理科実験を出前します!!! DIRECTFORCE(ディレクトフォース) 理科実験グループのご紹介 ディレクトフォースは・・・・・・ 企業の経営メンバーとして活躍し、経験豊かな元エグゼクティブを中心に構成されたユニークな団体です。 これらシニア達が企業での様々な経験や培った知見を、今一度、社会に役立てようとの趣旨で結集し、 2002年に設立されました。 ディレクトフォースは、勉強会や各種研究部会等で研鑽を重ねるとともに、 各種セミナーでの講演や環境問題への取り組み等、幅広い分野での社会貢献を目指しています。 私たち理科実験グループは・・・・・・ 元技術者のメンバーを中心に構成している技術部会が、社会貢献の一環として 2009年からボランティアとしての活動を開始しました。多くの子供達に理科を好きに なってもらいたい。 大きくなって科学技術の分野で羽ばたいてもらいたい。という願いを こめて安全に、楽しく実験してもらえるよう、メンバー全員で工夫をかさねています。 理科実験メニューのご紹介 メニュー 1. 冷却パックを 作ろう 実験内容 肥料や化粧品に使われる尿素を水に溶かすと、周りの熱を奪いながら溶けてい きます。 この“吸熱反応”を楽しく理解してもらうために、尿素が入った袋の中に水 を入れた袋をいれて、それを一気にたたいてつぶします。尿素は水に急激に溶け、 10℃から20℃程度水温がさがります。 子供たちは、水温が急激に下がるのを体験し、その冷たさに思わずビックリ。 メスシリンダーで水の量を計ったり、温度計で温度測定をしたり、ちょっぴり化学 実験の緊張感も体験します。 2. 墨流しを作ろう 日本の伝統工芸に“墨流し”というのがあります。欧州にも絵具を使ったマーブリン グという大変よく似た技法があります。 この実験は、特殊な絵の具を水面上に拡散させて様々な配色の模様を作ります。 その上に紙をそっとおき、模様を紙に転写すると、美しい色彩と、不思議な模様の “私だけの芸術作品”ができあがります。どうして絵具は水に溶けずに表面に漂うの かを科学的に理解してもらいます。 子供たちは、理科と図工の両方の楽しさを体験 できます。 3. 表札を作ろう この実験には、発泡ポリスチレンの板を使います。この材料は90%が空気ででき ています。板を温めると板の中に閉じ込められている空気が外に逃げてその部分が 小さく縮みます。その性質を利用し、水を含んだ絵具を使って自分の名前や絵を描 いて温めると、描いた部分と描いていない部分に温度差が生じ、描いていないとこ ろは縮み、描いたところはそのまま残ります。こうして、描いた部分が立体的に残っ た表札ができます。 絵や字を書く図工の楽しさと、化学の楽しさの両方が体験できます。 理科実験を出前します!!! メニュー 4. エタノールで 船を走らせよう 実験内容 コップの中の水に、水より重い一円玉をそっと置くとミズスマシのように、水の表面 に浮かびます。“表面張力”という力が働いていることをこの実験から学んでもらい ます。 次の実験では、スチロール紙に船や、花や、魚など、子供たちが好きな形を 描いて切り取ります。それを水に浮かべて、スポイトで水より比重がかるく表面張力 の弱いエタノールをたらすと、その反対の方向に、船や花は元気よく走ったり、くるく る回ったりします。 水遊びをしながら、“表面張力”の不思議な力を勉強をします。 5. 紙飛行機を 飛ばそう 世界最大の最新鋭旅客機 A-380 をモデルにした紙飛行機を作ります。 A-380 の機体をプリントした紙からハサミを使って切り抜き、それを組み立てます。 出来上がった飛行機をどれだけ上手にとばせるか、翼形を調整したり、バランスをと ったり、いろいろ工夫をしながら飛行実験をしてもらいます。 また、飛行機には“揚力”という力がはたらいていますが、その原理を実験でわか りやすく紹介します。 さあ、 どの飛行機がよく飛ぶか、空へのあこがれをのせて競争です。 6. 電池を作ろう 電池は200年以上前、イタリア人のボルタが発明しました。 今では乾電池は生活の必需品ですが、電池には、科学の要素がたくさん詰まって います。 この実験は、子供たちに、台所にあるアルミカップ・キッチンペーパ・塩や 活性炭を使って食塩水電池を作ってもらいます。 電池が発電した電気でモータを回し、電圧を計って電気の勉強をします。さらにア ルミカップが発電でどのように変化しているか、化学の視点での観察も行います。 誰の電池が一番長時間発電できたか競争も楽しみです。 7.マヨネーズを 作ろう 卵やサラダ油、お酢などをボールに入れて泡だて器で攪拌し、子供たちの大好き なマヨネーズを作ります。実はマヨネーズは科学的に大変面白い状態でできていま す。油と水は混じりあわないはずですが、マヨネーズは水分の中に油が分散して安 定している乳化と言う状態になっています。 子供たちに料理の楽しさを体験してもらいながら、出来上がったマヨネーズの状態 を顕微鏡で観察したり、市販品と比べたりして、乳化現象を科学してもらいます。 そのうえ自作のマヨネーズの味も楽しめます。
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