愛校心 「校門を掘る子」

愛校心
「校門を掘る子」
田んぼの中にポツンと建った、ある小さな中学校に赴任してきた校
長先生。生徒がみんな裏門から登校してくることに腹を立て、「裏道
を通って登校するとは何事だ」と怒ります。
しかしこの学校には正門がありません。これには一同あ然とします。
役場に掛け合いますが、予算がないという返事。仕方がありません、
校長はポケットマネーで、天ぷらのころものような空洞の杉板製の校
門を作りました。生徒たちはその校門を通って毎日登校するようにな
りました。
冬、雪が降ります。豪雪地帯にあるこの学校、その校門はすっぽり雪
に埋もれてしましました。するとその雪を敢然と掘る生徒がいるでは
ないですか。3年生の女子生徒です。その女生徒は、冬の間校門を掘り続け、
掘り出された校門は雪の中に誇らしげに立っていました。
学校に所属し、その一員とし
てなにか自覚できるもの、証
となるものは何でしょうか。卒業式の行事を通して、自分
.......
たちの学校を考え、そして木津中への思いを考えていって
もらえたら嬉しいですね。
4組
2組
3組
学校は子どものふるさとであり、生活の風土である。
道徳の学習
2016. 3.2.
1組