事業報告書 財団が平成25年度に実施した事業について、次のとおり報告します。 1事業の実施方針 財団の設立目的に則し、心身障害児のための福祉事業及び心身障害児の福祉に関する調査研究事 業に対する助成を通じ、神奈川県の福祉水準の向上及び心身障害児の福祉の増進に寄与することを 目指します。 2事業実績 (1) 心身障害児のための福祉事業に対する助成 ア 心身障害児に関する先駆的事業 № 助成先 事業内容 助成額(円) 高機能自閉症理解推 高機能自閉症の啓発活動を行う。 1 進グループ『のびの 発達障害児や保護者からの電話、FAX相談を受ける。 び会』 60,000 養護学校教諭、ピアノ教師、音大生などのボランティア が発達障害児向けのグループ音楽療法を行う。 60,000 書道サークル きら 知的障害児の個人の能力に応じた方法で習字の指導を行 ら う。集中力、達成感を知り、自信につなげていく。 60,000 2 ぐるーぷ響 3 神奈川県立茅ヶ崎養護 音楽イベントを通して、PTA会員の親睦を図り、子ど 4 学校PTA も達の楽しい思い出作りにつなげる。 60,000 未就学、小学生のダウン症児を対象に音楽療育、体操な ダウン症児親子の会 どを通じて、健康な体づくりを目指す。また保護者を対 ピュアリー 象に育児相談会を行う。 60,000 横浜ラポールのプールで、2つのグループにわかれ、肢 6 グループペンギンB 体不自由児は主に機能訓練をし、その他の障害児は泳ぎ 方の練習をする。 60,000 リズム運動療法研究 音楽を伴った身体表現活動や楽器演奏を行うことによ 7 所 ムーン・ラビッ り、障害児の様々な感覚に働きかけ、心身の成長を促 ツ す。 60,000 5 8 わたげ 相模原市の小・中学校支援級在籍児童の保護者の情報交 換や勉強会や子供同士の交流イベントを開催し、親睦を はかる。 60,000 9 ヤッホークラブ 登山やハイキングを通じ、自閉症児の体力・気力を養う とともに、活動や興味の範囲を広げ、楽しみのいとぐち とする。 60,000 10 港北ひまわり会 障害児(知的障害、自閉症、発達障害)の小学生・中学 生を対象にした水泳教室。健康増進を図り、泳法を身に つけることを目的とする。 60,000 11 ほっとぴあ 障害児の親同士が語り合い励まし合えるよう、月1回サ ロンを開催する。レクリエーション活動を通じて、交流 を深める。 60,000 12 宮前ドルフィン 専任指導者及び補助指導者のもと、障害児の水泳教室を 行う。週1回2時間の練習を行い、より高いレベルの大 会参加を目標にしている。 60,000 ‐1‐ № 助成先 事業内容 助成額(円) 13 あつぎ支援級親の会 障害児の余暇活動支援及び障害児をもつ親の勉強会や情 報交換会を行う。 60,000 14 グループペンギンA 運動不足の解消、泳法の会得などを目的とした、知的障 害児のための水泳教室。 60,000 障害児、保護者、水泳指導者が協力して、親子水泳教室 15 ひまわりスイミング を実施。体力づくり、居場所づくり、交流の場となるこ とを期待する。 60,000 16 An's (アンズ) 普通級に在籍する聴覚障害児のためにノートテイクを行 い情報を得られるようサポートする。 60,000 17 Very Joy 障害児の様々な能力を引き出し、心身ともに健康に育っ ていけるように、音楽療法を行う。 60,000 発達障がい児者支援 山登り、親子料理教室、コラージュ体験教室などを開催 18 グループ「ふれん し、発達障害児とその家族の余暇支援を行う。 ど」 障害のある中高生が夏休みに親から離れてボランティア 19 つばさの会 とともに、機織り・木工・紙工・缶つぶ・おやつ作りな どの作業体験をする。 毎月1回、障害児と学生ボランティアが一緒に遊ぶ場を サポートホリデイ 20 設定することで、障害児の余暇活動支援、ボランティア ネットワーク の育成、保護者のレスパイトを図る。 リズム運動療法研究 リズム運動や打楽器の演奏を行うことにより、障害児の 21 所戸塚支部Fairies 身体の成長・発達を促す。 (フェアリーズ) 障害児の創作活動による自己表現の場の確保と障害児と こどものためのハ 22 その家族が安心して参加できる場所での仲間づくりを含 チャメチャアトリエ めた余暇活動を行う。 60,000 50,000 60,000 60,000 60,000 ハンディテニスヨコ テニスを通じてスポーツの楽しみを知り、仲間との親睦 ハマ をはかることで、生きがいのある生活を作る。 60,000 ムーブメント親子教室を開催し、動きの経験が十分でな い子ども達に、動きを通して全体的な発達を促す。卒園 後のネットワークを作り、交流を深める。 60,000 海老名市自閉症児・ 自閉症児者の生活を広げると共に、本人負担分支援ボラ 者親の会 ンティアの育成や啓発活動を行う。 60,000 26 テクテクの会 障害児やその家族が地域の人と交流を深めるためにバー ベキューや、クリスマス会、鍋の会などを行う。 60,000 27 インディーズ 学齢期の発達障害児のための自立活動や余暇活動を月1 回開催し、親たちの相談の場、本人のための居場所・仲 間づくりの場を提供する。 60,000 さーくる・きらきら 障害をかかえる子供たちの余暇活動支援及び地域ネット ☆ ワークづくりを行う。 60,000 23 24 カスタネット 25 28 ‐2‐ № 助成先 29 ムサシ 30 水泳クラブ グッ ピー 31 スキップ 事業内容 助成額(円) 知的障害児が健康を維持促進し、仲間とともに余暇活動 を楽しむ。また、水泳大会出場のための技術向上のため の練習を行う。 60,000 障害児の体力の増進と社会性を身につけることを目的と して、週1回1時間のプール教室をこなう。 60,000 知的障害児者の体力向上、運動不足解消、及び技術獲得 のため講師を招き体操教室を開催する。 50,000 特別支援学級に携わる療育者・教育者を対象とした療育 支援が必要な子ども キャンプを設定し、子どもの育ちについて考える場を提 達の療育を支える会 供する。 自閉症児を対象とし、版画、紙工作、水彩画などの造形 秦野伊勢原地区自閉 33 活動を通して、好奇心を引き出し、自立心を育てる。ま 症児・者親の会 た保護者と講師との懇談会も行う。 知的障害のある方々とともに演劇を制作し、自ら表現す 34 横浜桜座 ることを体験・公演発表することで成功体験をすること を目的とする。 障害児者のQOLの向上を支援する。 ドリームエナジープ 35 傷害のある子たちに「学びの場」を提供するウィークエ ロジェクト ンドスクールを行う。 32 60,000 50,000 60,000 60,000 和太鼓の演奏を通じて障害児の療育及び余暇の充実をは かる。 60,000 週1回、県立麻生養護学校の給食配膳のボランティアを 行い、生徒との交流をはかる。 60,000 どんな障害をもつ子どもも家族も参加できるコンサート を企画する。生演奏を心置きなく楽しみ、自己表現をす る場をつくる。 60,000 39 太鼓集団「荒武者」 障害児を対象とした、療育のための和太鼓教育の実践。 60,000 40 スワロー 障害のある中高生とボランティアで月1回公共交通機関 を利用して外出する訓練を行い、自立を支援する。 60,000 41 ことりの会 障害を持つ子供たちの健やかな成長を見守り、家族同士 も支え合いお互い育ち合う。 60,000 36 わだいこ キッズ 37 NPO法人サイレント サポート 38 スペースゆう 42 パソコン要約筆記 聴覚障害児のためにパソコンによる文字通訳を行う。 サークル「CAN」 瀬谷区知的障害理解 知的障害についての正しい知識と接し方を地域で広めて 43 啓発グループ ant いく。 mama (アント ママ) 知的障害のために外出しにくい子どもたちが社会参加の 茅ヶ崎手をつなぐ育 44 きっかけになるようなレクリエーションの実施。学校部 成会 会の親睦を図る。 45 神奈川県重症心身障 おや亡き後の諸問題を解決していく上で親自身の意識向 害児(者)を守る会 上を目的とした学習会の開催。 ‐3‐ 60,000 60,000 60,000 60,000 № 46 助成先 事業内容 SSC(スモールス 「子どもとの関わり方」を保護者とともに考え、実践し テップクラブ) ていくための勉強会の開催。 合 計 (46団体 ) 助成額(円) 60,000 2,730,000 イ 夏季レクリエーション事業 助成先 特別支援学校22団体 一般57団体 事業内容 助成額(円) 夏季に父母の会等がボランティア等の支援を得て行う レクリエーション活動。 キャンプ、バスハイク、サマースクール、夏祭り、プー ル開放、バーベキューなど。 1,502,000 合 計 (79団体 ) 3,903,000 2,401,000 ウ 障害児放課後支援事業 障害児の心身共に健康な育成と維持又は放課後の有意 義な過ごし方の提案を目的とし、個々の能力に合わせて 様々な運動を行う。 学校・家庭以外の居場所を提供し、自分らしくのびの 特定非営利活動法人 2 びと過ごしてもらうこと、保護者の社会参加や就労、兄 Enjoyment 弟児への関わりの機会を保障する。 障害児が放課後や長期休暇中に安心して遊び過ごせる はっぴー HAPP アットホームな環境を提供。工作、お菓子作りなどたく 3 Y さんの興味の場を作り、その中で他のこどもとの交流を 図る。 トランポリンクラブ 障害児を対象としたトランポリンの指導を行い、体力 4 アミーゴ づくり・ストレス発散・仲間づくりをはかる。 1 体操くらぶ 158,000 739,000 739,000 158,000 三ツ境養護学校内において毎週水曜日の放課後にボラ 余暇活動支援グルー ンティアとともに余暇活動を行う。また、長期休暇中に プ スキップ♪ 通常とは別の余暇支援を行い、活動の場を広げる。 158,000 絵画・工作、ピアノ、習字などの活動を通して、創意 工夫する力や自由に自己表現する力、生活の知恵を身に 特定非営利活動法人 6 つける。また、障害児、健常児がともに活動し、地域の いそご元気サポート 人々と交流することにより社会性や協調性を育んでい く。 739,000 7 ぴぐまりおん 主に個別級に在籍している軽度発達障害児の放課後の 居場所を提供し、ソーシャルスキルや学習面でのサポー トを行う。 739,000 8 たかつくらぶ 県立高津養護学校の教室を使用し、放課後の数時間を ボランティアとともにレクリエーションなどの活動をす る。 147,000 9 まなびの日 コミュニケーションがうまくいかない子、体感、バラ ンス感覚の統合的なまとまりが必要な子等へのアプロー チを、共に学び考えていく。 105,000 5 ‐4‐ № 助成先 助成額(円) 地域には他になかなか受け皿のない障害児のために放 課後や長期休暇中の居場所を提供し、仲間づくりや保護 者の一時的な休息を支援する。 633,000 週に1回、発達障がい児のための「運動が苦手な子の NPO法人スマイル 教室」を開催し、健康づくりや他者とのコミュニケー クラブ ションを図り、社会的自立を身につけていく。 528,000 10 にじいろキッズ 11 事業内容 障害児の発達支援・貧困になりがちな余暇支援を目的 特定非営利活動法人 に音楽療法を行う。また、親と離れて活動することで家 12 おおきな木 族への一時的な休息等を提供することによる家族支援を 行う。 障害のあるこどもたちに合わせたレクリエーションプ 13 フリースペース宝島 ログラムを行い、放課後の余暇活動とする。 528,000 140,000 14 児童・生徒が、放課後、家庭以外に安心して楽しく過 上菅田放課後支援の ごせる場を確保し、他学年との交流や様々な活動を通し 会 て、充実した時間を過ごせるように支援する。 158,000 15 相模原養護学校の体育館において、放課後余暇活動と トランポリンサーク して、トランポリンの練習を行う。小学生から高校生ま ルクローバー でが参加し、学部をこえた交流を図る。 158,000 16 特別支援級や養護学校に通う小中学生と、普通級に通 特定非営利活動法人 う障害児が、一緒に放課後の時間を音楽や習字や工作な き・ら・ら どをして、ゆっくり過ごせるように支援する。 169,000 障害児や不登校の生徒が安心して楽しく過ごせる場を 17 ぐるーぷ・ちえのわ つくり、調理や造形活動、個に応じた学習などを通して 自信や生きる力を培う支援をする。 絵画を自由に描く楽しさ、自由な自己表現を行うこと NPO法人夢’遊空 を通じて個人を尊重し独創性を培う。また、展示会を開 18 楽彩 Crazy 催することで地域社会での交流を図り、コミュニケー Pumpkin ション力を養う。 528,000 105,000 特定非営利活動法人 サッカーを通じて肢体に傷害がある子供たちの体力向 19 CPサッカー&ライフ 上と、集団活動を通じて協調性や他者理解を学び、社会 エスペランサ スキルを身につけることを支援する。 158,000 NPO法人フーズマ 障害児に食を通じて社会性やコミュニケーション力と イルぐりぐら いった生きる力をつける教室を行う。 633,000 20 神奈川県立保健福祉 大学H.S.C.(ホッと 21 するクラブ)サーク ル 知的障害児1人と学生ボランティア2~3人がペアを 組み、3日間、大学やその周辺で遊ぶことで、こども達 の余暇支援と、学生が障害児との向き合い方を学ぶ機会 とする。 105,000 22 さくらんぼの会 障害児の健康増進や放課後の余暇を目的とし、水泳教 室を行う。 105,000 23 知的障害児・発達障害児の個別の事情に対応する『生 特定非営利活動法人 活塾』や、放課後の居場所の提供と見守りを行う『小・ 峠工房 中学生放課後くらぶ』などの活動を行う。 440,000 24 発達障害児と保護者が放課後や休暇時に交流しながら 綾瀬市発達障害児親 情報交換や悩みの解決に取組み、障害児にとって有効な の会アスパラ 学習方法を見つけ能力を向上させる支援を行う。 96,000 ‐5‐ № 助成先 事業内容 障害児が地域の中での余暇活動を通して情操を育み、 25 東林地域福祉サロン 自己選択の機会をより多く提供し、自己決定の機会も促 してエンパワーメントの向上を図る。 身体障害児または知的障害児及びその疑いがある児童 社会福祉法人三浦市 の自立と地域社会への参加を促進するため、余暇プログ 社会福祉協議会 ラムや個別療育の実施。 障害児の健康増進や放課後の余暇を目的とし、水泳教 27 厚木さくらんぼの会 室を行う。 26 合 計 (27団体 ) 助成額(円) 123,000 528,000 308,000 9,125,000 (2) 心身障害児の福祉に関する調査研究事業に対する助成 № 助成先 事業内容 助成額(円) 特別支援教育調査研 特別支援教育施行に伴う保護者の意識変化 究グループ 87,000 2 東林地域福祉サロン 障がい児放課後支援事業に対するニーズ調査 113,000 1 合 計 (2団体 ) ‐6‐ 200,000
© Copyright 2024 Paperzz