2016/10/12 いわて国体監督レポート 和歌⼭県⼥⼦監督:児⽟聡美 この度、10/2 に⾏なわれた希望郷いわて国体トライアスロン競技に和歌⼭県⼥⼦監督として参加しました。 国体はかつて 3 年前の岐⾩⼤会に応援で⾏ったことはありましたが、当事者として参加は今回が初めて。 かつ⼟地勘の全くない東北の地での開催・・ということで どんな⾏程と移動⼿段が選⼿にとって最善か、を考える のにまずかなり苦労しました。 加えて出発までは県への膨⼤な提出書類や会議出席、航空機・レンタカーの⼿配等々、監督というより、事務 員&ツアコンといった印象。 今までこの⼤変な作業を毎年ずっとやっていただいていた事務局の横⼭さんにはただただ感謝しかありません。 以下、時系列で詳細を記します。 【⼤会前⽇】 午前:バイクコースチェック、午後:試泳、バイクチェック、受付・説明会 夜:正式種⽬化記念パーティ(監督のみ) 前々⽇は関空から仙台まで⾶⾏機のちレンタカーと乗り継ぎ、釜⽯の宿舎には⼣刻、無事到着。 現地では京都、兵庫、滋賀など近畿ブロックの皆さんと同宿になり、⼀緒にバイク組⽴などして選⼿ともども⼼強い 限りでした。 ⼤会前⽇の午前はバイクコースの下⾒へ向かいましたが、あるべき道がなかったり 逆にない道が現れたり・・何もか も根こそぎ津波で奪われており、⼩学校もコンビニも全て仮設・・震災から 5 年経った現在でも釜⽯の街はまだ復 興の道遠し、といった景⾊でした。しかも⼤会直前 に台⾵でバイクコースが崩落するというアクシデント もあり、⼤会関係の皆さまのご苦労は並⼤抵では なかったのではと思います。 午後からの試泳では⽔温 20 度あるかないかの冷 たさの中、初めての「前後 2 列同時スタート」練 習が繰り返されました。(写真右) その後は受付とバイクチェック。ロゴや持ち物など選 ⼿には細やかに注意事項は伝えたつもりでしたが、 ルール改正でリアディレーラとサドル間の距離制限 が設けられていることを知らず、⼀部選⼿が引っかかってしまいました。また、ウエットスーツやランシューズも事前チェ ック対象であることを直前に知り、慌てて宿に取りに帰るなど右往左往・・選⼿の皆さまにはいらぬ⼼配をかけてしま い、反省です。 夜は地元関係者、JTUの重鎮と全国の監督が集まり「正式種⽬化記念パーティ」が開催され、これまでの道 のりを紹介したメイキング映像にて諸先輩⽅のご苦労ご尽⼒をひしひしと感じながら 近畿ブロックの皆さまや審判 業務・指導者講習会でお世話になった皆さま⽅、新しく出会った皆さまと杯を交わし健闘を誓いあいました。 2016/10/12 【⼤会当⽇】 午前:⼥⼦ 午後:男⼦ 16:00~閉会&表彰式 ⼤会本番は前⽇までの和気藹々感が⼀転、それぞれの選⼿の肩にのしかかった各都道府県の重圧がこちらにも ヒシヒシと伝わってきます。スタート前はまさに⽣唾を呑みこむがごとく静まり返った雰囲気・・・これが「正式競技」ゆ えの格、というものでしょうか。岐⾩⼤会とは全く違う雰囲気でした。 午前は⼥⼦、午後は男⼦と順調に進み、和歌⼭県勢は⼊賞こそ逃したものの、無事 4 ⼈とも完⾛! 井辺選⼿は全体の 14 位と 去年より順位を上げる⼤健闘でした。 平井選⼿、⻄岡・伊藤両⼥⼦選⼿もエリートレース⾃体が初経験の中、ほんとうによく練習して⼤会に臨んでくれ て、その成果は遺憾なく発揮されたと思います。 たいへんお疲れ様でした! その後、全員集合して閉会式。 JTU会⻑のあいさつの後、釜⽯市⻑さんの挨拶があり、 正式種⽬化と震災復興のWの苦労話を語られ、⼀同静ま り返って聞き⼊りました。(表彰式も同時に開催) 【終わりに】 選⼿にとっては他府県に⽐べて⾒劣りする監督で 申し訳 なかったですが、年の功と⼈⽣経験を⽣かして⾃分の出来 る範囲で情報収集し、精⼀杯伝えたつもりでした。が、終わってみて振り返ると もっと選⼿のために何かできたは ずではないか、といまだ猛省です。これから次の⼤会までに何か出来ないか、を模索し 実践していきたいと思いま す。 次回はもっと相応しい⽅に監督を担当いただくとしても この貴重な経験は今後ぜひ地元に還元させて次回福井 国体(2018 年)はもっと上位を⽬指せるように持っていければ と思っています。 今回、ご同⾏の皆さまからは愚痴も不満も全くなく、監督として快く楽しく過ごさせていただいたこと、また予備登録 の池上選⼿、佃選⼿には始終ほんとうによく助けていただき、感謝の念でいっぱいです。 加えて応援したいただいた地元和歌⼭の皆さまや、ご理解ご⽀援いただいたWTU事務局・理事役員、指導者 委員の皆さまにも改めて御礼申し上げます。 また、末尾になりましたが 近畿合宿にて⼼⾝ともに選 ⼿を鍛えていただいた近畿B強化スタッフのみなさまに も⼼から御礼申し上げます。 この合宿で近畿Bの選 ⼿や監督の皆さまと繋がりができたことは選⼿にとっても ⼼強かったと思います。ありがとうございました。 あらためて トライアスロンは素晴らしい!!! 以上
© Copyright 2024 Paperzz