1日 - 一般社団法人情報通信設備協会 関東地方本部

シスコシステムズの会社のビジョンは、インターネットにより仕事の仕
方、生活、遊び方、学び方を変えていくことである。インターネット
(IP)
は、単なる汎用的な情報交換ネットから、グローバルビジネスを支え
るコミュニケーションのインフラ、通信事業者の基幹プラットフォームに
まで浸透し、IT革命を牽引する中心要素になっている。
企業では、ユニファイド・コミュニケーションの導入がようやく盛んに
なりつつある。単に音声、ビデオ、データをIPネットワーク上に統合し、
メッセージ交換の効率性を高めるユニファイド・メッセージングのレベ
ルでなく、本格的なものである。社内業務のコラボレーションに関す
る部分をシステムインフラだけでなく、業務プロセスを含めて見直し、
更にビジネスアプリケーションとユニファイド・コミュニケーションを連
携させる全社レベルのプロジェクトが多く、これまで部分最適にとど
まっていたものを全体レベルで最適化・リソースの仮想化を実現し、
コスト適正化、生産性向上を目指すものである。ここでのネットワーク
の役割は、柔軟な接続性を提供するだけでなく、電話やテレビ会議の
シグナリング処理、トラフィック属性に応じた品質確保(QoS)、セキュリ
ティ管理、各種認証機能から、グループウェアやビジネスアプリケーシ
ョンとの連携インタフェースを提供するまさにプラットフォームなのであ
る。シスコでは、SONAという体系のもとにシスコ全製品が協調できる
基盤を提供している。
プラットフォームを高度化する際に、ガバナンス、標準化、コンプライ
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アンスをどのように時代に即した形で適用化するのか、ビジネスプロセ
スをどのように進化させてIT連動させるのか、これらを熟考して構築
したプラットフォームは多くの副産物を産むことも経験上理解してい
る。想定部門・業務を超えて新たな業務アプリケーションとの連携が
可能となり、企業間取引の新たな形態の可能性がもたらされたり、価
値連鎖が起こる。我々は身近なところで大きな価値連鎖を経験してい
る。コンシューマ・エリアにおける携帯電話である。高度化された端
末とプラットフォームによって、携帯電話、ネットアクセスという単機能
を提供するサービスが、あらゆる情報提供・発信、認証、決済までも
可能なものに自然派生的に世界最先端レベルまで発展した。提供す
る側、使う側が共に変革を受容することによって価値が大きくなった。
ビジネス・エリアでももっと変革を受容するムードが必要だ。グローバ
ルにものすごい勢いで変革が続いているのだから。
ユビキタス時代のプラットフォームは、高度に発展したネットワーク
がその機能を果たすと確信し、シスコは市場セグメントを問わずその
シスコシステムズ株式会社
プラットフォームを提供していく。単純にテクノロジー・ソリューション
執行役員 ビジネス開発担当
のみならず、情報の活用の仕方やサービスのあり方、コミュニティのか
篠浦 文彦
たちなども含めて提案していきたい。
2007 Vol.491. 新風
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文月
July
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第2回CCNA研修
第1回定例講演会(13:15∼)
業務委員会・次世代地域ブロードバンド推進委員会合同会議(15:00∼)
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大
安
組織委員会(13:00∼)、常任理事会(15:00∼)
友
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友
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海の日
本部財務・企画委員会(13:30∼)
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本部総務委員会(13:30∼)
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本部教育委員会(13:30∼)
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平成19年度 スローガン
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広報委員会(15:00∼)
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MEMO
未来をつなぐユビキタスネットワーク
社会に貢献 ITCA
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NEWSFILE-Ⅰ
マイクロソフト日本法人、大企業向けコンサルティング事業強化を発表
サービス指向アーキテクチャー(SOA)の大手向け導入支援サービス「クイックスタート」を開始、料金は個別見積もり。
東工大、米コーニングと共同で光デバイスを従来比1/10に小型化成功
光を減速したスローライトを用いて光変調器の小型化に成功、光スイッチや受光器など次世代光デバイスにも寄与しそうだ。
日本オラクル、ハード・ソフトの稼働状況を一括監視可能なソフト発表
新製品「オラクル・エンタープライズ・マネジャー10gリリース3」は設定情報の確認や機能強化ソフトの自動配布機能も。
アイピーモバイル、筆頭株主を森トラストへ移動し携帯事業を継続
マルチメディア総合研究所が保有する株式約70%を森トラストに譲渡、有力な出資者の下で事業計画を再構築する。
米アバイア、開発部門人員倍増で独自ソフト開発など日本での開発体制強化
今後2年で日本法人の開発部門の人数を30人程度から倍増、国内顧客のニーズを取り入れたソフト製品を独自に開発。
NTTドコモ、法人営業部門を再編し新規事業開拓の専門部署を設置
携帯を使った情報配信や顧客動向調査など新しいビジネスモデルを提案し、従来の枠を超え企業や自治体に売り込む狙い。
米アップル、新OS「マックOSX(テン)レパード」出荷を10月に延期
今年春に投入を予定していたが、6月米国発売の携帯電話「iフォン」搭載の複雑なソフト開発に人出を取られたのが原因。
ウィルコム、
「ウィンドウズ・モバイル6(WM6)」搭載PHSを発売
シャープと組んでマイクロソフト携帯用新OSのWM6を搭載したスマートフォンタイプのPHSを発売、高速通信に対応。
伊藤忠テクノソリューションズ、企業向けIP電話システムでKDDIと協業
7月からauの携帯電話端末を利用したシステムを提供、auの無線LAN対応携帯「E02SA」で固定電話にも対応できる。
NTTドコモ、1台で2つの番号・メールアドレス使い分け「904i」発表
夏のボーナス商戦向けの新製品「904i」シリーズ5機種を発表、使い分けは新機能の目玉で「2in1(ツーインワン)」。
2006年度の国内携帯電話出荷概況で2年連続シャープ首位―MM総研調べ
シャープはメーカー別シェア21.0%で出荷台数も初めて1000万台を突破、ワンセグ対応「アクオスケータイ」がけん引。
2006年第四四半期(1ー3月期)国内パソコン出荷台数―JEITA発表
出荷台数は前年同期比7%減352万3000台で出荷金額は同10%減4171億円と発表、企業向け大口取引の減少などが影響。
総務省モバイルビジネス研究会、端末販売奨励金やMVNO参入の論点提示
端末販売の期間拘束の容認やMVNO参入に向け接続料水準の事前提示など、今後関係者で論議し9月に報告書をまとめる。
NTTドコモ、PHSサービスを2008年1月7日に終了すると4月27日発表
契約数は3月末で約45万件、代替サービスとして10月から毎秒最大64キロビットのデータ通信サービス開始し端末無料提供。
NTT、次世代ネットワーク(NGN)利用サービスを一部一般向けに開放
首都圏や大阪で公募した500人を対象に12月まで高品質のテレビ電話やIP電話、ハイビジョン映像配信などサービス提供。
アイコム、最大60台の中規模オフィス向けIP電話ルーター「VR-6030」発売
電話機10台未満の「AP-5100VoIP」の拡張ユニットとして使用、ISDNやアナログ回線にも対応し価格は20万7900円。
日本信号、1秒で重ねたICタグ30枚を認識できるシステムを製品化
クレジットカード大で厚さ0.4mmのシール状タグと本棚状の読み取り機で構成、400枚分の情報を読み取り機1台で認識可。
「アナログテレビ放送2011年終了」の認知度60.4%─総務省調べ
地上デジタルテレビ放送の浸透度調査の結果から、認知度は60.4%となり、1年前の前回調査から約28ポイント上昇。
NEC、台湾で「WiMAX」による通信サービスの試験運用を開始
台湾大手家電メーカーの大同と共同で、9月までWiMAXの使い勝手や問題点を検証。海外でのWiMAX関連事業を拡大予定。
携帯電話大手3社の07年3月期と08年3月期の見通し、KDDIが増収増益
同番号移行制度で独り勝ちのKDDIが増収増益。ソフトバンクモバイルも増収営業増益を達成。ドコモだけが営業減益。
新風 Vol.491. 2007
日経産業
4月 24日
NTTドコモ、1台で2つの番号・メールアドレス使い分け「904i」発表
日経産業
日刊工業
日経産業
日刊工業
NTTドコモは23日、夏のボーナス商戦向けの新製品
発着信履歴なども2つに分けられるようにした。1台で「仕
「904i」シリーズ5機種を発表した。昨年10月24日に番号継
事用」
と
「プライベート用」に分け、休日は仕事用の番号に
続制度が始まり、ちょうど半年。顧客獲得競争の第1ラウン
かかってきた電話を留守番電話に転送するといった使い
ドは制度開始前から端末やテレビCMなどで大攻勢をか
方ができる。
けたauの一人勝ちに終わった。ドコモは新しい端末やサ
日経産業
日経産業
ービスで第2ラウンドでの巻き返しを狙う。
日刊工業
最後に「セカンド」の意味の「S」を付けたシリーズを出すの
「ドコモが変われば、ケータイが変わる。これから反撃
が慣例だった。今回、このツーインワンやゲーム機能など
させていただく」――。都内で開かれた発表会の冒頭、
「型番を変えるのにふさわしい新しい機能を搭載できた」
夏野剛執行役員は宣言した。
「904i」シリーズのテーマは
(夏野執行役員)
ため、
「903iS」を飛ばして「904i」
とした。
「ドコモ2.0」。
「Web2.0」のように、携帯電話が新しい段階
日経産業
これまでドコモは夏モデルの型番は冬モデルの型番の
に入ったことをイメージした。
携帯機器向け地上デジタル放送「ワンセグ」や高速デー
タ通信「HSDPA」に対応した端末もそろえた。最高機能
新機能の目玉は2つの番号・メールアドレスを1台で使い
機種として厚さが目立った「900」シリーズの中で可能な限
分けられる「2in1(ツーインワン)」。これまで2つの番号を
りの薄型化を進めるなどデザインにもこだわった。価格は
使い分けられるものはあったが、初めてメール、電話帳や
オープンで5機種とも3万円台半ばになる見通し。
日経産業
4月 27日
総務省モバイルビジネス研究会、端末販売奨励金やMVNO参入の論点提示
日刊工業
日経産業
日経産業
日経産業
日刊工業
日経産業
日経産業
日経産業
日経産業
日刊工業
日経産業
総務省のモバイルビジネス研究会は26日、携帯電話
場の実態を利用者が認識できるような料金表示の必要
市場の公正な競争と、市場の成長を図る上での課題と
性を提示した。ただ一部の国で導入されている奨励金
なる端末の販売奨励金問題や仮想移動体通信事業者
の禁止、という厳しい措置は見送った。
(MVNO)の参入促進に向けた論点を提示した。今後関
MVNOについては、参入促進を阻む要因となってい
係者で議論し9月に報告書をまとめる。総務省は報告書
る携帯電話事業者との交渉を円滑化するため、接続料
をもとに、指針の策定や電気通信事業法改正など必要
の水準を事前に示すなどの約款化や課金・認証機能の
な措置を講じる。
解放を携帯電話事業者に求めた。
焦点の販売奨励金問題については、例えば2年間の利
研究会は論点をどこまで強制力のあるものとするかは今
用を条件に端末を安く提供するといった期間拘束を容
後の議論で決める。携帯電話事業者は強制的な措置には
認。また端末コストを通信料金で回収する携帯電話市
反発の姿勢を示しており、議論が対立する可能性がある。
5月 1日
NTT、次世代ネットワーク(NGN)利用サービスを一部一般向けに開放
NTTは4月27日、今年度後半に商用開始を目指す次世
同日、NECもNECビッグローブ(東京・品川)
と共同で、
代ネットワーク
(NGN)を利用したサービスを、一部の一
NGNの実験に参加すると発表。企業、個人向け双方で、
般利用者向けに開放したと発表した。首都圏、大阪で公
テレビ電話や、ハイビジョン映像視聴、パソコン向けの高
募した500人を対象に、12月まで高品質のテレビ電話やIP
画質・大容量の映像配信などの実験を手掛ける計画だ。
(インターネット・プロトコル)電話、ハイビジョンによる映
NGNはインターネットの通信技術を核とした新しい基幹
像配信などのサービスを提供する。
日刊工業
日経産業
NTTでは一般利用者へのサービス提供によって、NGN
通信網。海外でも英通信大手BTなどが同種のサービス
に取り組んでおり、熱い先陣争いを繰り広げている。
関連の技術確認と、利用者ニーズの把握を進めたい考え。
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NEWSFILE-Ⅱ
携帯電話3社の番号継続制度による4月の転出入、ソフトバンク初の入超
ソフトバンクが4700件の入超、KDDIは8万4700件の入超で7カ月連続のプラス、NTTドコモは8万9400件の出超。
ソースネクスト、ウェブ上で無料業務ソフトを提供する事業開始
米シンクフリーと提携。新サービス「Think Free てがるオフィス」は世界で約27万人利用のシンクフリーのサービスを日本語化。
NTTデータとインテル日本法人、企業向けPCのセキュリティー強化で協業
インテル製のCPUが備えるセキュリティー強化機能「vPro」の有効性をNTTデータが検証。初年度は顧客の数を絞って試行。
KDDIがコードレスシリーズにISDN対応タイプを追加、6月11日から提供
事務所の固定電話にかかってきた電話を携帯電話で受けられるほか、事務所内なら携帯電話間で内線通話もできる。
本人認証の使い捨てパスワード生成に、携帯電話使う新方式続々登場
NTTデータなどがネットバンキング用に開発した仕組みを地方銀行が採用、通販業向けも開始。安全性向上、コストも減。
総務省、次世代無線ブロードバンド通信の免許方針案を発表
屋外や移動中でも高速ネット接続が可能。交付先は最大2事業者、3Gを展開する事業者とそのグループ会社は対象外。
NTTドコモ、秋冬商戦向けに新プラットフォームをFOMA905iに搭載
グローバル端末機能、ワンセグ、音楽再生などの機能を1チップに盛り込むことを実現。端末調達コストを低減できる。
ノーテルネットワークス、WiMAXの基地局開発で東芝と提携
消費電力を低く抑えた小型基地局を共同開発、08年に販売開始。10年度には国内シェア25%、120億円の売り上げ目指す。
日経産業
5月 16日
総務省、次世代無線ブロードバンド通信の免許方針案を発表
日経産業
日経産業
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日経産業
日経産業
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日経産業
総務省は15日、屋外や移動中でも高速インターネット接続
では3Gを展開するNTTドコモが免許交付の対象外。同
が可能な次世代無線ブロードバンド
(高速大容量)通信の免
じNTTグループの東日本の扱いがどうなるか、不透明な
許方針案を発表した。交付先は最大2事業者、第3世代携
ためだ。NTTグループではドコモに加え、東西地域会社
帯電話サービス
(3G)
を展開する事業者とそのグループ会社
の合計3社が免許取得に向けて動いていたが「全滅の恐
は対象外とする内容だ。事実上、新規参入組に交付対象が
れがある」
(NTT関係者)。
絞られた。今後、合従連衡の動きが焦点になりそうだ。
ADSL加入者が主に利用する「050」IP電話はADSL契約者数の減少が影響。光利用の「03」などのIP電話契約数は急拡大。
NTT東西、23・24日のIP電話サービスの通信障害の原因を明らかに
中継系サーバのハードディスク交換時の人為的ミスと、ミス検出のための機能が正常に機能しなかった二重のミスによる。
国際電話のブラステル、企業向けIP電話サービスに本格参入
1つの電話番号当たりの基本料金は月間1575円から。今後3年間をメドに4万台の契約を集め、新しい経営の柱に育てる。
総務省が昨年度の通信市場の競争評価案公表、NTT東西の独占力を指摘
BB市場はADSL、FTTH、CATV回線などを提供する事業者別シェアとして評価。単独事業者ではNTT東日本がトップ。
NEC、無線LAN対応のau携帯電話とSIPサーバの連携ソリューション発売
「ユニバージュ“au”連携ソリューション」は社内で無線LANによるワイヤレス内線電話、社外は携帯電話として利用可能。
京急線全71駅に無線LAN設備を設置、6月1日にサービス開始
京浜急行電鉄は品川駅など主要14駅でサービスを始めている。全駅への拡大は首都圏の私鉄大手8社では初めて。
モバイルビジネス研究会が論点提示、SIMロック解除は2011年までに
異なる規格が併存する現行の3G携帯市場ではSIMロック解除導入は困難とし、新規格導入時を視野に2011年までに実現する考え。
米インテルがWiMAXの日本での普及を支援する考え、事業化資金提供も
PCメーカーにインテルが提供するWiMAX受信チップを08年にも搭載するよう働きかけていく方針も表明した。
ITUが4G携帯標準化に向けた取り組みで、提供サービス勧告案を策定
提供されるべきサービスに位置付けたのはハイビジョン映像の多チャンネル伝送や音声、インターネット接続。
松下電器産業、無線ICタグでの登下校情報配信を青森の小学校で実験
小学生112人のランドセルにICタグを取り付け、登下校の通過履歴を読み取り、保護者の携帯電話に配信した。
キーボード付き多機能端末スマートフォンを売り込む動きが本格化
ウィルコムはスリムなボディーで普通の携帯電話としても使いやすさを高めた。ドコモは米国で定番の機種の日本語版開発。
東京大学とNTT、情報通信分野の研究開発や人材育成で連携契約
テーマごとに個別に共同研究していたこれまでとは異なり、専門委員会を設置して討議を重ね、協力して解決にあたる。
新風 Vol.491. 2007
日経産業
日刊工業
日経産業
日刊工業
次世代無線の代表的な規格である「WiMAX(ワイマッ
「アイデアはいいけれど、オペレーション能力やカネがな
クス)」の事業化に最も熱心に取り組んできたKDDIも落
いと言われないよう態勢を作りたい。免許は取れると思う」
。
胆を隠さない。
「総務省の方針は当社の期待に反する。
一気に新たな本命に浮上したADSL(非対称デジタル加入者
今後、具体的な意見を述べていきたい」とコメントを発表
線)大手アッカ・ネットワークスの坂田好男社長は、同日
した。約2年間、東京・大阪で地道に実証試験を重ね、技
の決算会見で早くも事実上、勝利宣言をした。同社は昨年
術的な検証を進めたほか、世界的に標準化を進める団体
12月の取得に向けた公聴会で、他社と広く連携しデジタル
に中心メンバーとして参加してきた。
デバイド(格差)対策も含めたWiMAXの活用法を訴え注目
を浴びた。総務省方針に最も合致しているとされていた。
3月末の「050」で始まるIP電話契約数は1020万件で、調査以来初の減
日経産業
本命視されていた事業者に免許を与えないのは総務
省が次世代無線サービスを「従来の携帯電話と異なる新
同様に次世代PHSでのサービス展開を検討していたウィル
たなサービスとしたい」
(菅義偉総務相)ためとされる。都
コムや、全国130のケーブルテレビ
(CATV)事業者の連合体
心部から徐々に全国展開する従来の携帯電話と同じビジ
(WiMAXでサービス提供を予定)
も有力候補に急浮上した。
ネスモデルではサービスが重複する可能性があったから
第3世代携帯電話サービスを手掛ける事業者には衝撃
だ。ただ新規参入組の各社とも単独では資金負担やノウ
が走った。
「うちは免許の対象外なのか」。同日午前、総
ハウに欠けるとみられる。携帯事業者や通信大手との連
務省の発表を受けNTT東日本社内は騒然となった。方針
携も視野に入りそうで、合従連衡もポイントだ。
5月 24日
3月末の「050」で始まるIP電話契約数は1020万件で、調査以来初の減
日経産業
日刊工業
総務省が23日発表した3月末の電気通信サービスの加入
日経産業
日刊工業
に利用しており、ADSL契約者数の減少が影響した。
状況によると、番号が「050」で始まるIP(インターネッ
光ファイバー通信回線を利用し、
「03」や「06」で始ま
トプロトコル)電話の契約者数が1020万件となり、調査
るIP電話契約者数は前年同期比2.9倍の412万と急拡大して
開始(03年12月)以来初めて前四半期を下回った。
「050」
いる。両者を合計したIP電話契約者数は1433万人で同
IP電話はADSL(非対称デジタル加入者線)加入者が主
25.1%増だった。
日刊工業
5月 31日
京急線全71駅に無線LAN設備を設置、6月1日にサービス開始
日経産業
日刊工業
日刊工業
日経産業
京浜急行電鉄とNTTブロードバンドプラットフォーム
(略
ト」やNTTドコモの「Mzone」
「mopera U」のいずれかの公
称NTTBP、東京・中央)
は30日、京急線全71駅に公衆無線
衆無線LANサービスに加入する必要がある。京急電鉄は
LAN(構内情報通信網)設備を設置、6月1日にサービスを
沿線情報の配信や駅業務の通信インフラとして公衆無線
始めると発表した。京急電鉄は品川駅など主要14駅でサ
LANの設備を活用することも検討する。
ービスを始めている。全駅への拡大は首都圏の私鉄大手8
日経産業
社では初めてという。
NTTBPは同日、新交通システム「ゆりかもめ」の全16駅
で6月4日に公衆無線LANサービスを始めると発表した。
サービスを利用するにはNTT東日本の「フレッツ・スポッ
2007 Vol.491. 新風
07
ご挨拶
6月7日の関東地方本部総会に引続き6月19日に
本部総会が開催され、平成19年度事業計画が会員
新
風
が
ビ
ジ
ネ
ス
を
変
え
る
皆様のご理解とご協力により承認され、いよいよ
Q1. IP電話の登場によってPBXディーラー業界に
どのような変化があったと感じていますか
はい 51%
とりわけ、今後はビジネス環境の変化に向けど
も重要な局面を迎えたと言えます。
・従来の通信機器メーカとの取扱高が減少した
・従来型のPBX・ボタン電話のビジネスが大幅に
減少している
性を考えると、以前から現行体制での運営推進に
はい 39%
はい 60%
・IP電話は今後益々浸透していく
クノロジーの利活用による新たなコミュニケーシ
いいえ 9%
ョンサービスの創出を要求しております。その実
無回答 8%
Q5. 通信サービス
(固定・携帯電話、
インターネット等)
を
選ぶに当って顧客が重要視しているものは何ですか
はい 84%
現に向けた役割の一端をITCAが担うことが新た
され、承認されました。
ブランド 1%
コスト 71%
無回答 7%
・まだまだ従来型のPBXでビジネスが続く
はい 36%
いいえ 56%
無回答 8%
別事業体による事業計画が早期に公表されるこ
ディーラーの推薦 10%
福田 力
機能 11%
無回答 7%
Q6. 現在、業務委員会ではITCA版FMCサービスを
検討中ですが、
このようなサービスを代理店とし
て販売したいと思いますか
はい 56%
とが望まれるわけですが、ITCA会員の利益に繋
関東地方本部
常任理事
いいえ 32%
無回答 9%
情報通信業界変革の波は、ワイヤレス、IP、テ
ズ専門委員会と三役会による答申が本部総会で示
Q4. 同様に顧客からIP電話サービスの導入を指定さ
れることがありますか
いいえ 52%
離が望ましいと私は唱えてきました。
で行うとの方向性についての、ワイヤレスシティ
無回答 9%
特に、ITCAの活動目的、会員の協調性、継続
その様な状況下、収益事業については別事業体
いいえ 36%
はい 55%
無回答 9%
上げます。
のところです。
Q3. その際顧客からIP電話機器の導入を指定される
ことがありますか
いいえ 47%
はい 44%
らの事業活動推進上の指針になるものと感謝申し
な時代の要請であり、使命であることは衆目一致
機能 3%
無回答 2%
無回答 11%
益事業と費用対効果についてのご提言は、業務を
は限界を感じ、公益事業と収益事業の事業組織分
コスト 81%
いいえ 38%
ディーラーの推薦 12%
前号に寄稿いただきました福島財務委員長の公
担当する者として大変意義のある内容で、これか
ブランド 2%
(顧客)
が通信キャリアに侵食された
・従来のマーケット
実行に向けて活動を始めたところです。
う対処していくか、その活動の真価が問われる最
Q2. 設備更新時に新規機器選択に際して顧客が最
も重要視しているものは何ですか
いいえ 28%
無回答 16%
がり、社会に貢献できるビジネスモデルの出現を
希望しております。
尚、今回の収益事業の計画段階で昨年12月に実
おわりに、平成11年より関東地方本部業務委員
施いたしました、モバイル事業意向アンケート調
長を担当させていただきましたが、今期より鈴木
査の集計結果を、以下にご報告いたします。
理事にバトンタッチさせていただくことになりま
尚、私は本部業務委員長を継続して務めさせて
した。又、昨年発足いたしました次世代ワイヤレ
いただきますので、今後も新委員長共々、一層の
スブロードバンド推進委員会は、清水理事が委員
ご支援をよろしくお願い申し上げます。
新風に相応しい行動力の有る実力委員長です。ご
期待下さい。
長を務めることとなりました。両名ともITCAの
08
新風 Vol.491. 2007
2007 Vol.491. 新風
09
支部だより
神奈川県支部の近況
関東地方本部 神奈川県支部長
大村剛士
(シバ電話工業株式会社 代表取締役社長)
我が神奈川県支部の近況をご報告申し上
げます。
5月18日(金)に箱根湯本の、「ホテルお
かだ」にて定時支部総会が開催されました。
和やかな、和気藹々とした宴会とする事が
出来ました。
一番のびのびと、喜んでいたのは、従来
ペが3組12人にて行なわれました。私の前半
ひな壇に座らされていた人々のようでした。
のスコアは60でしたので上位入賞はあきら
更に、懇親会後の二次会にも全員が参加
め、ひそかに大波賞をと思いましたが、昼
し、大いにカラオケを楽しみ、日頃の憂さ
飯時に酒を飲み過ぎ、結果はトータル127で
を晴らしました。カラオケを聞いていると、
ブービーでした。
その人の人生が凝縮された、歌の雰囲気と
社)にて開催され、無事終了いたしました。
なっている様な感がします。
十数年前の神奈川県支部の会員数は55社
来賓として本部より三本事務局長にご参加
を数えましたが、現在は31社に減少いたし
いただきました。この場をお借りいたしま
ました。現在の資本主義の時代、優勝劣敗、
して、お礼申し上げます。
敗者は退場となるわけですが、明日は我が
総会後の懇親会は、初めての試みとして
役員のひな壇座席をやめて、全員横四列の
新風 Vol.491. 2007
業者同士で上座・下座の区別が無く、非常に
当日は総会に先立ち、県支部ゴルフコン
コンペ後の総会は22社(県支部会員数31
10
座席に適当に着席致しました。同じ、地場
身、もうこれ以上退場者が出ない事を願い
つつ、近況報告とさせて頂きます。
2007 Vol.491. 新風
11
Report of Event
イベント報告
平成19年定時総会懇親会模様
〈挨拶〉 関東地方本部 本部長 大平昭夫
只今ご紹介を頂きました、本部長を仰せつかってお
ります大平でございます。
日ごろは関東地方本部の活動に対しまして、ご理解
とご協力を賜り、厚く御礼申しあげます。
各支部総会も、皆様のご協力を得まして無事終了い
6月7日(木)午後5時から港区芝公園
の東京郵便貯金会館において、日頃、ご
●日 時
平成19年6月7日(木)午後5時∼
指導ご鞭撻をいただいております関東総
●場 所
東京郵便貯金会館 5F 瑞雲の間
合通信局の伊藤電気通信事業課長様、東
●進行次第
司会/総務委員長 今井秀昭
日本電信電話株式会社の山村取締役東京
支店長様を始め関連業界のご来賓の皆様
や、多数の会員企業の皆様にご出席いた
だき、関東地方本部定時総会後の懇親会
を開催いたしました。
大平本部長の挨拶に続いて、伊藤電気
通信事業課長様を始めご来賓の皆様にご
挨拶をいただき、協会本部の藤田理事長
の乾杯の音頭を合図に、賑やかに懇親会
がスタートいたしました。
本部長挨拶/本部長 大平昭夫
来賓挨拶/総務省関東総合通信局 情報通信部
電気通信事業課長 伊藤弘道
東日本電信電話株式会社
取締役東京支店長 山村雅之
社団法人情報通信設備協会
会長 西脇達也
乾杯/社団法人情報通信設備協会
理事長 藤田孝雄
閉会挨拶/副本部長 井上剛毅
たしました。本当に有難うございました。
又、本日は大変お忙しいところ、関東総合通信局の
伊藤電気通信事業課長様を始め幹部の皆様方、東日本
電信電話株式会社の山村取締役東京支店長様を始め
NTTグループ各社幹部の皆様方、KDDI株式会社並び
に株式会社ウイルコムの幹部の皆様方、関連業界や団
体の各社幹部の皆様方のご出席を賜り、誠に有難うご
ざいます。
更には協会本部の西脇会長、藤田理事長、そしてOB
各位にもご出席頂き、厚く御礼申し上げます。
お蔭様で、平成18年度の関東地方本部の事業は概ね
計画通り推進し、成果を挙げることが出来ました。
に対し、協会活動と会員企業への理解を深めて頂く絶
好の機会となり、会員増強活動の大きな柱となりまし
た。
特に、総務省が「ユビキタスネットワーク社会(u-
平成19年度の事業計画は、新たに掲げた「未来をつ
Japan)の実現のために、18年度の重点施策の1つとし
なぐユビキタスネットワーク 社会に貢献ITCA」のス
て掲げた「地理的デジタル・ディバイドの解消」に呼
ローガン達成に向け、6月に総務省関東総合通信局と共
応して、関東地方本部ではITCAの公益法人としての
催で、山梨県において「ワイヤレスブロードバンドセ
立場から、ブロードバンド・ゼロ地域を解消するため
ミナー」を開催するほか、各自治体支援の取組みを継
の「ディジタルシティプロジェクト」を立ち上げ、5月
続するとともに、NGN時代を展望したFMC事業への取
から7月初旬にかけて台北市でワイヤレスブロードバン
組みなど、会員に役立つための新事業の掘り起こしと、
ドの実態を調査し、その結果を7月に開催された総務省
研修会・講演会等の開催によるICT技術者の育成に努
の「デジタル・ディバイド対策シンポジウム」で発表
め、「会員のため・業界のため・社会のため」のITCA
するとともに、全国の自治体に対して、ワイヤレスブ
活動を展開してまいりますので、引続いてのご支援、
ロードバンドによるデジタル・ディバイド解消の啓蒙
ご協力、並びにご鞭撻をお願いいたします。
活動を展開してまいりました。
また、平成17年度に引続き各都県支部で開催した情
報通信フェアは、地元一般ユーザーや関連団体・業界
最後になりましたが、会員企業の皆様方、そして関
連団体、業界の皆様方のご発展を祈念し、ご挨拶とさ
せていただきます。有難うございました。
(上)
情報通信設備協会 理事長 藤田孝雄
様による乾杯
(右上)関東地方本部 今井総務委員長によ
る司会
(右下)関東地方本部 井上副本部長による
閉会挨拶
12
新風 Vol.491. 2007
2007 Vol.491. 新風
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イベント報告
Report of Event
平成19年定時総会懇親会模様
〈来賓挨拶〉 総務省 関東総合通信局 情報通信部 電気通信事業課長
只今ご紹介いただきました、総務省関東総合通信局
で電気通信事業課長をしております伊藤でございます。
本日は、あいにく当局の局長、それから情報通信部
伊藤弘道 様
〈来賓挨拶〉 東日本電信電話株式会社 取締役東京支店長 山村雅之
を目指し、5つの柱、具体的には、1つ目として「地上
こんにちは、NTT東京支店の山村
デジタル放送の普及・促進」、2つ目が「デジタル・デ
でございます。
ィバイドの解消」、それから3つ目が「ICTの利活用、
まずは定時総会つつがなく終了さ
様
かないとここに掲げてあるような豊かなユビキタスサー
ビスとか社会というのは出来ないだろうと思っています。
そういう意味で研鑚しながら頑張っていきますし、一
長が別件で出張に行っておりまして、出席することが
高度化の推進」、4つ目が「安心・安全なICT利用環境
出来ず申し訳ありません。また、当局の無線通信部が
の整備」、それから最後の5つ目といたしまして「行政
昨年もこの会にお招き頂きまして
もう一度作ろうと動き出している一般のお客様を含んだ
ワイヤレスブロードバンドの関係で社団法人情報通信
サービスの利便性の向上」、こういった5つの柱を設け
ご挨拶させて頂いたんですけれど
公益的な実験というものも今年暮れから始めますし、そ
設備協会関東地方本部様とお付き合いをさせて頂いて
まして地域の情報化に取組んでいるところです。
も、多分、いま一生懸命進めている
ういう意味で頑張っています。
おり、そちらの部署の関係者にも本日のご案内を頂い
特に先ほど大平本部長の方からもお話がありました、
応世の中でNGNと言われている本格的なネットワークを
光のIP化というのが年内に100万を東京で超えるだろう
東京だけでいいますと、光の需要はなかなか止まらな
という話をさせて頂いたと思うのですが、残念ながら1
いので今年も相当数延びるだろうと思っています。今年
おりまして、結果的にそちらからも出席出来ないと言
ましては、昨年8月に「次世代ブロードバンド戦略2010」
ヶ月遅れまして、今年の1月に東京の光の敷設数が100万
度だけでも多分60万以上のお客様が増えるのではない
う事で、僭越ではございますが私の方から一言ご挨拶
と言うものが策定されまして、当局におきましてもこ
を超えました。
かということで、今頑張っている所であります。
を申し上げたいと思います。
の戦略に基づいて様々な取組みを行っているところで
たところですが、6月と言うのは色々と行事が集中して
「デジタル・ディバイドの解消」に向けた取組みにつき
れたこと、おめでとうございます。
電話の加入者の数が東京でピークの時が800数十万で
もう一度事故に触れなければいけないのですが、幾つ
本日は社団法人情報通信設備協会関東地方本部の第
す。特に今年の3月には地域レベルという事で、都県レ
すから、ここまで来たかなという感じであります。東京に
かの事が起こってビックリはしていますけれども同じ事
52回の総会が滞りなく終了されましたことに対し、お
ベルの整備目標等を示したロードマップを作成・公表
ついては、残念ながら伊豆七島の一部でまだサービスが
は二度起こっていません。全て一つずつ解決されていま
祝い申し上げます。また、このような席にお招き頂き
したところです。
ご利用出来ない状態ですが、それを除けば全ての所で
す。ただ何が起こるか分からないと言うのが非常に難し
今は光のサービスが受けられるということで、一生懸命
いことですが、NGNの時代は基本的にオープンなネット
頑張っているところであります。
ワーク、より使いやすいネットワークをご提供するために、
今後、ブロードバンドの取組みを一層進めていくわ
まして誠にありがとうございます。
関東地方本部様におかれましては、大平本部長様そ
けですけれども、そういった中で中山間地域とか過疎
れから会員の皆様方に常日頃より情報通信行政にご理
地域といった条件不利地域への取り組みというのが重
昨年来、若干色々な事故を起こして皆様にご迷惑をか
解とご協力を賜っておりますこと、この場を借りて御
要になってまいります。この条件不利地域への取組み
けていますので、こういう時に必ずお詫びをしなければ
皆様方のお知恵を借りながら、より早く豊かなユビキ
礼申し上げます。
として、ワイヤレスブロードバンドというものの活用
ならないというのは辛いのですが、ただ明治から100年
タスネットワーク社会が出来ることを祈念したいと思って
が期待されているところです。
の歴史のある電話が本当に大きく今切り替わろうとして
おります。
さて、総務省関東総合通信局では平成19年度重点施
いま一生懸命仕事は始めています。
地域の未来を創り
情報通信設備協会様におかれましては、既にワイヤ
いる所で、どうしてもまだ経験が不足していると言っては
最後になりますけど、今日お集まりの各企業の益々の
ます」をスローガンに、ユキビタスネット社会の実現
レスブロードバンドについてお取り組み頂いていると
いけないのでしょうが、新しい技術を導入するスピード
ご発展と、より早く理想のユビキタスネットワーク社会が
ころであり、先ほどお話がありましたように、来週6月
というのが昔に比べると本当に早くなって、今年の初め
出来るということをご祈念しまして、ご挨拶とさせていた
14日に山梨県甲州市の方で開催されます「中山間地域
に新しい物を始めようと言うとすぐに入っていくという時
だきたいと思います。
等におけるワイヤレスブロードバンド活用セミナー」
代ですので、一生懸命に事故のないように努めながらや
を、当局と関東地方本部様と共催で開催させて頂くこ
っていきたいと思いますが、確実にこの技術を使ってい
策として「あなたのまちにもICT
おめでとうございました。
とになっており、また、このセミナーの中では関東地
方本部様からも「地域ワイヤレスブロードバンドの動
向」についてお話を頂くこととしております。
関東地方本部様におかれましては、今後一層ワイヤ
〈来賓挨拶〉 社団法人情報通信設備協会 会長 西脇達也
レスブロードバンドの取組みを強化され、当局が推進
ただいまご紹介頂きました西脇で
します「デジタル・ディバイド解消」の取組みにご尽
ございます。実は昨年の夏からこち
力頂ければと思いますのでよろしくお願いします。
らに参っておりますが、関東の大会
大平本部長の大変なリーダーシップの下、役員の皆様
最後になりますが、本日ご出席の皆様のご健勝、そ
は初めてでございます。ただ新年会
方が協力して進めていただいて、これは先ほどもお話あ
れから関東地方本部並びに会員各社のご発展を祈念い
に顔を出させて頂きましたので、お
りましたように国内だけでありませんで、東南アジアあち
たしまして私の挨拶とさせて頂きます。
顔見知りの方もいらっしゃると思いま
こちにも広がろうという勢いでございます。
本日はおめでとうございました。
すが、今回がデビューと言うことでお
許しを頂きたい。
無事今回の総会も重要な決議をされて終わったようで
ございますが、何よりも私ども設備業界全体として関東
地方本部に期待しておりますのは、我々の協会の牽引者、
新風 Vol.491. 2007
これはこれまでの伝統でもあり、また近年ますます強
化されてきつつあります。
私どもの協会が少しでもユビキタス社会あるいはICT
の進展に役に立つように、またその中で関東地方本部が
益々その力を発揮して頂けるように、私は希望いたして
おります。
詳しい色々なお話は、これまでの方々のお話にありま
先頭を切って走って頂くという事に、更に我々の色々な
したので省略を致しますが、いずれにしましても当協会
実験であれ、或いは新しいサービスであれ、そういうも
の牽引者として、また実力の要としての関東地方本部の
のも関東の本部がきっちりプランを作って推進をして頂く
益々のご活躍と、それから皆様方の益々のご発展を期待
と、協会全体が円滑に動いてくるという事を大変高く評
いたしまして、ご挨拶にかえたいと思います。
価をし、期待をしている所でございます。
14
様
本日はお招き頂きましてありがとうございました。
2007 Vol.491. 新風
15
Report of Activities
活動報告
中山間地域等における
ワイヤレスブロードバンド活用セミナー
開催模様
日時:平成19年6月14日
(木)13:00∼16:20
会場:ぶどうの丘 イベントホール
山梨県甲州市勝沼町菱山
主催:総務省関東総合通信局
(社)情報通信設備協会関東地方本部
協賛:情報通信月間推進協議会
プログラム
開会の挨拶
総務省関東総合通信局 局長 江嵜 正邦
特別講演
無線を活用したブロードバンド整備の新戦略
総務省総合通信基盤局電波部基幹通信課
マイクロ通信係長 佐々木信行
事例発表1
―恵那市岩村町地区の情報化への取組み―
総務省関東総合通信局と共同開催
「安心・安全」を実体験していただきました
ワイヤレスブロードバンドを活用した地域情報化
山梨県甲州市「ぶどうの丘・イベントホール」におい
恵那市企画部情報課 情報政策兼システム管理係 係長 服部紀史
て「中山間地域等におけるワイヤレスブロードバンド
事例発表2
活用セミナー」を開催いたしました。
地域ワイヤレスブロードバンドの動向
セミナーでは、各地でのワイヤレスブロードバンド
関東地方本部では、平成18年7月に総務省で開催さ
(社)情報通信設備協会関東地方本部 理事 久堀 博
の構築事例やアプリケーションを紹介するとともに、
れた「デジタル・ディバイド対策全国シンポジウム―
会場ではメッシュ型無線LANを構築して、ワイヤレ
事例発表3
無線を活用したブロードバンド整備の新戦略を考える
ス・ネットワークカメラや無線タグリーダーを配置
BWAを用いたFWA的運用実験について
―」でのメッシュ型無線LANの事例発表を期に、ブロ
し、参加者に「安心・安全」を実体験していただきま
ードバンド・ゼロ地域解消のために、ITCAが目指す
した。
公益法人としての社会貢献の一環として、全国の総合
TVニュースでのセミナー開催案内や、新聞社・TV
通信局や地方自治体からの支援要請を受け、無線LAN
局による取材があり、あいにくの雨空にもかかわらず
を構築のコンサルタント活動を展開しています。
参加者も153名を数え、ITCAの活動を強く理解してい
今回、平成19年度の情報通信月間にあたり、情報通
(株)
アッカ・ネットワークス WiMAX推進室 担当部長 岡崎浩治
無線LANのアンテナ
ただくことができました。
信月間推進協議会の協賛をいただき、関東エリアの自
甲州市並びに社団法人山梨県情報通信業協会を始め
治体や関係企業、住民の皆様に、ワイヤレスブロード
開催にご協力いただいた関係各位に、御礼申し上げま
バンドによるデジタル・ディバイドの解消事例を紹介
す。
するため、総務省関東総合通信局と共催で6月14日に
無線LAN設営風景
デモ機器の体験
江嵜関東総合通信局長のご挨拶
16
新風 Vol.491. 2007
佐々木様の講演
服部様の発表
久堀様の発表
岡崎様の発表
セミナーを地元TV局が撮影
2007 Vol.491. 新風
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ワンセグの次なるモバイルTV「MediaFLO(メディアフロー)」
IT業界
最前線
●情報通信総合研究所 武田まゆみ
■ MediaFLOの世界展開
米国ではすでに、クアルコムがサービス運営会社
ビスを計画している。さらに、欧州ではBスカイBが
「MediaFLO USA」を設立して放送用の周波数を獲得
英国でトライアルを完了し、アジアでも台湾でトライ
し、同社を通じて、複数のコンテンツ・プロバイダー
MediaFLOは、米クアルコムが開発した携帯電話向け放送プラットフォ
ーム。国内では、KDDIやソフトバンクが企画会社を設立し商用化を検討
している。ワンセグと競合するとの見方も多いが、クアルコムは両者の
共存により普及を推進する考えである。
アルが開始されている。
と契約し、ユーザー課金までも含めたプラットフォー
他方、クアルコムは「FLO Forum」というNPOを
ムとして、通信事業者に提供している。これを利用し
立ち上げ、技術の標準化や製品、サービスの導入を推
て、2007年3月には、全米シェア第二位の携帯電話会
進している。すでに参加メンバーはチップメーカーや
社、ベライゾンワイヤレスが「V CAST Mobile TV」
端末メーカー、通信事業者、コンテンツ・プロバイダ
という名称でサービスを開始した。2007年後半には、
ーなど78社にも上り、参加申請中の企業も15社あるな
第一位のAT&T(旧シンギュラーワイヤレス)もサー
ど、MediaFLOは世界中に広まりつつある。
■ テレビ視聴できる携帯電話端末が好調
■ 日本における商用化の可能性
2005年12月にKDDIが「ワンセグ」受信機能を搭載した
ただし、現行のワンセグ放送は、通常のテレビ放送と
携帯電話を初めて発売して以来、2007年4月までにその出
同様、複数のチャンネルで、同じ時間に同じ番組を放送
荷台数は737万2000台に達している。同時期の携帯電話
しなければならない(完全サイマル放送)ため、移動時や
一方、日本でMediaFLOを実現するためには、総務
ロージャパン企画」を設立している他、ソフトバンク
契約数が9719万台であることから、概ね13台に1台が「ワ
待ち時間など暇つぶしに利用されることの多い携帯電話
省からの電波割り当てが必要となる。クアルコムでは、
も「マルチメディア企画」を設立している。KDDI、
ンセグ携帯」を利用している計算になる。
向けコンテンツとは、必ずしも相性がよいとは言えない。
地上アナログ放送が停波する2011年7月時点で開放さ
クアルコム、メディアフロージャパン企画が2006年10
ワンセグは、携帯電話機で地上波デジタル放送
(地デジ)
総務省では、2008年にワンセグ向け専用番組として自主
れる電波帯域の一部をMediaFLOに使えるよう、総務
月に実施した事前調査では、MediaFLOのサービスを
を受信するサービスで、2006年4月より、3大広域圏(関東、
制作番組の配信やサーバー型放送などを解禁することを
省に働きかけているが、この割当方針は2007年7月に
体感した利用者の83%が利用意向を示している。仮に
中京、近畿)および13県の放送局で開始された。
「AQUOS
検討しているが、次世代のマルチメディア放送では、米ク
回答が出る見通しである。ただし、仮に割当が決まっ
サービス利用料が900円程度の場合の利用意向に基づ
ケータイ」のヒットで、ワンセグが何かを知らない消費者
アルコムの携帯電話機向けマルチメディア配信サービス
たとしても実際にサービスが始められるのは2012年以
くと、サービス開始5年後で約4000万ユーザー、市場
にもサービスイメージが浸透しつつある。
「MediaFLO
(メディアフロー)
」が世界的に注目されている。
降を待たなくてはならない。
規模約4500億円と試算され(図表2)、同サービスの開
しかし、クアルコムでは第2世代のMediaFLOチッ
始に期待感が高まっている。
プの開発に着手し、早期のサービス開始を目
■ MediaFLOは携帯電話に特化した放送技術
指している。第2世代チップでは、第1世代よ
り広範なUHF周波数帯に対応すると共に、海
MediaFLOは、放送の技術と携帯電話の機能を組み合
サービスが提供できる。だだし、ワンセグがすべて無
外で主流のデジタル放送DVB-Hや日本のワン
わせて開発された点で、ワンセグや従来の携帯電話ネ
料で視聴できるのに対し、MediaFLOは有料のサービス
セグにも対応する。それにより、クアルコム
ットワークを利用した動画配信にはないメリットを持
となる。ワンセグとMediaFLOの比較を図表1に示す。
では現行のテレビ放送で未使用の帯域を借り
つ。例えば、テレビ番組表や視聴者管理情報など双方
(図表1)ワンセグとMediaFLOの比較
受け、サービスを提供したい考えである。同
向のやり取りには携帯電話の通信機能を使い、番組の
ワンセグ
MediaFLO
チップが実用化され、仮にMediaFLOに周波
数が割り当てられれば、我が国では、携帯電
サービス内容
地上波TV放送
2006年4月
0.43MHz
×
○
るだろう。さらに海外でMediaFLOが広まれ
×
○
ば、同じチップでグローバルなサービスを受
ビ番組と異なる独自編成のリアルタイム放送や、配信
サービス提供時期
周波数帯幅
リアルタイム放送と
クリップキャストの統合
単一チャンネルでの広域サービスと
地域サービスの混在
チャンネル切り替え時間
地上波放送+
有料放送(映像、音声)
2007年3月
(米国)
5∼8MHz
された番組を端末側に蓄積し、好きなときに見るクリ
コンテンツの調達
ップキャストにも対応するなど、ワンセグより進んだ
サービス利用料
6∼10秒
放送局が既存の
番組を放送
無料
1.5秒
コンテンツプロバイダー
より購入
有料
受信のみに放送用電波を使うなど、携帯電話に適した
放送技術を用いるため、少ない帯域で多数の番組が配
信できる上、電波が悪いところでは画質を落として受
信しやすく、チャンネル切り替えがスムーズで、携帯
電話の消費電力も少ないのが特徴である。また、テレ
話にワンセグ機能と「ワンセグ+α」としての
(図表2)MediaFLOの潜在市場規模
市場規模
(億円)
20,000
ユーザー数
(万加入)
5,000
二次波及
一次波及
直接市場
加入者数
16,000
4,000
12,000
3,000
8,000
2,000
4,000
1,000
MediaFLO機能の両方が搭載されることにな
けられる可能性もある。
MediaFLO実現に向けては、クアルコムジ
0
0
1年目
2年目
3年目
4年目
5年目
(アクセンチュア株式会社 試算による)
出所:KDDIニュースリリース
ャパンとKDDIが共同で企画会社「メディアフ
出所:各種資料より情報通信総合研究所が作成
18
新風 Vol.491. 2007
2007 Vol.491. 新風
19
topic
1 平成19年度第2回ネットワーク接続技術者「工事担任者」試験のご案内
平成19年度第2回ネットワーク接続技術者「工事担任者」試験が下記により実施されますので、ご案内
いたします。
1. 試験日時
平成19年11月25日
(日)
試験時間については、受験票により通知されます。
2. 試験実施地及び試験会場
各受験者の試験会場については、受験票により通知されます。
試験会場案内は、試験実施日の1か月程前に試験センターのホームページに掲載
されます。
3. 試験申請の受付期間
及び受付時間
(1)受付期間
ア. 申請書による申請/平成19年8月1日
(水)∼8月31日
(金)
イ. インターネットによる申請/平成19年8月1日
(水)∼9月9日
(日)
インターネット申請の試験手数料払込期限/平成19年9月10日
(月)
(2)受付時間
ア. (財)
日本データ通信協会事務所の窓口における受付時間は、上記(1)
アの受付期間中の平日の午前9時から午後6時までです。
イ. インターネットによる受付時間は、上記(1)イの受付期間の終日です。
4. 試験申請の手続き及び
試験手数料の払込方法
(1)申請書による申請の場合
ア. 試験手数料を払い込むための「払込取扱票」等の裏面が「工事担任者試
験申請書」となっています。この「申請書兼試験手数料払込取扱票」用紙
に受験の手引きの記入例を参考にして必要事項を記入した上、郵便局の
窓口で試験手数料を払い込むことにより試験の申請ができます。
イ. 試験科目の免除を申請する場合に必要となる経歴証明書、認定学校修了
証明書の証明書類等は、試験センターに直接、郵送してください。
ウ. 学校や会社で団体申請する場合は、5人を連記できる「工事担任者試験一
括申請書」があります。この申請をした場合は、試験手数料も一括払込が
できます。
エ. 全ての試験科目についての試験免除の申請(以下「全科目免除申請」とい
う)及び実務経歴による試験科目の免除申請をする場合の申請は、申請
書による申請に限ります。
(2)インターネットによる申請の場合
ア. 試験センターのホームページに設けられている「インターネット申請受付」
入力画面から試験の申請ができます。別にインターネット申請用の受験の
手引きを掲載しています。
イ. 試験手数料の払込みは、郵便局に備え置きの一般の払込取扱票用紙を使
用して必要事項を記入した上、通信欄等余白には「仮受付番号」も必ず記
入して払い込んでください。
ウ. 試験科目の免除を申請する場合に必要となる認定学校修了証明書類は、
試験センターに直接、郵送してください。
20
新風 Vol.491. 2007
2007 Vol.491. 新風
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エ. 学校や会社で団体申請をする場合は、団体申請用の「インターネット申請
受付」入力画面があります。
オ. 全科目免除申請及び実務経歴による試験科目の免除申請をする場合の申
請は、インターネットによる申請受付は行われません。ただし、平成17年8
月以降に経歴証明書を提出し、科目免除を認められた場合で同一種別の
新・工事担任者資格の取得が進んでいます!
IP時代に対応した新しい資格制度に改正されて2年――。新・資格へのご理解が徐々に高
まり、また、企業でのご推奨も広い業種の中で拡がっています。この結果、受験申請者数
が2期連続して前年度同期を上回る状況となりました。新・資格への移行も進む受験情報
〔財団法人日本データ通信協会・電気通信国家試験センター〕
をお知らせします。
試験を申請する場合は、インターネットによる申請の受付を行っています。
5. 試験申請書の頒布
申請のために必要な書類(受験の手引き、申請書兼払込用紙、経歴証明書用紙
<多くの受験者が上位資格の取得を目指されています>
等)は、試験センターで無料頒布しています。
DD第1種及びAI・DD総合種の受験申請者が全体の55%を超えています。企業では、上位資格のご推奨が
郵送を希望する場合は、申込者の住所・氏名を記載し、郵便切手(1部の場合は
多いことを反映しています。
140円、2部は200円、3部は240円、4∼7部は390円、8∼10部は580円)
を貼った返
【新・資格の種類別受験申請割合】
信用封筒(角型3号又はそれ以上のもの)
を同封の上、試験センターにお申し込み
ください。なお、申請書の頒布開始時期は、平成19年7月上旬の予定です。
6. 受験票
7. 試験種別
過去4回平均
AI種全体
DD第3種
DD第2種
DD第1種
AI・DD総合種
17.0%
24.6%
2.8%
35.6%
20.0%
受験票は、11月中旬頃に送付されます。6か月以内に撮影した写真(無帽、正面、
上三分身、無背景、白枠なし、縦30mm、横24mm)
を貼って受験の際必ず持参し
<制度改正前の資格をお持ちの多くの方が新・資格の取得を目指されています>
てください。受験票がないと試験会場には入場できませんのでご注意ください。
制度改正前の資格をお持ちの方は、その資格による試験科目の免除制度を活用できます。この資格の特典
(1)AI第一種 (2)AI第二種 (3)AI第三種 (4)DD第一種 (5)DD第二種
(6)DD第三種 (7)AI・DD総合種
を活かし、多くの方々がさらに上位の資格取得を目指されています。その中でも、DD第1種又はAI・DD
総合種を受験される傾向が顕著に見られます。
【改正前の資格をお持ちの方々が多く受験されている新・資格とその割合(過去4回平均)】
8. 試験科目及び出題方式
(1)試験科目
ア. 電気通信技術の基礎
DD第3種:79%
AI第3種:21%
アナログ第2種をお持ちの方は ⇒
DD第1種:46%
AI・DD総合種:25%
アナログ第1種をお持ちの方は ⇒
DD第1種:51%
AI・DD総合種:28%
デジタル第3種をお持ちの方は ⇒
DD第3種:91%
AI第3種:9%
科目合格者、一定の資格又は実務経歴を有する者及び認定学校卒業者等は、申
デジタル第2種をお持ちの方は ⇒
DD第1種:48%
AI・DD総合種:29%
請により試験が免除される科目があります。
デジタル第1種をお持ちの方は ⇒
DD第1種:56%
AI・DD総合種:23%
各科目の満点は100点で、合格点は60点以上です。なお、各問題の配点は、試験
アナ・デジ総合種をお持ちの方は ⇒
DD第1種:77%
AI・DD総合種:22%
問題設問文の末尾に記載してあります。
アナ1・デジ1をお持ちの方は AI・DD総合種:56%
DD第1種:43%
ウ. 端末設備の接続に関する法規
(2)出題方式 択一方式(マークシート方式)
10. 合格基準
11. 試験手数料
8,700円(試験申請受付後は、返されません)
12. 試験問題及び解答
試験問題及び解答は、平成19年11月28日
(水)に試験センターのホームページで
公表されます。
13. 試験結果の通知
試験結果は、平成19年12月17日
(月)に、試験結果通知書が受験者全員に郵送さ
れるとともに、
(財)
日本データ通信協会において閲覧することができます。また、
インターネットでも、合否の検索ができます。
14. 試験センター
(財)
日本データ通信協会 電気通信国家試験センター
〒170-8585 東京都豊島区巣鴨2丁目11番1号 巣鴨室町ビル6階
http://www.shiken.dekyo.or.jp/
Mail/[email protected]
TEL/03-5907-6556
テレフォンサービス/03-5974-0075
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新風 Vol.491. 2007
受験が2番目に多い新資格
アナログ第3種をお持ちの方は ⇒
イ. 端末設備の接続のための技術及び理論
9. 科目免除
受験が最も多い新資格
⇒
<幅広い業種で新・資格取得への動きが高まっています> 受験申請者数が最も多いのは「電気通信工事業」、次いで「電気工事業」となっています。増加割合では
「放送・有線放送業」、「情報サービス業」などが大幅に高くなるなど、情報通信サービスの進化・発展に
対応して、幅広い業種で新・資格への受験申請者が増加しています。
【受験申請者数が多い業種(19年度第1回)】 【受験申請者数の増加割合の高い業種】
電気通信工事業
放送・有線放送業(公共放送・CATV等)
電気工事業(一般・配線工事等)
情報サービス業(ソフト・システム構築等)
電気通信事業者(NTTグループ等)
インターネット附帯サービス業
情報サービス業(ソフト・システム構築等)
電気工事業(一般・配線工事等)
放送・有線放送業(公共放送・CATV等)
家電用機器製造・販売業(電話機、FAX等)
OA事務機器製造・販売業(複写機等)
(注)1.「業種」は、受験申請者が試験申請書に記入された業種区分に基づきます。
2. 増加割合は、18年度第1回試験の受験申請者に対する19年度第1回試験の受験申請者の増加割合です。
2007 Vol.491. 新風
23
topic
制度改正後4回行われた試験における「DD第1種」の技術科目の出題テーマ
第52回関東地方本部総会に先立ち、6月7日
(木)午後1時30分から港区芝公園の東京郵便貯金会館で、平成
19年度永年勤続従業員表彰式を執り行いました。
●DD第1種技術科目:19年度第1回試験(2007年5月試験)
第1問
第2問
第3問
情報セキュリティの可用性
第4問
第5問
FCコネクタ
ケーブルテスタでの測定
UTPケーブル配線規格
IP電話へのノイズの影響
侵入検知システム
光ファイバケーブルの
許容曲げ半径
UTPケーブル配線部品
ATM網
IPsec
構内情報配線システム
施工速度
MTU値
個人情報管理
工事施工後の試験
アローダイヤグラム
ADSL接続シーケンス
HDLC手順
POE機能
波長分割多重伝送技術 共通・公開鍵暗号方式
イーサネットのアドレス
EoMPLS
スイッチングハブ
内部雷保護システム
2 平成19年度永年勤続従業員表彰式模様
本表彰は協会本部の業務運営規定に基づいて、会員暦15年以上の会社に引き続き20年以上勤務し、かつ端
末機器関係の業務経験があって勤務成績優秀な方々を表彰するもので、今年度は18社54名が受賞されました。
協会本部の代理として、関東地方本部の大平本部長から表彰状と記念品を授与したあと、受賞者を代表し
て扶桑電通株式会社の柴田 徹様が答辞を述べられました。
●DD第1種技術科目:18年度第2回試験(2006年11月試験)
第1問
第2問
第3問
第4問
第5問
受賞された方々
IP-PBXの機能
デジタル通信網の
同期方式
不正アクセス手法
光ファイバケーブル
接続技術
IP-PBXの設計
ルータの機能
FTTHの設備構成
公開鍵暗号方式
UTPケーブルコネクタ規格
IP-PBXの工事試験
ギガビットイーサネット
MPLS網の機能
アクセス制御
LANの配線工事
ホームネットワークの
配線工事
EMI対策
ATM網の特徴
ネットワーク侵入・攻撃
構内光ケーブル配線方式
施工管理(工程表)
ADSL接続シーケンス
IPネットワークの技術
ISMS
構内情報配線の規格
施工管理
(アローダイアグラム)
平成19年度永年勤続従業員表彰者名簿
第1問
VoIP機器
ギガビットイーサネット
第2問
デジタル通信網の
同期方式
IPネットワークの技術
第3問
電通工業株式会杜
扶桑電通株式会社
平田 俊哉
内海 満之
岩沢 慶太
株式会社オーテム
佐藤 雄二
宇田川真一
藤井 將貴
田中 義孝
内山 裕司
芳賀 勇
大出 幸一
東邦通信工業株式会社
小菅 武敏
新井 勝
斎藤 幹次
貞岡 兼二
柴田 徹
佐藤 伸一
菅原 和夫
協立情報通信株式会社
コンピュータウイルス
暗号化電子メール
IP-PBXの機能
光アクセス技術
雷サージ対策
ギガビットイーサネットの アクセス制御
規格
ADSL接続シーケンス
ATM網の特徴
SSL暗号化機能
株式会杜群電
第4問
光ファイバ接続器具
光ファイバケーブルの布設
LANの配線工事の規格
LAN配線工事
ISMS、
セキュリティポリシー 構内情報配線の規格
第5問
LAN配線工事:
VTPケーブル配線
IP-PBX工事試験
川岸 清
LANシステムの設計
IP-PBX保守・運用管理
●DD第1種技術科目:17年度第2回試験(2005年11月試験)
第1問
xDSL(DMT方式)
VoIP機器
データ通信技術
コネクション型通信
光ファイバ伝送の
雑音特性
第3問
NAT
電子署名
第4問
光ファイバケーブル
コネクタの構造
光ファイバケーブル
の接続技術
DHCPサーバの機能
IP-VPNと広域イーサネット
暗号化(SSL/TLS) LANの配線工事規格
スイッチングハブ
ATM網の特徴
アクセス制御
構内情報配線の規格
情報セキュリティの
運用管理
UTPケーブルコネクタ
の規格
電気通信設備の雷害
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第2問
新風 Vol.491. 2007
堀米晶三郎
サンライズ・エンジニアリング株式会社
ホームネットワークの
配線工事
第5問
IP-PBXシステムの設計
IP-PBX工事試験
ホームネットワークの
配線工事
工事の安全管理:
一般事項
運用・保守管理:
一般事項
H19.6.7(18社54名)
石渡電気株式会社
二田 真
●DD第1種技術科目:18年度第1回試験(2006年5月試験)
答辞を述べる柴田様
加藤 和延
株式会社東通工
高橋 雅幸
高橋 正幸
長谷川健志
三田電気工業株式会社
神田 和昭
東陽工業株式会社
北向 章
工藤 卓也
下山 高徳
日興通信株式会社
萩原 治
石井 樹志
日暮 修一
稲毛 誠
横山 健一
金親 忠雄
渡辺 誠司
中島 一郎
三和通信工業株式会社東京支店
蜂谷 節三
八重洲電気株式会社
水落 咲男
福島 斉
広正 健治
シーティディーネットワークス株式会社
大野 繁美
都築電気株式会杜
内田 茂孝
伊東 君成
大輪 浩幸
村越 正幸
森 賢一
三峰電気株式会社
佐藤 生豊
真壁 孝則
山口 勉
日新電話設備株式会社
石塚 浩之
金子 修一
川島 一晃
小松 進
中田 茂男
2007 Vol.491. 新風
25
topic
topic
3 第52回関東地方本部定時総会報告
4 宮川欣丈氏 電気通信協会賞を受賞
電気通信事業及びこれに関する事業の振興に寄与し、その功績顕著な方々に贈られる電気通信協会賞に、
関東地方本部第52回定時総会は、6月7日
(木)午後3時から東京郵便貯金会館で開催され、第1号議案から第4号議
第48回目は22名が選出され、関東地方本部会員から宮川電気通信工業株式会社(千葉県支部)の代表取締
案まで審議のあと役員の改選が行われ、5名の退任を承認するとともに、新たに3名の役員を選任いたしました。
役 宮川欣丈氏が受賞し、5月18日に千代田区丸の内の東京会館で贈賞式が行われました。
また全議案審議終了後、今回退任された5名に対し、これまでの協会活動の功績に感謝して、大平本部長より感
宮川氏は昭和41年4月に宮川電気通信工業に入社されたあと、日本電信電話公社のPBXを始め、首都圏
謝状並びに記念品を贈呈いたしました。
の国や自治体、金融機関等のPBXやボタン電話など、電気通信設備の工事・保守業務を実施され、近年は
なお、議事録は後日、会員あてに別途送付いたします。
IP関連機器や監視カメラ、TV共聴設備等の情報通信設備全般に亘って事業を展開されています。
昭和60年4月には(社)全国電話設備協会関東
1. 定 数 会員数 376名
出席数 73名
支部千葉地方部長(現関東地方本部千葉県支部
委任数 143名
長)に、また平成18年には副組織委員長に就任
され、会員企業並びに協会の発展に尽力されて
2. 議 事 第1号議案 平成18年度事業報告
います。
第2号議案 平成18年度収支決算報告、監査報告
地元千葉県では、(社)千葉県情報サービス産
第3号議案 平成19年度事業計画
第4号議案 平成19年度収支予算
第1号議案と第3号議案を
発表する井上副本部長
業協会の設立による情報関連企業の活性化に努
第2号議案と第4号議案を
発表する福島財務委員長
められ、千葉商工会議所常委員のほか、新千葉
第5号議案 役員の一部選任
ロータリー倶楽部会長を歴任、地域奉仕活動に
携わっておられます。
平成19年度関東地方本部 新任役員
地方理事 長谷川浩正 日興テクノス
(株)
地方監事 小関長一郎 (株)
トーコン
群馬県
東京多摩
監査報告をする鈴木監事
退 任 役 員
地方理事
荒木 彦次 日興テクノス
(株)
西脇 設備協会会長
富田前副本部長の退任挨拶
5 関根政人氏が優秀施工者国土交通大臣顕彰者に
現場の第一線で「ものづくり」に直接従事している方の中から、特に優秀な技能・技術を持ち、後進の
神奈川県
寺村 敏雄 藤田ソリューションパートナーズ(株) 群馬県
地方監事
宮川欣丈氏
神奈川県
topic
木村 清高 (株)群電
宮津 電気通信協会会長
岩本 美博 都築電気(株)
東京港・南
富田 登 共立通信(株)
東京西・東
穴澤 喜六 (株)
タノック
東京港・南
指導・育成等に多大な貢献をされた建設技能者の方を対象として実施されている優秀施工者国土交通大臣
顕彰(建設マスター)に、関東地方本部会員から株式会社群電(群馬県支部)の関根政人氏が選出され、
5月30日に港区芝公園のメルパルクホールで顕彰式が行われました。
関根氏は昭和49年6月に(株)群電に入社され、以来、電話用電子交換機やポケットベル用交換機、警察
通信設備等の建設作業に誠心誠意従事され、その間、OJTや講習会の実施による技術者育成を図ると共に、
自らも工事担任者アナログ・デジタル総合種や電気工事士、メーカー等の資格を取得され、技能向上と顧
客への信頼向上により、会社の発展に寄与されました。
現在は、部長としてISO品質管理委員長を担当し、顧客に信頼される技術と品質を提供するため、通信
システム建設のリーダーとして活躍されています。
(左)会場の様子
(中)藤田理事長の来賓挨拶
(右)大平本部長による感謝状
と記念品の贈呈
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新風 Vol.491. 2007
2007 Vol.491. 新風
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第2回定例常任理事会報告
第1回定例地方理事会報告
第2回定例地方理事会報告
日 時:平成19年5月8日
(火)午後1時∼
日 時:平成19年5月8日
(火)午後2時∼
日 時:平成19年6月7日
(木)午前11時∼
日 時:平成19年6月15日
(火)午前9時∼
場 所:情報通信設備協会 会議室
場 所:情報通信設備協会 会議室
場 所:東京郵便貯金会館 華厳
場 所:山梨県笛吹市 なかむら
出席者:大平、富田、井上、今井、福島、福田、大輪、
出席者:大平、富田、井上、今井、大村、宮下、福島、福田、
出席者:大平、富田、井上、今井、福島、福田、大輪、
出席者:大平、井上、福島、今井、大村、原、鈴木、久堀、清水、
谷口、清水、鈴木 各常任理事
議 事:
(1)本部長挨拶及び本部動向
(2)審議事項
①会員の入退会について
②平成18年度事業報告(案)
濱田、寺村、清水、鈴木、松山、大輪、三石、塚本、
岩本、木村、谷口、佐藤、宮川、山本、久堀 各理事
鈴木、穴澤 各監事
議 事:
(1)本部長挨拶及び本部動向
(2)審議事項
松山、大輪、木村(博)、三石、塚本、木村(清)、佐藤、
谷口、清水、鈴木 各常任理事
森田、長谷川、宮川、山本、福田 各理事
議 事:
(1)本部長挨拶及び本部動向
鈴木、小関 各監事
(2)審議事項
議 事:
(1)本部長挨拶及び本部動向
①会員の入退会について
②第52回定時総会次第等について
(2)審議事項
③平成19年度重点施策(案)
①会員の入退会について
③平成19年度役員担務について
①会員の入退会について
④第52回定時総会次第等について
②平成18年度事業報告(案)
④デジタルシティー国際会議(W2i)への参
②平成19年度役員担務について
⑤役員の一部選任について
③平成19年度重点施策(案)
加について
「次世代ブロードバンド推進委員会」の
⑥平成19年度スローガンについて
④第52回定時総会次第等について
久堀理事の講演と参加者の派遣につい
委員数を増やすこととする。
⑦平成19年度WBB事業実施体制について
⑤役員の一部選任について
て、協会本部に協力する。
⑧「中山間部地域等におけるワイヤレスブロ
⑥平成19年度スローガンについて
ードバンド活用セミナー」の開催について
⑨その他
⑦平成19年度WBB事業実施体制について
⑧「中山間部地域等におけるワイヤレスブロー
②その他
地方本部役員が参加するため、7月の定例
部、山梨県支部とも積極的なPRを展開する。
(4)委員長等報告
①各支部総会日程について
②平成19年度第1回関東テレコム講演会に
ついて
①各支部総会日程について
②平成19年度第1回関東テレコム講演会に
ついて
③その他
今年の第48回電気通信協会賞を宮川欣丈
(4)委員長等報告
氏
(千葉県支部長)
が受賞することとなった。
(4)委員長等報告
(5)その他
新風 Vol.491. 2007
関東地方本部事務局からの1名派遣に向
け、協会本部と調整する。
②その他
(5)その他
(4)委員長等報告
(5)その他
(3)周知事項等
③その他
(5)その他
加について
ードバンド活用セミナー」について
100名の参加者を計画しており、関東地方本
(3)周知事項等
①デジタルシティー国際会議(W2i)への参
①「中山間部地域等におけるワイヤレスブロ
イヤレスブロードバンド活用セミナー」に
6月に山梨県で開催する。
(3)周知事項
(3)周知事項等
ドバンド活用セミナー」の開催について
⑨その他
③その他
⑤その他
甲州市での「中山間部地域等におけるワ
地方理事会をセミナー開催に合わせて、
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第3回定例常任理事会報告
関東地方本部 新会員
トヨクニ電線(株)
豊島区
平成19年 5月1日
アイ・マーキュリー(株)
中央区
平成19年 6月1日
中楯電気(株)
甲府市
平成19年 6月6日
会員異動の詳細は、関東地方本部ホームページ「会員の異動」
をご覧ください。
http://www.itca.or.jp/kanto/member/changes.html
2007 Vol.491. 新風
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CULTURE CLUB
GOURMET
酒亭 饗旬
グルメ
(和食/東京都中央区)
食べる
っ
た
り
、
会
社
帰
り
に
一
杯
と
い
ン
が
ラ
ン
チ
に
ふ
ら
り
と
立
ち
寄
で
、
人
形
町
界
隈
の
サ
ラ
リ
ー
マ
な
こ
ぢ
ん
ま
り
と
し
た
和
食
店
一
見
、
ど
こ
に
で
も
あ
り
そ
う
皇
陛
下
か
ら
宮
中
に
招
か
れ
た
祝
ら
だ
。
宮
中
賜
饌
料
理
と
は
、
天
書
を
持
つ
御
墨
付
の
料
理
人
だ
か
委
員
会
調
理
部
会
長
と
い
う
肩
じ
め
決
め
る
こ
と
は
せ
ず
、
平
塚
毎
朝
仕
入
れ
る
食
材
は
あ
ら
か
料
理
が
自
慢
で
あ
る
。
か
も
し
れ
な
い
。
の
2
階
が
﹁
酒
亭
饗
旬
﹂
だ
。
甘
酒
横
丁
の
入
り
口
に
あ
る
ビ
ル
し
い
賑
わ
い
が
楽
し
め
る
。
こ
の
ど
の
老
舗
が
軒
を
連
ね
、
下
町
ら
い
屋
、
鯛
焼
き
屋
、
つ
づ
ら
屋
な
と
抜
け
る
甘
酒
横
丁
だ
。
せ
ん
べ
が
、
人
形
町
通
り
か
ら
明
治
座
へ
れ
た
ら
ぜ
ひ
足
を
運
び
た
い
の
の
風
情
が
今
も
残
る
こ
の
町
を
訪
也
氏
は
元
宮
内
庁
賜
饌
料
理
御
用
房
を
取
り
仕
切
る
店
主
の
平
塚
達
だ
ろ
う
。
そ
れ
も
そ
の
は
ず
、
厨
誰
に
も
教
え
た
く
な
い
特
別
な
店
が
、
常
連
客
に
と
っ
て
は
本
当
は
の
変
哲
も
な
い
和
食
店
の
よ
う
だ
品
が
揃
う
。
こ
う
し
て
み
る
と
何
身
、
お
で
ん
な
ど
、
常
時
50
∼
60
昼
は
定
食
、
夜
は
一
品
料
理
や
刺
こ
と
が
で
き
る
。
メ
ニ
ュ
ー
に
は
、
っ
た
具
合
に
誰
で
も
気
安
く
入
る
味
に
し
た
滋
味
溢
れ
る
家
庭
的
な
揃
う
。
平
塚
氏
の
遊
び
心
を
隠
し
こ
か
が
違
う
と
唸
ら
せ
る
逸
品
が
け
で
は
わ
か
ら
な
い
が
確
実
に
ど
角
煮
の
揚
げ
出
し
な
ど
、
見
た
だ
リ
ッ
と
内
は
ふ
っ
く
ら
と
し
た
豚
法
で
締
め
た
締
め
鯖
や
、
外
は
カ
い
。
通
常
と
は
異
な
る
独
特
の
方
た
だ
く
よ
う
な
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1 とんぶり五色和え800円
はとんぶりの他に北海道
産のイクラとウニ、とび
こ、山芋、納豆/2 烏賊
の張り倒し950円は八戸
産のイカにイカ綿のオリ
ジナルソースがたっぷ
り/3 店内はカウンター
5席、テーブル22席/4甘
酒横丁交差点の角に建つ
ビル2F
2
4
門
通り
人形町
東京メトロ
日比谷線
人形町駅
酒
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酒亭 饗旬
形
町
通り
水天宮前
30
新風 Vol.491. 2007
丁
人
甘酒横町
甘
通り
橋
大
新
東京メトロ
半蔵門線
水天宮前駅
酒亭 饗旬
東京都中央区日本橋人形町2-3-2 玉英堂ビル2F
電話 03-3669-8531
営業時間/11:00∼14:00、17:00∼22:30(土曜は昼のみ営業)
定 休 日/日曜、祝日
駐 車 場/なし
メニュー/お刺身盛り合せ2,000円、かれい唐揚げ1,200円、おでん160円∼
2007 Vol.491. 新風
31
発行人
大平昭夫
社団法人 情報通信設備協会 関東地方本部
編集顧問
井上剛毅
福島和義
Information & Telecommunication Equipment Constructor's Association
関東地方本部
〒103-0025 中央区日本橋茅場町2-17-7 第3大倉ビル
神奈川県支部
〒220-0061 横浜市西区久保町30-15(シバ電話工業(株)) TEL 045-242-1911
千葉県支部
〒260-0018 千葉市中央区院内1-2-1(宮川電気通信工業(株)) TEL 043-225-1311
埼玉県支部
〒330-0842 さいたま市大宮区浅間町1-4-4(東陽工業(株)北関東支店) TEL 048-642-5771
茨城県支部
〒310-0005 水戸市水府町1544-3(茨城電話工業(株))
TEL 029-224-2000
栃木県支部
〒327-0821 佐野市高萩町2-1(東邦建(株))
TEL 0283-24-5556
群馬県支部
〒371-0805 前橋市南町1-10-10(
(株)群電)
TEL 027-224-1681
山梨県支部
〒400-0032 甲府市中央2-13-2((株)サンテレコム)
TEL 055-221-1144
東京千代田・中央支部
〒101-0063 千代田区神田淡路町1-11中野ビル2F(東京ベルネットワーク(株)) TEL 03-3251-8811
東京港・南支部
〒105-0014 港区芝2-16-9 芝YSビル((株)共栄通工)
TEL 03-5476-0481
東京西・東支部
〒113-0021 文京区本駒込4-30-2(新東電設(株))
TEL 03-3822-1538
東京多摩支部
〒185-0002 国分寺市東戸倉1-14-21(大和通信機(株))
TEL 042-324-3211
TEL 03-5640-4761
編集委員長
谷口和男
編集委員
鈴木 潔
森田光春
佐藤 滋
長谷川浩正
三本晴男
小島清志
編集・取材
ル・カレ
千葉尋未
羽太俊昭
デザイン
ル・カレ
佐野麻登香
木村結美
表紙デザイン
社団法人 情報通信設備協会
ゼクウ
遠藤重実
印刷
センコー社
福田光雄
北海道地方本部
信越地方本部
中国地方本部
北陸地方本部
九州地方本部
東北地方本部
関東地方本部
四国地方本部
関西地方本部
新風
東海地方本部
[ 関東地方本部報 ]
Vol.491 . 2007
社団法人 情報通信設備協会 関東地方本部
日本橋
本橋
東西線
3
茅場町
住 所:〒103-0025
東京都中央区日本橋茅場町2-17-7
プロント
日比谷線
茅場町駅
第3大倉ビル3階
電 話:03-5640-4761
FAX:03-5640-4763
永代通り
茅場町駅
出口
ローソン
1
高島屋別館
出口
新
大
橋
通
り
第3大倉
ビル
新亀島橋
E-mail:[email protected]
URL:http://www.itca.or.jp/kanto/
門前仲町
発行日:
平成19年7月10日発行
(通巻第491号)
発行:
社団法人 情報通信設備協会
関東地方本部
〒103-0025
東京都中央区日本橋茅場町
2-17-7 第3大倉ビル3階
八重洲通り
八丁堀
築地
東京メトロ 東西線・日比谷線 茅場町駅徒歩2分
許可なく転載、複製することを禁じます。
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新風 Vol.491. 2007
2007 Vol.491
平成19年7月10日発行 発行所/社団法人 情報通信設備協会 関東地方本部 〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町2-17-7 第3大倉ビル3階
7
●お問合せはKDDIコンタクトセンター〈お問合せデスク〉へ
0077-7007
(無料)
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■携帯電話・PHSからもご利用いただけます。■番号はおかけ間違いのないように