平成26年度和歌山大学ソフトテニス部後援会総会のご案内

平成26年6月
後援会会員各位
会長
関
文 夫
平成26年度和歌山大学ソフトテニス部後援会総会のご案内
皆様方にはいかがお過ごしでしょうか? いつも後援会にご協力戴き有難うございます。
世界は今、いやまして大きな変化のうねりの中に有ります。国際情勢のさまざまな変動と
ともに、地球温暖化による自然環境の変化など、未来の予測がますます難しい時代となって
きました。
和歌山では「紀の国わかやま国体」を来年に控え、代表選手の強化、会場・道路等の工事
で活気があります。
サッカー日本代表のザッケローニ監督は、チーム状態を聞かれて、“私はグラス半分の水
を見て「半分しか」ではなく「半分も」入っていると考える”と答えました。同じ現実を見
ても、悲観主義者には挑戦から退く口実となり、楽観主義者には挑戦の動機付けとなります。
必要なのは「挑戦の勇気」…いかなる試練にも勇敢にチャレンジする。そこにこそ青春の喜
びがあり、充実があり誇りがあると言えまいか。
ゆえに挑戦の人は何歳になろうとも、青春の人!!挑戦しない人は?
暑い時期での開催になりますが、皆様にお会いするのを楽しみにしております。
記
1.日 時
平成26年8月9日(土)午前10時~午後5時(荒天の場合総会のみ実施)
10時~11時 練習会、 13時~14時 総会・昼食会、 11時30分~17時 対抗戦
※昼食会場の都合上、総会は例年より1時間遅く開始します。また、対抗戦は例年より開
始時間を早めますのでご注意下さい
2.場 所
和歌山大学テニスコート(体育館横のオムニコート)
(最寄駅:南海本線 和歌山大学前駅) ※総会・昼食会は食堂「フルール」
3.当日会費
3,000円(当日の学生食事代補助を含んでいます。
ご家族の方については昼食代の実費を頂戴いたします)
4.出席のご連絡およびお問い合わせ
7月26日(土)までに下記へお願いいたします。ご家族の方の同伴大歓迎です。
その場合は、人数をお知らせ下さい。準備の都合上、よろしくお願いします。
〒649-6523
和歌山県紀の川市下丹生谷125-5
道北 結衣
TEL・FAX:073(673)8051
ソフトテニス部Mail:[email protected]
その他連絡先:090 5018 0570(道北・携帯電話)
参加可否については、上記の住所に本案内の最後に付けております用紙を送付して頂くか、
ソフトテニス部Mailアドレス宛てに、出欠ご報告用紙の内容を記入して送付して頂きますよ
う、よろしくお願い致します。
1
後 援 会 会 計 報 告
後援会会計
前田良績
(平成25年7月1日~平成26年6月末)
収入合計
支出合計
繰越金
651,647
609,350
42,297
円(前年度比:-15,260 円)
円(前年度比:-33,012 円)
円
収入内訳
後援会費収入
OB会当日会費
前期繰越金
計
支出内訳
286,640
318,000
47,007
651,647
円
円
円
円
学生登録費(県/市連盟)
20,000円
学生援助費
289,000円
故・住岡忠則氏へ供花1鉢 10,500円
OB総会運営費
191,448円
監督・その他旅費
30,000円
その他所費
68,402円
計
609,350円
42,297円を26年7月会計へ繰り越します。
○平成 25 年度会計変動要因
・収入減要因:後援会費の減収に伴うもの。
・支出減要因:学生援助費は増加するも、その他経費の削減によるもの。
追 伸
いつも会費ご納入ありがとうございます。
後援会のますますの発展のため、本年も是非ご納入下さい。
平成26年度後援会会費、一口1,000円 二口以上よろしくお願い致します。
郵便振り込み用紙を同封しておりますのでご活用ください。また、インターネットで下記ゆ
うちょ口座にお振り込み頂いても結構です。
大変恐縮ではございますが、その場合振込手数料をご負担頂けますと幸いです。
【ゆうちょ銀行からお振り込みになられる場合】
口座番号:00990‐1‐57093
口座名義:和歌山大学ソフトテニス部後援会
【ゆうちょ銀行以外の銀行からお振り込みになられる場合】
銀行名:ゆうちょ銀行
支店名:〇九九店 口座:当座 0057093
2
平成25年度
後援会総会報告
去る、平成25年8月10日(土)和歌山大学テニスコートにおいて、多くの方々(下記
名簿をご参照下さい)のご参加を得て学生の献身的な協力の下、盛会に行うことができまし
た。
午前中は練習会、昼食時に総会を行い、関会長の挨拶、会計報告、監督・コーチ・主将よ
り近況報告の後、次期後援会執行部を下記のとおり選任いただき、乾杯の後、昼食をしなが
らの懇談会、大いに盛り上がりました。午後からは、現役対OBの対抗戦を行いました。
総会出席者(入学期順に掲載しております)
敬称略
6期前田良績
8期関文夫
9期二宮金吾 田村幸雄
11期- 増田七徳
13期- 日下伸夫
14期- 竹本順彦 出口和雄
15期- 宮本登貴子
26期- 上田哲史 薗武志
30期- 吉田昭和 奥野潤
32期- 鈴木慶彦 平久保暁恵
34期- 池内容子 古田さゆり
39期- 井口哲也
41期- 玉置忍
46期- 松嶋大洋
48期- 岡本悦宏
49期- 西尾友充
50期- 田中良治 平尾哲也 作内龍介
51期- 谷口英治
53期- 小池学 小池奈緒子
54期前西俊作 西川智美
55期板岡作行 板岡成美 田中俊介
56期太田翔一郎 川畑智洋
57期今中佑樹 木下ひとみ 和中美佳
58期奥野晃久 宮下和
59期更田崇史 山下創 北澤佳奈子
60期岡田優香 出嶋賢也 山口春香 立木拓郎 山本高将 松本輝
梅林太一 南喜智 西田幸平
61期橋元宮瑚 朝本知也 奥村卓生 鹿嶋良太 瀧佳奈子 二川大舗
永井爽子 筒井翔太
以上60名とご家族多数
※記載漏れ等、間違いがあればご容赦下さい。
3
【H25年 執行部選任結果】
会
長:関
文夫(経短4期・8期)、副会長:住岡忠則(学芸11期)
会
計:前田良績(学芸6期)、総務:岡本悦宏(シス工48期)、事務局:中野麻耶(学生)
監
督:岡本悦宏(シス工1期・48期)
コーチ:平尾哲也(シス工3期・50期)、和中美佳(経済57期)
酒井豊(経済58期)※新任
【H26年 執行部(案)】
会
長:関
文夫(経短4期・8期)
副会長:平久保暁恵(教育32期)
会
計:前田良績(学芸6期)
松嶋大祥(教育46期)※新任
会計補佐:和中美佳(経済57期)
総務:岡本悦宏(シス工1期・48期)
監
督:岡本悦宏(シス工1期・48期)
コーチ:和中美佳(経済57期)酒井豊(経済58期)
副コーチ:更田崇史(シス工12期・59期)※新任
4
近 況 報 告
監督 岡本 悦宏 (シス工1期・48期)
皆様お元気にお過ごしでしょうか。最初に残念なお知らせをしなければいけません。後
援会副会長であり、初代監督である住岡忠則さんが2013年12月7日にお亡くなりになられまし
た。今現在のクラブ体制を作り上げた方であり、私達の年代の者からすれば伝説とも言える
方でした。ご冥福をお祈りするとともに、歴代の監督が今まで作り上げて下さったこのクラ
ブをしっかりと守っていかないといけないと肝に命じる次第です。
さて、前年度からの活動について少し紹介させて頂きます。部員達には常に「人から応援
されるような人間になれ!」と言い聞かせています。応援されるような人間とはどういう人
間か?どういう行動をする人か?どういう言葉を発する人なのか?をよく考えて、翻って自
分を省みて日々を過ごしなさい、と伝えています。そんな中で自分の学生に対する具体的な
指導方針がイマイチ無いな、と反省し、少しテーマを持って1年取り組んでみようと思い、
「学生の人間的成長を促し、社会に出て活躍できる人材を作る」を自分の中で掲げ、1年間
試行錯誤してみた年でした。いろいろな取り組みをしてみたのですが、大きな狙いとしては、
①強い自己肯定感を育てる、②周りに心の底から感謝できる心を作る、という2つの狙いを
持ち、少しではありますが、新たな取り組みをしてみました。
まず①の強い自己肯定感を育てる、ですが、それに対しては“MVP投票”というものを
やってみました。元々毎年、年末の納会時に私が独断と偏見によりMVPを選出し(テニス
では活躍してないけど、すごく頑張った学生を選びま
≪MVP投票概要≫
す)、ポケットマネーでプレゼントを渡していました。
“褒めてあげたいと思う人”上位3人を
それを、今年は学生の投票で選ぶという試みをやって
理由も添えて投票
みました。狙いは、『自己肯定感を得て、自信を持っ
【フィードバック方法】
てもらう事』です。学生には、1年間を振り返って、
・上位3人を表彰
“褒めてあげたいと思う人”を理由も添えて1位~3
・各学年1位を表彰
位まで書いて下さい、というお題を出しました。書い
・票が入った人全員に、褒めてあげたい
た紙を回収すると、そこには私からは見えていなかっ
理由、を書いた紙を渡す
た学生の良い所が沢山書いてあり、とても心温まるも
のでした。
投票用紙を集計し、上位3人と各学年1位に対して、ポケットマネーで買ったプレゼント
を渡しました(今年は結構な額のお小遣いが飛んできました…(笑))。それに喜んでくれ
たのは純粋に嬉しかったのですが、実は本当にやりたかった事は、1票でも入った人に、誰
かが書いてくれた褒め言葉、を届けてあげる事でした。それが何よりも最大のプレゼントだ
と思うからです。人は何かの勝負の結果によって自信を持つ事はできますが、
それはあくまでも他人との対比による自信であり、脆いものだと思います。それに対し、人
は誰かに認められる事でより大きな自信を持ち、前向きに頑張れるのだと思います。しかし、
普段の生活の中で人からあえて褒められる事は少なく、どちらかと言うと叱られたり批判さ
れたりする事の方が多いはずです。だからこそ、普段の頑張っている姿に対して身近な人が
言葉に出して認めてあげる事こそ最大の報酬であり、自信の根源に成り得ると思うのです。
ある生徒は、皆からのコメントが書いてある紙を読みながら涙し、「地道に頑張ってきて良
かった…、こんな風に思ってくれていたなんて・・・、みんなありがとう。これからも頑張
5
ります。」と声を詰まらせながら皆にお礼を言っていました。各メンバーのコメント集めか
ら、データ投入、印刷、仕分け、プレゼントの購入等々、結構な労力がかかったのですが、
そんな学生の姿を見て、心の底からやってよかった、と思いました。(ただ…、ポケットマ
ネーがかなりかかるので次回開催には若干躊躇しております(苦笑))
実はこの話には後日談があります。このMVP投票で現役生男女それぞれ1位だった学生
が、この投票の結果に申し合わせたようにその後の春リーグで大活躍をします。
その男子選手は2回生の上野選手です。彼は今2回生ですが、入部してきた頃はそんなに目
立った選手ではなく、また性格的にも前に出ていく、というタイプでもないため、いつか芽
が出ればいいね、という感じでした。その後、1回生の秋リーグ時に何とかリーグに出られ
るかどうか、というポジションで、ギャンブル的に出していたというところでした。しかし、
コツコツと練習し、雑用も率先してやる、という事を続けていました。それを同期が見てい
たのか、MVP投票では同期から沢山の票が入っていました。ちょうどこの辺りから、さら
に彼の努力が加速したように思います。少し下向き加減だった視線が真っ直ぐ前を向くよう
になり、行動に迷いがなくなったように見えました。そして迎えた春リーグ。彼の努力が桜
のように一気に開花するのを目の当たりにします。詳細は酒井コーチの近況報告に譲ります
が、入替戦も含めて6戦全勝。3部復帰の原動力になりました。誰が見ても大会会場の中で
は抜きんでたプレーをしており、圧倒的なエース、という存在感でした。自分のやってきた
事への自負、周りから認められているという安心感、そして元々持っている謙虚さからくる
一切の驕りの無さと油断しない姿勢、それらを背景とした、絶対に負ける事はない、という
雰囲気を周りが感じていました。
次に、MVP投票で女子のダントツ1位だった選手のお話です。その女子選手は3回生で
主将の道北選手です。彼女は大学に入るまでラケットすら握ったことが無く、大学からテニ
スを始めた正真正銘の完全初心者です。彼女は1回生の秋から主将を務めてくれていますが、
リーグに出る、という事すらできない、というポジションでした。それに加えて、個人戦で
も一切勝てず(初心者なので当然です)、主将という重圧だけがある、という状況でした。
そんな腐ってもおかしくない状況にあるような彼女ですが、練習は一切手を抜かず、人一倍
声を出し、経験者の2倍練習していました(本当に2倍やっていました!)。
実は秋リーグ終了時、次の春リーグでは、4回生が卒業で抜けるため、メンバー5名中、3
名が彼女を含めた初心者で戦わざるを得ない状況というのが分かっていました。そこで私は
秋リーグ終了直後に、「上からサーブ禁止令」を出し、全員カットサーブに一旦変える事と
毎日10分のカットサーブ練習を課しました(個人的にカットサーブは好きではないのですが、
止むに止まれず…)。彼女はそんな指示に対して何も文句を言わず、時間があれば一人でカ
ットサーブの練習を黙々と続けていました。そんな努力が実り、彼女はカットサーブがチー
ム一上手くなり、武器になるレベルまで到達しました。その武器を引っ提げて臨んだ春リー
グ。緊張の初戦で、今まで対戦経験があるものの全く歯が立たなかった相手にファイナル
ゲームの熱戦を繰り広げます。そして大事な、本当に大事なポイントで、来る日も来る日も
練習し続けたカットサーブが彼女にポイントをもたらし、マッチポイントを握ります。そし
てそのポイントを泥臭い、必死のプレーでもぎ取り、テニスを始めて苦節2年、対外試合初
勝利を掴みました。これも詳細はコーチの報告に委ねますが、そこから本人も驚く3連勝。
最下位候補最有力だった初心者軍団が経験者揃いのチームをなぎ倒し、ついには優勝決定戦
を戦うという大番狂わせをやってくれました。男女共に、努力はいつか実を結ぶというのを
改めて見せてくれた試合でした。
(女子の試合の模様はネット上にアップしており、ソフトテニス部HPからOB掲示板を開
6
くと、記事中に動画閲覧用のURLが記載されています。お時間があればぜひご覧下さい)
記事が長くなりすぎるため上記2名だけを取り上げましたが、他にも頑張っている学生は
沢山います。ぜひ彼らにもいつか努力の実が結実する事を願いながら指導していきたいと思
います。勝った時の感動は、倒した相手のレベルや大会の大きさに比例するのではなく、そ
れまで積み重ねた努力の大きさに比例するものだと思っています。テニスに限らず全ての事
に言える事だと思いますが、結果に対する周りの賞賛は、その結果の大きさ、凄さに比例し
て大きくなりますが、自己満足感や感動の大きさは、その結果を得るために費やした努力に
比例するものだと思います。自分に嘘はつけません。たまたま手にした大きな結果より、苦
しんで苦しみぬいてやっと手に入れた小さな結果に大きな誇りを持てるようになって欲しい
と思っています。
さて、続いて②周りに心の底から感謝できる心を作る、ですが、これは一朝一夕でできる
ものではなく、非常に難しいため悩みました。それなりのインパクトが無いと効果が薄くな
ってしまうけれど、そんな心に響く事を若輩の私自身の力で実行するのは困難と考え、結果、
卒業を控えた4回生のご両親にお手伝いをお願いする事にしました。卒業する4回生のご両
親にお願いして、卒業する子供達に向けてお手紙を書いて頂きました。“感謝”というキー
ワードに対して、社会に出る一歩前の学生達は、誰に対する感謝が一番大きくあるだろうか、
と考えると、社会に出るところまで見守り育ててくれたご両親だろう、と思いました。ただ、
親に感謝しろ、と言って感謝させるのでは意味が無いので、逆にご両親から学生に向けて自
分の思いを手紙に書いてもらい、学生達に、自分がどれだけ愛されているか、期待されてい
るか、想われているか、という事を実感してもらい、そして自然と相手に感謝できる気持ち
を持ってくれれば、と思い、ご両親に手紙を書いてもらう事にしました。そしてそれを3月
の追いコンで全員の前で読み上げさせて頂く、という試みをしました。
実際にご両親からのお手紙をお預かりし、拝読させて頂くと、ご両親の沢山の想いが溢れ
ており、涙せずにはいられませんでした…。当日、学生の前で読む際にはどうしても目頭が
熱くなってしまうため、読み上げ役は和中コーチにお願いしました。和中コーチもこのご両
親の想いはちゃんと伝えなければ、と感じ何度か練習してから会場に来たそうです。それほ
ど沢山の想いが詰まったお手紙を頂きました。
学生達にはこの事は秘密にしていたので、ご両親がお手紙を預かっているという事を追い
コンの場で明かすと非常に驚いていました。一人ひとりに向かってご両親のお手紙を読み上
げると、真剣に聞き入る者、ひたすら涙を拭う者、様々でした。ただ、手紙を読み終わった
際には、卒業生全員の目の輝きが変わっているように感じました。自分がどれだけ価値ある
存在かという事を知り、両親含め支えて貰った人達への感謝の気持ちを持ち、新たなステー
ジに一歩を踏み出す覚悟をしっかりと持ったような、そんな風に見えました。卒業生だけで
なく、現役生も何か感じてくれたのではないか、と思っています。ご協力頂いたご両親には
心からお礼を申し上げます。また、私にまで温かいメッセージを頂いた事、本当に有難うご
ざいました。この取組みで一番成長させて頂いたのは私かもしれません。
さて、話は変わりますが、今回の総会限りで10年間、コーチとしてクラブに尽くしてくれ
た平尾哲也君(シス工3期・50期)がコーチを退任されます。彼はとても優秀なため、会社で
も若くして管理職となり、膨大な業務量をこなしているようなのですが、責任感の強い彼は、
仕事があまりに忙しく、あまりクラブに顔を出せない事に責任を感じていたようで、退任を
申し出られました。彼は私とはまた違ったやり方で学生に接してくれており、包み込むよう
な優しさを持ったコーチでした。凄腕の相棒がいなくなるのは非常に残念ですが、彼の今後
の活躍を期待して笑顔で送り出したいと思います。
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そんな彼の後任には平尾君が一押しの更田崇史君(H23卒業)を予定しています。更田君
はプレーヤーとして大活躍、というタイプではありませんでしたが、現役時代は主将を務め、
技術力が近年では一番低いと言われた年代において、その人望でチームをまとめ、個々のテ
ニスは弱いが団体戦は強い、という素晴らしいチームを作り出し、全員のポテンシャルを最
大限に引き出す事で、3部昇格、3部残留を果たした名主将です。先輩後輩問わず、なぜか
彼の周りには人が集まる、という不思議なオーラを持った人物です。人への感謝ができる、
心からの礼儀というものを持っている、等々、今掲げているテーマである“周りから応援さ
れる人”を地でいく、とてもしっかりした青年ですので、ご支援をよろしくお願いします。
テニスコートで皆様にお会いできる日を楽しみにしております。
近 況 報 告
コーチ 平尾哲也(シス工3期・50期)
昨年またしても3部の壁に跳ね返され、今度こそと意気込んで臨んだ春リーグ。3度目の挑
戦権を得るための戦いです。
まず初戦の神戸学院戦。1番で出たのは新入生の瀧内と2年生の谷本。瀧内にとっては当然
初めてのリーグということもあって、かなり緊張していたのでしょう。なかなか思うような
テニスができず、1で敗れてしまいます。
しかし、2番の上野・松田ペアで盛り返し、シングルスの山口はエースとして確実に勝利
し、キャプテンの前島・城下ペアが勢いを背に勝負を決める。この流れで何とか逆転勝利を
することができました。
足元をすくわれやすい初戦を何とか乗り切り、その後の対戦においても同じ展開で勝利し
続け、リーグ全体を通して一度も天秤勝負にならず優勝することができた。最近では珍しい
勝ち方ではなかったかと思います。
この流れで最後まで戦い抜けた要因としては、上野の成長と前島の覚悟があったのかもし
れません。上野はチーム1といっていいほどのハードヒッターゆえ、ミスも多いというのが昨
年の印象でしたが、この冬場に相当な努力をしたのでしょう。今回は後衛陣では見ていて一
番安心感がありました。
また前島は教育学部の3年生ということもあり、万全の状態でリーグに出られるのは今回
で最後だ。ということをしきりに口にしていました。そうした想いもあり、今回のリーグで
は一番気持ちを前面に出してプレーできていたのではないかと思います。技術面どうこうと
いう問題ではなく、ラケットも一番振れていたのではないでしょうか。
もちろんこれだけで勝ち抜けるほどリーグは甘いものではありません。現在主力となって
いる3年生の安定感や、あと1本足りないところを補ってくれた4年生。応援や審判等に全力を
尽くしてくれた試合に出られなかったメンバー。彼らの力もあったからこその優勝だったと
思います。
さて、これだけを見ると今回は何もかもが順調だったと思われるかもしれませんが、実態
としては逆で、入れ替え戦に向けては不安の残る状態でした。
この2年、1期ごとに3部と4部を行ったり来たりすることで見えてきたのが、チーム力を考
えたときに3部と4部とではかなりの差があること。またうちのチームはそのどちらに振れる
か微妙な立場であることでした。
今のチームでは4部では勝てても、それ以上では通用しないのではないか。そういう思い
8
を持ちながら、1週間後の入れ替え戦に臨みました。
その入れ替え戦の相手は大阪大学。まず1番には昨年のキャプテンの中野と北野の4年生ペ
アを起用しましたが、相手エースに要所を抑えられ、1で押し切られてしまいます。
出鼻をくじかれ、やや重い空気になりそうでしたが、2番は上野・松田ペア。リーグにお
いても常にこの状況で回ってきたこともあり、そうした流れを一変させるだけの力がこのペ
アにはありました。
そして3番のシングルスは山口。今の彼については安心感の一言に尽きます。これまでは
余裕のある場面で時折集中力の切れたプレーを見せてしまうこともありましたが、今ではチ
ームを引っ張っていくという自覚も出てきたのか、そうした場面でも自分をコントロールし
ながらきっちりとした勝ち方ができるようになってきました。
そして4番の前島・城下ペア。今回もやはり2-1の状況で彼らに回ってきました。が、最
後の大一番でやはり緊張してしまったのか、リーグの時と比べて少しではありますがプレー
の思いきりを欠いてしまっていた気がします。何とか自分で決めたい気持ちもあったでしょ
うが、1で敗れてしまい、今リーグ初めての天秤勝負となりました。
最終戦に臨むのは中川・谷本ペア。本来ならば2人とも勝ち頭としてチームを引っ張って
いってほしいのですが、ここのところなかなか結果を出せず苦しんでいました。リーグにお
いても、すべて消化試合で回ってきたこともあって、なかなか緊張感のある試合をできてい
なかった分、最初は不安が残ってしました。
試合の入り方としては、お互いが慎重に、という感じで双方これといった決め手のないま
ま進んでいきます。そんな中、中川が最初にもって行ったストレートパスを相手前衛が抑え
られなかったこと、大事なポイントで谷本のボレーフォローが良いところに落ちて決まった
こと、そうした些細な内容で流れがこちらに傾き、結果として0で勝利。3部復帰を果たすこ
とができました。
とはいえ、喜んでばかりもいられません。このチームの目標は2部に上がること。次の秋
リーグはまた厳しい戦いになると思います。ここ2年続けて3部の壁に跳ね返され、悔しい思
いをしてきました。特に今年の幹部は1年の頃からそれを経験しており、今年こそは!という
思いも強いはずです。新たなメンバーも増えたことで切磋琢磨し、今度こそは3部の舞台で結
果を出してほしいなと思う次第です。
さてここからは私個人の話になりますが、今年のOB総会をもって男子コーチを退任させ
ていただくこととなりました。
ここ数年仕事が忙しくなり、大学に足を運ぶことが容易ではなくなったこと、自分自身が
テニスから遠ざかりつつあることから、そろそろ潮時だなと感じ、決断しました。
10年間務めさせていただきましたが、振り返ると学生の成長をサポートする立場にありな
がら、逆に自分が成長させてもらったなという感じがします。
就任当初は、後輩たちとともにテニスをして、その中でプレー面についてばかり話をして
いたような気がしますが、逆に学生のレベルが上がってくるにつれ、テニスの技術だけで学
生と接することが難しくなり、そこから学生との接し方について試行錯誤を繰り返すように
なりました。
思えば、テニスについて学ぶ以上に、こうした経験をできたことが自分にとって大きな財
産になりました。
これからは若いコーチ陣に託すことになりますが、私もOBの1人として後輩たちを支えて
いければと思います。
9
最後になりましたが、コーチとして未熟な私を10年間にわたって支えていただき、OB会
の皆様には感謝あるのみです。本当にありがとうございました。
近 況 報 告
女子コーチ 和中 美佳(経済57期)
昨年の春リーグで女子は、5部Aから5部Bへと降格が決まり、すぐに5部Aへと昇格す
るため、さらに厳しい練習が始まりました。しかし、直前になり、5部以下のリーグ分けの
変更がありました。今まで5部A・B・C・D、6部A・B・C・Dと各4チームのリーグ
戦でしたが、5部1位~5位・・・という順位分けとなり、5チームの総当たりとなりまし
た。(説明がしにくくわかりにくくてすみません。)和大は5部Bへ降格したばかりという
ことだったので、5部5位という位置付けになり1つランク上げとなりました。(元の5部
A)それにより今回優勝すれば4部の可能性が出てきました。より一層春リーグの悔しい思
いをぶつけることができる舞台が整いました。初戦に滋賀大学戦、2戦目京都大学戦と、シ
ングルスである4回生の吉岡と1回生の植村が勝つも、ダブルスが負けたことにより出だし
から2敗。嫌な流れを壊してくれたのはやはり4回生。兵庫県立大学との試合では中出(真)
・
中出(杏)、シングルス植村、吉岡・藤内が圧倒的な試合をし、ストレート勝ち。兵庫県立
大学戦では降格争いとなっていたにも関わらず、中出(真)・中出(杏)は緊張しながらも
初戦・2戦目と思うようにできなかった不安を取り除くようにしっかりした展開により1勝
ち。吉岡に関してはここにいる全てのプレーヤーの中で断トツの気合いと気持ちのこもった
スイング、今までやってきたことすべてを出し切るようなプレーで相手からはボールが返っ
てこないという試合でした。兵庫県立大学に1勝したことで5部4位という結果となりまし
た。
秋リーグが終わり、幹部交代へ。マネージャーという難しい立場にも関わらず、チームの
ために頑張ってくれた中野が引退。女子は3回生が中野(マネージャー)1人であるため2
回生が幹部となっており、女子に関しては引き続き道北、岡村、藤内、草野を中心とする1
回生4人を含めた8人でスタート。1回生である岩崎は秋リーグに初めて出場し、驚きと緊
張の中、精一杯プレーしてくれ、この先の成長が楽しみであり期待していたタイミングに古
傷である足の手術をすることが決まり、春リーグでの出場は難しくなりました。同じくマネ
ージャーであった加藤も留学準備のため休部することが決まり女子部員が少し寂しくなりま
した。しかし同回生の植村と平井が元気良く、熱心にテニスに打ち込んでいる姿を見て、安
心することができました。そんな中、人一倍みんなのために、チームのためにと尽力し、チ
ームを最後まで引っ張り続けてくれた吉岡、いつも元気いっぱい笑顔いっぱいでコートを駆
け巡る中出(杏)、いつも悩みながらも強い心を持ち、チームの勝ち頭として支えてくれた
中出(真)が卒業。この代は本当によく話をし、悩み、決断し、強くしてくれた代でした。
4年間変わらずいつも元気に雰囲気を作ってくれ本当に頼もしかったです。一緒にテニスが
できて心から嬉しく思います。
チームの中心だった4回生が卒業した中で迎えた、春リーグ。リーグ対戦前の練習から相
手の癖や特徴を熱心にメモしている姿から本気で勝ちにきているのは和大だなと思えました。
手術のため休部していた岩崎も応援に駆け付けてくれ、みんなで挑む春リーグとなりました。
初戦の相手は秋リーグ同様の滋賀大学。1本目、初心者で毎日休まず日が暗くなるまで練習
し続けた道北・藤内ペアー。見ているベンチにまで緊張が伝わってくるようでしたが、2人
10
には勝ちたいという強い意志が見て取れました。緊張の中先取し、1-0。相手の前衛に先
に仕掛けられたことにより1-1。1-2。1-3。それでもやることを決め、道北はしっ
かり相手の後衛とラリーをし、藤内は相手の前衛より早くポジションに立ち、誘う。道北が
ラリー中に先に仕掛け最初はミスをするも徐々に相手のペースから和大のペースへと変わっ
ていきました。気付けばファイナルへ。粘り勝ちや攻めミスにより4-4。見ているみんな
が手に汗握る中、道北のカットサーブが決まりマッチポイント。相手も粘りますが、最後は
藤内が相手前衛のミスを誘い初勝利。2人は涙を浮かべながら本当に嬉しそうな顔をしてい
ました。2本目は道北・藤内の良い流れのままシングルス植村。秋リーグが終わってから春
リーグまで男子と一緒にシングルスの戦い方やどうすれば勝てるのかを徹底的に取り組んで
いた姿を見ていたので自然と期待をしていました。良い流れであるも植村自身緊張した顔で
コートへ向かっていきました。植村は自分がしたいこと、自分の展開を作ることをしっかり
頭においてプレーができる選手なので、ミスをしつつも危なげなく4-1勝利。3本目は、
秋リーグでは体調不良により出れなかった岡村と、初心者であり道北・藤内と共に遅くまで
練習をしてきた草野。ラリー展開の中、草野が先に取りに行こうとするが、なかなか和大の
ペースにならず、1セット取るも1-4負け。相手に押し切られ自分たちの力を出せる展開
まで持っていくことができませんでした。それでもまず1勝し、2戦目は大阪大学戦。何か
と対戦することが多くライバルとして絶対勝ちたい相手の一つ。ここで1本目岡村・草野。
シングルス植村、3本目道北・草野で勝負。1本目は、仏教大学戦で苦戦しながらも勝った
ペアーが勢いそのままに岡村・草野に向かってきました。練習の成果を試すためボール一球
一球に食らいつくも1-4負け。シングルス植村は滋賀大学戦でできなかったこと、課題と
して取り組んできたことを出し、圧倒的な打球力と配球により相手を寄せ付けない強さで4
-1勝利。天秤となる場面で道北・藤内ペアー。相手は今まで多くのペアーが苦戦してきた
こともあり、今回も苦戦するだろうなと思いながら見ていました。案の定、取って取られて
の攻防で流れの取り合いのようでした。気を抜くとミスをするといった雰囲気の中、ファイ
ナルへ。ファイナルでも終始息を呑むような展開であったが、自分を信じ、ペアーを信じ、
チームを信じた道北・藤内が勝利を呼び込んでくれました。3戦目の京都大学戦でも同じオ
ーダーで挑み2-1勝ち。とうとう仏教大学戦と優勝決定戦というところまで来ました。オ
ーダーは最初に戻り、1本目道北・藤内。相手は序盤から厳しいボールを打ち、前衛も先に
先に仕掛けてくるといった苦しい展開でした。何とか少しでも相手を崩す展開へと2人で持
っていこうとするも0-4負け。2本目はシングルス植村。全選手の中でエースである植村
が和大を優勝へ導くため、みんなの気持ちに応えるような思い切ったプレーで4-1勝ち。
優勝決定戦の天秤というプレッシャーの中、岡村・草野がコートへ。相手はダブルスでは唯
一全勝しているペアー。コートに入れる配球ではなく、コースをしっかり見極めて打ってく
るような後衛と攻めと守りがしっかりできる前衛。こちらも負けじと草野が相手後衛の前に
出ていきポイントを決め、厳しいボールに対し何とか返していく岡村。しかし、徐々に点差
が開き0-4負け。あと1勝。あと少しのところで優勝を逃してしまいました。
しかし、優勝はできなかったものの、“努力は報われる”ということ目の前で教えてもらう
ことができました。岡村・草野に勝利をもたらすことができなかったのは本当に申し訳ない
と感じていますが、良い雰囲気を中心となって岩崎・平井が作ってくれ、秋リーグに向かっ
て今度こそは!と思わせてくれるリーグとなりました。
4月に入り、今年も新入部員が経験者2名入部してくれました。女子も活気が増し、さら
にレギュラー争いにより、チームの底上げができると感じています。
男子については3部、女子は5部という舞台で今のポジションに満足せず精進していきた
11
いと思っています。OB・OGの方々とこうして交流ができる場で、たくさんのことを教え
ていただき、感謝し、毎日頑張っていきたいと思っています。是非、短い時間ではあります
が、コートでお会いできることを楽しみにしています。今後ともご支援・ご声援のほどよろ
しくお願いいたします。
コーチ就任の挨拶
コーチ 酒井 豊(経済58期)
平成 25 年度後援会総会より、コーチを務めさせて頂いている酒井豊です。本来であれば昨
年の総会にて皆様にご挨拶すべきでしたが、都合がつかず出席できませんでしたので、この
紙面にてコーチ就任のご挨拶をさせて頂きます。
さて、私がコーチとなってからの 1 年間の戦績ですが、男子は秋リーグで 4 部降格し、春
リーグで 3 部に戻りました。女子は秋、春ともに 5 部に残留という結果でした。男子は 2 部
昇格、女子は 4 部昇格を目標に掲げており、今年も目標にチャレンジできる位置についてい
ます。
学生たちは今年こそは目標を達成すると強く想い、日々の練習に取り組んでいます。私も
その想いは同じくではありますが、コーチとして結果を導くプロセスを大切にしていきます。
より詳しく申し上げますと、競技としてソフトテニスに取り組む以上は勝敗にこだわり、結
果を追求して日々の練習に取り組むことは大切ですが、それと同時に結果を追求するプロセ
スのなかで人間的に成長できるクラブをつくることに重心を置きます。
昨今の就職活動で企業が求める人物像は「課題形成力、課題解決力、対人関係能力のある
人物」だそうです。このクラブでは、4 年間で最低限これら 3 つの力を身につけてもらいた
いと考えています。これに加えて、さらに身につけてもらいたい力があります。それは「自
らが感動し、周りにも感動を与える力」です。この力はチームメイトと共に目標に向かって
一心不乱に努力し結果を受け入れる、そのプロセスのなかに一切の妥協がないからこそ身に
つけられるものです。学生生活 4 年間のほとんどすべての時間をクラブに捧げ、本気になっ
て取り組むからこそ周りにいる人にも感動を与えることができるのです。
妥協なく本気で取り組むことは素晴らしいという価値観を学生と共有し、
「4 年間練習して
勝ててよかった」よりも「4 年間、このクラブでテニスを通じて人間的に成長できてよかっ
た」と学生たちに言ってもらえるチームづくりを心がけることを OB・OG の皆様にお約束
し、コーチ就任のご挨拶に代えさせて頂きます。
若輩者ですが、学生とともに日々成長していく所存ですので、今後ともご指導ご鞭撻のほ
どよろしくお願い致します。
主将から近況報告・抱負
男子主将 前島 康二(教育64期)
昨年の春リーグで4部から3部に昇格し、2部昇格の目標のもと臨んだ秋リーグでは、0勝5敗で
3部リーグ最下位となり入れ替え戦を滋賀大学に2勝3敗で敗退し、4部降格となりました。一
昨年の秋リーグで3部から4部への降格を経験し一昨年の秋リーグでは天秤負けが多くあと一
本を取ることが出来なかったので秋リーグでは勝ちきることを特に意識して取り組んできた
のですが、初戦の履正社医療スポーツ専門学校戦に敗れそのまま勝つ流れを自分たちで作り
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出すことが出来ず、初日を0勝3敗という形で終わりました。この初日から、自分たちで流れ
を作り出すことの難しさとその大切さ、また常日頃から言われ続けている初戦の入り方の大
切さを改めて思い知らされました。二日目も自分たちで負けの流れを断ち切ることが出来ず
降格のプレッシャーからいつも通りのプレーが出来ず入れ替え戦でもその硬さがとれずに受
けにまわってしまい結果敗戦し、降格という結果になってしまいました。この結果から、プ
レッシャーのかかった中でどのような相手に対しても自分たちのペースを崩さず向かってい
く姿勢で戦っていかなければチームとして勝ちきっていくことは難しいということが分かり
ました。
秋リーグが終わり、幹部が現3回生に交代して、新チームとして、春リーグでの3部復帰、
秋リーグでの2部昇格を目標に「感謝、感動、日々成長」という新しいチームのスローガンを
掲げ、取り組みました。技術的なことでは、チーム全体的にサーブレシーブ力がまだまだ弱
いので、サーブレシーブの基礎の徹底を全体では取り組みました。後衛の技術的な面では守
備範囲が狭くラリーも続かないことが多いのでラリーを多く取り入れ、またフォロー力を強
化する練習を取り入れて守備範囲を広くすることとラリー力の向上を目標に取り組みました。
前衛の技術的な面では、ポーチのフォームやタイミングなどを基礎から見直し、またディフ
ェンスのボレーを中心に行うことでディフェンス力の向上を目標に取り組みました。3部に復
帰するという強い気持ちをチームで持って迎えた春リーグを5勝0敗で優勝し、入れ替え戦を
大阪大学に3勝2敗で勝利し、3部昇格という結果で終わることが出来ました。結果だけを見る
と昇格という結果で喜ばしいことなのですが、内容を見てみると初戦から3勝2敗で勝利とい
う結果が多く、どの試合も完勝したと言える結果ではなくこのままでは3部に復帰したとして
も2部昇格を目指すチームには程遠いということを思い知らされました。また、3部復帰とい
う強い気持ちを持って挑んだもののまだまだチームとして力が足りないところだらけであっ
たこともあり「応援されるチーム」としての姿勢を応援して下さった方たちに見せることが
出来なかったことも反省点のひとつです。技術的な反省としては、後衛はまだまだ単調なミ
スが多く、シュートばかりでロブなどの展開を作るボールが少なく、展開力が足りなかった
こと、前衛はディフェンス力は定着してきたものの、その反面オフェンス力に欠け、ポジシ
ョン取りが遅いなどがあげられます。また、全体としてはサーブレシーブがまた課題として
残っています。サーブレシーブを強化しサーブレシーブで攻めて勝つことを目標にしてきた
のにまだサーブレシーブが弱く、チームの課題になっているということを重く受け止めなけ
ればいけないと考えています。今後、後衛はロブ練習などの展開を作るボールの練習をし、
展開力を強化することと単調なミスを減らすことを、前衛はポジション取りの練習やポーチ
のタイミングのとり方の練習をし、試合の中でのポジション取りを早くし得点力を強化する
こと、全体としてはレシーブ練習やサーブをもう一度基礎を確認しながら練習して秋リーグ
に向けて日々努力していきます。また「応援されるチーム」としての姿勢をもう一度見つめ
なおし日々の練習に取り組もうと考えています。また新入部員も6名入部してきて、部員がと
ても多いので今までより一層元気を出してチームの雰囲気を盛り上げていき、秋リーグで2
部昇格を果たせるように厳しさを持って全員で切磋琢磨しあい、目標に向かって一日一日取
り組んでいきます。
最後になりましたが、OB・OGの方々にはいつもご支援ご指導をいただき、とても感謝して
おります。まだまだ至らない点は多いですが、部員一同、一生懸命頑張ってまいりますので、
今後ともよろしくお願いいたします。
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近況報告
女子主将
道北
結衣(経済64期)
昨年の秋季リーグ戦では4位5部残留という結果でした。現在2回生の植村が初めてのリ
ーグ戦であり初めてのシングルスで3勝0敗という素晴らしい結果を残してくれました。し
かしながら、ダブルスは現役の力ではなかなか勝てず、女子が掲げている4部昇格という目
標を達成することができませんでした。
主力であった4回生が卒業されて厳しい状況になりましたが、春季リーグ戦は現役の力でダ
ブルスが勝てるように必死で練習しました。後衛は監督の提案でサーブをアンダーカットサ
ーブに変更し、サーブで攻められるように練習しました。また、前衛の練習を極端に増やし、
基礎から応用まで時間をかけて前衛の強化を図りました。展開練習では男女分けて練習する
ことで、自分たちでよく話し合い、考えながら練習できました。しかし、春季リーグ戦まで
の大会や練習試合ではなかなか思うような結果が出せず、苦しい時期もありました。
春季リーグ戦1試合目の滋賀大学戦では道北藤内ペアがファイナルでなんとか粘り勝ちを
し、シングルスの植村もその流れに乗って勝ってくれました。2試合目の大阪大学戦、3試
合目の京都大学戦も良い流れのまま勝つことができました。4試合目の佛教大学戦は1位決
定戦でしたが、ダブルスが2本とも負けてしまい、その結果全体では3勝1敗で2位5部残
留という結果でした。
今まで結果が出なかった道北藤内ペアが今回の春季リーグ戦で結果を残せたことは大変喜ば
しいことでした。また、努力は実るということが実感できて大きな経験となりました。しか
し、今回は勢いでなんとか勝てたという印象で、まだまだ後衛のラリー力、前衛のボレーや
スマッシュの決定力、サーブレシーブを強化していかなければ次の秋季リーグ戦で優勝して
4部に上がることはできません。次の秋季リーグ戦ではダブルス、シングルスともに全勝し
て4部昇格を本気で狙いたいと思っています。
今年の新入生はプレーヤーが後衛1人と前衛1人でした。2人とも経験者なので、切磋琢磨
しながら全員で技術の向上を目指していけたらと思っています。新入生が増え、それぞれの
回生の役割も変わるのでチーム作りも大変ですが、チームがまとまれるよう幹部がしっかり
引っ張っていこうと思います。
最後になりますが、OB・OGや後援会の方々にはいつも暖かいご指導、ご声援をしていただき
感謝しております。まだまだ至らない点がありますが、日々精進してまいりますので、今後
とも変わらぬご支援、ご声援のほどよろしくお願いいたします。
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成績報告
○関西リーグ戦(平成25年度秋季)
男子3部(平成24年9月21日・22日
3部
履正社
於:滋賀県立長浜ドーム)>>4部降格
桃大
京産
龍谷
神大
和大
勝点負点
順位
2
2
④
④
③
3勝2敗
3位
④
⑤
2
③
4勝1敗
1位
2
④
④
3勝2敗
2位
1
③
2勝3敗
5位
2
2勝3敗
4位
1勝4敗
6位
履正社専門学校
桃山学院大学
③
京都産業大学
③
1
龍谷大学
1
0
③
神戸大学
1
③
1
④
和歌山大学
2
2
1
2
③
<入れ替え戦> 和歌山大学2-③滋賀大学
女子5部(平成25年9月21日
女子5部
滋賀大
於:京都大学吉田南キャンパス)>>5部残留
兵庫東
京都大
京女大
和歌山
勝点負点
順位
③
②
0
②
3勝1敗
2位
1
0
0
4敗
5位
0
②
2勝2敗
3位
②
4勝
1位
1勝3敗
4位
滋賀大学
兵県大東学舎
0
京都大学
1
②
京都女子大学
③
③
③
和歌山大学
1
③
1
1
○関西リーグ戦(平成26年度春季)
男子4部(平成26年4月26日・27日
4部
和大
和歌山大学
於:摂南大学寝屋川キャンパス内コート)>>3部昇格
摂南
甲南
府大
兵庫西
神院
勝点負点
順位
④
③
④
③
③
5勝
1位
0
③
④
④
3勝2敗
5位
③
⑤
④
4勝1敗
3位
③
2
1勝4敗
6位
2
5敗
4位
2勝3敗
2位
摂南大学
1
甲南大学
2
⑤
大阪府立大学
1
2
2
兵県大西学舎
2
1
0
2
神戸学院大学
2
1
1
③
③
<入れ替え戦> 平成26年5月4日 於:マリンテニスパーク北村
和歌山大学③-2
女子5部(平成24年4月26日
5部
阪大
大阪大学
大阪大学
於:京都大学吉田南キャンパス)5部残留
滋賀
京都
和歌山
佛教
勝点負点
順位
1
③
1
1
1勝3敗
4位
②
1
1
1
1
3勝1敗
2位
滋賀大学
②
京都大学
0
1
和歌山大学
②
②
②
佛教大学
②
②
②
1
②
15
1位
和歌山大学ソフトテニス部ホームページについて
現役生達の手によって、和歌山大学ソフトテニス部のホームページが作製、運営さ
れております。WEB上では、“和歌山大学ソフトテニス部”という名前で公開されて
おります。
学生達が自主的に運営しているものですので、内容等に多少目をつむって頂く部分
もあるかと思いますが、近況や学生達のプロフィール、そして練習予定が閲覧できる
ようになっておりますので、ぜひホームページに立ち寄り、練習予定をチェックして
テニスコートに足を運んで頂ければ幸いです。また、OB・OG用の掲示板も作成してお
りますので、皆様の交流にぜひお役立て下さい。
ホームページのアドレス及び内容は以下のとおりです。
和歌山大学軟式庭球部
http://wattei.web.fc2.com/index.html
内容:部員名簿・予定表・掲示板・OB用掲示板・
クラブ理念・大会戦績・アルバム
また、和歌山大学ソフトテニス部のE-mailアドレスを作成しております。
アドレスは、
[email protected]
です。
住所変更の連絡等の各種連絡事項や学生達・後援会へのご意見・ご質問など、何で
も結構ですので、上記アドレスへメールを頂けますと幸いです。
内容に合わせて学生もしくは後援会のメンバーがお返事をさせて頂きます。
-------------------------------------------------------------------------------
わっていクラブ(OB,OGで結成したクラブ)のホームページについて
和歌山大学ソフトテニス部のOB,OGチームを大阪府に旗揚げしました。卒業してからテニス
から疎遠になってしまっている方にも再びラケットを持ってもらうキッカケになればいいな
と思っています。ホームページも作成しております。
わっていクラブ
http://watteiclub.com/
連絡先メールアドレス
[email protected]
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OB総会についてのアンケート
昨年度からアンケートをとり、アンケート結果より、OB総会案内についてはメールを中
心とし、HPにも原稿を掲載する、ただし、メールを希望しない方には郵送での案内とする、
という事で今年は運営をさせて頂いております。
さて、他にもOB総会の日程とOB総会当日の催しについてアンケートを実施させて頂き
たいと思います。ぜひご回答頂けますと幸いです。
1)OB総会開催日程について
近年は、検討の結果、お盆期間の1週前の土曜日に開催する事が多かったように思います
(今年は日曜日ですが)そこで、期間及び土日どちらがいいかについてご意見あればお願い
したいと思います。
① 開催時期:
② 曜日
:
お盆1週前 ・ お盆期間 ・ お盆後 ・ いつでもよい
土曜日がいい ・ 日曜日がいい ・ どちらでもいい
2)OB総会時の催しについて
近年は概ね、”男子 & 40期以降のOB” 、”女子 & OG & 40期以前のOB”と分か
れて対抗戦等実施していますが、内容についてよりよくしていきたいと思いますのでご意見
をお願い致します。
〔男子 & 概ね40期以降のOB〕どういうパターンがいいかご意見下さい
① 現役 対 OB の団体対抗戦
② トーナメント戦
ペア決定方法:全員でくじ引き ・ OBと現役を分けてくじ引き ・ 事務局側で決定
〔女子 & OG & 40期以前のOB〕どういうパターンがいいかご意見下さい
① 現役 対 OB の団体対抗戦(現行と同じ)
② 団体戦以外の何か今までと違う対抗試合
その他ご意見
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平成26年度和歌山大学ソフトテニス部後援会総会
郵送でご出欠についてお返事いただける場合、この用紙をご利用下さい。また、E-mail
([email protected])でお返事頂ける場合についても下記内容についてメール本
文にてご連絡下さい。
ご
出
席 (同伴者
ご
欠
席
名)
(○でお囲み下さい)
○メッセージ(学生に対する激励、当時の想い出話等ご記入下さい。)
学部
期
氏
名
メールアドレス:
来年度総会案内のE-mail送信希望:
要
・
不要
勤務先(会社)名
連絡用電話番号
【学生達の就職活動にOB訪問等でご協力頂けます方は勤務先とご連絡先をご記入下さい】
(E-mailアドレスを記入して頂いた方にも、電子版と併せて従来どおり紙ベースでの案内も
併せて送付させて頂こうと考えております。)
※準備の都合がありますので7月26日(土)までにご回報下さい。
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