第14号 馬瀬地方自然公園・住民憲章推進協議会発行 〒509−2612 岐阜県下呂市馬瀬名丸406 平成 18年 12月 28日 発 行 馬瀬振興事務所内 Tel(0576)47−2111 Fax 0576(47)2621 馬瀬地方自然公園の魅力づくり 馬瀬の自然の恵みを活かした特産品を育てよう 地元の産物を地元で加工し地元で消費、販売する<地産地消>の取り組みは地域の農業 を元気にし地域の自然を守ることにつながります。馬瀬の自然の恵みを地元の人がアイデ ィアを活かして創った特産品がホテル美輝、道の駅などで観光客に人気を呼んでいます。 「冬やわい」(ね寿司) 正月料理のね寿司は、麹を 利用した自然発酵食品のため味が気候に左右されやすい 食品です。 このね寿司を何とか商品化できないかと旧馬瀬村時代に 岐阜県産業技術センターに依頼し、気温などに影響されな い乳酸菌「ラクバチルス・サケ」が開発されました。 「さんまぜ工房」では、この技術を利用して 3 年前から「冬やわい」と名づけて販売始 めたところ人気が高まり、12 月になると県内外から注文が増え、今年は昨年の約 5 割増し の仕込(細江ちか子さんのおはなし)ということです。 NHK「ほっとイブニングぎふ」で紹介予定(平成 19 年 1 月 9 日 午後6:30∼) 「かぶら漬け」 漬物は気候が寒い地方ほどおいしいもので すが「漬物加工グループ」で手がけている馬瀬の気候と昔から 伝わる漬物技術を活かした「かぶら漬け」は、外では味わえない風味が好評 でホテル美輝、下呂温泉の宿泊施設などで食事に供されるととも におみやげ品としても販売されています。代表の藤岡つた子さん にお聞きすると、今年は3,000kgのかぶらを漬け込まれたそうです。 「馬瀬ひかり」 12 戸の農家がホテル美輝にクリーン農業で生産された「コシヒカリ」 を年間 120 俵納入され、ホテルのご飯は全量まかなっています。この米は味もよく大変 好評で、加藤社長は来年度から土産品としての販売も検討中とのことです。 このようなことは農家が米の安定生産に取り組め、農地の保全につながっています。 「苔 玉」 「ミニ門松」 現在の園芸ブームの中で男性や女性にも人気があるのが「苔 玉づくり」です。 馬瀬の素材を活かした苔玉、ミニ盆栽が馬瀬らしい特産品と して道の駅、ホテル美輝などの売店に並び人気の商品となっ ています。 ○ 野村克彦氏は、苔玉を年間 700∼800 個、ミニ門松を 100∼200 個生産され、材料は全て身近な自然のものを利用。 植物は乱獲しないように畑で栽培もされています。 門松の竹は、馬瀬は竹林が少なく竹を伐採された農家を尋 ね歩いて譲り受け、資源の有効利用に気を使って見えます。 ○藤岡つた子さんは夫婦で苔玉作りを行ない、市内のセミ ナーで苔玉つくりの講師の経験もあります。やはり材料の植 物は身近な野山に求めるため、来年も芽が出るよう一部は残 すなど採集には自然への配慮が大切であると話されています。 このような、自然を大切にし自然に感謝しながら馬瀬の身近な資源を使う特産品作りが 活発化すれば、自然豊かな馬瀬らしい地域づくりにつながります。 馬瀬の見どころ紹介看板 ・・・・10 箇所に設置 先般発行しました「馬瀬見どころマップ」に載っている淵や名水 、風景などの見どころのうち、10 箇所を選び看板が 11 月末に設置さ れました。デザイン、色彩は「馬瀬サイン計画」にしたがったもの。 醒ヶ井の湧水 美しい淵 じごく淵 山村風景 美輝の里遠望 井谷地区遠望 深瀬の芝桜 数河地区の遠望 中切地区の遠望 中切の田園風景 しんき淵 くるみ淵
© Copyright 2024 Paperzz