2014 年 大学生の教育費に関するアンケート調査結果 ひめぎん情報センター 【調査対象】 短大・大学・大学院・専門学校に通う子どものいる愛媛県内の家庭 1,000 世帯 【調査時期】 2014 年 6 月下旬 【有効回答率】 30.4%(304 世帯) 【回答者の平均年齢】 49.5 歳 【家庭の平均年収】 711 万 3,000 円 ・・・・・・・・子どもの性別・進学状況・・・・・・・・ ★学生の性別 男子 50.6% 女子 46.7% 無回答 2.6% ★進学先 短大 5.3% 大学 80.3% 大学院 2.6% 専門学校 9.5% 無回答 2.3% ★大学の種類 国公立文系 23.4% 国公立理系 11.8% 国公立医科系 3.3% 私立文系 39.1% 私立理系 6.9% 私立医科系 5.3% その他 5.9% 無回答 4.3% ★学校の所在地 首都圏 10.9% 近 畿 15.1% 中 国 12.5% 愛媛県 48.0% 九 州 3.6% その他 7.2% 無回答 2.6% ★学生の住居形態 自宅 37.8% 学生寮 9.2% 一人暮らし 48.0% その他 2.3% 無回答 3.0% 1.進学の理由 (複数回答) 2005 年 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 教養を身に付けるため 16.0% 13.8% 14.9% 16.1% 36.8% 41.7% 40.3% 39.2% 43.8% 45.1% 希望の職業に就くため 24.5% 17.5% 21.2% 19.9% 45.3% 42.9% 42.8% 44.2% 35.1% 40.1% 人間関係を広げるため 11.1% 10.3% 10.3% 10.5% 23.0% 30.9% 26.8% 26.6% 30.5% 32.2% 専門知識・技術を身につけるため 25.7% 19.1% 23.2% 21.0% 38.2% 30.9% 38.7% 32.5% 27.6% 31.3% 資格・免許取得のため − − − − 19.6% 20.1% 20.4% 21.3% 22.1% 17.4% 13.7% 11.3% 10.3% 13.3% 18.9% 23.6% 21.7% 18.4% 20.5% 16.1% 学歴社会だから 「教養を身に付けるため」が 45%を占めており、最多。96 年の調査開始以来、過去最高。 「人間関係を広げるため」 (32.2%)は増加傾向にある。 学問的なことだけではなく、人間性を高めるために進学している人が多くなっている。 進学先を決定 する際に重視 したこと (複数回答) 2005 年 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 本人の希望 92.1% 87.5% 85.4% 88.1% 86.9% 86.3% 84.0% 85.7% 85.7% 82.6% 経済的事情 14.6% 18.1% 15.2% 13.6% 19.6% 22.4% 22.7% 17.5% 17.2% 20.1% 大学の授業内容 3.5% 7.2% 6.0% 8.4% 7.9% 6.7% 18.5% 17.8% 17.2% 18.8% 就職時の有利さ 12.0% 15.6% 14.6% 14.0% 15.5% 14.3% 14.4% 14.0% 14.6% 11.5% 親の希望 3.8% 4.1% 4.0% 2.5% 6.7% 4.7% 5.8% 5.3% 4.2% 6.3% 大学の知名度 5.8% 4.7% 5.0% 7.0% 9.6% 7.0% 10.9% 9.7% 5.5% 4.3% 大学の校風 4.7% 5.6% 8.3% 7.0% 7.4% 6.7% 5.4% 8.5% 3.9% 4.0% 「本人の希望」 (82.6%)が優先されるのは例年通りだが、年々減少傾向。 「経済的事情」 (20.1%)が前回より 2.9 ポイントの増加。 「大学の知名度」4.3%は 1998 年の調査開始以来、過去最低。 県外の有名大学よりも、経済的なことを考慮して、地元を選んでいる人が増えているのでは。 ※参考 ★学校の所在地・・・ 「愛媛」は近年、増加傾向。48.0%は 1996 年の調査開始以来、過去最高。 2005 年 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 首都圏 11.7% 10.0% 12.3% 10.8% 14.8% 10.8% 9.6% 10.5% 8.4% 10.9% 近畿 20.7% 18.4% 21.5% 21.3% 16.2% 19.5% 16.0% 19.0% 16.2% 15.1% 中国 10.5% 10.0% 7.9% 8.7% 11.2% 9.6% 13.7% 13.7% 10.7% 12.5% 愛媛 38.2% 40.9% 37.7% 40.2% 36.5% 39.9% 36.7% 38.0% 47.1% 48.0% 九州 3.2% 5.9% 3.0% 4.5% 4.3% 6.1% 3.5% 2.3% 1.6% 3.6% 1 2.教育費 ①受験時にかか った総費用(受験 総費用 平均 26 万 9,000 円 受験校数は一人あたり平均 2.5 校 前回調査より 3.5 万円増加、受験校数は 0.2 校減少。 料・宿泊代・交通費等) (※1 年生のみ) ②年間の学費 (授業料・ 教材費等) 3.大学生活 にかかる費用 ①【自宅生】 1 ヶ月の小遣い ②【自宅外生】 毎月の仕送り 平 均 77.2 万円 99.6 万円 127.7 万円 国公立 私立文系 私立理系 小遣い 平均 1 万 7,000 円 ・・・前回調査より 1,000 円減少 (単位:万円) 00 年 02 年 03 年 2.7 2.1 2.3 04 年 05 年 06 年 07 年 08 年 09 年 10 年 11 年 12 年 13 年 14 年 2.2 2.5 2.5 2.3 1.9 1.7 1.5 1.4 1.4 1.8 1.7 仕送り 平均 9 万 2,000 円 ・・・前回調査より 6,000 円減少 (単位:万円) 00 年 02 年 03 年 04 年 05 年 06 年 07 年 08 年 09 年 10 年 11 年 12 年 13 年 14 年 11.6 10.9 11.2 10.7 10.6 11.3 10.8 10.8 10.3 9.9 9.2 9.1 9.8 9.2 うち「住居費」平均 5万円・・・前回調査と同額 ③平均総費用額 (学費+生活費) 年間総費用(学費+生活費)全体 平均184万7,000円 ・・・前回調査より 5 万 9,000 円増加 国公立 私立(※文系) 自宅生 112.1 万円/年×4 年間=448 万 4,000 円 147.1 万円/年×4 年間=588 万 4,000 円 自宅外生 171.6 万円/年×4 年間=686 万 4,000 円 218.7 万円/年×4 年間=874 万 8,000 円 4.教育資金の 貯蓄をしていた家庭 87.2%・・・前回調査より 4.7 ポイント増加 貯蓄状況 02 年 03 年 04 年 05 年 06 年 07 年 08 年 09 年 10 年 11 年 12 年 13 年 14 年 76.4% 90.4% 83.4% 84.3% 87.8% 90.0% 88.1% 86.9% 90.1% 87.5% 90.0% 82.5% 87.2% 9 割近く(87.2%)の人が教育資金を貯蓄しており、教育に対する貯蓄意識の高い人が多い。 平均貯蓄額は 365.4 万円(前回比+54.1 万円) 。 2 5.大学進学後 の家計のやり くり (複数回答) 05 年 06 年 07 年 08 年 09 年 10 年 11 年 12 年 13 年 14 年 支出を節約する 50.4% 52.8% 56.0% 54.9% 57.3% 68.5% 64.5% 60.5% 59.1% 65.1% 預貯金を取り崩す 41.7% 40.6% 41.4% 38.5% 39.6% 47.2% 41.9% 48.5% 46.8% 51.6% 66.1% 56.0% 62.5% 64.3% 44.6% 37.3% 33.5% 26.3% 26.6% 34.9% 28.0% 35.8% 33.3% 30.2% 33.9% 奨学金をもらう 子どもがアルバイトをする 29.4% 28.1% 31.8% 28.7% 29.6% 35.6% 24.3% 30.7% 30.8% 33.2% 祖父母の援助を受ける 7.0% 11.9% 11.6% 9.8% 10.0% 14.3% 12.1% 9.9% 15.9% 12.5% 教育ローンを利用する 38.8% 34.7% 34.1% 23.8% 17.2% 18.4% 13.7% 14.6% 14.0% 12.2% 8.7% 5.3% 6.3% 8.4% 5.3% 5.8% 5.4% 6.4% 4.2% 3.3% 共働きをする 特に何もしない 「支出を節約する」 (65.1%)が最も多いのは例年通りで、前回より 6.0 ポイントの増加。 ⇒節約している上位 3 項目は①「旅行・レジャー」54.0%、②「外食」42.4%、③「食費」40.4% 「預貯金を取り崩す」 (51.6%)は、前回より 4.8 ポイント増加しており、96 年の調査開始以来、過去 最高の割合。 6.子どもの 就職先として 希望するとこ ろ 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 県内の企業・団体等 44.0% 35.3% 21.5% 20.7% 24.0% 27.2% 28.3% 24.0% 県外の企業・団体等 2.3% 4.5% 2.4% 3.2% 3.8% 4.1% 3.9% 6.3% − − 12.4% 15.7% 13.7% 13.5% 18.5% 15.5% 本人にまかせる 52.0% 55.9% 59.7% 54.8% 53.0% 50.3% 45.8% 51.3% 家業を継がせる 1.3% 2.1% 1.9% 2.0% 1.3% 1.2% 0.3% 2.0% 公務員 2014 年 「本人にまかせる」 (51.3%)が最も多いのは例年通り。 次に、 「県内の企業・団体等」 (24.0%)を希望している人が多い。 7.親の心配の タネ (複数回答) 05 年 06 年 07 年 08 年 09 年 10 年 11 年 12 年 13 年 14 年 卒業後、就職できるか 62.1% 49.7% 47.4% 52.1% 63.0% 70.3% 70.6% 66.7% 62.0% 64.5% 下の子どもの教育資金が用意できるか 20.1% 21.9% 20.5% 22.0% 18.9% 15.7% 17.3% 12.0% 13.0% 17.4% 留年や中退をしないか 14.6% 12.2% 14.6% 11.9% 12.2% 12.0% 10.5% 13.7% 14.0% 12.5% 卒業まで蓄えがもつか 8.2% 6.9% 10.3% 7.7% 11.9% 14.3% 10.9% 12.3% 13.6% 12.5% 10.2% 15.0% 16.2% 12.6% 19.1% 14.6% 10.5% 14.0% 16.9% 14.8% 心配は特にない 「卒業後、就職できるか」 (64.5%)が最も多いのは例年通り。 「下の子どもの教育資金が用意できる か」 (17.4%)は前回より 4.4 ポイント増加。 ①「社交性」 68.8% ②「大学の専門知識」 52.3% ③「礼儀作法」 46.1% 8.卒業するま ④「語学力」 21.1% ⑤「その他」 3.0% でに子どもに 身につけてお 「社交性」が 7 割近くを占めており、前回より 1.6 ポイント増加。まずは、社会にでてから重要と いて欲しいも なってくる人との付き合い方=社交性を身につけてほしいと考える親が多くなっている。 の 次いで、 「大学の専門知識」が約 5 割(前回比+2.9 ポイント) 。大学に進学したからには、専門的な こともしっかり習得してから卒業してほしいと望む親も多い。 3 9.①子どもの 携帯電話につ いて 「従来の携帯電話」 6.3% ②子どもの携 帯料金の負担 「子ども本人」 20.1% 「スマートフォン」 93.4% ほとんどの学生がスマートフォンを使用している。 前回調査時では、 「スマートフォン」の保有率は 84.6%(+8.8 ポイント) 。 「親」 78.9% 「その他」 0.7% 携帯代金を「親」が負担している人が多いのは前回(77.3%)同様。 ③子どもの携 帯料金 【まとめ】 月平均 9,600 円(前回比▲200 円) 【進学の理由】 「教養を身に付けるため」45.1%―96 年の調査開始以来、過去最高の割合。 【進学先を決定する際に重視すること】 「経済的事情」20.1%−前回より 2.9 ポイント増加。 【受験時にかかった総費用】 平均 26 万 9,000 円(前回比+3.5 万円) 、受験校数一人当たり 2.5 校(同▲0.2 校) 【年間総費用(学費+生活費) 】 平均 185 万 7,000 円(前回比+6.9 万円) 【自宅生の 1 ヶ月の小遣い】 平均 1 万 7,000 円(前回比▲1,000 円) 【自宅外生への毎月の仕送り】 平均 9 万 2,000 円(前回比▲6,000 円) 【教育資金の貯蓄状況】 「貯蓄をしていた家庭」が 87.2%(前回比+4.7 ポイント) 平均貯蓄金額は 365.4 万円(前回比+54.1 万円) 教育のための貯蓄をしている人が多い。 【親の心配のタネ】 「卒業後、就職できるか」 (64.5%)が最多。 【卒業するまでに子どもに身につけてほしいこと】 「社交性」が半数以上で、最多。 貯蓄をしていた家庭が前回より増え、教育資金の貯蓄意識は高いものの、家計の支出を抑えたり、 他の貯蓄を崩したりと、いろいろとやりくりしながら大学に進学させている。 そういったこともあってか、大学を選択するにあたっては、県外の有名な大学ではなく、経済的に比 較的負担の軽い愛媛県内(地元)を選ぶ人が増えている。 4
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