2001年11月5日 川崎製鉄株式会社 川崎製鉄(株)、南アフリカ・サソール社向け電縫管ラインパイプを大量受注 川崎製鉄(株)は、このほど南アフリカ共和国のサソール社(Sasol)向けに、天然ガスパイプライン用 26 イ ンチ電縫管ラインパイプを大量受注いたしました。 当社の受注量は、天然ガスパイプライン向け電縫管ラインパイプとしては過去最大規模の 10 万トンであ り、今年 12 月から来年 8 月にかけて、当社知多製造所で製造・出荷の予定です。 通常、ガスパイプラインは UOE 鋼管が使用されますが、今回のプロジェクトにおいて当社の電縫管ライン パイプが採用された背景には、当社の厚肉の電縫管製造技術及び熱延鋼板製造技術が評価され、受注に 至ったものです。 今回の天然ガスパイプラインには、モザンビークのテマネ(Temane) 天然ガス田から南アフリカ・セクンダ (Secunda) までの全長 865km (約 16 万トン) のガス・パイプライン用鋼管 (口径 26 インチ)が使用されま す。 本プロジェクトは、南アフリカの石油化学工業最大手であるサソール社が、川上のガス田開発から川下 のガス輸送ネットワークまでの接続を手がける大型一環プロジェクトの中心をなすガスパイプラインの建設 プロジェクトとして発注したもので、本年 6 月に入札が行われ、パイプライン建設着工は 2002 年 4-5 月頃 に開始し、2004 年上期中に竣工の予定です。 プロジェクト竣工後は、モザンビークの天然ガスを南アフリカに輸送する全長 865km の大型国際間ガス パイプラインとして稼働することにより、南アフリカ及びモザンビーク両国の経済発展に寄与するものと考え ております。 本プロジェクトにおいては、伊藤忠丸紅鉄鋼(株)が中心になり、ローカルコンテンツを高めるため、南アフ リカのホールロングモアー社、フランスのユーロパイプ社を含めたコンソーシアムを形成し、川崎製鉄が約 10 万トンを電縫管製法で製造し、4 万トンを 南アフリカのホールロングモアー社、また 2 万トンをユーロパイ プ社ドイツ工場が、各々スパイラル製法で製造し、納入することとなっております。 当社では、本プロジェクトにおける電縫管ラインパイプの大量受注を契機に、今後よりいっそう天然ガス 等向けラインパイプの拡販を図っていくとともに、信頼性の高い製品の開発、製造に努めてまいります。 以 上 問い合わせ先 : 川崎製鉄(株)広報室 03-3597-3166
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