2013 年 4 月号

⼾塚教会だより
2013 年 4 月号 No.111
発⾏:カトリック⼾塚教会
聖書をよく読み、よく祈ることによって私たちが出会うキリストを家庭
に、職場に、社会に伝えていこう。いつも笑顔で。
《2013 年度活動⽅針》
今度こそ、本物です!
⼾塚教会主任司祭
誰のことをそう言っているのかは皆さんも考えて
アルフレッド・バーク
うちの2⼈はイスラム教信徒です。初めてのことです。
いるでしょう。もちろん、新しい教皇様です。そうい
これも、すごいです! 今の時代に主イエスが教皇に
われているのは、初めてのヨーロッパ⼤陸以外の⼈だ
なった場合も、同じようなことをなさるのではないで
からではなく、主イエスの姿を現しているからです。
しょうか。
もちろん、今までの教皇も尊敬していますが、何とな
ほかにも、教皇様は⾚い靴を履かないで、⿊いもの
く教皇が良い教え、良いことを教えていましたが、主
を使い、聖ペトロの広場で会衆の皆に会うために教皇
イエスの姿をはっきりと示していないように感じて
が乗る「Pope-mobile」といわれる⾞から、防弾ガラ
いました。今度の教皇はアシジのフランシコの精神を
スを外してしまいました。いろんな形で、ご自分が偉
重んじて、⽣活しています。すこし、例を挙げましょ
いという雰囲気から抜け出して、皆の僕だと示したい
う。教皇ベネデクト16世が退位してから、コンクラ
のです。
ーベが開かれ、全世界から投票権のある115名の枢
だから、「今度こそ、本物です」
。
機卿が Casa Santa Maruta (聖マルタの家という意味
です)に寝泊りをしていました。もちろん、新教皇と
して選出されたアルゼチンのブエノスアイレス⼤司
PS:3月号の「教会だより」でホームレスのために
教もコンクラーベの間、枢機卿たちと一緒にそこに泊
お米を分けて下さる婦⼈たちに感謝しました。その後、
まりましたが、教皇として選ばれた後も、そこに寝泊
ますます協⼒して下さる⽅が増えてきました。お米の
りにすることに決めました。なぜかというと、バチカ
量とは関係なく、⼣⾷を作るとき、自分の家族のため
ンにある教皇様の部屋が⽴派過ぎているからです。す
だけではなく、もう一⼈分(ホームレスの⼈)を考え
ごいね! また、聖週間の3月28日、聖木曜日の「最
て、分けておけば、本物の信者となるでしょう。それ
後の晩餐」の中で、洗足式があり、教皇フランシスコ
が主イエスの心だと思います。ホンの少しだけでもよ
はローマ市内の少年院へ⾏って、犯罪を犯して、⼊院
いです。主イエスの教えによると、信者は自分の幸せ
している男性10名、⼥性2名の足を洗いました。イ
よりも、他⼈の幸せを求めます。広い心をもって続け
タリアでは、皆がカトリックであるはずですが、その
ましょう!
1
教会が「元気に」キリストを証ししていくために
(横浜教区)共同宣教司牧サポートチーム神奈川 メンバー
名前の前に書かせて頂いた肩書をご覧になり、「何
S.
て社会の中で活動・貢献できることがあるでしょう。
それ?」って思われる⽅も多いでしょう。
三者にはそれぞれの霊性(固有の信仰の⽣き⽅)があ
梅村司教様から鈴木勁介師に「神奈川県の共同宣教
りますので、教会の使命を考える上では、三者すべて
司牧」
を考えるよう指示があったのが 2002 年でした。
の⾏い、すべての責任があって本当の意味での達成に
これは、教区報 45 号(2001 年 12 月)の中で司教様
導かれるのだと思います。教会(一つの体・キリスト
が「わたしたちの⼤きな挑戦」と題して呼び掛けられ
の神秘体)には、聖霊の賜物による種々の奉仕職・務
た、「交わりとしての教会をめざして」(司牧書簡
めがあり、すべてが必要なのです(コリントⅠ.12 章)。
2000.12.25)の具体化の一つにある「司祭・修道者・
三者に共通し、基本となる最も⼤切なことは、洗礼と
信徒による共同宣教司牧体制の整備」を受けたもので
堅信の秘跡により、キリストの福音を⽣き、⼈々に証
す。この雲をつかむような話に、司祭、修道者、そし
しするよう神から招かれていることです。洗礼のとき
て神奈川県下 7 地区の代表が集められて「神奈川県・
「キリストの王職、祭司職、預言職にあずかり」、堅
共同宣教司牧準備会」が発足し(2003.02.01)、私
信により「聖霊の賜物を受けた」私たちは、一体とし
はプラスアルファとして鈴木師からお声掛けを頂い
て、協⼒して歩いていくことが求められています。
て準備会に参加しました。
準備会の司教様への答申の後、2004 年に発足した
神奈川県でどのような⾏動を起こしたらよいか各
「神奈川県 司祭・修道者・信徒による共同宣教司牧
地区の意⾒を求め、2 年近く検討した準備会の結論と
推進委員会」の目的は、ヴァチカン公会議以来教会が
して、⽣き⽣きとした共同体となるために⼤切にして
⼤事にしている『教会が「元気に」キリストを証しし
いくとよい二つの必要なことを司教様に答申しまし
ていく』ために、全ての信者(三者)が交わりを深め
た。一つは出会いを深めること、いま一つは教会の奉
ること、でした。そのためにはまず出会うこと、そし
仕職への養成です。
て互いに尊重し、語り合い、聴き合い、祈ることを通
何故この二つに辿り着いたかというと、共同宣教司
して出会いを深め、福音の証しになっていくようにす
牧とは、司祭・修道者・信徒(以下「三者」といいま
ることが必要だと考えました。そしてもう一つ、小教
す)が共同責任を持って教会の使命を果たす体制と考
区や地区の教会を支える奉仕職を修道者や信徒がよ
えたからです。この共同責任とはどういうことか。昔
り担えるように養成する研修会を開催し、その場で小
は教会の責任は司祭(及び修道者)に集中していまし
教区や地区の枠を超えて三者が出会い、交わりを深め
たが、現代においては色々な限界があります。この限
ながら奉仕職を学び、得たものを持ち帰って共有し、
界に際し、信徒の役割は、ヴァチカン公会議依頼、第
「元気な」共同体としてほしいと考えたのです。
1 の使命は社会の中で信仰を証しすることと言われて
推進委員会は、教区の委員会ですが教区の宣教司牧
いますが、教会の中で信徒がもっと⼒を発揮できるこ
を支援する⽴場として「共同宣教司牧サポートチーム
とがあるはずです。司祭や修道者に代わってその使命
神奈川」に名称を変え、出会いを深める宿泊交流会と
の一部を担おうと言っているのではなく、教会憲章や
多くの養成研修会を毎年開催しています。今年も聖週
福音宣教(パウロ 6 世)にある「信徒の協⼒」をもっ
間に案内を配布しました。先に記した趣旨から信者個
と強めて教会内の奉仕的役割を司祭と協⼒し、例えば
⼈の参加ではなく共同体から⼈を派遣して頂きます
信仰を伝える、祈りを導く、などの貢献の場があると
が、ここ数年⼾塚教会からは一⼈の派遣者もありませ
考えたのです。また、司祭や修道者も、信徒と協⼒し
ん。出会いと養成、⼤切なことだと思っています。
2
受洗者のことば
「私が神様と出会ったきっかけ」
K.
私達兄弟が、神様と出会ったきっかけはある悲しい出
本当の意味で私達が神様に出会ったのは、病で倒れ
来事が始まりでした。
てとても苦しそうにしていた祖⽗にバ-ク神⽗様が
昨年の七月に、⽗⽅の祖⽗を亡くしました。私達兄
お祈りをしてくださった時です。あの時は、とても悲
弟の⽗と⽗⽅の祖⽗と祖⺟は、カトリック信者です。
しくて夢中で祖⽗に祈りをささげていました。
けれど、⺟はカトリック信者ではありません。家族の
祖⽗は、みんなに⾒守られ安らかな顔で息をひきとり
中で宗教の違いについてたびたび話し合ってきまし
ました。
た。⺟は、仏教からカトリック信者になる事を望んで
この悲しい出来事をきっかけに私達家族は、自然と
いました。そして私達兄弟も同じく信者になる事を希
この⼾塚教会に足を運ぶようになったのです。⺟は、
望していました。けれど、実際は教会にも⾏かず、年
勉強会に参加し私達兄弟は聖書を読んだり、⽗から祈
に一回クリスマスのミサに参加する事ぐらいでした。
りを学びました。そして三月三⼗日の復活祭の夜半ミ
この時はまだ本当の意味で神様に、出会っていなかっ
サで、受洗の運びとなりました。きっと祖⽗が導いて
たのです。祖⽗は⽣前私達家族が神様を信じ、キリス
くれたのだと思います。
トの教えに従いカトリック信者になってくれたらう
神様と祖⽗に感謝を込めてこれからも家族で教会
れしいと話していました。
に足を運びたいと思います。
S.
私は、自分の思いや考えこそが正しいというとらわれ
思われるか、損か得かが⾏動の動機であったり、早さ
から、狭い世界で⽣き、孤⽴して自分を追い詰めてし
に価値をおき、すぐ結果が欲しくなるなど、いつのま
まいました。 自分が、よいものにおもえるようにな
にかよくないものが自分を支配していることに気づ
りたいと、あちこち探し回りましたが、自分を変える
きました。その元凶は、自分の幼稚さや我がままさで
ことはできませんでした。
す。
どうしようもなくなった時、傷ついた仲間との出会
これからは、新たな視点、主イエスキリストの物の
いがあり、求めてゆくうち、自分が無⼒であることを
⾒⽅に習い、歩んでいきたいです。
認め、自分を超えた⼤きな⼒を信じることで自分を変
先日、⼊院中の⺟のことで、⽗と一緒にある⽅を訪
えて⾏けると教えられました。
ねました。その時、自分が思ってもみなかった観点か
神様を信じるとはどういうことか知りたくて、教会
ら助言があり、神様の導きのようなものを感じました。
の勉強会に通い始めました。その中で、少しずつです
もやもやが晴れ、すっきりする感じは、善とつながる
が、日常⽣活において、目に⾒えない不思議な働きが
嬉しさのように感じました。
感じられるようになってきています。
四旬節の間、お祈りして下さった皆様、ありがとう
ございました。小さな自分ですが、皆さまとともに善
自分のこれまでのあり⽅を振り返った時、⼈にどう
へ向かって歩んでいきたいです。
3
受洗者のことば((続き))
N.
私の妻はカトリック信者で以前お世話になってい
味深く、また皆様との聖書の読み合わせでも神の存在
た二俣川教会ではミサや葬儀などのオルガン奏者を
にも触れる思いもしました。
していました。そのため、時々⾞での送り迎えを頼ま
当時はまだ洗礼を志願する思いはそれほど強くあ
れていました。折角教会まで⾏くので私もミサに参加
りませんでした。
して、カトリック教会の雰囲気をかいま⾒ることも出
並⾏して日曜ミサにも参加して勉強を続けて⾏く
来ました。
につれて、今までの自分の⼈⽣の考えが少し間違って
また、会社の尊敬する先輩はカトリック信者でとて
いたのではないかと感じ始めました。
も紳士的な⽅でした。兄上は神⽗様とのことです。
ある日、神⽗様が「洗礼を受けると今までの罪がす
会社で仕事がうまく⾏かなく、イライラと不機嫌な私
べて赦されますよ」と話され、それでは新しい自分と
に「そういう時こそニコニコしていた⽅が良いです
なって再スタートできるのだと思い洗礼を志願しま
よ」と忠告してくれました。定年後も親しくして下さ
した。復活前夜祭で洗礼を授けて頂き、これからはキ
り、今でも月二回はゴルフをご一緒しています。
リストの教えに従って⽣きることを決意しています。
また、教会の中の信者の皆さんを⾒るにつけ、キリ
バーク神⽗さまのお導きに心から感謝し、これから
ストの教えが世界中の多くの⼈々にどうして愛され
の先の短い⼈⽣を良い信者になれる様に努⼒して⾏
ているか自分でも確かめたい気持ちも常々持ってい
きます。
ました。
また、⼾塚教会の皆様のいろいろなご配慮と快く代
先輩も妻も私に信者になるようにと後押しはして
⽗を引き受けて下さった⻄川様にも感謝しています。
いませんでしたが自分でイエスキリストの教えを急
ありがとうございました。
に学びたくなり、昨年からバーク神⽗様の「聖書勉強
これからも勉強会にも出席してキリストの教えを
会」に出席させて頂く様になりました。
研鑽して⾏きますので
勉強会ではイエスが辿られた地理、歴史的背景が興
よろしくお願いします。
4
★★信徒の声★★
「腹式呼吸でうたう」
M.
カラオケが健康に良いとはよく聞かれるはなしで
吐いていきます。目安は、まずは3秒。吐ききったら、
す。⼤きな声でうたうこと、また仲間との親睦は心身
⼒を抜き、お辞儀した身体をおこしていきます。特別
にプラスの影響があると思います。加えて喉に⼒を⼊
意識しなくても⼒が抜けていれば⿐から自然に息が
れずに横隔膜を⼤きく上下させる腹式呼吸でうたえ
⼊ってくると思います。この時お腹が膨らめば腹式呼
ば酸素を取り⼊れる量が多くなり、腹腔の内臓のマッ
吸成功です。吸気もまずは3秒。3秒吐いて3秒吸う
サージにもなりますのでダブルのプラス効果がある
を1セットとして5セットを気が向いたときにして
はずです。
みてください。(心臓がドキドキしたり、かえって呼
知⼈のお医者さんのお話では歌うことは交感神経
吸が苦しくなるなら回数を減らして)呼吸が深くなり
を腹式呼吸は副交感神経を刺激し、バランスの良い自
気分が落ち着く実感が得られるはずです。慣れてきた
律神経、ホルモン分泌の状態をつくるとのことです。
ら秒数、回数を無理せず徐々に増やします。この腹式
「腹式呼吸」のやり⽅は難しくありません。 椅子に
呼吸の基本をマスターし歌いますと声が柔らかくな
姿勢を正し座りおへそのあたりに手のひらをあてま
り、他⼈の声とも溶け合えるようになっていきます。
す。少しお辞儀をするようにしながら(背中が丸まら
ミサでの歌、受け答えに応用していただければと願い
ないように!)お腹をへこませ息を「はー」と口から
ます。
音楽に結ばれて
K.
高校まで、ドアの向うは修道院という環境の学院に
中も個⼈宅でひっそりと歌い続けられ今秋85周年
学びましたが、コーラスよりコートでボールを追っか
定期演奏会を迎えます。昨秋の定期演奏会では武満徹
けている⽅が楽しい私でした。当時のカトリック校は
・『うた』を歌いましたがオルガニストの児⽟⿇⾥さ
バザー・運動会などの⾏事も⽗親以外の男子の来校は
んが武満徹を聴きたいと県⽴音楽堂に来聴下さり海
禁止でした。しかしその後進学した神⼾のK学園祭で
外での演奏活動が多い児⽟さんならではの感想を戴
ハイドン・オラトリオ・四季(混声合唱)を歌った時に
きました。
男声合唱の素晴らしさにカルチャーショックを受け、
『⼤勢の聴衆…世界一の合唱国エストニアと同じ雰
それ以来歌い続けて50年近くになります。
囲気で合唱が板について特別なものではない、日本の
夫の転勤地神⼾・高松でも地元のコーラスに参加、
国⺠的なものを育成されて築かれた歴史に吃驚しま
30年前に⼾塚に移り住み⼥声コーラスの場で⼾塚
した』
教会聖歌隊の⽅達と出会い旧聖堂でチャペルコンサ
児⽟さんは敬虔なカトリック信者でいらっしゃり
ートも開かせて戴きました。ベンサン神⽗様が「歌う
日本では余り一般的では無いパイプオルガン普及の
事は三倍祈る事と同じと両親に教えられた」の言葉も
為に 1991 年インターナショナル・オルガンフェステ
心に留めてミサに与っています。
ィバル・イン・ジャパンを設⽴され毎年海外より著名
現在聖歌隊の他横浜オラトリオ協会合唱団に所属
な奏者を招聘、
22 年間も努⼒して来られました。
2006
しています。オラトリオは昭和3年 YMCA キリスト教
年ニューズウイーク誌「世界が認めた日本⼥性 100
会関係者により宗教曲の演奏を志して創⽴され戦争
名」緒⽅貞子さん達と共に選出されましたが活動の視
5
野は日本と世界関わりと遠⼤です。
は隣⼈愛。⼈類共通の願いをオルガンの響きにのせて
近年では 2009 年・日本とハンガリー140 周年記念
世界平和への輪を拡げていきたい!がフェステイバ
事業として。2010 年・ショパン⽣誕 200 年記念事業
ルの趣旨で収益は全てNHKを通じて寄付されます。
として。2011 年・2012 年・日本とドイツ交流 150
昨年 11 月にNHKBSドキュメント「目白カテドラ
周年記念事業として開催されました。本年は⽣⻨事件
ル・パイプオルガン・イタリア⼈技師よる修復 500
から 151 年・伊藤博⽂他「⻑州五傑」渡英 150 年記
日」が再放送されましたが祭壇に向かって聖堂後⽅2
念・鎖国時代から初めて正⾦銀⾏を開設して海外貿易
階に設置されたオルガンから降り注ぐ音色は素晴ら
の窓口を開いた横浜でも開催されます。
しく、県⺠ホールは奏者の姿も⾒られ目でも楽しむ事
英国で最も高く賞賛されている音楽家の一⼈トー
ができます。聖歌隊は「横浜地区聖歌の集い」にも参
マストロッター⽒のオルガン演奏と児⽟⿇⾥のオル
加しますが音楽を通じて多くの⽅々との交わりの中
ガン・箏と尺八のコラボレーションです。「オルガン
で私自身も成⻑致したいと思っております。
」とはギリシヤ語で「道具」の意味・神の道具・役割
⼾塚教会活動部の紹介
典
礼
部
侍者会
Y.
典礼奉仕のうち、ミサの中で、司祭席や祭壇近くで
魅⼒的なものにならなくなってきたように思います。
⾏われる奉仕を祭壇奉仕といいます。祭壇奉仕は、か
さらに、少子化の影響なのか、子供自体の数も減少し、
つて助祭職の仕事でした。当時の助祭は司教のもとで
今では主日のミサでも侍者がいないときがあります。
教会の運営や財産管理を担当し、礼拝の場でも司教を
そこで、今年度より侍者会を発足することになりま
直接助ける奉仕者として活躍していました。しかし、
した。対象者は、小学校 3 年⽣以上で初聖体を済ませ
現代では、助祭といえば神学⽣が司祭になる直前の実
た男⼥。特に中学⽣、高校⽣の参加も歓迎します。さ
習期間をさすようになっていき、信徒が祭壇奉仕の役
らに、侍者は主日のミサだけではなく、葬儀や結婚式、
割をするようになりました。この奉仕者が侍者です。
聖週間など平日に⾏われる典礼にも必要であり、是非
かつて、まだミサがラテン語で⾏われていた頃、侍
⼤⼈の⽅の参加もお待ちしています。
者はラテン語の祈りを覚えなくてはならず、⼾塚教会
五月から毎月第 2 日曜日の 9 時 30 分のミサ後に⾏
にも侍者を養成する侍者会がありました。当時は、一
います。内容は、基本的な侍者の役割からミサ中の基
般信徒もなかなか上がることが無い内陣で、ラテン語
本動作、特別な典礼の対応、さらに典礼全般について
で祈り、司祭の補佐をする侍者は、子供たちの憧れで
の理解などを、それぞれの年代にあわせてクラス分け
した。しかし、ミサが国語で⾏われるようになり、難
をして⾏います。
しいラテン語の祈りを覚える必要が無くなってから、
指導には、今のところ O ⽒、F ⽒、S ⽒と Y が担当
いつしか侍者会がなくなり、ただミサ中の動作を教え
しますが、かつて自分も侍者を経験し、その経験を次
るだけで簡単に侍者が出来るため、子供たちにあまり
の世代に伝えるべく指導のお手伝いをしてくださる
6
⽅がいらしたらお願いいたします。
★★原宿だより★★
4日間の黙想会でのお恵み
E.
2 月 19 日から 4 日間、御聖体の宣教クララ会軽井
えも及ばないような、神様の望むことが起こるように
沢修道院で⾏われた M さんの黙想会に⾏ってきまし
してくださるのです。苦しい状況を受け⼊れるのはと
た。M さんはクロアチア⼈で 4 ⼈の子供の⽗親、普段
ても難しいですが、どんな状況においてもこの 3 つの
はみかん農園を営み、毎年農閑期に様々な国に宣教に
ステップを思い出し実践していきたい・・・と思いま
出かけておられます。
した。
M さんは、自分の神様との体験、自分が実践で学ん
黙想会で M さんのお話を聞くにつれ、自分の傲慢さ、
で来た事を話してくださり、たくさんのことを教えて
犯してきた数々の罪が⾒えてきて、非常に心が痛みま
くださいました。その中で、特に心に残ったのが「信
した。心がこんなに痛んだのは、いつ以来でしょうか。
仰の 3 つのステップ」です。M さんの⼈⽣の中で、数々
その痛みは苦しいほどでした。今思えば、それは⼤き
の苦しい状況がありましたが、そのたびに彼はいつも
なお恵みだったと思います。神様は私を更にご自分の
次の 3 つのステップを実践してきました。
もとに引き寄せるために、私の罪を⾒せてくださいま
「1.この状況を受け⼊れる。2.この状況に感謝す
した。神様のあわれみを願い、ゆるしの秘跡を受けた
る。3.この状況を通して神がその栄光、全能、正義
後、顕示された御聖体の前で祈っていた時に、主イエ
を現してくださるように祈る。
」
スが私に「あなたを愛している」と語ってくださった
M さんは、「祈る時、忍耐を持って祈りなさい。祈る
ような気がしました。主の深い愛の中で、私は泣いて
ことで、神様は心を開いてくださり、神様の望むこと
いました。どんなに⼤きな罪を犯したとしても、ゆる
が起こるようにしてくださいます。」と言っておられ
しの秘跡において神様は私達をゆるし癒してくださ
ました。実際に M さんは、あきらめずに忍耐強く祈り
り、豊かに祝福してくださいます。主はいつも共にお
続けることによって、神様が栄光を現わされるのを何
られ、主に似た者となるよう私達を変えてくださいま
度も⾒てきたのです。
す。私達は神様の子供として、どんなに深く神様に愛
以前私は、様々なことを抱え込んで苦しみ、体調を
されていることでしょうか。
崩してしまったことがあります。その時あるシスター
4 日間の黙想会で、他にもここには書ききれないほ
が「⼒を捨てよ、知れ わたしは神。」
(詩編46編1
どのお恵みをいただきました。神様に心から感謝いた
1節)という聖句を教えてくださいました。M さんが
します。どうかこれからの⽣活の中で、いつも神様を
教えてくださった信仰の 3 つのステップは、この聖句
信頼しすべてをゆだね、祈り続けていくことができま
の「⼒を捨てる」とはどういうことかを教えているよ
すように。この弱い私を通して神様が働いてくださり、
うに思いました。神様を信頼し、どんな苦しい状況を
神様が私を使って⼈々を優しく抱擁してくださいま
も受け⼊れて感謝して祈り、自分の苦しみも何もかも
すように。自分の心の中に、主を⾒出し、自分のまわ
すべてを神様にお捧げしたときに、神様は、⼈間の考
りに主を⾒つけることができますように。
7
月 日 曜日
教会暦
21 日 復活節第4主日
行事
第2回お話会
原宿委員会
掃除当番
戸塚
/上矢部
4
月
28 日
復活節第5主日
English Mass (13:30~)
3
金 初金ミサ(9:30~)
5
日 復活節第6主日
Sr.横山のお話し会
(8:30~9:15)
世界広報の日(指定献金)
5 12 日 主の昇天
月
19 日 聖霊降臨の主日
26 日
三位一体の主日
English Mass (13:30~)
-
吉田
/汲沢
戸塚役員会
-
原宿委員会
-
第3回お話会
Sr.横山のお話し会
(8:30~9:15)
川上
/矢部
2
日 キリストの聖体 初聖体 (9:30~)
-
7
金 初金ミサ(9:30~)
-
9
日 復活節第10主日
戸塚役員会
名瀬
/舞岡
16 日 復活節第11主日
原宿委員会
-
23 日 ペトロのお祝い 堅信式
聖ペトロ使徒座への献金
パーティー
-
6
月
戸塚
/上矢部
30 日 復活節第13主日
ミサの時間
[通常の日曜日]
戸塚教会
07:30と09:30
原宿教会
09:00
老人ホーム 16:00
[土曜日・祝日・初金]
戸塚教会
09:30
[平日:月曜~金曜]
戸塚教会
07:00
[戸塚教会]
戸塚教会]
244-0002 横浜市戸塚区矢部町 641
045-881-8882(電話) 045-865-2026(ファックス)
http://www.interq.or.jp/earth/totsuka/
[原宿教会]
原宿教会]
245-0063 横浜市戸塚区原宿 4-35-1
呼 045-851-6051
土曜日・祝日・平日のミサは行事や司祭の都合などで変更になる場合があります。