教 育 情 報 No.58 平成21年9月30日(水 ) 揖斐郡教育研修センタ ー 揖 斐 郡 池 田 町 田 中 5 5 5 〒 503-2403 TEL0585-44-1261 FAX0585-44-1263 巻頭言 人間の値打ちを何で見るのか? 揖斐郡中学校長会長 私は今まで中学校の卒業式で,卒業生へのはなむけ の言葉として,次のことをよく話してきました。 それは「人間の値打ちを何で見るのか?」というこ とです。それは次のような内容です。 とかく人は,人間の値打ちを職業名や高校名やテス トの点数など,表面的なものだけで見てしまいがちで す。しかし,真の人間の値打ちは, 今をどう生きて いるかという生き方にあると思います。つまり,中学 校を卒業してどんな道に進もうとも,そこで大切なこ とは「人間としての値打ちある生き方」だと思います。 すなわち「自分の夢や目標の実現に向かう中で,たと えどんな困難にぶつかっても,未来を信じ,小さな可 能性も信じて,あきらめずに,歯を食いしばって,必 死にひたむきに全力を傾けて努力している姿」こそ大 切だと思います。言い換えると「自己実現を目指して, 必死にひたむきに生きている姿」だと思います。この ように生きている生き様こそ「人間としての値打ちあ る生き方」であり,人に共感と感動を与えます。 こんな内容の話を式辞の中で卒業生に贈ってきま した。それはひょっとすると自分が学生時代のテスト で,あまり良い点数を取れなかったひがみが入ってい るのかもしれません。 (高校入試の改革で今では多面的 に評価していただけるようにはなりましたが) 先生という職業に就いて数年経ったときの夏休み に,ある学校の体育館で,壁を一生懸命塗っている青 年の姿が目に飛び込んできました。「どこかで見覚え のある顔だなあ。」と思って覗き込むと 「あっ!先生!」 と向こうから声をかけてくれました。 「あっ!Y君か! 久しぶりやなあ。」とこちらも声をかけました。彼は, 初任の中学校での教え子でした。3学級ある学年の中 でも元気のある生徒だったのでよく覚えていました。 しかし,その生徒がまさかこの学校の壁を必死に塗 っているとは・・想像を超える驚きでもありました。 そして同時に「先生である私でも,この学校の壁を塗 中村 興正 る技術はないなあ。 「彼はすごいなあ。 」 」 と思いました。 この夏の暑さの中で,汗を流しながら,まさに「必死 にひたむきに壁を塗り続けている姿」を見て,私は心 の中で「まいった!」とつぶやきました。彼は将来も っと腕を磨いて「一人前の左官屋になりたい。 」という 夢をもっていました。その夢に向かって,必死にひた むきに汗して働いている彼の生き様に,感動を覚えざ るを得ませんでした。 今年もこの9月には,二学期の最大の行事である体 育大会が本校でもありました。私は,この体育大会で の応援団のリーダーの姿を毎年「二学期を生きる姿」 として大切に評価し位置付け・価値付けています。す なわち, 「二学期を生きる姿」とは, 「自分の弱さを乗 り越え,必死にひたむきに全身でぶつかっていくよう な姿」であり,それを団リーダーという具体的な姿で みんなに見せ, その姿をいろいろな授業や活動の場で, 他のみんなも目指していく二学期にしていこうという 位置付けです。つまり,団リーダーの普段見たことも ないような表情,目つき,体のしなり,声など,必死 でひたむきな姿こそ「二学期を生きる姿」であるとい うことです。一見派手で格好良いという印象のある団 リーダーですが,けっしてそうではなく,声がかれ, 倒れそうになるくらい必死にひたむきに取り組む姿 の中に「人間としての真の値打ち」を感じます。 我々教職員も,児童生徒に負けないように自己実現 を目指して必死にひたむきに努力し,児童生徒に共感 と感動を与えることができる存在でありたいもので す。 新学習指導要領でも大切にされている理念である たくましく「生きる力」 ,岐阜県教育 ビジョンの基本理念に基づいた3つ の力の一つである「自己実現力」 (高 い志をもち,夢に挑戦する力)を児童 生徒にはぐくむためにも・・・・。 特色ある教育活動 自分で考え, 仲間とともにやりぬく子 揖斐川町立北方小学校 ◇はじめに◇ 本校は, 児童数100名の単学級の小規模校です。 揖斐川町の中心部より西に位置し,揖斐川に面した 地域です。平成19年度より,藤橋小学校と統合し, 藤橋城も徳山ダムも含む広大な校区になりました。 学校の教育目標「自分で考え,仲間とともにやり ぬく子」の具現を目指し,地域の多くの方の支援を 受け,教育を進めています。 1,家庭学習~「ドリルタイム」~検定の取組 本校は,火~金曜日の昼休み後に,10分間の「ド リルタイム」を位置付けています。これは,家庭学 習と関連付けた漢字・計算ドリルを使っての基礎的 な技能の習熟を図る時間です。しいんと静まりかえ った教室で,各自が進んで黙々と学習する姿を目指 しています。また,学期に2回,漢字・計算検定を 行い,児童が自らの学習成果を振り返る場を設けま した 。この 検 定で ,80 点 以上 の子が 9 0% 以上に な るこ とを目 標 に し ,「 ド リ ルタ イム」 や 家庭 学習の あ り方 の改善 を 図っています。 2,地域の素材を生かした総合的な学習の時間 本校の総合的な学習の時間は,地域の方々の積極 的な絶大なご支援により,ふるさとの自然や文化を 体験を通して学ぶ活動を進めています。 ○3年「揖斐川の自然と文化」 3年生の子は,役場の方のご指導で,揖斐川のカ ワゲラウォッチングによる水質検査をしました。サ ワガニも見つけ,案外きれいだということが分かり ました。 また,川の文化の学習として,かつては船着き場 があった「森前」の歴史や川の様子について,地域 の古老から話 を聞きまし た。また,実 際に小舟に乗 って川を渡っ たり,魚料理 の試食をした りしました。 児童は,川に 親しみ川に生きる人々の生活を,自分で見て,聞い て,やってみて,そのよさを学びました。 ○北方おどりを通したお年寄りとの交流 5・6学年では,地域の伝統文化である「北方お どり」 を,地域の お年寄 りの方から 学んで います。重 いシナ イや太鼓を 付けてのおどりや, 昔なが らの楽譜を 使って のお囃子の 笛の演 奏。地域の 伝統のよさを,仲間とともにや りきる体験を通して学びます。 また,北方のお祭りの時には, 学んだお囃子や踊りを神社で披露しています。 3,こだわりをもって取り組む掃除の時間 毎日の掃除の時間は,たった15分しかありませ んが,一人一人が願いをもって真剣に取り組めば, 見違えるほどきれいになります。校長先生の台本に よる職員の掃除劇を,全校朝会で披露し,黙って, 道具を正しく使い,きれいにする掃除を全校で取り 組みました。 今では,掃 除の時間は, 話し声が殆ど なく,子ども たちは自分で 汚れていると ころを見つけ てきれいにし ようと,仲間と協力して取り組んでいます。 ◇おわりに◇ 毎朝校舎に挨拶が響く明るい雰囲気,安全サポー ターを初めとする多くの地域支援と,学習環境が整 った学校です。これを十分生かし,児童の「生きる 力」を育てるために,更に,自分で考え,体験を通 した学習を推進していきたいと取り組んでいます。 特色ある教育活動 揖斐川町に生きる 揖斐川町立北和中学校 1 はじめに 本校は、学校の教育目標「豊かな心で たくま しく生きぬく 北和の生徒 ~北和魂の育成~」 の具現を目指して、家庭・地域・学校が三位一体 となって心豊かでたくましい生徒の育成を図って います。 また、緑豊かな自然環境と、地域の教育力を生 かしながら、体験学習を基盤とした教育活動の推 進に努めています。 2 総合的な学習の時間から 北和中学校では、総合的な学習の時間で揖斐川 町について学んでいます。 第一学年 「地域環境~揖斐川町を知る~」 第二学年 「自然環境~揖斐川を知る~」 第三学年 「社会環境~揖斐川と共に生きる~」 と各学年のテーマを掲げ、体験活動等を行い、 地域の自然とのかかわりや地域の方々とのふれあ いを通して、郷土愛の育成や環境保全に努め、積 極的に社会参画する態度を育んでいます。 これは、間伐によって森の成長を助け、元気な森 づくりの基盤としつつ、徳山ダムの建設によって 伐採された場所に、生態系を崩さないように従来 植生していた木々の苗木を植えることによって、 元通りに森を復活させようとするものです。その ためにクリやコナラ・オニグルミ・トチノキ等の 苗を五月にプランターに植え付け、およそ半年間 学校で育てた後、現地までそれを運び植林します。 現在は、苗が元気よく育つように二年生全員で世 話をしています。そして、十月の植林を楽しみに しています。 3 一年生では、お茶をはじめとする地場産業につ いて、二年生では、揖斐川流域の自然に関わって 間伐や植林体験など、三年生では環境福祉・国際 理解などの個人テーマを設定し、自分にできるこ とや町への提案ができることを目標として取り組 んでいます。特に二年生では、今年度より間伐体 験に加え、 「 苗木のホームステイ」を始めました。 おわりに 自然 豊かな 揖斐川町に 生活する私たちにとっ て、あまりにも身近すぎて忘れがちになっていた 森。それをこの体験を通して見つめ直すことで、 その大切さを知り、かけがえのないものであるこ とを自覚し、地域の方々と共に育て上げていきた いと考えています。 豊かな揖斐川町のために そして、私たち自身のために… 平成21年度 教職員夏期研修講座 食育研修 7月28日(火) 大野町総合町民センターにて ・講 師 北川 史代 栄養教諭 (神戸町立下宮小学校) ・参加者 20名 ・ 「食育って楽しいな」をテーマにアンケートや 授業実践、養護教諭や家庭との連携について具 体的に指導を受けました。 音楽実技研修 8月4日(火) 谷汲小学校音楽室にて ・講 師 奥村 美樹恵 指導主事 (西濃教育事務所 教育支援課) ・参加者 39名 ・参加者も大変意欲的で、常に楽しい雰囲気の 中で授業に役に立つ指導方法を身を持って学 びました。 外国語活動研修 7月30日(木) 揖斐川町中央公民館にて ・講 師 佐藤 幹彦 課長補佐 (西濃教育事務所 教育支援課) ・参加者 44名 ・講師さんの英語を混じえた楽しい雰囲気の中、 小学校英語のねらいや英語ノートの扱いについ て教えてもらいました。 理科実験観察研修 8月10日(月) 八幡小学校理科室にて ・講 師 内田 道伸 教諭(養基小) 中島 勝義 教諭(八幡小) 坪井 恵子 教諭(温知小) ・参加者 30名 ・モーター作りやアルコールランプの扱い方、紫 キャベツの試薬作り等楽しい実験が学べました。 教育相談研修 8月12日(水) 大野町総合町民センターにて ・講 師 譲 西賢 教授 (岐阜聖徳学園大学 教育心理課程) ・参加者 73名 ・学校不適応の事例から学ぶこととして、人生9 0年を想定し、支援の在り方について心構えか ら対応の方法等を分かりやすく講義していただ きました。 特別支援教育研修 8月21日(金) 大野町総合町民センターにて ・講 師 山下 篤司 課長補佐 (西濃教育事務所 教育支援課) ・参加者 22名 ・特別支援教育の指導計画や個の支援計画等、見 通しや方向性について学びました。DVDによ り、さらに具体的な指導・援助を学びました。 学級経営研修 8月20日(木) 揖斐川町中央公民館にて ・講 師 山下 篤司 課長補佐 (西濃教育事務所 教育支援課) ・参加者 15名 ・参加者のレポートをもとに、多くの先生方が実 践交流をし、学級経営の手立てや悩みの解決を 図りました。 講師研修 8月25日(火) 揖斐川町中央公民館にて ・講 師 岡田 哲也 課長 (大野町教育委員会 教育総務課) ・参加者 16名 ・危機管理と褒めることの大切さ、位置付け、価 値付けなど基本的な指導について学びました。 講師さん同志の悩み交流によって一段と自信が つきました。 本年度は8講座に259名の先生方の参加があり、いずれも有意義な研修会となりました。 平成21年度 第28回 ~古墳の里を訪ねて~ 児童生徒文化事業 ふるさと見学会 7月22日(水) 願成寺古墳群・乳くれ地蔵・ハリヨ繁殖地見学(40名参加) 平安寺座禅体験 願成寺古墳群 111基の古墳をながめたり、 石室の中へ入って見学しました。 平安寺の歴史や由来を聞いた後に、座禅体験をしました。 乳くれ地蔵 ハリヨ繁殖地 困った人には親切にすることや谷汲山 ハリヨの事やハリヨを守る環境の大切さを学びました。 へのお参りについて聞きました。 第28回 自然に親しむ会 7月24日(金) 植物採集(緑地公園) ・昆虫採集(谷汲一帯)~植物標本・チョウの鱗粉転写&展翅(69名参加) 昆虫コース 楽しみにしていた昆虫採集 チョウの鱗粉転写、展翅に挑戦!慎重にやりました。 植物コース 植物採集オリエンテーリング 植物標本づくり きれいな「しおり」も作ったよ。 第53回揖斐郡児童生徒科学作品展を振り返って 9月5、6の両日、大野町総合町民センターにおいて第53回揖斐郡 児童生徒科学作品展を開催しました。約1400人の参観者がありまし た。観察・実験に丹念に取り組んだ力作が多く、参観者の目を引いてい ました。 金賞受賞者は、以下の皆さんです。おめでとうございます。 ○科学研究 小学校の部 学年 学校名 氏 名 題 名 いろいろいろみず ~きれいないろみずをつかってえをかこう~ わたしのかいこパート2 ~人工のえさと桑の葉のちがい~ モンシロチョウが生まれたよ ぼくとチョウの4ヶ月 なぜ?ふくらむ 紙風せん 小1 養基小 杉山まりん 小2 温知小 窪田 鈴 小3 北 小 高野 智寛 小3 温知小 遠藤 寛岳 小4 池田小 松田果奈歩 美しい花を長持ちさせるために 小5 八幡小 竹中 水の出かたのヒミツをさぐる 万智 ○科学研究 中学校の部 学年 学校名 氏 名 中1 谷汲中 高橋 風弥 今枝 愛理 大村 修平 田中しおり 中2 高橋 陽美 坂内中 中3 近岡 謙一 平野 崇之 矢野 滉大 衝突 題 最大なる条件 名 坂内の環境汚染に関する研究 ~二酸化炭素放出量の測定を通して~ 揖斐郡読書感想文コンクールを振り返って 9月15日に揖斐郡読書感想文審査会を行いました。特選作品12点、入選作品129点、佳作作品 60点が選出されました。特選受賞者は以下の皆さんです。おめでとうございます。 小 学 校 中 学 校 低 学 年 中 学 年 高 学 年 自由 自由 課題 自由 自由 課題 自由 課題 課題 自由 自由 課題 学校名 谷汲小 大野小 南 小 揖斐小 小島小 池田小 久瀬小 八幡小 小島小 揖斐川中 揖東中 北和中 学年 1年 1年 2年 4年 4年 3年 6年 5年 6年 1年 3年 3年 氏 名 井上 遥斗 野村 花音 鵜飼 彩加 高橋 寛和 大岩 俊介 杉山 聖樹 高橋 玄来 山田 詠美 髙木 綺華 松波 有紗 竹中 依里 成瀨あおい 中学校総合体育大会成績(揖斐郡大会) 種 目 野 球 男子 ソフトボール 女子 バレーボール 男子 女子 バスケットボール 男子 女子 男 団体 卓 球 子 個人 女 団体 子 個人 男 団体 子 個人 ソフトテニス 女 団体 子 個人 1 位 池 田 大 野 揖 東 池 田 揖斐川 池 田 大 野 竹中 宏旭(北和) 大 野 野村 優貴(揖東) 谷 汲 立木 雅也・森田 将成( 揖斐川) 2 位 北 和 池 田 谷 汲 揖斐川 池 田 揖斐川 揖 東 小里 裕也(大野) 揖 東 若曽根 絢(大野) 揖斐川 髙橋 智也・髙橋 雄飛(谷汲) 3 位 大 野 揖斐川、揖東 北 和 北 和 大 野 大 野 北 和 汲田 拓朗(大野) 池 田 井後 帆乃香(大野) 池 田 辻村 西田 池 野﨑 田 揖 茜・田中 麻緒(池田) 松岡 美妃・伊藤 東 美帆(池田) 大 野 松谷 凱斗(大野) 池 田 岩口 隆司(大野) 男 2年 所 達朗(揖斐川) 岩田 裕貴(大野) 子 剣 3年 岩口 晃司(大野) 岩田 笙太(大野) 団体 1年 春 日 川村 瑠璃(池田) 池 田 野村 このみ(池田) 2年 松井 茉莉子(池田) 小寺 香奈江(春日) 3年 牧村 玲佳(揖斐川) 平野 榛奈(大野) 池田A 山田 竜平(北和) 大野A 野津 亮人(池田) 林 奨真(池田) 國枝 寛人(池田) 大野A 波多野 広佳(大野) 池 田 波多野 京香(大野) 柴田 彩圭(大野) 山田 紗耶加(大野) 池 田 梅野 雄太(池田) 大 野 高田 浩城(大野) 道 女 子 男子団体 男子 65kg級 男子 柔 道 65kg超級 女子団体 女子 52kg級 女子 52kg超級 男 子 バドミントン 女 子 サ ッ カ ー 団体 S W 団体 S W 男子 中村 皐太郎・遠藤 需(池田) 池 田 上野 亜実(池田) 田中 愛・藤田 杏菜(池田) 大 野 小川 寛太・高橋 周平(大野) 揖斐川 大矢 純加(大野) 松久 千咲音・若山 池 真理(揖斐川) 田 倫明・野原 谷 立木 神原 団体 1年 孔介・間野 麻理・野口 千尋・石原 翼(池田) 彬生(池田) 汲 殊寧( 揖斐川) 彩妃(谷汲) 谷 汲 杉山 文哉(谷汲) 児島 公太(大野) 飛田 健作(大野) 鈴木 雅之(大野) 川村 宗眞(池田) 太田 亘亮(池田) 谷 汲 藤原 帆乃香(春日) 藤原 由千佳(春日) 廣瀬 優(久瀬) 中野 みなみ(大野) 藤原 彩夏(春日) 高橋 那津(谷汲) 大野B・池田B 大前 光輝(大野) 岡田 拓也(大野) 今尾 方哉(揖斐川) 武藤 兼伍(大野) 大野B 加藤 愛理(大野) 澤田 汐織(池田) 堀川 幸矢加(大野) 森 加絵(池田) 岸口 祐也(大野) 飯 健一郎・林 優(池田) 大 野 安藤 菜津美(池田) 藤田 結子・新川 成美(池田) 揖斐川 中学校総合体育大会成績(西濃大会以上) 種 目 野 球 男子 ソ フ トボ ー ル 女子 バレ ー ボ ー ル 男子 バスケットボール 男子 女子 サ ッ カ ー 男子 男 団体 子 個人 卓 球 女 団体 子 個人 男 子 ソフトテニス 団体 女 子 剣 団体 個人 男 子 女 子 道 男 個人 1年 3年 1年 3年 団体 55kg 60kg 66kg 73kg 子 81kg 柔 90kg 団体 44kg 道 女 子 48kg 52kg 57kg 63kg バドミントン 女子 男女 70kg S 団体 団体 男 子 陸 個人 上 団体 女 水 個人 男 子 個人 泳 体 新 子 女 子 男子 個人 女子 個人 女子 団体 個人 操 体 操 西 濃 大 会 池 田:3位 大野:優勝 揖東:2位 揖斐川:3位 池田:3位 揖 東:2位 谷 汲:3位 大 野:3位 揖斐川:2位 池 田:3位 大 野:2位 池 田:3位 大 野:優勝 竹 中 宏 旭 ( 北 和 ): 3 位 大 野:優勝 野 村 優 貴 ( 揖 東 ): 優 勝 井 後 帆 乃 香 ( 大 野 ): 3 位 谷 汲:優勝 揖斐川:2位 立 木 雅 也 ・ 森 田 将 成 ( 揖 斐 川 ): 2 位 高 橋 智 也 ・ 高 橋 雄 飛 ( 谷 汲 ): 3 位 池 田:2位 谷 汲:3位 揖 東:3位 立 木 麻 理 ・ 野 口 殊 寧 ( 揖 斐 川 ): 優 勝 松 岡 美 妃 ・ 伊 藤 美 帆 ( 池 田 ): 2 位 野 崎 茜 ・ 田 中 麻 緒 ( 池 田 ): 3 位 松 谷 凱 斗 ( 大 野 ): 優 勝 岩 口 晃 司 ( 大 野 ): 優 勝 川 村 瑠 李 ( 池 田 ): 優 勝 野 村 こ の み ( 池 田 ): 2 位 牧 村 玲 佳 ( 揖 斐 川 ): 3 位 池 田:優勝 山 田 竜 平 ( 北 和 ): 優 勝 大 前 光 輝 ( 大 野 ): 2 位 野 津 亮 人 ( 池 田 ): 2 位 武 藤 兼 伍 ( 大 野 ): 2 位 坂 口 雄 亮 ( 池 田 ): 3 位 林 奨 真 ( 池 田 ): 優 勝 原 健 太 朗 ( 池 田 ): 3 位 國 枝 寛 人 ( 池 田 ): 2 位 大 野:優勝 波 多 野 広 佳 ( 大 野 ): 優 勝 波 多 野 京 香 ( 大 野 ): 3 位 西 之 原 朱 里 ( 池 田 ): 3 位 澤 田 汐 織 ( 池 田 ): 3 位 鈴 木 桃 瑠 ( 池 田 ): 3 位 堀 川 早 矢 加 ( 大 野 ): 3 位 小 寺 綾 乃 ( 揖 斐 川 ): 優 勝 山 田 沙 耶 加 ( 大 野 ): 2 位 柴 田 彩 圭 ( 大 野 ): 3 位 上 野 亜 実 ( 池 田 ): 優 勝 池 田:3位 池 田:2位 高 4 × 1 0 0 m R ( 池 田 ): 2 位 低 4 × 1 0 0 m R ( 池 田 ): 3 位 松井 義将 (池 田) 走り高跳び:優勝 西川 達也 (池 田)2年 1500m:優勝 遠藤 匠 (池 田) 砲丸投げ:優勝 佐藤 正明 (池 田) 200m:2位 梅田 健斗 (池 田) 800m:2位 成瀬 圭 (池 田) 棒高跳び:2位 松岡 諒 (池 田)3年 1500m:3位 林 哲平 (池 田) 走り幅跳び:3位 萩永 有統 (池 田) 砲丸投げ:3位 窪田 尚幸 (北 和) 3000m:3位 池 田:3位 低 4 × 1 0 0 m R ( 池 田 ): 優 勝 横幕 栞里 (池 田) 1年 100m:優勝 カリム理沙 (池 田) 1年 100m:2位 林 ひとみ(池 田) 2年 100m:2位 小寺 菜帆 (池 田) 走り幅跳び:2位 田宮あか莉 (揖 東) 走り幅跳び:3位 林 佑樹 (北 和)平泳ぎ 100m:2位 林 佑樹 (北 和)自由形 50m:3位 森 一樹 (池 田)自由形 100m:3位 松岡 美紗 (池 田)自由形 100m:優勝 自由形 200m:優勝 島 大我 (大 野) 個人総合:優勝 領家 成也 (大 野) 個人総合:3位 川村 ひとみ(池 田) 個人総合:3位 平均台:3位 床:3位 段違い平行棒:3位 〈女子シングルス〉上野 大 亜実(池 田 ): 3 位 大 会 野:3位 揖斐川:3位 立木 雅也・森田 川村 瑠李(池 池 林 将 成 ( 揖 斐 川 ): 3 位 田 ): 優 勝 田:3位 奨真(池 田 ): 3 位 國枝 寛人(池 大 野:3位 田 ): 3 位 山田沙耶加(大 野 ): 3 位 上野 亜実(池 田 ): 優 勝 松井 義将(池 田) カリム理沙(池 田) 1年 馬淵 井上 野) 野) 自由形1500m:3位 自由形 200m:3位 大 東海大会 バドミントン 県 裕之(大 奨真(大 走り高跳び:2位 100m:3位 野:優勝 全国大会 出 場 バ ド ミ ン ト ン〈 女 子 シ ン グ ル ス 〉 上 野 陸上 〈走り幅跳び〉 小寺 亜 実( 池 田 ) 菜 帆( 池 田 ) 教師の声 人と関わる力を伸ばす 大野町立西小学校 小森あけみ 始業前や昼休みの保健室に、高学年の子がケガをした低学年の子の世話をしながら連れてくる 姿をよく見かけます。擦り傷は水道水で洗い、鼻血が出ると鼻を手で押さえ、まるで弟か妹のよ うに接して連れて来ます。保健室に来る前の応急手当が身に付いていて、とても嬉しくなります。 年下の子は年上の子の世話を受けながら、このようにして人と関わるやさしい心や自立心を身に つけていくのだなと感じています。忙しい中で、子ども達の温かい心を育ててくださっている担 任の先生方に頭が下がる思いがします。 本校では、異年齢による縦割班での活動が活発に行われ、「わくわく遊び」「掃除」「遠足」な どの活動が実践されています。赴任当初はそれらの活動に戸惑いもありましたが、人と関わる力 を伸ばす最善の方法だと次第に理解できました。 長年、保健室で観察していると、本来なら明るく純 粋な心でありながら、人と関わることが苦手で一人で 過ごすことを好む傾向にある児童が増えつつあるよう に感じます。人と関わることで傷つくことを怖れたり、 自分の気持ちを表すことをあきらめたりしています。 自分を受け入れてもらえないと感じた時に、殻に閉じ こもることになります。人と関わることが苦手な子を 支援する中で、本当は心の内面にあるわだかまりを持 っていて、素直な心を表出することを躊躇させている 〈わくわく遊びの様子〉 のだと気づきました。そのわだかまりを取ってやることこそが大人の役割であり、教師の役割に なると思います。 私が養護教諭として不適応や不登校の子に寄り添う時、過去の出来事で傷ついた心のわだかま りを見つけることがあります。そんな時、心を溶きほぐす手立てとしては、思うがままに描かせ るノート(中学生)、描画法(小学生)を用います。大人の注釈をつけないで、あるがままを表現さ せ、やがてそれを言語化していきます。そんな作業をさせていると、明るさと元気さを取り戻し、 何かに取り組もうとする姿勢に変化してきます。自分の心を言葉で表すようになります。その変 化を逃さず 、「俳句づくり」や「楽器演奏」など、彼らが得意とすることに取り組みさせ、自信 を取り戻すよう支援します。また、担任とともに友人づくりを働きかけ、教室へ心が向かうよう 背中を押します。 私が関わった多くの子が、その後、国体で優勝したり、会社員として将来を嘱望されていたり、 介護の仕事に生き甲斐を見つけたり、3児の母親として立派に子育てをこなしていたりしている 姿を見ると、人と関わる力が伸びたことの結果ではないかと喜びが湧いてきます。「いじめ」を 受けて自殺といった悲劇を招かないように、心をほぐし、人と関わる力を伸ばす支援を進めてい くことが今日の教育課題の一つと考えます。
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