NEWS H23.1. 元日 トヨタ自動車安全衛生協力会ニュース ■ 新春特別号 磯島会長 『本年はリスクアセスメントの 内容を充実させる年』 伊藤総務委員長 全員で地に着いた安全作業を確立しよう 新明工業㈱ 新明工業㈱ 豊田労働基準監督署 柳瀬署長 トヨタ自動車株式会社 牟田常務役員 進めよう! 安全の証明 確 確立しよう! 早期のメンタルヘルス対策 安全健康推進部 織田次長 菅原総務副委員長 平井副会長 豊田通商㈱ 豊田通商㈱ 諸戸副会長 朝倉総務副委員長 三機工業㈱ 三機工業㈱ 各部会長 第一施設機械部会 第二施設機械部会 久保部会長 高木部会長 イズテック㈱ 第三施設機械部会 商社部会 吉田部会長 森田部会長 大豊精機㈱ 武田機工㈱ ㈱モリタ 電気部会 請負部会 土木建築部会 林部会長 運輸納品部会 下町部会長 森崎部会長 内田部会長 ダイダン㈱ ホンダロジコム 大林組㈱ トヨタ輸送㈱ 各分科会長 広報分科会 講習分科会 教材分科会 指導分科会 近藤分科会長 猪口分科会長 井口分科会長 松澤分科会長 ㈱伊藤工務店 ㈱トーエネック 豊田共栄サービス㈱ ㈱きんでん 監事・分会長・特命理事 監事・分会長・特命理事 監事 監事 田原分会 特命理事 杉坂監事 松下監事 石川分会長 久田理事 ㈱竹中工務店 トヨタT&S建設㈱ 横山副分科会長 杉本委員 西崎委員 事務局 前野委員 安全健康推進部 小松開発工業㈱ ㈱ユーネットランス 伴PP 豊臣機工㈱ 広報分科会 協力会顧問 石川主幹 トリニティ工業㈱ 河合委員 石川委員 岡谷鋼機㈱ 井上委員 前田専務 中部高熱工業㈱ 前野委員 前田専務理事 松本常務理事 松本事務員 樋高事務員 細井事務員 調達総括室 清水建設㈱ 富士電子工業㈱ ㈱五十鈴製作所 ㈱チタ製作所 トヨタ自動車安全衛生協力会ニュース NEWS H.23.2.16 第2施設機械部会だより ■『平成22年度 部会活動報告会』を開催 2月11日(金)に、「平成22年度 部会活動報告会 」が豊田産業文化センターで開催されました。 部会総括と5グループ代表による「22年度 活動報告」に対してトヨタ自動車㈱安全健康推進部 石川主幹 様のご講評を含めて、「外来工事における重要指摘について(1年間の指摘と対策)」のご講話をいただき ました。また、トヨタ自動車安全衛生協力会 前田専務理事様より「災害と人・設備について考える」の講話 をしていただきました。 当日は朝から午後までの雪模様で参加者の安全が心配されましたが、参加会社 77社/115社、90名が参加され無事終了しました。 会場風景 受付風景 総括 1G 2G 3G 4G 5G 部会総括・各グループ活動報告風景 石川主幹様 講話 前田専務理事殿 講話 ・石川主幹様からは、第2部会会員会社のロックアウト違反撲滅への提言をいただきました。 ・前田専務理事殿からは、「人はミスをするもの」を前提とした、設計段階でのリスクアセスメント を行うことが、『本質安全』な設備作りにつながることを あらためてご指導いただきました。 NEWS H.23.3.1 トヨタ自動車安全衛生協力会ニュース ■ 2011産業安全対策シンポジウムに参加 2月21日(月)に、産業安全対策シンポジウ ムが東京・三田NNホールにて開催されトヨタ自 動車㈱安全健康推進部 石川主幹殿、安全衛 生協力会から前田専務理事他9名の方が参 加されました。 また、前田専務理事より、『工事作業に関す るリスクアセスメントの進め方』について講演を されました。また、終了後多数の聴講者と熱心 な質疑応答がありました。 会場風景 ◎講演 『工事作業に関するリスクアセスメントの進め方』について 内容 1.はじめに〈協力会活動〉 2.RA導入の経緯と体制の整備 3.RA評価システムの構築 4.RA完全実施に向けた ・仕組みの構築 ・ルールと人の育成 前田専務理事 ●前田専務理事の講演の質疑応答について ①工事物件を100%リスクアセスメント実施していることに対して驚きの声がありました。 ②客先を巻き込んで仕組み化しているところは、他にはないと思われる。 ③発表資料・説明は、他の事例に比べ、より現地、現物の事例であり大変参考になったと いう意見が寄せられた 質疑応答風景 NEWS H.23.3.1 トヨタ自動車安全衛生協力会ニュー 第3施設機械部会 ■『平成22年度第4回研修会』を開催 2月17日(木) 刈谷市北部生涯学習センターにて、71社82名の会員と、ご来賓として、名 古屋西労働基準監督署 濱田課長、安全衛生協力会 前田専務理事をお迎えし第4回研修 会を開催しました。 吉田部会長挨 会場風景 ◎22年度班活動結果報告 各8班の班長より活動実績 結果と今後の課題等が報告さ れ質疑応答が行われました。 各班共に活動を通じてのレベ ルアップが見られました。 報告風景 ◎安全講話 「災害と人・設備について考える」 ・災害の起こり方 ・災害未然防止活動 ・災害と要因の危険な考え ・トヨタ関連重大災害 ・安全継承の月活動 についてお話をしていただき ました。 前田専務講演風景 ◎特別安全講話 「建設業のリスクアセスメント」 「まとまり作業の考え方」と題し 正しいリスクアセスメントにつ いてご講話いただきました。 RA「トップの決意」とは 「災害を減らす」 という結果目標でなく 「リスク」という目で全てを調査 するという決意であるとお話を していただきました。 濱田課長講演風景 NEWS H.23.4.18 (1/2) トヨタ自動車安全衛生協力会ニュース ■安全衛生協力会『4月度理事会』が開催されました 3月31日(木)にトヨタ会館において新旧の役員・ 理事・総務委員の出席のもと開催されました。 冒頭、東北関東大震災の犠牲者を悼んで黙祷を ささげました。 理事会では、磯島会長より挨拶があり、引き続き トヨタ様真野部長及び狩又主査よりご挨拶をいただ きました。 ご挨拶いただいた来賓の方 主催者代表挨拶 磯島会長 調達本部 狩又主査 安全健康推進部 真野部長 今回は4月8日『第51回定期総会』の全面中止に伴い、総会審議事項の審議を中心に行われました。 ◎第51回定期総会議案審議 第1号議案から第3号議案及び震災義援金の拠出について審議をし、賛成多数により理事会で 仮承認されました。 ◎平成23年度 新体制の紹介 会 長 副会長 副会長 磯島 吉晴 (新明工業㈱) 平井 鉄郎 (豊田通商㈱) 諸戸 光雄 (三機工業㈱) 総務委員長 伊藤 克典 (新明工業㈱) 総務副委員長 菅原 健二 (豊田通商㈱) 総務副委員長 朝倉 和昭 (三機工業㈱) ◎部会長の紹介 新任の水野部会長 第1施設機械部会 第2施設機械部会 第3施設機械部会 商 社 部 会 電 気 部 会 請 負 部 会 土木建築部会 運輸納品部会 新任の近藤部会長 監 事 監 事 ㈱前田技研 ㈱チタ製作所 武田機工㈱ 豊田共栄サービス㈱ ㈱トーエネック ㈱三栄工業 ㈱ 大林組 トヨタ輸送㈱ 新任の近藤部会長 杉坂 正 (㈱竹中工務店) 松下 正義 (トヨタT&S建設㈱) 水野 近藤 吉田 近藤 松澤 前田 森崎 内田 誠一 孝三 雅信 俊美 良人 忠雄 忠幸 一生 (新任) (新任) (新任) (新任) (新任) 新任の松澤部会長 新任の前田部会長 ◎分科会長の紹介 広報分科会 教材分科会 指導分科会 講習分科会 岡谷鋼機㈱ ㈱伊藤工務店 サンエイ㈱ ㈱きんでん 西崎 井口 戸田 猪口 彰良 (新任) 利雄 桂 (新任) 洋敏 ◎分会長の紹介 田原分会 三栄工業㈱ 森 孝行 (新任) ◎特命理事の紹介 栄豊会安衛委員長 新任の西崎広報分科会長 渡辺機械製作所㈱ 新任の戸田指導分科会長 田代 一幸 (新任) 新任の森 田原分会長 新任の田代特命理事 ◎表彰(感謝状授与) 永年協力会活動に貢献されました4名の方に 磯島会長より感謝状が贈られました。 表彰された皆様方には永きにわたりいろいろ とご活躍をいただき大変ご苦労様でした。 とご活躍をいただき大変ご苦労様でした 表彰された方々 ダイキン工業㈱ 辰巳 峯三 殿 ◎『50周年の歩み』DVDの紹介 協力会設立50周年を記念して製作された DVD『50周年の歩み』の映像が紹介され ました。 正式には夏期安全大会にて公開される 予定です。 愛知陸運㈱ 桑原 広 殿 杉山工業㈱ 青山 則二 殿 NEWS H.23.4.18(2/2) トヨタ自動車安全衛生協力会ニュース 広報分科会だより ■ 平成23年度よりの広報分科会メンバーの紹介 今月号より以下新メンバーにて協力会ニュースを担当させていただきます。どうぞよろしくお願い致します。 各部会での活動やこれはと思う安全に関する情報はありましたら協力会ニュースに掲載させていただきます ので、是非、以下広報分科会メンバーまでご一報ください。 西崎 彰良(広報分科会会長) 商社部会(岡谷鋼機㈱) 林 勝(広報分科会副会長) 請負部会(ホンダロジコム㈱) 伊藤 克典(総務委員長) 総務委員会(新明工業㈱) 井上 孝志 第1施設機械部会 (㈱五十鈴製作所) 杉本 俊作 運輸納品部会 (㈱ユーネットランス) 石川 卓美 第1施設機械部会 (富士電子工業㈱) 河合 浩利 土木建築部会 (清水建設㈱) 守屋 剛 商社部会 (大和塗料販売㈱) 阿部 泰英 第2施設機械部会 (㈱渡辺機械製作所) 前野 友伸 第3施設機械部会 (中部高熱工業㈱) トヨタ自動車安全衛生協力会ニュース NEWS H.23.4.28 ■ 定期総会の議案 決議されました 東北関東大震災の発生により 定期総会は諸般の状況を鑑み中止となりました。 定期総会での決議事項については、ご承知のように全会員様に「議案書」をお届けし、内容ご査収の上 合意(承認)書によって合意をいただくことになりました。 この程、最終決議としての合意(承認)書により議決・成立できましたことを報告させていただきます。 第51回 定期総会議案書 平成23年4月吉日 トヨタ自動車安全衛生協力会 454社のご承認(会員の79%) 575社中 (4月22日現在) トヨタ安全衛生協力会の代表が4月26日、中日新聞 豊田支局を訪れ、 会員皆様よりご承認いただいた 東北関東大震災への義援金を日比野 局長へ手渡ししました。 寄付した義援金内訳 ・協力会設立50周年特別企画として承認された義援金 578万円 ・義援箱に募金をいただいた 77,468円 合計 5,857,468円 前田専務理事より協力会活動の概要や今回 義援金寄付にいたった経過などを説明しました。 義援金を受け、日比野支局長からは豊田市内を始め多くの企業や団体、個人の方からの義援金があり、 みなさんの志には頭が下がる思いですとの話がありました。特に今回のトヨタ安協に皆様からの多額の 義援金にはほんとうに感謝いたしますとのコメントもありました。 日比野局長に義援金を渡す 伊藤総務委員長, 前田専務理事 4月27日(水) 中日新聞朝刊に掲載された記事 NEWS H.23.5.6 トヨタ自動車安全衛生協力会ニュース 指導分科会だより ■ 『平成23年度パワーアップ研修会』が開催されました 4月15日(金)に北部生涯学習センターにて参加者116名、並びにトヨタ安協より伊藤総務委員長 前田専務理事をお迎えし、H23年度パワーアップ゚研修会を開催しました。 戸田指導分科会長挨拶 今年度は協力会パトロール員の改選年度であり、新任のパトロール員をお願いする方も多く 新年度のスタートである4月に開催をしました。 新任の方、継続の方全員に磯島会長名で委嘱状が発行され、全員の代表として第1班班長 の㈱CNK葛谷様にお渡しさせていただきました。 今回はH22年度の活動報告・H23年度の活動計画・パトロール員の心得と記録方法、並びに パトロール編成表を中心にパトロールの目的、意義、権限について説明をさせていただき、全員の 理解と意思統一を図りました。 委嘱状授与 松澤前指導分科会長による活動報告 研修会風景 前田専務理事による安全講演 NEWS H.23.5.17 トヨタ自動車安全衛生協力会ニュース 電気部会だより ■『平成23年度 第1回電気部会研修会』が開催されました。 平成23年4月19日(金)に本年度第1回電気部会研修会を刈谷北部生涯学習センターで開催 しました。 会員44社中38社・62名の出席をいただき、新役員による初めての研修会でした。 なお、東日本大震災の影響で、当日ご来賓として予定していましたトヨタ自動車安全健康推進部 石川主幹様に代わり、向後主査様にご臨席いただき、貴重なご講話を拝聴することができました。 研修会風景 研修会風景 ㈱トーエネック松澤新部会長の挨拶の後、 平成22年度のグリーンカード授与を行いました。 引き続き、三和電気土木工事㈱大前副部会長 から今年度の活動計画の説明を行い、全員の 承認をいただきました。 松澤部会長 大前副部会長 ◎前田専務理事挨拶 協力会を代表して前田専務理事から、昨年度 協力会歴史上はじめての休業災害ゼロを達成し、 継続中であること等、協力会の現状と今後の 活動に向けて電気部会への期待を込めた ご挨拶をいただきました。 ◎向後主査ご講話 引き続き、安全健康推進部の向後主査から、 トヨタ自動車の安全衛生活動について非常に 貴重なご講演を拝聴する事ができました。 活動計画の説明を聞く参加者 トヨタ自動車安全衛生協力会ニュース NEWS H.23.6.1 運輸納品部会だより 『平成23年度 第1回研修会』が開催されました。 5月19日(木) 13:30~16:00 高岡コミュニセンター研修室において、会員会社25社 36名の 参加により、本年度1回目の研修会を開催しました。 ■研修会内容 ・部会長挨拶 ・・・内田部会長 ・来賓ご挨拶 トヨタ自動車㈱ 総務部総括室 小川グループ長 殿 トヨタ自動車安全衛生協力会 前田専務理事 殿 ・安全活動事例発表 ㈱ユーネットランス 角屋次長、 朝日ヶ丘運輸㈱ 木戸 GM ・安全講話 演題 :「最近改正された省令等」 講師 :中部運輸局愛知運輸支局 ◎来賓ご挨拶 小川グループ長ご挨拶 前田専務理事ご挨拶 内田部会長挨拶 ◎安全活動事例発表 事例発表風景 ◎安全講話 省令改正により貨物自動車運送事業者の乗 務員への、アルコールチェッカーによる点呼の義務付 けについて、分り易くご講話頂きました。 野村専門官ご講話 安全講話風景 NEWS H.23.6.20 トヨタ自動車安全衛生協力会ニュース 第1施設機会部会部会だより ■ 『平成23年度 第1回研修会』が開催されました 平成23年6月15日(水) に、安城文化センターにおいて 「第一施設機械部会研修会」を開催しました。 研修会内容: 第一部では、新任の水野部会長の挨拶後、トヨタ自動車安全衛生 協力会の前田専務理事が安全講話をされました。 経験値及び関係者との密な連携により、災害発生の兆候をいち早 く察知し、更にRAを実施して未然防止を図ることを学びました。 新任の水野部会長挨拶 第二部ではグループ別研修会を実施し、各グループ毎に今年度の 活動テーマを決め、本格的に今年度のグループ活動がスタートしま した。 前田専務理事による安全講演 講演テーマ 「歴史の教訓を活かす」 ー グ ル 6グループに分かれ、理事会社を 中心に活発に意見交換を行いました。 プ 活 動 風 景 NEWS H.23.7.1(1/2) トヨタ自動車安全衛生協力会ニュース 請負部会だより ■『平成23年度 第1回研修会』が開催されました 6月16日(木)刈谷北部生涯学習センター1階「多目的ホール」にて46社64名が集い第 1回研修会が開催されました。ご来賓には、トヨタ自動車安全衛生協力会 前田専務理 事をお迎えし、ご講演いただきました。 部会長挨拶&報告事項 1)総務委員会報告 2)災害事例再発防止研修 3)平成23年度活動計画の変更案内 4)請負部会安全パトロール結果報告 前田部会長挨拶 会場風景 三栄工業 大水室長 豊田安全衛生マネージメント 委託点検結果をうけてロック アウトの重要性を会員会社に 再度徹底しました。 災害事例・安全な請負工事を考える 前田専務理事 トヨタ自動車安全衛生協力会ニュース NEWS H.23.7.1(2/2) 第3施設機械部会だより ■『平成23年度 第1回研修会』が開催されました 6月23日(木)に、第3施設機械部会の第1回研修会が刈谷市北部生涯学習センター 多目的ホールに於いて開催されました。 会員会社64社(76名)の出席と、ご来賓にトヨタ自動車(株)安全健康推進部 石川主幹様、 トヨタ自動車安全衛生協力会 前田専務理事様にご臨席頂きました。 石川主幹様ご挨拶 吉田部会長挨拶 部会の今年度活動計画の 説明、及び今後の無事故・ 無災害に向け、全部会員に は更なる徹底した工事安全 管理を行っていただくよう要 請がありました。 東日本大震災の復旧支援 体験談と、今後予想される 東海沖大震災に対しての 心構えを交えてお話して 頂きました。 ◎22年度 班活動報告 担当理事より部会活動報告と安全成績が報告されました。 ◎23年度 班活動計画発表 ◇班別活動メインテーマと班長の皆さん◇ A班: 安全パトロール実施と現地指導 高砂熱学工業(株) 可児班長 B班: ロックアウトの適正な使用方法の理解 (株)進和 服部班長 研修会風景 C班: 脚立使用時の安全確保・災害防止 中西金属工業(株) 田島班長 ◎安全講演 講演テーマ 『災害と安全な請負工事を考える』 前田専務理事 講演風景 NEWS H.23.7.16 トヨタ自動車安全衛生協力会ニュース ■ 愛知産業安全衛生大会が開催される。 7月7日(木)、名古屋公会堂にて愛知労働基準 協会主催による愛知産業安全衛生大会が開催 されました。 (参加者:約1400名) 会場風景 ◎当大会の安全部会にてトヨタ安協 前田専務理事が事例発表をされました。 トヨタ自動車構内における請負工事の安全活動 の中にリスクアセスメントを導入し、安全管理の 充実とRA評価システムの構築をするまでの経緯 と現状、そして苦労談など交え話しをされ、埋め 尽くされた会場の中には熱心にメモをとる聴講者 も多く見受けられ、関心の高さが伺えました。 事例説明をされる前田専務理事 ◎トヨタ安協 前田専務理事が愛知労働局長より表彰されました。 トヨタ自動車安全衛生協力会 前田専務理事が平成23年度 『愛知労働局長安全衛生推進賞』を受賞されました。 前田専務理事 『安全衛生推進賞』とは地域の中で、長年に渡 り安全衛生関係の業務に従事し、地域、団体 又は関係事業場の安全衛生水準の向上発展 に多大な貢献をした個人に贈られるものです。 7月5日に行われた表彰状授与式風景 トヨタ自動車安全衛生協力会ニュース NEWS H.23.8.1 ■『設立50周年記念式典』及び『夏期安全衛生大会』が開催されました。 東日本大震災の影響を考慮し延期されていました『設立50 周年記念式典』及び『夏期安全衛生大会』が7月15日(金)豊 田市民文化会館大ホールにて、ご来賓80名、会員1,119名/ (468社)計1,199名が集い盛大に開催されました。 お子様たち製作のポスター展示会場 (テーマ:安全・衛生・健康) < 第一部 > 安全の門を通り入場する参加者 設立50周年記念式典 会場風景 ◎ご来賓挨拶 愛知労働局から熊谷局長、増田課長、豊田労働基準監督署 からは柳瀬署長、織田次長、奥村主任監督官、又、刈谷労働 基準監督署からは鈴木署長にご出席いただきました。 トヨタ自動車からは新美副社長,牟田専務役員はじめ関係職 制の皆様にもご参加いただきました。 最初に主催者側代表としてトヨタ自動車安全衛生協力会 伊 藤会長より挨拶があり、その後、来賓の熊谷局長、新美副社 長よりご挨拶をいただきました。 会場風景 主催者代表挨拶 熊谷 局長 殿 新美 副社長 殿 ご挨拶いただいたご来賓の方々 伊藤 会長 1/5 ◎表彰 1.トヨタ自動車安全衛生協力会からの『安全優秀賞』 平成22年度の【すばらしい作業責任者】とし て3名の方が表彰されました。 大山 武 様 吉田 栄喜 様 富貴 修 様 ㈱タイト工業 ㈱大橋プレス機械 ㈱産技 (元請 ㈱豊田通商)(元請 ㈱アイサク) (元請 神星電機㈱) 2.トヨタ自動車安全衛生協力会からの『功労者表彰』 ・特別栄誉賞 平成23年度『愛知労働局長 安全衛生推進賞』を受賞された トヨタ自動車安全衛生協力会 事務局 前田専務理事に対し て特別栄誉賞が贈られました。 ・特別功労賞 永年に亘りトヨタ自動車安全衛生協力会の部会や分科会の リーダーとして活動に貢献された3名の方に特別功労賞が贈 られました。 伊藤会長より一人一人に賞状が手渡される 前田 佳宏 様 猪口 洋敏 様 ㈱きんでん 井口 利雄 様 ㈱伊藤工務店 久保 昇司 様 ㈱イズテック 電気部会理事 2年 電気部会長 2年 講習分科会長 10年 土木建築部会理事8年 土木建築部会長 2年 教材分科会長 6年 第1施設機械部会理事4年 第1施設機械部会長 3年 ・功労賞 永年に亘りトヨタ自動車安全衛生協力会活動に貢献された10名の方に功労賞が贈られました。 今場 邦夫 様 特別教育 講師 津坂 實 様 特別教育 講師 神谷 泰生 様 ㈱伊藤工務店 森田 秀夫 様 ㈱きんでん 夏目 秀男 様 サンエイ㈱ 海外 渡航中 本田 彰 様 技能講習 講師 原 章 様 三栄工業㈱ 内藤 靖 様 共立工業㈱ 2/5 高関 博明 様 ㈱協豊製作所 岡本 俊久 様 特別教育 講師 3.トヨタ自動車株式会社からの『議長表彰』 トヨタ自動車㈱より構内工事における『プロジェクト議長会社表彰』があり 新美副社長より2社の代表の方に賞状が授与されました。 ㈱協豊製作所 様 < 第二部 > ㈱ジェーピーシー 様 新美副社長より賞状を授与される受賞者 50年の歩み 1961年に「トヨタ自動車工業安全衛生協力会」として発足し、以降50年の歩みを当時の 社会情勢やトヨタ自動車㈱殿の歩みを織り交ぜ、映像と司会者の巧みなナレーションで 紹介され、協力会の歴史を良く知らない我々にもわかり易いストーリーでした。 協力会の活動については設立後40年から50年に至るリスクアセスメント推進等の安全衛生 活動を中心に詳しく紹介され、これら活動と永年に亘る先輩諸氏の苦労の積み重ねが 2010年度「休業災害ゼロ達成」という形で実を結んだとの内容でした。 最後に50周年を機に今一度原点に立ち返り、会員会社の結束と次の10年への更なる飛躍 を目指す事を誓い締めくくられ、我々も新たな気持ちで安全活動に取り組まなければならない と感じました。 尚、本日紹介された50年の歩みの映像とナレーションはDVD化され9月頃 記念誌と共に 発刊されるとのことでした。 絶妙なナレーションの司会者 安藤枝穂 様 本年9月発刊予定の設立50周年記念誌 紹介されたDVD映像の資料より 3/5 < 第三部 > 記念講演 ◎演題 トヨタ自動車㈱ 安全健康推進部 部長 真野 恭一 殿 講演風景 講演のポイント (講演資料より) 「人」が主体となった「相互啓発型」の安全文化構築へ向けて、製造部長時代に学ばれた2S (整理・整頓)へのこだわりと、現場力は挨拶が基本であることをベースとして、「叱る・誉める」 ことで良い行いを習慣化し、安全活動に優れた職場・個人を表彰していくことにより、やる気を 維持向上させ、いつかは「全災害ゼロ」に到達できる「安全文化の土壌づくり」手法について、 具体的に解り易くお話をされました。 我々が今後の構内工事において安全に工事を完遂させる上で、現場の充分な事前確認だけで なく一人ひとりが「安全を自ら考え、不安全行動を見逃さない」ことが最も重要であることを学ば せて頂きました。 ◎安全衛生協力会からのお願い事項 指導分科会 戸田 会長 ー会員各社へのお願いー 実施の定着が見られるようになったRAですが、準備・後始末段階でのRA未実 施や、低減対策が実作業に反映されていないケースがまだ見受けられます。 安全をより確実なものとする為、トップ自らのリーダーシップのもと、計画段階 からのRAと低減対策の確実な実施をお願いします。 また変化点・異常時には『止める・呼ぶ・待つ』が実践できる強い意志と体制の 構築をお願いします。 最後にSTOP6+αを中心に危険要因をRAにより徹底的に排除する取り組み をお願いします。 4/5 < 第四部 > 意見交換会 トヨタ安協設立50周年式典終了後、ご来賓および会員各社の代表、総勢425名が集い 名鉄トヨタホテルにおいて意見交換会が開催されました。 最初に安全衛生協力会、平井副会長より挨拶があり、その後 ご来賓の愛知労働局、増田 課長様よりご挨拶をいただきました。又、震災の早期復旧、復興を祈念し トヨタ自動車㈱ 牟田専務役員様のご発声により、全員で”ガンバロー”を唱和しました。 ご来賓挨拶 トヨタ自動車㈱牟田専務役員様の ご発声による『ガンバロー』唱和 主催者代表挨拶 愛知労働局 安全課 増田 課長 殿 平井 副会長 意見交換会風景 諸戸副会長による中締め *がんばっていただいたスタッフの皆さん 50周年式典、意見交換会の準備等で多数の会員の皆様にご協力いただきました。ありがとうございました。 参加者には立って お迎えする受付スタッフ 炎天下で駐車場整理をする スタッフ 5/5 一枚一枚丁寧にポスターを 貼るスタッフ トヨタ自動車安全衛生協力会ニュース NEWS H.23.8.22 土木建築部会だより ■『平成23年度の現場見学会』が開催されました 毎年、実施している土木建築部会の現場見学会を、今年は7月13日(水)に開催しました。 見学先は、大林組JVで施工中の(仮称)豊田市中央保険センターです。 現場では、連日の猛暑の中、地下躯体工事の真最中でした。 また、当見学会には、トヨタ自動車 安全健康推進部から石川主幹様、トヨタ自動車安全衛生 協力会から松本常務理事にも参加いただきました。 今年は、早い梅雨明けで猛暑の中、熱中症の発生防止取り組みにも一段と注意が必要と なっています。 現場では作業員の休憩所の整備やファンが付いたクールベストなどの発生対策。 また水分補給の指導にも気が抜けない毎日が続いていました。 工事が行われている辺りは水位の高い場所で、13Mの掘削には土砂災害のリスクに対する、 綿密な揚水計画と日常管理が行われていました。 日頃の安全管理について、多くの目標がある中で、安全は絶対的な条件とおっしゃる 寺井所長の言葉が印象的でした。 乗入構台上から地下工事の様子 を見学する参加者の方々 現場仮囲には地区小学校の生徒 による絵画が掲示されていました 朝礼会場で、寺井所長から 安全作業説明を聞く 石川主幹様と松本常務理事 他 工事概要説明を聞く 参加者の方々 トヨタ自動車安全衛生協力会ニュース NEWS H.23.9.1 安全コラム 今回から年に数回『安全こんな話、あんな話』と題したコーナーを設け、トヨタ安協会員の 皆様からいただいた安全に関したお話を掲載させていただきます。 皆様方の安全活動の参考にしていただければと思います。 (広報分科会 記) ■東日本大震災に学ぶ '最悪を想定して全ての危険を網羅的に' はじめに ことしの春先に今までお世話になってきた㈱アラキ製作 所を定年退職し、現在はトヨタ自動車安全衛生協力会で 特別教育の講師という立場でトヨタ構内工事の安全に関 わった仕事をさせていただいております。 安全とのつきあいは約19年の永きになりますが、今回 の東日本大震災における、津波や原発の事故は私の安 全キャリアの中でも衝撃的な災害でした。被災された方 には心からお見舞い申し上げます。 トヨタ自動車安全衛生協力会 特別教育 講師 今場 邦夫 安全・安心 想定外・安全神話・リスク管理・情報管理・安全/安心など今回の大震災ではいろいろな安全キーワード がメディアで語られていますがこれらは構内工事安全においてもよく使われる言葉です。 特に、安全と安心はよくセットで使われる言葉です。 安心は”飛行機が怖い子供にお母さんと一緒だから安心よ”などと心のやすらぎを与えるものですが、 安全は誰もが納得できる科学的根拠に基づいてリスクが最小化されたものでなければなりません。 構内工事ではしっかりとした安全管理と対策の上に、しっかりとした作業責任者がいると、その現場は 安全/安心な作業現場であり、作業する方も安心して働けます。 ところで皆さんは安全という言葉の語源をご存知でしょうか。 『安』の意味は、家の中に女性がいる意であり、安寧静謐(あんねいせいひつ)と言います。 安寧とは社会の秩序が保たれ平和のことであり、静謐とは事件がなく穏やかな様子で、ひっそりして静 かな事を表します。 作業責任者更新教育で講義中の筆者 想定外 私達は災害は起きないと思っているのではないでしょうか。 しかし常に最悪の事を考えていかないといけません。 我々構内作業においても、全ての作業、全ての危険を想定 (網羅)して標準化していかねばなりません。正にリスクアセ スメントなくして安全確保はできないのではないでしょうか。 最悪の事を想定して、危険の大きさを想定して、どのような 時点でも、どのような状況のもとでも対応できるようにしてい かねばなりません。 便利で進んだ世の中ではありますが想定外で片づけず、安 全はいつの世でも何よりも優先させなければならないと考 えます。 安全に関心を 会社トップ・工事責任者・作業責任者が日々、安全に関心を持ち、感性を高め、研鑽を重ね地道に活動 していくことが大切であり、常に最悪を想定した作業標準の構築や異常時の対応を心がけるべきである 事を今回の災害から思い知らされたような気がします。 トヨタ自動車安全衛生協力会ニュース NEWS H.23.9.24 ■RA(リスクアセスメント)検討会 活動経過報告 構内工事におけるRAの取り組み経過 平成18年4月の法改正により、リスクアセスメントが義務化され、協力会 としてもワーキンググループを立ち上げ、教育と実践を繰り返しながら、 トヨタ殿の協力を得て、RAシステムの開発及び会員会社への展開を図り 、平成22年3月末までには全会員会社へその活用が周知徹底されました。 更に平成22年度は現場でのRAシステム活用状況を「RA展開状況確認票」 を作成し指導分科会・各部会及びトヨタ殿の パトロールにて確認した結果、概ね大きな 問題もなく活用されている事がわかりました。 RA検討会 猪口 リーダー 更なる改善に向けて ◎ワーキンググループ『RA検討会』の立ち上げ RAシステムも当初の目標どおり定着してきましたが、現場の声を聞くと、まだまだ改善すべき課題が あり、協力会では、トヨタ殿のご支援をいただき『RA検討会』を立ち上げ、以下の課題解決に向け 活動を展開しております。 1、RA機能の組込みで複雑化した工事届システムのスリム化 2、トヨタ構内工事に関する各種帳票類の標準化 トヨタ殿からは安推部・PE部様、協力会からは事務局はじめ、ベテラン工事責任者の方 など多方面より参画をしていただいて活動をしております。 ◎活動経過と内容 1、第1回 RA検討会 (H/23/7/26) 現状での工事届システムに対しての問題点・要望等の情報交換及び、今後の検討課題の抽出 2、会員会社 工事責任者の意見・要望の収集 各工責からの意見・要望のまとめ → 8/30にはトヨタ殿へ意見・要望書として提出 3、第2回 RA検討会 (H23/9/5) 協力会からの上記意見・要望書に対する検討 席上、トヨタ殿からは検討会結果に基づいた工事届けシステムの各種改善を行い、本年度 内には現行システムへの展開予定である事が説明されました。 今後は上記活動に加え各種帳票類の標準化に向けて提案できる よう活動をしていきますので皆様のご協力をよろしくお願い致します。 NEWS H.23.10.1 トヨタ自動車安全衛生協力会ニュース ■ 3協力会(TMC・TMK・TMH)合同研修会を開催 9月14日に第19回3協力会合同研修会がトヨタ自 動車九州安全衛生協力会(TMK)主催によりトヨタ 自動車九州 研修室にて開催されました。 TMC(トヨタ様及びトヨタ安協)からの24名を始め、 九州及び北海道からの参加者も含め総勢65名の 参加となり、大変活発な合同研修会でした。 ◎全体研修 1.主催者挨拶 合同研修会風景 トヨタ自動車九州㈱ TMK安全衛生協力会 杉山常務取締役 殿 石橋 会長 (TMK安全衛生協力会 顧問) 2.各協力会活動報告 各協力会より今年度活動状況の説明が行われ、 トヨタ安協からは前田専務理事より各部会の活動 内容やRAへの取り組みなどが説明されました。 各協力会とも非常に活発に活動が行われている 事がよく理解できました。 各協力会の活動状況説明資料 ◎テーマ別グループ討議 全体研修の後、TMK協力会様の進行により 各テーマ別にグループ討議を行い、テーマ に沿った活発な意見交換が行われました。 第19回 TMC・TMK・TMH 3協力会研修会 3Gテー マ 「安全 衛生 に役立つ 広報の 有り方 につ いて」 3グループ【継続的な安全パトロールによる工責、 作責のレベルアップと災害未然防止】 1. メンバー 講評 TMC 松永主幹殿 会社名 氏 名 TMK広報活動方針として協力会の活動報告及び安全衛生啓蒙活動としているが、現状は安全衛 生啓蒙活動に関する広報が少ない。又、他協力会でも同じ現状であり、今回の3協力会研修会を 活用し、各協力会の広報活動の現状を知り、安全衛生に役立つ広報のあり方について3協力会で 共通の方向性を見出す 役 職 状況 西崎 彰良 松永 欽一 杉坂 正 近藤 孝三 近藤 俊美 前田 忠雄 井口 利雄 岡谷鋼機㈱ 春日 慎司 坪根謙太郎 河合 秀雄 賀来 信宏 トヨ タ自動 車 九 州 ㈱ トヨ タ自動 車 九 州 ㈱ プロ ジェクト リーダー 豊田営業所長 顧問 豊 田共栄サ ービス㈱ 三栄工業㈱ ㈱伊藤工務店 TMC 広 報 活 動 を行 う 活動組織 安全健 康推進 部 主幹 トヨタ自動車㈱ ㈱竹中工務店 ㈱チタ製作所 調 達 室室 長 調 達 室GM 九 州 支店 長 常 務 取締 役 課長 係長 課長 TMH T MK 広報分科会 会 員 各 社よ り選 出 計 7名 で構 成 ・紙 面 ベース ・T MK協 力 会 ホーム ペーシ ゙ 広 報 活動 の 媒 体 題 名 ホー ム ペ- ジ内 の 【 協 力 会ニュ ース】 ・ 紙面ベース :【 協力会だより】 ・ ホームペー ジ:【 協力会ニュ ース】 広 報 発 行 ( 発 信)頻 度 月 2回 の 配 信 広報 活 動 の 媒 体 ◎な ぜそう思うか 専 門4 部 会 およ び 安 全 衛 生協 力 会 広報分科会 全 部 会 よ り選 出 計 10名 で構 成 イン ター ネッ ト上 での ト ヨタ安 協 ホ ーム ペー ジ 広報メンバー 取締役 取締役 常 務 取締 役 TMK 豊田通商㈱ 新川電機㈱ ◎現状の広報活動は、安全衛生活動に役立っ ていると思うか (記事作成担当して 、又読者として ) 3. 現状の活動状況 TMC 講評 5. 安全衛生に役立つ広報のあり方とは 2. テーマ設定理由 進行 TMK 船越 書記 TMH 伊部 発表 TMK 荒木 ・協 力 会 だよ り:年 2回 ・協 力 会 ニ ュース:年 4回 各 部 会・協 力 会 事 務 局 イ ン ター ネッ ト上 での 勇 豊 会 ホ ーム ペー ジ HP 内の 活 動 報 告 及 びお 知 らせ 必要時 ・部会・協力会活動報告 11 /4か ら'11/9まで 第19回 TMC・TMK・TMH 3協力会 研修会 計 13 回 発 信 済 ・TMH 殿・労基署・外部 1 0/ 1 1から1 1 /1 1 まで ・協力会だより: 年2回 ・ 協力会ニュ ース: 年4回 ◎安全衛生活動に役立つ広報のあり方とは 山野 裕史 豊田通商㈱ 団体のお知らせ 1Gテーマ 「継続的な安全パトロールによる、工責・作責のレベルアップと災害の未然防止について」 荒木 栄治 三島光産㈱ ・ポスター配布 発表 進行 船越 隆 新川電機㈱ 1 . メン バー ー広 報 記 事 内 容ー ・協 力 会 行 事 内 容 ・各 部 会 活 動 内 容 ・各 分 科 会 活 動 内 容 テーマの選 定理由と現状把握 ・他 今年度の広報内容 ー 広報 記 事 内 容 ー ・協 力 会 活 動 内 容 ・安 全 衛 生 の 啓 蒙 活 動 ・T MK ニュース他 ・教育・構内作業要領に 係る届出・申請書類用紙 5. 課 題と 対策に つい て ・他 別 紙 説 明 資 料 有 別紙説明資料 有 2グループ【安全衛生に役立つ広報のあり方】 TMH ◎ リーダー 2. (安全パトロ ールによる 良い点・悪い点) 別 紙 説 明 資 料 有 北 海 バ ネ㈱ 取 締 役工 場 長 神力 潤一 講評 TMK 津田室長殿 住友 電工ツー ルネット㈱ 所長 田村 竜也 発表 TMH 高井副委員長 ※TMC安全衛生協力会のパトロール現状と指摘内容 書記 伊部 哲 岡 谷 岩 井 北 海 道㈱ 業務部長 ①指摘に関しては総務委員会資料に掲載すると共に、A指摘に対しては TMC ・協力会パトロール員:1回/2月10工場で実施(奇数月)(8:30~11:30) 対策書の提出と勉強会を継続 氏 名 会社名 役 職 ・部会のパトロール員:1回/2月10工場で実施(偶数月)(8:30~11:30) ②8月以降、パトロール班長会を再度実施し、新RA確認の実施要綱を説明 4. 現状での問題点と課題及び対策 主査 戸田 桂 ㈱サンエイ ・電動工具一斉点検:1回10工場12門で実施(7:30~10:30) ③23年度RAの展開状況では、作業工程への準備・後始末作業記入と TMC TMK TMH 菅 原 健二 現 状で 豊田通商㈱ ※指導委員パトロール:4回/年、TSHM社パトロール:10工場(毎月) 『ストップ6+アルファ』の作業に対してのRA ・KYの有無の確認を実施 理事 現状で の問題点: の問題 点: 現 状で の問題 点: *直近2号の協力会だより記事件数内訳 Pの場 合閲 覧者 が不 特定 多数 であ り 水 野 誠一 ①H ㈱前田技研 専務取締役 ① HPを活 用し た4④RAの前提条件・危険有害情報無しに対しては、A指摘として勉強会を 部会 の報 告活 動が 十分 でな い 2 2年度、協力会・部会、TSHM の 号 活動状況 その他 役立ち(啓蒙活動) 内 容に よっ ては 批判 のタ ーゲ ット に 件数 ② 広報の 必要 性は 継続。 承知 して いる が、 専門 の事 務 50 吉 田 雅信 な 武田機工㈱ 総務部長 48 29 パト ロール指摘集計 3 4 8 る事 もあ る 局がな く、 広報 活動 の工 数が 不足 して いる 。 45 3 8 30 1 松 澤 良人 ②写 ㈱トーエネック 各部会・分科会等と連携して工責・作責の能力向上を図る。 豊田営業所長 真の 多用 によ り訴求 力が 落ち てい る 40 ③ 情報の ビジ N=9 2 ュア ル化・ 見え る化 のデ ータ ー 35 事の 紹介 ばか りで 中味 がな い 田 代 一幸 ③行 ㈱渡辺機械製作所 GL 6( 22%) 5 (1(A指摘) 8%) 合計 16( 60%) をも ってい ない⑤実作業の点検は、『点検チェックリスト』に基づいて行うこととする。 。 30 ④相 変わ らず 誤字 脱字 が多 い ④ 広報マ ニュ アル⑥パトロール日は基本的に 、機 関誌の 発行 マニ ュア ル 25 非稼働日(金曜日・日曜日)に変更するが、 22 ⑤記 事の 視点 がバ ラバ ラ 第19回 TMC・TMK・TMH 3協力会研修会 をも ってい ない 。( 迅速 ・正 確・ 周知 徹底 ) 20 課題: 課 題: TMK 各社の都合もあり、班長が自班の日程を調整でき ることとする。 15 課 題: ◎発表と講評 ・安全衛生啓蒙活動記事が少ない ・記 事の 訴求 性の向 上 10 3 3 ・ 伝えた3いこ との 「ビ ジュ アル 化・ 見え る化 」 5 2 2 1 1 1 1 ・ HP・ IT を活 用し た広報 活動 の合 理化 ・ 0 ・広 報メ ンバ ーの記 事作 成能 力向 上 効率 化 酒 井 章博 対 策: 清水建設㈱ 北九州営業所所長 対 策: 対策: 事の 中で 挨拶 等の 構成 を減 らし 、 2. RA展 開状況 ① 勇豊 会HP 掲載 内容の 見直 し 栗 崎 修一 ①記 トリニティ工業㈱ GL ・記事のバランス 講評: トヨタ自動車㈱ 安全健康推進部 松永 主幹 殿 中 味を 少し 深く 掘り下 げて いく 構成 へ変 更 講 評 TMH 川崎課長 ② HP・ IT に強い 会員 会社 の参 画 RA実施率 100% ・読みやすい内容と文言 中 島 正人 ②安 清水建設㈱ 主任べる 内容 も発 信 全コ ラム を設 け、学 工事・作業 導入開始 ③ RA 事務 局内に 専門 担当を 設け る RAソフト開発 法改 正 H.1 8.4 事チ ェッ ク機 能を 設け る 支社長補佐 RA の進め方 ◎ 猪口 洋敏 ㈱きんでん 大 橋 謙二 ③記 サンエイ㈱ 義務 H.21.6 所長 H.22.7 P A 展開状況の推移( H2 2年8月~H 23年3月) (協 力会 ・T S HM) 重 点項目の大きな指摘がな 松下 正義 トヨタT&S建設㈱ 常務取締役トヨタ営業所長 更なる改善 工事責任者 くなった(H.22.12報告) H.21 .2 TMH 理事 伊藤 克典 新明工業㈱ 検討 H.23 100 資格教育 % 95 トヨタ安協 豊田支店長 朝倉 和昭 三機工業㈱ 追加義務講習 90 85 ~H. 21.3 トヨタ工事事務所長 森崎 忠幸 ㈱大林組 トヨタ自動車北海道 ㈱ 調達課課長 80 高 橋 幸司 RA実施 率 100% 75 RA の概念 取締役安全衛生推進部長 70 内田 一生 RA 導入開始 トヨタ輸送㈱ 尾 崎 大介 高砂熱学工業㈱ 技術部課長 65 森 孝行 三栄工業㈱ 田原営業所長 TMC 60 義務 H.22.4 工事責任 者 前提条件 表は 90%程度 太田垣 志郎 北海道部品室室長 55H.1 9.2 トヨ タ輸送㈱ TMK 50トヨ タ安協 義務講習 RA要求 しない計画者 もいる RA システム研修会 大谷 秀則 北海道 エア・ ウォ ーター㈱ 所長 トヨタ自動車九 州㈱ 安全衛 生推進室 CX 安 倍 章文 ~H.20.6 H.2 2.0 6 &1 2月 統括 ㈱ダイフク 牛尾 弘義 作 責 ル メ ット R A 工 事 通 知 書 活 線 電 器 吊 荷 下 進 入 梯 子 コー ドリ ール 脚 立 ア ー ス 安 全 帯 ロ ック ア ウ ト スイ ッチ 札 掛 け 3 ・学 べるの効果と評価、今後の課題について」 ・伝 えるコ ンテ ンツ も必 要 2Gテーマ 「リスクアセ スメント 1 ・伝達方法 1 トヨ タ自動車九州㈱ 安全衛生推進室室長 津田 肇 取締 役執行役員九 州支社長 3協 力会と もに実 施率は 満足 で きる状 態に達成で きた サンエイ㈱ 所長 各グループの発表を聞く参加者 特殊電極㈱ 所長 素晴らしい作業責任者の総務委員会議事録での紹介 所長 豊田油気㈱ (H22年度:協力会180件、TSHM社117件) 京浜精密工業 (株) 北海道工場 次長 3回/年以上、素晴らしい作業責任者で紹介された方を 安全大会の場で表彰(3名) T ③ 22年度は8月~3月までRA 展開状況の確認をパトロールM 3.R A効果・評 価 C で実施 ④ RA展開確認の内容は月を追ってレベルが向上 但し、作業工程に 「準備・後始末」の未記入が25%残る 1.RAシステムの浸透 によりRAに対 する理解が深まり ⑤ RAの有無の他に、展開状況のレベル確認を合せて実施 会員会 社のボトム アッ プが 図 れた 2.単位 作業、繰り返し作業 につ いては バックアップした 3枚複写のチェックリストで、施工会社・元請会社まで結果が データの活 用により 工 数 低 減が 出 来 た 渡り、自社の状況を認識できるよう にした。 3.トヨ タ様の R A⑥ に対 する 認 識が 高 まり 事前 打ち合 せ 23年度RA の展開状況の新たな 確認を、8月から開始 T で危 険有害 要因の抽 出に配慮 されるようになった 作業工程への「準備・後始末」記入の確認は継続 M 評価・・・・・平成 2 2年 度は休 業災害 ゼロが達 成できた 『ストップ6+アルファ』の作業に対してのRA・KYの有無を K 確認(3枚複写のチ ェックリスト使用) T M K 1.無 災害記 録継続 中( 8/3 0現 在、1,69 8日( 4.7 年)) 2.指 摘件数 ・・・・今 年度の減少 傾向は RA の 効 果 とみる ・H2 1年度 ・・ ・1 8件 ・H2 2年度 ・・ ・3 3件 ・H2 3年度 ・・ ・9 件( 8 月分まで) 評価 ・・・・・実施 率10 0% が達成できた H2 2年度 はRAを実施普 及が目的 として指 導した T M H 1.リスクを数 値化す る事 により、リスクがより明確 となり、 経験 の少ない作 業 者 もリ ス クを認 識 しや すい 2.各 工程を網羅 的に検証す るため、危険源 が減 少する 3.全 員がリス クに 共 通認 識 と安 全 感 性の 向 上 が図れ た 4.各 作業毎 に検 証でき、ムリ・ムダ ・ムラな作 業が減少した 5.発 注 側も リスク評価に、多角的 ・現 実的な評価ができた 6.経 験累積 により類似作 業時の横展と改 善ができた RA実 施率 100% R Aシステ ム研修会 H.21.3 H.22.6 T M H R A導入開始 H.22.12 TMH 4 . ベル アッ プ項目 4問題 .問題点とレ 点 古 野 孝 文 ① 近 藤 憲 司 亀 山 一 幸 ② T M C 5 .5段 階 T B Mで 、作業 の区切 りごと 理事車 両組立事業部長 営業所 所長 主席技 師 課長 所長 3 . リ ス ク評 価 ・ リ ス ク再 評価 欄 で 、災 新明工業㈱ ㈱ダイダン ㈱九電工 ㈱ダイフク 新明工業㈱ ㈱ダイダン トヨタ自動車北海 道㈱ 安全健康推進課長 3 . 状 況確 認・紹 介 トヨタ自動車北海 道㈱ 安全健康推進課主幹 4 .RAした 低減 対策 が実 作業 に反映 さ 川崎 浩行 小川 睦人 吉田 智彦 1 .発注者 か ら の情報 が記 載 (又 は議事 細 川 哲 生 逢 坂 美智 勝 宮 田 善 弘 大 田 米 男 木 村 政 宏 吉 野 恭 夫 TMH 2 .準 備 ~後 始末 ま で の作 業 工程 にな っ TMK ヘ 1. メンバ ー TMC 検 1グループ【RAの効果と評価、今後の課題】 危険度評価表 ①H22年度の82件のA指摘に付いては、部会又は指導分科会で勉強会と 対策書の提出を実施(92件) 65. . 今 後のめ方 進め方 今後の進 ほぼ展開が確 認され 浸透 度は満足できる状態 H C K ・素晴らしい作業責任者の紹介と表彰は今後も継続 共 通重 点実施 事項 特に、ロックアウトに付いては、一部会員で実技訓練も実施 ・23年度RA の展開状況に対し、10月に問題点の分析と対策を検討し 1 .トッ プへの RA理 解度向 上に 向けた 活動の 継続 1.一 部の工 責者に RA の 確認は8月から正式実施の為、班長・班員への実施要領 や らされ 感が あ る ②23年度の新RA 新たな対策を11月から展開する予定 2 .工責 者、作 責者へ の効果 的な教 育の実 施) RAは 法的義 務が理解できていない 説明が未実施(新帳票) 3 .工事 責任者 への適 正なR A浸透 を促進 させる 2.会 員会社 トッ プ全 てまでRAが浸透していない ③23年度の新RA 確認では準備・後始末作業の抜けが約20%見られた4 .リス ク低減 ・パトロール員のレベルアップ 策と5段 階TBMに よる確 実な作 業の遂 行 組織の中で の役 割分担 を明 確にすべき アップ研修会を継続する ④23年7月のパトロールで、RAの前提条件・危険有害情報無しが3件発生 ・年初にパトロール員(90名)のパワー 5 パト ロール によるRA活 動の適 正運用を指導 する 指導分科会での勉強会で当該社の対策を確認 ⑤RAの作業工程に対する危険有害要因の欠落・低減対策の良否は 各部会長・リーダーにも参加をお願いし、部会のパトロール員 とのレ ベル合わせも兼ねる。 (1) 更 なる 工 事 責 任 者 の 負 荷軽 減 に 向け た 開 発 と 展 開 パトロール員では判定が困難(情報量・時間等の不足、経験・資格無し) ・班長会を3回(各10班)開催し、パトロールの重点・点検方法等を T 1.工責者 により 内 容 にバ ラツ キが ある ①シ ス テ ム 改 善は 1 2月 末 ま で RA の低減対策の実作業への反映確認は、パトロールの時間範囲しか 統一確認実施を継続 M ②帳 票 の 統 一 化 は 年 度内 の ま とめ を 目 標 と す る ・ 「RA=KY」となっている C 確認でき ない 羅されていない【TMH共 通】 ・電動工具一斉点検の班長会は別途1回開催を継続 ( 2 )会 員 傘 下 会 社 を 含 めた ト ッ プ へ の R A 浸透 を 促 進 ・ 全ての作業工 程が網 ⑥トヨタ殿の増産により、工場非稼働日が1日/週が多くなり、パトロール させる ・ ハード 的な対策が少なく、人 にたよる対 策が大半 実施日が制限される。 ・ 無理にDランクに下げる傾 向がある ・ 全てが同じランクになっており、工程毎 の変 化がない ・ 作業ボリュームに対 してR Aの内容 が少 ない ( 1) STEP1・・ ・工 責 講 師 の レ ベ ルU P 2.自社帳 票については、内容がわかりにくいものもある ・ 教育 分科会 にてRA研 修会の実施 ( 9/ 27 に計 画中) -1 .実際の現場 をサンプリング T -2 .RA記 録表にジツ作業の漏れ や工責 講師で確認す る M -3 .模範のRA記録 表を完成させ る( 講師) K 1.事前調 査・段 取りを要し、特 に工 責 の 負 担が 増 加 した -4 .工責教 育のなかで実際に模範 資料を使用 する 2.安パト時におけるRAの内 容評価 がまだ充 分ではない ( 2) STEP2・・ ・各 社 工 責 の レ ベ ルU P ( 来 年 度 ) 3.リスク低減 処置を過信 するあまり、実作業 時における ・R A講 師による適正な再 教育と 各社へ の展開 集 中力・ 緊張感 の弛 緩を誘 発する可能 性がある 4.準備・ 後片づけ時の RA 評 価 抜け が一部見 受けられる 5.2 次・ 3 次下 請 業 者 の 作 業 者 まで 浸透しているか否 か 1.TMCプログラムの活用によりテ ゙ ー タ 集 積 と 作 業の 軽 減 を 図 る の評価 が比 較的困 難である T 2 . R Aの 確 実 な 実 施と ハ ゚ ト ロ ー ラ ー の レ ヘ ゙ ル 向 上 を 推 進 す る M 6.最 大リ ス クにの み 注 目 し、他リスクへの配慮が緩慢気 味 H 3 . 5 段 階 TB Mに よ り 各 作 業 毎 の残 留 リ ス ク 周 知 を 徹 底 す 7.リスク低減 措置が実 作 業 に反 映 されて いない例 が散 見 る され る (書類上 だけのRAになっている) グループ討議風景 各グループのテーマと討議結果まとめ資料 グループ討議終了後、各グループ代表による発表が行なわれました。 各グループともそれぞれのテーマに関して問題点や課題及び今後の活動の方向性など、討議 の結果を報告されました。次に講評が行われ1グループをTMH安衛部川崎課長より『RAは目的 ではない、災害ゼロへの手段である』、2グループはTMC安衛室松永主幹より『HPは社会全般 に公開している、社会に役立つ広報を』、3グループにはTMK安推部津田室長が『ほめる文化、 いい安全文化につながる活動を』と講評をいただきました。 TMK 津田室長 殿 TMH 川崎課長 殿 TMC 松永主幹 殿 最後に、今後もお互いに情報交換などを活発に行い、災害ゼロに向けて積極的に取り組む 事を誓い合い閉会となりました。 NEWS H.23.10.19 トヨタ自動車安全衛生協力会ニュース ■ 全国産業安全衛生大会(2011 in 東京)に参加 10月12日から14日まで東京フォーラム他にて第70回全国産業安全衛生大会 が開催され、トヨタ安協より事務局、三役及び各分科会長が参加いたしました。 今回の大会は『産業安全運動100年記念事業』の一環とし て開催されました。 (参加者数:国内外より約8,300名) 足尾鉱山に掲げられた 【安全専一】の看板 【安全専一あんぜんせんいち】とは 以下大会資料抜粋 1900年代初頭のアメリカの産業界で提唱されていた 「セーフティ・ファースト」の運動に感銘を受けた古河鉱業 足尾鉱業所所長の小田川全之氏は、1912年(大正元 年)、「安全専一」と名付けた標示板を足尾鉱山坑内外に 掲示し、従業員の安全意識の高揚を図るなどの安全活 動を始めた。これが、わが国産業界における自主的な安 全運動の創始と考えられる。 2011年はその創始から数え100年目にあたります。 第1日目の総合集会では、今回の東日本大震 災やこれまでの労働災害等を踏まえて「『安全 文化』は構築できるか~企業の危機管理のあ り方を考える~」をテーマしたシンポジウムを 聴講し、第2、3日目は労働災害防止に関連す るテーマ毎の分科会で全国の事業場等の改 善事例や研究発表をはじめ、各界の専門家に よる講演などを聴講しました。 昭和28年に作成された 安全ポスター 安全講演や分科会発表事例 安全管理活動分科会では トヨタ自動車㈱安全健康推進部の石川主幹様より 『アンケートを用いた安全意識の視える化と安全文化構築への活用』、 貞宝工場の高崎シニアエキスパート様より 『私たちが取り組んできた【一斉安全専念活動】』 の発表がありました。 トヨタ殿の発表風景 健康づくり分科会では トヨタ自動車㈱安全健康推進部の福本 汐梨様より 『健康文化・風土づくりに向けた“職場体操”定着化の 取り組み』 の発表がありました。 ◎協力会3役、分科会会長、事務局による研修会開催 今回の安全衛生大会参加後、協力会の今後の取り組みなど以下議題について意見交換 を行い有意義な研修会にすることができました。 議題1:協力会活動の反省と今後の対応について 議題2:各分科会の活動と今後の進め方について 議題3:RAの推進と普及について 議題4:平成24年度・協力会運営組織と役員について 議題5:冬期安全衛生大会について トヨタ自動車安全衛生協力会ニュース NEWS H.23.11.1 ■ 安全祈願の開催 10月21日(金)、22日(土)に安全衛生協力会 伊藤会長はじめ各部会長、理事など総勢41名の参加 により、長野方面への優良企業見学会と安全祈願を実施いたしました。 ◎諏訪大社(長野県下諏訪郡)にて安全祈願 諏訪大明神として親しまれ、又、御柱祭で有名な諏訪大社にて参加者全員が無事故、無災害を願い ご祈祷を受けました。 安全祈願 風景 神楽殿 安全祈願 参拝者 ◎『サントリー天然水白州工場』(山梨県北杜市)の工場見学 南アルプス甲斐駒ケ岳の麓にある天然水『南アルプス』が生産されているサントリー白州工場の工場見学を しました。 工場周辺の森林群 工場の説明を聞く参加者 サントリーミュジアム ◎『信濃ワイナリー』(長野県塩尻市)の見学 ◎『聖光寺』(長野県茅野市)への参拝 聖光寺は、昭和45年にトヨタグループが交通安全を祈願 する目的で建立され、同年、奈良薬師寺の橋本凝胤師 によって開眼されました。 (境内 記念碑 記載内容の要約) 地下室で熟成中の手づくりワイン ワインづくりの説明を聞く参加者 トヨタ自動車安全衛生協力会ニュース NEWS H.23.11.18 安全コラム ■ 私の安全考: 二度と悲惨な災害を起こさないために 『リスクアセスメント思考』で作業にあたる 生き返ってくれ!と合掌 ㈱伊藤工務店 常務取締役 井口 利雄 (トヨタ安協 教材分科会長) 私の会社は中部地区にある中小ゼネコンです。そこで私は長年生産畑一筋で、 トヨタ自動車㈱殿をはじめ、数多くの現場を経験してきました。 ところが去る2005年11月22日に私の所轄部署で重大災害を発生させてしまいました。 現場から墜落の一報を受け車に飛び乗り現地に向かいました。 車中で事故の詳報を聞きながら、墜落した人の家族や会社、関係行政機関・客先のそれぞれの部署 や社内関係者に一報と刻々と伝わってくる詳細情報を報告しながら現場に向かっておりました。 車中のいつ頃かわかりませんが、常日頃は無宗教の私が無意識の内に神様やら仏様に「命だけは 助けてください」と何度となく祈ったり、拝んだりしました。 そうした行為が自分勝手極まりないと自己嫌悪になりながらも何故か繰り返していました。 救急隊員の方にAEDによる蘇生をして頂いたこと、お客さんにドクターヘリを要請してもらったこと、 心肺停止の状態で病院まで救急車で運ばれたこと、病院の集中治療室で心臓や肺を機械で動かして いることなどを知らされた時にやっと現実を理解する事ができました。 それらの事実関係を関係部署に連絡しているうちに現場へ到着。 車中での情報収集・伝達・整理・確認をほぼ終えていて、災害の概要を呑み込んでいましたが、 墜落した現地へと案内され、心をせかしながら状況説明を聞き、墜ちた場所をじっと見つめ合掌! そして『生きて返ってくれ』・・・と合掌! 安全ってなんだろう・・と自問自答 不祥事の直後に改めて『安全』ってなんだろう・・と自問自答、答えは、『災害や事故が無いこと!』・・・ ・・・何回繰り返しても答えは同じでありました。 本件の詳細が分かれば分かるほど、知れば知るほど、『安全とは』の答えを模索してもやはり『災害や 事故がないこと』・・・でした。 明けて翌日の夜八時過ぎに被災者の方は家族にみとられ永遠の眠りにつかれました。只々、『合掌』・・。 かけがえのない人の命を奪う重大災害を発生させて、改めて事の重大さを感じて・・・心に誓い、二度と 再びこのような悲惨な災害を起こさないために、安全すなわち『災害や事故がないこと』・・・を達成する ためにリスクアセスメント的思考による作業の徹底を『0』から再スタートする事にしました。 その後取り組んだ災害未然防止活動内容は以下4点です。 (1)良いことも悪いこともすべてが現場にある! 『現場』とは、現地で!現物を!現実をふまえて!の『三現主義』にのっとり トップ自らによる現場観察会(2回/月と長期連休工事2班編成 2現場)を 基軸にして以下を展開する事にしました。 ①現状把握 事実をきちんと正確に把握する。 ②良いことは褒める。 ③悪いことはトップ自らが直接指導しその内容を全社展開する。 ④既存書類の見直し修正・改訂等を行う。 次項へ続く (2)外部講師によるリスクアセスメント研修会の実施 受講対象者 ①社内 役員クラス ② 〃 部課長クラス ③ 〃 担当者クラス ④社外 関係仕入先 (3)リスクアセスメントを展開、向上させるため報・連・相の徹底をする。 ①見て見ぬふり、知らんふりをしない。発生した事故や災害はもちろんの事 正しく速やかに報告する組織の仕組みと人づくりをする。 ②事故や災害の不具合が懸念されたり、計画通りできない時または予想される 時は、速やかに『止める』『呼ぶ』『待つ』の基本を守り不具合を未然に防ぐ。 ③リスクアセスメントは作業前に、工責・作責・作業員で作業毎、要は『準備作業』 『本作業』『撤収作業』に分けて本音で議論して作成する。 ④他社であれ、社内であれ、自分の現場以外の災害事例については自分の現場で 起きた災害と置き換え、問題点と再発防止を図り現場へ展開する。外部講師に よるリスクアセスメント職層別(役員、部課長、担当者)研修会の実施。 (4)自ら考え、自ら行動する、これが安全を支える源となるため。行動する習慣化を目指す。 上司は”部下が怒られ弱い”事を理解した上で、一方的に言うのではなく双方向 のコミュニュケーションをとることを基本に考え、部下が即実行できる組織及び 人づくりを目指し。お互いが一つ一つの物事を理解し、納得しながら作業をする ようにする。 (考えはするが実行しないでは宝の持ち腐れになる) 災害を風化させない! 以上のことを実践し、『安全』すなわち災害や事故がないこと、二度と悲惨な災害を起こさないことを 念頭におき、この災害を風化させないため11月を『安全継承の月』と定め各種安全衛生活動を推進 しています。 最後に、これからも弊社は今回の経験を糧に、各種安全施策の継続、見直し、レベルアップを万全 に行っていき、全社員一丸となって安全施工に取り組んでいく所存です。 以上、今回の拙文が少しでも皆様の参考になれば幸いです。 トヨタ自動車安全衛生協力会ニュース NEWS H.23.12.1 第3施設機械部会だより ■『平成23年度 第2回研修会』が開催されました 11月24日(木)刈谷市北部生涯学習センターにて、48社65名の会員と、来賓にトヨタ 自動車㈱安全健康推進部 松永主幹殿をお迎えし第2回研修会が開催されました。 今回の研修目的は、振動障害予防のための厚生労働省の新指針を理解するため、 日本ヒルティ㈱から重面課長をお迎えし『新たなる振動障害予防対策の概要』について安全 講演をしていただきました。 吉田部会長挨拶 松永主幹殿ご挨拶 ◎安全講演 「新たなる振動障害予防対策の概要」について 国際標準化機構(ISO)及び海外での取り組み状況を踏まえて、 「振動工具の振動加速度のレベル」に応じて、振動にばく露される時間 を抑制するなどの内容を新たな振動障害予防対策に組む事が必要な ことや、3軸合成値と日振動ばく露量A(8)を元に、振動対策の必要性 有無の判断方法を演練しながら教えていただきました。 参加者からは多くの質疑が有り大変有意義な研修会となりました。 講師:日本ヒルティ㈱ 重面課長 殿 演習をする参加者のみなさん トヨタ自動車安全衛生協力会ニュース NEWS H.23.12.16 ■『平成23年度 冬期安全衛生大会』が開催されました 12月8日(木)豊田市民文化会館大ホールにて、約950人が集いトヨタ自動車安全衛生 協力会の『冬期安全衛生大会』が開催されました。 来賓として豊田労働基準監督署の柳瀬署長、トヨタ自動車㈱からは川田常務役員はじめ 関係職制の方のご出席をいただきました。 又、栄豊会の代表の方にも来賓としてご参加をいただきました。 司会:近藤商社部会長 ◎会長挨拶 主催者を代表し挨拶に立った伊藤会長からは、11月に発生した 重大災害は大変残念なことであると述べ、災害を未然に防止する 為、以下『重点活動の3本柱』徹底の要請が会員各社へありました。 伊藤会長 ①リスクアセスメントをレベルアップし徹底的な危険・有害要因の低減 ②5段階TBMよる、現場でのきめ細かいコミュニケーション ③高所作業やロックアウトなど基本ルールの確実な遵守 ◎来賓挨拶 柳瀬署長 殿 川田常務役員 殿 今年は大震災やタイの洪水等と多難な年であった。来年 こそは、干支の辰のように雄々しく立ち上がってほしいと 述べられました。 又、愛知労働局では、12月を『死亡災害撲滅月間』 とし、スローガンを『無事故で迎える明るい正月』として います。是非、連休工事を無事故でいいお正月を迎えて くださいと参加者に呼びかけられました。 災害防止のためにはリスクアセスメントのさらなる充実が 必要であること、特に残存リスクをしっかり掴むことを強調 されました。 又、危険を感じたら躊躇せず止める。そしてトップ自らが 現場巡視し、安全を行動で示してくださいと述べられま した。 1/3 ◎重大災害報告 11月末に発生した重大災害をうけて、朝倉総務副委員長より災 害状況の報告、引き続き伊藤総務委員長より協力会として対応 すべき以下の点についての説明がありました。 ①基本ルールの徹底 ②リスクアセスメントと作業前リスク排除の更なる取組み ③作業前、作業中の状況確認と隣接工事会社との連携強化 ④「自分の身は自分で守る」という意識の向上 二度と災害を起こさないことを全ての関係会社と協力し合い、 成し遂げることが協力会会員の責務である事を再認識しました。 協力会の対応を説明する 伊藤総務委員長 ◎リスクアセスメントの実践事例発表 1.『リスクアセスメントによる安全活動』 発表者 新明工業㈱ 川井 正弘 殿 (第2施設機械部会) 発表内容の一部 お客様構内での工事・作業において、現状は幸いにも重大・休業災害の発生は ないが、ひとつ間違えれば災害に繋がる重点指摘は横ばい状況にある。 この状況を真摯に受け止め、現場任せからトップ、仕入先を巻き込んだリスクアセス メント活動のレベルアップを推進し、危険ポイントの排除やリスクの共有化等への取 り組みが紹介され、大変参考になる内容でした。 事例発表風景 2.『災害ゼロに向けたリスクアセスメントの取組み』 発表者 ㈱ユーネットランス 角屋 芳信 殿 (運輸納品部会) 発表内容の一部 過去の重大災害を反省として、以下の2つの手法に基づく未然防止活動に取り組む ことで、社員全員の安全対策への意識改革を行ったことの説明をされました。 ①安全人間作り・・・情報を共有化し自ら対策を考える習慣を身に付ける。 ②職場安全環境作り・・・トラック及び構内設備等の物的改善を図る。 活動の結果、ヒヤリハット提案率の増加、やらされ感が打破されるなど一定の効果が 表れたことが聞き手の我々にも十分理解出来ました。 2/3 ◎安全衛生協力会からのお願い事項 指導分科会 戸田会長 -会員各社へのお願い- 夏の安全大会でもご説明しましたがリスクアセスメントの実施についてはかなりの定着が 見られるようになりました。しかし作業責任者がリスクアセスメント記録表を受け取るタイ ミングが遅く、作業責任者の安全施工に向けた準備期間が短い点や、準備・後工程での リスクアセスメントの未実施が散見されます。 会員各社におかれましては更なる安全施工に向け、トップ自らのリーダーシップのもと 計画段階からのリスクアセスメントと低減対策の確実な実施をお願いします。 ◎安全宣言 各部会長がリーダーとなって、参加者全員で力強く安全宣言を行う 裏方でがんばっていただいた皆様ご苦労様でした。 舞台設営スタッフ 駐車場整理スタッフ 愛知労働局 ホームページより 映像スタッフ 来賓受付スタッフ 3/3
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