2016 年 暮らし向きに関するアンケート調査結果 愛媛銀行 ひめぎん情報センター 調査対象 愛媛県内の家庭 1,000 世帯 調査時期 2016 年 5 月中旬 有効回答率 46.8%(468 世帯) ・・・・・・・・回答者(世帯)の構成・・・・・・・・ ★年齢 20 歳代 17.1% 30 歳代 27.4% 40 歳代 23.1% 50 歳代 23.1% 60 歳以上 8.3% 無回答 1.0% 平均年齢 42.3 歳 ★年収(世帯) 平均年収 570 万 3,000 円 ★世帯主の職業 経営者(自営業含む) 5.6% 会社役員 4.3% 会社員 61.3% 公務員 12.2% その他 8.9% 無職 5.6% 無回答 2.1% ★子供の人数 平均 2.0 人 1.1年前と比べ た暮らし向き 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 2016 年 0.7% 0.6% 1.5% 0.9% 2.7% 1.8% 1.7% 1.9% 1.9% 7.1% 5.0% 7.5% 3.4% 7.7% 8.3% 7.9% 7.7% 6.2% 変わらない 55.6% 54.6% 58.6% 66.7% 63.7% 62.4% 67.5% 71.8% 77.8% 少し悪くなった 26.3% 28.7% 24.2% 22.1% 20.9% 18.0% 17.3% 15.1% 10.5% 悪くなった 10.1% 10.7% 8.2% 6.7% 4.7% 9.2% 5.3% 2.9% 3.4% 「良くなった」+「少し良くなった」を合わせると 8.1%(前回比▲1.5 ポイント) 。 一方、悪くなった( 「少し悪くなった」+「悪くなった」 )と感じている人は 13.9%と前回より 4.1 ポイント減少。 悪くなったと感じている人は 2014 年から減少傾向にあり、暮らしの底上げ感は持続されている。 良くなった 少し良くなった 2.今後1年間の 暮らし向き 3.これからの生 活で重視していき たいもの(複数回 答) 4.①現在の貯蓄 額(世帯合計) 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 2016 年 0.8% 1.2% 0.4% 0.4% 2.1% 0.9% 1.9% 1.0% 0.9% 少し良くなる 7.4% 5.6% 6.2% 4.3% 6.8% 9.2% 7.2% 9.1% 4.9% 変わらない 43.3% 37.6% 58.1% 53.2% 51.0% 59.0% 63.2% 72.5% 72.0% 少し悪くなる 32.8% 37.6% 25.6% 30.5% 31.9% 19.9% 22.4% 12.2% 17.5% 悪くなる 15.5% 17.8% 9.5% 11.4% 7.4% 9.8% 4.8% 4.6% 4.1% 「変わらない」が最も多く 7 割以上を占めている。良くなる( 「少し良くなる」+「良くなる」 ) と考えている人は 5.8%(前回比▲4.3 ポイント) 。一方、悪くなる( 「少し悪くなる」+「悪くな る」 )と考えている人は 21.6%と前回より 4.8 ポイント増加。 悪くなると考えている理由として「物価高」 、 「増税」 、 「子どもの教育費」などを挙げている人が 多かった。 良くなる ①「貯蓄」 60.9% ④「レジャー・余暇」19.7% ②「教育」 27.4% ⑤「食生活」 16.9% ③「健康増進」21.4% 「貯蓄」を重視している人が最も多く、6 割を占めている。 「教育」は前回より 5.6 ポイント、 「レジャー・余暇」は 4.9 ポイントの増加。 全体平均 630 万 9,000 円 1 ②1 年前と比べた 貯蓄残高 「増えた」 18.6% 「変化なし」57.3% ③1 年前と比べた 貯蓄残高増減の理 由(複数回答) <増加理由> ①「倹約・節約による貯蓄額の増加」 56.3% ②「給与収入の増加」 28.7% ③「相続、退職金等による収入」 9.2% ④貯蓄の目的 (複数回答) ①「老後の備え」 60.5% ③「子どもの教育資金準備」 37.8% ⑤「耐久消費財(家電など)購入」 8.3% 「減った」 20.9% <減少理由> ①「子どもの教育費」 45.9% ②「生活費(物価・増税) 」 23.5% ③「臨時の出費(旅行、交際費等) 」19.4% ②「病気や不測の事態の備え」 46.4% ④「旅行・レジャー」 21.2% 「老後の備え」 (前回比+0.4 ポイント)は 2006 年の調査開始以来、第 1 位の項目。 「病気や不測の事態に備えて」46.4%は前回より 10.5 ポイント増加。特に 20 代(41.3%)は 12.9 ポイント、30 代(41.4%)は 15.9 ポイント、それれぞれ前回より 10 ポイント以上増加。 「旅行・レジャー」21.2%(同+2.1 ポイント)は 2006 年の調査開始来、過去最高の割合。 ⑤毎月の手取り収 入とボーナス時の 貯蓄割合 毎月の手取り収入から 13.9%(前回比▲0.4 ポイント)貯蓄 ⇒ 理想の割合は 24.7% ボーナス時からは 27.0%( 同 ▲3.5 ポイント)貯蓄 ⇒ 理想の割合は 47.5% 毎月の手取り収入とボーナスから貯蓄に回す割合は、それぞれ前回より減少している。 理想の割合と現実との間にギャップがあり、思うようには貯蓄に回せないことがうかがえる。 【新設項目】 ⑥1 か月の生活費 として必要な金額 住居費 1 か月の 生活費内訳 (平均) 食費 ⑧夫婦の月々の小 遣い 通信費 保健医療費 5.4 万円 2.1 万円 3.5 万円 1.8 万円 1.4 万円 交通費 教養娯楽費 交際費 被服費 その他 合 計 1.9 万円 1.5 万円 1.8 万円 3 万円 28.1 万円 借入金「なし」 53.4% 借入金「あり」 39.5% ⇒ 平均 979 万 9,000 円 借入金がある人は 39.5%(前回比▲1.2 ポイント)と、1997 年の調査開始以来、過去最低の割合。 ①「住宅取得・改築資金」 67.0% ②「自動車購入資金」 19.5% ③「子どもの教育関連」 14.1% 「住宅取得・改築資金」が最も多く、前回より 4.6 ポイントの増加。 夫 平均 3 万 2,000 円(前回比▲7,000 円) 妻 平均 1 万 8,000 円(同 ▲2,000 円) 夫婦の小遣い (万円) 夫 5 3.7 4 3 2 1 2.2 2.2 2.3 2.6 2.2 2.4 2.8 2.9 2.6 2.0 2.4 2.3 3.6 2.2 4.1 2.6 妻 3.5 3.6 3.9 3.2 2.1 1.9 2.0 1.8 1.7 19 98 年 19 99 年 20 00 年 20 01 年 20 02 年 20 03 年 20 04 年 20 05 年 20 06 年 20 07 年 20 08 年 20 09 年 20 10 年 20 11 年 20 12 年 20 13 年 20 14 年 20 15 年 20 16 年 ⑦-2 借入内容 (複数回答) 教育費 4.1 万円 1.6 万円 ⑦-1 借入金 水道・光熱費 夫、妻の小遣いはそれぞれ前回より減少。夫の小遣いは 2010 年の調査開始以来、過去最低。 2 5.①老後に関す ①「生活費(年金含む) 」 84.3% ②「健康」 56.4% 49.3% ④「社会の繋がりの希薄化」 8.9% る心配事(複数回 ③「介護」 「生活費」が最も多く、8 割以上を占めている。 「健康」は前回より 5.9 ポイント増加。 答) ②老後の生活資金 源(複数回答) 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 2016 年 公的年金 貯蓄の取り崩し 個人年金 再就職による収入 81.2% 81.3% 59.7% 61.5% 28.5% 31.1% 8.1% 8.2% 83.7% 57.9% 27.5% 8.2% 71.7% 82.0% 81.5% 81.1% 82.9% 56.9% 54.7% 60.1% 60.1% 62.4% 29.3% 34.3% 34.6% 33.3% 40.0% 6.8% 9.8% 10.3% 12.0% 15.0% 不動産・有価証券等 からの賃料及び配当 4.5% 2.4% 1.7% 1.3% 2.1% 1.9% 3.3% 3.6% 子供等からの援助 1.2% 1.8% 1.1% 1.0% 1.2% 0.5% 1.0% 0.6% 「公的年金」が最も多く 8 割以上を占めている。 「個人年金」 (前回比+6.7 ポイント)が増加傾向。 年代別でみても、全年代で「個人年金」は前回より増加しており、特に 30 代(56.8%) 、40 代 (78.1%) 、50 代(56.8%)は半数以上を占めていた。 ③-1 老後の生活資 「準備していない」 13.9% 金準備 「準備している」 30.8% ③-2 準備している こと(複数回答) 「準備していないが必要性は感じている」 53.2% ①「貯蓄」 ②「個人年金への加入」 ③「資産運用(株・債券・投資信託等) 」 74.3% 56.3% 17.4% 「個人年金への加入」が前回より 13.0 ポイントの増加。 公的年金だけでは不安なためか、個人年金で準備をしている人が多くなっている。 【新設項目】 ④毎月必要と思わ れる老後の生活資 金額 【新設項目】 6.①車の所有台 数 ②1 か月にかかる ガソリン代・給油 回数 平均 19 万 6,000 円 車を「所有している」89.5% ⇒平均 1.7 台 ガソリン代(充電・電気代)/月 給油(充電)回数/月 「所有していない」 6.6% ガソリン車 電気自動車 ハイブリッド車 1 万 2,000 円 2.9 回 1 万円 3回 9,500 円 2.3 回 ③ガソリン価格の 変化「あり」 23.3% 値下がりによる変 化(複数回答) 変化「なし」 66.9% ①「満タン給油をするようになった」 44.0% ③「車に乗る回数が増えた」 30.3% 変化がある人は 2 割程度。 3 ②「車でドライブや遠出が増えた」 38.5% ④「家計の節約意識が緩んだ」 8.3% 【新設項目】 マイナス金利による生活の変化が「ある」 22.6% 7.マイナス金利 による生活の影響 (複数回答) ① 「株式や投資信託、外貨等で運用する」 変化は「ない」 70.1% 20.8% ② 「百貨店(友の会)などの積立サービスを利用する」 19.8% ③ 「貯蓄目標額に到達させるためにさらに預貯金する」 17.0% ④ 「住宅ローン等の金利の見直し・借換え」 14.2% ⑤ 「住宅ローンの新規借入」 10.4% マイナス金利による生活の変化が「ある」人は 2 割程度。ほとんどの人は変化していない。 平均 9,700 円 【新設項目】 8.①毎月の電気 料金 「変更した」 「変更しない」 0.6% 71.8% 「変更予定」 「わからない」 0.4% 17.3% ②電力小売自由化 による電力会社を 電力小売自由化により電力会社を変更した人はほとんどいない。今後も変更しない人は 7 割以上 変更 を占めている。 ①1 年前と比べた暮らし向き「悪くなった」4.1 ポイント減。⇒暮らしの底上げ感が持続 【まとめ】 ②1 年後の暮らし向き「変化なし」が 7 割以上。 「悪くなる」4.8 ポイント増。 ⇒今後については慎重な見方が多い。 ③これからの生活で重視していきたいもの―「貯蓄」6 割。 「レジャー・余暇」が 4.9 ポイント増加 。 ④貯蓄の目的―「老後の備え」がトップ(11 年連続第 1 位) 、 「旅行・レジャー」過去最高。 ⑤夫・妻の小遣い―それぞれ前回より減少。夫の小遣いは過去最低。 ⑥老後の生活資金準備―「準備している」3 割。 「個人年金への加入」が増加。 ●1 年前より暮らし向きが「悪くなった」が減少しており、総じてみると、暮らし向きの底上 げ感が持続されていることがうかがえる。ただ、1 年後の暮らし向きについては慎重な見方 をしている人も多い。 ●旅行などの消費意欲が垣間見えつつも、将来(老後や病気などの備え)のために貯蓄する 意識は依然高い。また、公的年金だけでは不安なことから個人年金への加入も増えるなど、 将来の備えに対して自分でしっかりと準備しようとしている人も多くなっている。 4
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