?」 を討論。
新入生も参加し
て教員の意見に
真っ向反論、一
人1分ルールの
おかげでスピード感のある熱い議論が展開されました。締めくくり
は広場でバーベキュー。種火を事前に準備したおかげで炭火熾しも
順調に進み、2時間の昼食も大いに盛り上がりました。実は二日目
は暴風雨と予報され、バーベキュー中止→バス帰宅も思案しました
が、結局、午前の行事を迅速に済ませてバーベキューを決行。現地
解散、全員が路線バスに乗り込んだ直後に雨が降り始めたのは、何
とも奇跡的というか、幸運でした。
今年は同窓会執行部から三上会長と岸川役員、一般からは二年連続となる横浜市大の木村さん、さらにM2とB4の支
援参加もありました。実働を担ってくれた多くの若手教員チームや事務局・梅田さんと共に、今後もこの企画を軌道にの
せていこうと考えております。(馬場)
Alumni Association of the Department of Electrical Engineering and Computer Science, Yokohama National University
∼新入生交流合宿2013レポート∼
5
学生支援の記事
電子情報工学科大ゼミ(同窓会支援企画)「先輩からのメッセージ」
Alumni Association of the Department of Electrical Engineering and Computer Science, Yokohama National University
6
(社会で活躍するOB/OGから学生の皆さんの将来に向けた提言)
年明けから円安、株高と続き、日本の経済全体としては厳しさが一段落した印象があります(ややバブルな感じもしま
すが・・・)。しかしグローバル化に苦闘する大手電機メーカーと、大学推薦の効力が減った学生の就職には、それほど
の緩んだ印象がありません。グローバルに戦える優秀な人材獲得を目指す企業、自らの天職を探し求める(またはひとま
ずの安泰が得られる就社を目指す)学生の熱心な活動が続きます。本企画における諸先輩方のリアルな物語は、陰に陽に
学生の心に刻まれ、面接応答のどこかに反映されているのだろうと信じております。
宮瀧雅人さん(1986年卒、日立電線)
「グローバル時代のエンジニアを目指して」
―学生時代に12種類のアルバイトを経験したという宮瀧さん。 就職後にはマレーシア・
ジョホールバルへ出向し、日本のサッカーワールドカップ出場決定を間近で応援、英
会話が通じない苦労はもとよりYes = Noという異文化の壁、スペイン語に苦労しつつ
も執念で勝ち取ったアルゼンチンでのシステム認可など、仕事での面白い逸話をご披
露いただきました。3種類の人間がいる(居てほしい人、居てほしくない人、居ても居
なくてもいい人)、好きで儲かって社会貢献できることが一番、伝えるを極める、美・
利・善!
浅野洋介さん(2002年卒、木更津高専)
「教員生活と時間管理∼仕事もプライベートも充実させるために」
―劇団、合気道、クロスバイクと多彩な趣味をお持ちの浅野さん。木更津高専から本学
へ編入、ロボティクスの研究で博士号を取得、JAICA活動でトルコに滞在などを経て、
昨年から母校の講師となられました。上下関係に縛られた15∼20歳の若者たちが寮で
寝起きを共にする高専の独特の文化のご紹介に加え、ご自身の時間管理のための様々
な工夫をご披露いただきました。業務解析、To Doリスト、時間短縮・マルチタスク化、
文房具のこだわりグッズなど、生活での研究熱心に脱帽。
徳田篤洋さん(1985年卒、新日鐵住金)
「製鉄電気屋の一事例」
―前年度の講演を予定していた徳田さん。安全部門長として突発した社内事故の処理に
あたるため急遽キャンセル、1年遅れの登壇となりました。どこでもいいと適当に鉄
屋となった電気屋の立場、いきなり巨額のプラントを任される驚きと不安、仲間から
の信頼の重要性、使い物になる製鉄制御をディジタル技術で初めて実現して感じた仕
事の醍醐味、管理職に就いた後の苦悩などなど、ドラマチックな人生を語っていただ
きました。学びに終わりなし、アグレッシブな興味とこだわらない柔軟さが人を豊か
にする、出逢いの大切さ!
落合麻里さん(1996年卒、三菱電機)
「技術の流行りと研究テーマ」
―携帯電話が日本社会に拡大・浸透していった1990年代に無線通信技術と出会った落合さ
ん。人生の中で一番勉強した、誤り訂正符号に取り組んだという研究室時代、PHS、
cdma Oneなど新技術や新サービスが次々に登場した絶頂期での就職、 初めて取り組
んだ衛星携帯の脚光と衰退、無線LANの標準化大成功とその後の標準化ブーム、技術
開発とは別に渉外活動の重要性の高まり、RFIDや自動車のスマートキーの開発など、
淡々とした語り口で、ご自身の体験と技術の変遷を振り返っていただきました。
学生支援の記事
岸川徳幸さん(1984年卒、NECビッグローブ)
―同窓会のWEBシステム導入や新入生合宿にご協力いただく岸川さん。 昨年度、NEC
ビッグローブ執行役員・本部長に就任されました。腕立て道場、嫁コレなど同社アプリ
のご紹介後、競争が高速化するIT業界の今を語っていただきました。ビジネスの賞味
期限が短くなり迅速な意思決定が必要、変化→軌道修正が前提でスタートし、しばら
くしてから最高品質へが普通、企画・開発・運用を一体化して進める、文理融合の博識
や改善スピードが命などなど、経営者としてのリアルなお話をいただきました。
高橋和晃さん(1986年卒、パナソニック)
「我が国の無線技術発展を願って ∼ギガビットワイヤレス」 ―ミリ波無線センサーデバイス開発で30名のチームを率いる高橋さん。1990年前後の携
帯電話黎明期の開発に携わった後、2000年前後にはミリ波技術の研究へと展開。
「Ph.
Dがないとなかなか相手にされません」と2006年に博士号を取得。その後は60 GHzシ
ステムのスマートホン搭載に向けたグローバル競争、60 GHz無線標準規格WiGigの仕
様決定ではIntelやCiscoとの交渉に当たったことも。標準化活動ではキーマンを見つけ
て見方に付けることが大事!
池田博さん (1973年卒、東芝三菱電機産業システム)
「JV設立とグローバルビジネス展開」
―様々なジョイントベンチャーJVの立ち上げ経験をお話いただいた池田さん。東芝が米
GE産業システムを融合した東芝GEオートメーションシステム社、 東芝と三菱の電機
設備事業が合体した東芝三菱電機産業システム社。いずれもグローバル展開で英語に
よるコミュニケーション能力や世界に通じる基礎学力が必須。海外でも仕事のやり方
は同じで、「誠意ある対応」、「発展してやまない気概」、
「フレキシブルに粘り強く」な
どなど、説得力あるお言葉をいただきました。
朴煕中さん (2005年卒、SKハイニックス)
「メモリー産業の現状と未来」
―本企画のために韓国から飛んできてくれた朴さん。韓国から来日して学部から本学科
で学び博士号取得、UCバークレーにも留学して集積回路を研究されています。 ハイ
ニックスは韓国第二位の半導体メモリーメーカー。この業界での仕事内容や先端研究
を研究室での生活を重ねてわかりやすくお話いただき、 さらにITのトレンドとメモ
リーの関連性、各種メモリーの原理、ReRAM、PCRAM、STT-RAMといった先端研
究を解説いただきました。今後は3次元化に展開するとか。
昨年度で6年を経過した本企画、合計で47名の同窓生に登壇いただきました。学生支援の一環で始まったものですが、
これを契機の一つとして同窓会の会則が変更され、学生会員の導入、新入生交流合宿などへとつながりました。また多く
の皆さんに「グローバル!グローバル!」と叫んでいただいたおかげで、昨年度から大学院講義の完全英語化が実現しま
した。全学・全国に先駆けたコース丸ごとの取り組みです。本年度から学生会員は学部2年生に進み、本企画は会員どうし
の対話の場になります。皆さんの提言をもとに、同窓会も大学もどんどん変わっております。
(1985年卒馬場俊彦、1984年卒吉川信行(本学教員))
Alumni Association of the Department of Electrical Engineering and Computer Science, Yokohama National University
「IT業界で働くということ」
7
キャンパスマップ
ひじりが丘
Alumni Association of the Department of Electrical Engineering and Computer Science, Yokohama National University
9
北門
N9
2
キャンパ スマップ
N10
4
6
3
1
2
調整池
2
3
6
3
国大北
5
N6
2
1
4
5
3
6
5
1
2
N5
2
1
3
4
5
1
国大西
1
3
4
2
3
1
3
中央図書館
1
2
6
4
5
E
W
1
2
2
S9
4
西門
3
4
S8
2
釜台住宅第1
1
1
S7
5
S3
8
9
3
4
3
5
7
6
4
N4
中央広場
6
S5
N8
5
4
3
S6
S
南門
給水塔
国大南門
South Area
職員宿舎
釜台住宅第2
メインストリートを境に
南をS エリアと表します。
至 横浜船員
保険病院
至 上星川
事務局
N1
N2
2 経済学部講義棟1号館
3 経済学部講義棟2号館
1 納品検収センター
1 本部東棟
2 本部棟
3 本部西棟
4 経済学部新研究棟
N3
1 学生センター
1階:保健管理センター、ナビ・ポート
2階:学生支援課、教務課、なんでも相談室
3階:キャリア・サポートルーム、入試課
教育人間科学部/教育学研究科
S2
3 教育人間科学部附属教育デザインセンター
S3
1 教育人間科学部講義棟6号館
5 教育人間科学部別棟
S4
1 教育人間科学部5号館(音楽棟)
2 教育人間科学部4号館(美術棟)
3 教育人間科学部第3研究棟
経済学部
N4
1 経済学部1号館
[学生窓口]1階 学務第一係
9 可視化風洞実験棟
N8
N3
4 理工学系事務棟
[学生窓口]2階 教務係(学部)/大学院工学府係(大学院)
5 物質工学科化工・安工棟
2 国際社会科学研究棟
[学生窓口]2階 大学院係
N4
5 法学研究棟
6 危険物屋内貯蔵庫
N10
環境情報学府・環境情報研究院
S6
3 建設学科船舶海洋実験棟
S5
6 工学基礎研究棟
5 環境情報1号棟
[学生窓口]2階 大学院環境情報学府係
S9
1 総合研究棟 S棟・E棟
N6
1 電子情報工学科計算機実験棟
7 理工学部講義棟A(107)
8 理工学部講義棟B
理工学部/工学府・工学研究院
9 理工学部講義棟C
S7
6 物質工学科化学棟
3 機械変電室
5 生産工学科棟
1 大学院工学研究棟
2 生物・電子情報棟
2 電子情報工学科棟
4 生産工学科2号棟
3 理学研究棟
5 理工学部講義棟A
3 環境情報3号棟
S7
1 建設学科船舶海洋工学棟
2 建設学科大型水槽実験棟
1 環境情報4号棟
2 環境情報2号棟
1 低温工学棟
3 物質工学科エネルギー工学棟
国際社会科学府・国際社会科学研究院
2 教育人間科学部第1研究棟
3 教育人間科学部事務棟
[学生窓口]2階 学務第一係(学部)/学務第二係(大学院)
7 機械工場B棟
5 経営学部講義棟1号館
1 教育人間科学部講義棟8号館
2 教育人間科学部講義棟7号館
6 機械工場A棟
1 経営学研究棟
4 経営学部1号館
[学生窓口]1階 学務第二係
1 守衛所
3 特別高圧実験棟
4 太陽水素エネルギー実験棟
3 経営学部講義棟2号館
4 事務局車庫
S1
S5
6 金属塑性加工実験室
N7
経営学部
4 教育人間科学部第2研究棟
8
N7
7
1
S9
1 総合研究棟 W棟
2
キャンパスマップ
学食・カフェ・お弁当販売場所
パソコン教育室・サテライト教室
至 三ツ沢上町
N2
4
4
1
1
国大中央
メインストリートを境に
駐車場
駐輪場
北をN エリアと表します。
バス停留所
学内バス停留所
N3
N1
小運動場
2
証明書自動発行機
1
2
3
)
2
3
東通用門
North Area
3
5
メインストリート
1
保育所
至 三ツ沢上町・横浜
正門
1
2
3
1
4
3
3
S2
多目的運動場
6
S4
横浜国立大学正門前
S1
1
2
至 交通裁判所・横浜
2
5
大学会館前
岡沢町
岡沢町
8
7
S0
1
2
南通用門
横浜新道
庭球場
陸上競技場
至 和田町
調整池
野球場
都市イノベーション学府・都市イノベーション研究院
N5
1 建設学科建築構造実験棟
2 建設学科建築材料・環境実験棟
プール
3 建設学科建築学棟
[学生窓口]8階 大学院都市イノベーション学府係
S8
2 建設学科土木構造実験棟
3 建設学科土木工学棟
至 戸塚
ハンドボール場
バレーボール場
N
4 建設学科水理実験棟
全学教育研究施設等
N3
N4
フットボール場
4 男女共同参画推進センター
1 地域実践教育研究センター
1 成長戦略研究センター
N7
2 全学共用棟B
5 全学共用棟A
N8
N9
S1
2 機器分析評価センター
2 研究推進機構(研究戦略推進本部、
産学連携推進本部)、共同研究推進センター
2 教育文化ホール
3 留学生センター
S5
2 情報基盤センター別館、大学教育総合センター
3 安心・安全の科学研究教育センター
4 情報基盤センター
S6
S7
S8
S9
4 ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー
1 未来情報通信医療社会基盤センター
1 インキュベーション施設
管理施設
N7
N9
1 エネルギーセンター
1 排水浄化センター
附属図書館
運動・課外活動施設
S3
S7
S0
6 中央図書館
S1
1 体育サークル会館
2 運動場管理棟
3 理工学系研究図書館
厚生施設
N10
4 全学共用棟C
1 統合的海洋教育・研究センター
1 RI教育研究施設
Alumni Association of the Department of Electrical Engineering and Computer Science, Yokohama National University
学務係・教務係・大学院係
S1
6 文化サークル共用施設
4 Sガーデン(カフェテラス、コンビニエンスストア)
7 体育館・武道館
5 第2食堂、大学生協
8 弓道場射場
4 第1食堂
5 大学会館
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クラス会だより
昭和30年卒クラス会
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同窓会連絡担当 都築 泰雄
昭和30年(第3期)電気工学科卒業のクラス会は、毎年11月中旬に開催しております。開催場所は、横浜在住者が多数
のため、ここ数年は横浜中華街でしたが、昨年は東京在住者に配慮して東京お茶の水で昼食会を開催しました(クラス会
幹事白根潔君)。昭和30年の卒業者数は、他年度に比べて最少の18名ですので、逝去者7名(最近では24年8月の沼尻文
哉君)を考慮しますと、昨年のクラス会出席者数9名は良好な数と思われます。また、逝去者のお連れ合いでクラス会参
加のご意向が得られそうな場合は開催案内をお送りしており、平成22、23年には2名(北圭子、根井昌子さん)が出席さ
れました。
卒業後50年 Gold Jubileeを祝す(昭和37年クラス会)
小館 英實
1962年3月卒業から50年を経た2012年5月9日に中西研究室に所属した仲間5人が幸いにも、健康でしたので、集合し
て祝いました。木山学、小館英實、原央、森田幸、屋代忠雄の全員がつくばホテルオオタニの桃花林で昼食を食べながら、
それぞれの50年間を語り合いました。研究、開発、製造、ユーザーと関わり方は異なりましたが、この間の電気技術は大
きく進歩しました。実験で学んだ真空管は半導体からLSI へ、計算機は大形から、中形のミニコンを経て、小形のパソコ
ンへ、と変遷しました。具体的例では、可逆圧延機駆動用の大形直流機は半導体回路付交流電動機に置き換わりましたし、
キーボード入力の代わりにマウスでアイコンをクリックするパソコンは作表業務の時間を大幅に短縮しました。50年と言
えば半世紀となり、長い時間の経過を感じます。今の思いを川柳にまとめました。
半世紀 努力もしたけど 運半分
クラス会だより
日置 為保
昭和55年卒業生の同窓会は、年1∼2回行っています。
卒業してから30数年、あまり変わっていない人、痩せた人、太った人など髪の薄くなった人など、体型は様々ですが、
一堂に会すると昔の話に花が開きます。
研究室での思い出、試験での苦い経験、麻雀の話など、年をとっても昔のことは良く覚えているものです。
2012年は11月17日に銀座で行いました。
わざわざこの日のために遠く松本から駆け付けた方もいます。
昭和55年卒業の方、是非ご連絡をください。
今年も、秋頃に行おうと思っております。
いつまでも続けていきたいと思っております。
1977年卒同期会(2012年12月1日)
森出 広行
県庁前・日本大通りのイチョウが見ごろを迎えた2012年12月1日、この時期恒例の1977年(昭和52年)卒業メンバーの
同期会が横浜中華街・永華楼にて開催されました。
当初、この同期会は「物三会」と称し、物理Ⅲが「大好き」で、通常試験だけでは飽き足らず、余分に試験を受けたメ
ンバーの会が発展して同期会になりました。あれから40年弱が過ぎ、物理Ⅲに関係したブラックホールやヒッグス粒子、
ダークマターなど新たな発見が相次いでいるのは感慨深いものがあります。
さて、肝心の同期会は、海外を含む遠隔地への赴任や業務繁多などで都合がつかず、最近は参加メンバーが限られて来
ているのが少し残念です。
今回は、これまで幹事役を務めてくれた種子島氏が米国赴任となり、代わって佐藤氏が幹事役を引き受けてくれ、ほぼ
常連の佐藤、須永、野田、柳下の4氏と筆者の森出に加えて、久しぶりに小森谷、原両氏の懐かしい顔が揃いました。
社長として忙しい日々を送る者や早期退職で自由な時間を謳歌する者など様々ですが、仕事のこと、家族のこと、自身
の健康のことなど近況を語り、懐かしい友の消息を尋ね、料理に舌鼓を打ち、杯を重ねてのあっと言う間の3時間。1年
後の再会を期しました。
このところ足が遠のいている方や、これまで参加していない皆さん、仕事は勿論大事だけれども、そろそろ後進に道を
譲って、今年は同期会に是非どうぞ。
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昭和55年卒クラス会
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ベンチャー企業特集
フィンランド・オウル大学日本研究所-CWC日本株式会社
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第二回目は昭和54年情報工学科卒業の河野隆二先生(現横浜国立大学大学院工学研究院教授、 同大学未来情報通信医
療社会基盤センター長)がCOE(最高執行役員)を務めておられる企業「University of Oulu Research Institute JapanCWC日本株式会社」についてご紹介します。
この会社はフィンランド・オウル大学が先端ICTに基づく高
信頼Dependable社会システムの教育、研究教育、標準化、法制
化、ビジネスを推進するために設立した法人 です。
河野先生は1988年にCDMAやNokiaの仕事でフィンランドに
訪問して以来、フィンランドに魅せられ、35年間毎年、オウル
大学やフィンランドの企業や政府と深く関わられてきました。
その結果、Finnish Distinguished Professor(FiDiPro) とし
て、オウル大学や在日フィンランド大使館や企業の研究教育、
開発、ビジネスに貢献し、信頼を得て、2012年3月に日本に開
設したCWC日本株式会社のCEOを、 横浜国大の承認を得て兼
業していらっしゃいます。
もちろん、大学成果の産業Outcomeや学生の実ビジネス参加、
医療ICTなどの新産業創生に貢献しています。
目的:フィンランド(欧州)と日本(アジア)の大学、研究機
関、企業の間の連携による情報通信技術(ICT)に関する教育、
研究開発、標準化、法制化、ビジネスを推進する。
運営: フィンランド・ オウル大学の100%出資により日本に株
式会社として設立され、大学等により研究開発された科学技術
を欧州型の運営スタイルを導入し、標準化、法制化を含めて企
業化をコーディネートする。横浜国立大学を中心とする日本の
大学や企業の協力を得て、産学官連携により運営されている。
活動分野:先端ICTによる医療を中心とする防災、交通、環境
などの高信頼で頼りになる(Dependable)な社会システム
波及効果:教員や学生がCWC日本およびそのプロジェクトに参
加する企業のメンバーと共に協力し合い、実践スタジオとして
実務経験を積む。レギュラトリー科学の法的コンプライアンス
の評価、試験を実践する。
研究室紹介
國分研究室
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工学府・電気電子ネットワークコース/電子情報工学科
教授 國分 泰雄
世界中の基幹通信ネットワークの情報伝送量は年率1.4∼2倍で急激に増加して
おり、従来の光通信技術では10年以内に限界に達すると予想されます。本研究
室では、世界に先駆けて提案したマイクロリング共振器による超高速光-光信号
処理回路(マイクロリング・プロセッサ)と、同様に本研究室から提案した超
大容量空間多重用マルチコア・ファイバの研究開発を通じて、将来の超大容量
フォトニックネットワークの実現を目指しています。
マイクロリング・プロセッサは光入力によって光信号を高速かつ低電力で制
御する新しいデバイスで、高密度集積化にも適しています。最近、光信号によ
る光フリップフロップ動作とインバータ動作の確認に成功しました。
マルチコア・ ファイバは、 現状の光ファイバが直径125mmの断面内に直径
10mm程度のコアをわずか1本しか収納していないために空間利用効率が低く、
光ファイバ1本当たりの伝送容量限界が100Tbit/s程度に制限されてしまう問題
を解決するため、我々が提案した新しい高密度マルチコアファイバで、従来に
比べて約60倍∼100倍の大容量化が可能になります。
マイクロリングプロセッサの構造と
上面電子顕微鏡写真
長尾研究室
環境情報学府・情報メディア環境学専攻/電子情報工学科
教授 長尾 智晴
当研究室では人の知能を計算機やロボットで実現するための知能情報学に関する研究を行なっています。目指している
のは、人の知能の機械による実現と、大量のデータから規則性を見出すような人の知能を超える知能の実現です。知能
に関する研究対象は広く、研究分野(右上図)に示すように多岐に渡っています。学生数も多く、社会人を含めて博士17
名、修士15名、学部生5名、合計37名の学生が所属して、恵まれた研究環境で活発に研究しています(右下図)。産学連携
に注力しており、累計100社以上、常時数社の企業と共同研究を実施しており、大学発ベンチャー(
(株)マシンインテリ
ジェンス)を起業して長尾教授が取締役CTOを務めています。平成25年度からYNU研究拠点「感性脳情報科学」(拠点代
表:長尾教授)が発足し、学内の文系の先生方や企業と共に、脳科学や感性情報学の技術をマーケティングや経済・経営
分析に応用する国大独自の文理融合研究を開始しました。他大学との医工連携研究にも力を入れています。長尾研では、
今後の産業・社会を担うキーテクノロジーである 知能化技術 を熟知し、従来にはない新たな価値観を創造できるクリエ
イティブな人材を育てています。ぜひ一度、研究室見学にお越し下さい(研究室HP: http://www.nlab.sogo1.ynu.ac.jp/)。
研究室紹介
工学府・電気電子ネットワークコース/電子情報工学科
准教授 倉光 君郎
倉光研究室のテーマは、基盤ソフトウェア技術、特にソフトウェアの作り方について、プログラミング言語からソフト
ウェア工学まで広い視点から取り組んでいます。主な研究活動は、プログラミング言語の創造と高信頼ソフトウェア開発
手法の実現です。プログラミング言語の創造は、言語文法を自分自身で自由に拡張できる新しいスクリプト言語Konoha
を開発し、横浜国立大学発として世界にオープンソース公開する活動を行なっています。高信頼ソフトウェア開発手法は、
日本科学技術振興機構が主導するディペンダブルOSプロジェクトの技法として、アシュアランスケースとソフトウェア
開発サイクルに基づく高信頼化に取り組んでいます。我々が関心をもつソフトウェア領域は組込みシステムやロボット開
発、宇宙システムからクラウド・コンピューティングあり、研究室の卒業生はNTT研究所(2名)
、ミクシイ、野村総合
研究所、任天堂、楽天、日本総研、富士通、アマゾン、アクセンチュア、日本IBM、日本ヒューレット・パッカードなど、
内外の伝統企業から新興成長企業にまで幅ひろく人材を輩出しております。
杉本研究室
工学府・電気電子ネットワークコース/電子情報工学科
准教授 杉本 千佳
本研究室では、生体や環境が発するデータを取得して有意で役立つ情報を抽出し活用するための計測手法、解析・評価
手法、予測手法、制御手法の研究を行っています。ダイナミックな複雑系である人間や環境をセンシング技術、センサネッ
トワーク技術、ユビキタスメカトロニクス技術、信号処理技術、データ解析技術などを用いて科学的に解き明かし認識し
て、対象に最適に働きかけるシステムを構築することを目指しています。具体的には、計測対象に適した非侵襲・低負荷
なセンサシステムの開発、様々な条件下での接続信頼性、安全性、通信遅延、消費電力量等を考慮した最適なセンサネッ
トワークやボディエリアネットワーク(BAN)の構築、心電図・脳波・体温等の生体情報、姿勢・動作や移動等の行動
情報、温湿度や照度等の環境情報に基づく対象のモデル化と感性・機能評価手法の開発等の研究を行っています。企業や
他研究室と連携しながら幅広い領域を対象として研究を進めています。
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倉光研究室
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同窓会システムのご紹介
横浜電子情報工学会は同窓会システム(アルムネット)を利用した運営、
管理を行っております。システムには以下の特徴があります。
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名簿の高い安全性を保てます。
各会員で登録情報(メールアドレスや住所等)の更新ができます。
会員相互の公開情報を閲覧することができます。
会員情報の公開範囲は、項目毎に、同窓会会員、同期、非公開の3段階に設定できます。
会員相互にメールで連絡を取ることができます。
卒業生と在校生の交流をサポートします。
同期会などのイベント開催をサポートします。
皆様ぜひ以下からLoginしてお試しください。
URL: http://ynu-dnj.alumnet.jp/
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同窓会システムのご案内
ログインIDとPasswordは昨年度の会報誌送付の際に個別に配布しています。お問い合わ
せは同窓会事務局([email protected])までお願いします。
★ご自身のデータのご確認と更新をお願い致します。
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同窓会システムのご案内
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横浜電子情報工学会
20
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〒240-8501 横浜市保土ヶ谷区常盤台79-5 横浜国立大学理工学部 電子情報工学科棟内
横浜電子情報工学会 事務局(月・水・金 10:00∼17:00)
TEL:045-339-4113 FAX:045-338-1157 Email:[email protected]
横浜国立大学 理工学部:http://www.es.ynu.ac.jp/index.html
横浜電子情報工学会 :http://www.yoshilab.dnj.ynu.ac.jp/obog/index.html