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Global Forum 2015 で講演しました

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Global Forum 2015 で講演しました(2015/8/24-27)
テーマ:人々の健康のための研究と開発:災害医療
会 場:フィリピン国際会議場(マニラ)
2015 年 8 月 24日(月)~27 日(木)に Forum 2015(健康のための研究と開発に関する世界
会議)が、フィリピン マニラで開催されました。前回大会は 2012 年に南アフリカで開催され、
今回はじめてフィリピンで開催されるものです。COHRED(開発のための健康研究評議会)
、フ
ィリピン科学技術庁、フィリピン保健省、フィリピン開発評議会が共催し、70 か国以上から
4000 名を超える参加者が、人々の健康を守るための新しい技術・知識の開発に関して熱心に討
論を行いました。
災害医療は今回の Global Forum の柱のひとつで、江川新一教授(災害医学研究部門 災害医
療国際協力学分野)は組織委員会の科学技術アドバイザーとしてプログラムの企画に関わり、ま
た、仙台防災枠組みにどのようにして健康が取り入れられたかについてのシンポジウムで招待講
演を行いました。今回の Forum は、医療関係者だけではなく、食品安全、衛生、教育、行政、企
業の関係者が幅広く集まり、分野間の知識共有、協調を促進することが大きな目的です。
災害医療のシンポジウムは広い会場に入りきれず、隣で中継をするほど盛況でした。通常の医
学系の学会では、災害医療の会場が満杯になることはほとんどないことを考えると、組織委員会
が災害医療に力を入れたことと、フィリピンという災害が多い国で科学技術庁と保健省が協力し
あって参加者を集めたこと、保健・医療と、気象、情報、社会科学などの専門家がそれぞれの知
識を共有できる場が形成されたことが大きく貢献していると思われます。
シンポジウムの内容は以下のとおりです。
1. 過去の巨大災害から得られた教訓
a. エボラウイルス感染症への対応:ASEASN 人道支援代表・国境なき医師団
b. 東日本大震災における災害看護:高知大学
c. 台風ハイエンにおける自治体の役割:
d. 鳥インフルエンザ:香港大学
e. フィリピンにおける自治体の防災リスク管理:アルバイ州知事
2. 防災における保健・医療の地位向上と研究開発ニーズ
a. 防災における科学技術の役割向上:UN-ISDR STAG
b. 防災枠組みにおける健康の地位向上:東北大学 災害研
c. フィリピン保健省の取り組み:フィリピン保健省
d. 国際医療支援の標準化に向けた研究開発:世界災害医学会
3. 効果的な意思決定
a. WHO の立場から:WHO フィリピン
b. 国際医療支援チーム:世界災害医学会
c. イギリスの災害医療:イギリス科学技術共同開発機構
d. 眼科医の立場から:アジア眼科学研究所
4. 災害リスク管理のための技術開発
a. すでにある防災情報の活用:フィリピンプロジェクト・ノア
b. 災害医療のコンセプト:米国 CDC、災害ドクター
c. 災害と ICT による住民の意思反映:ライチェスター大学、イギリス
d. ドローンによる地域防災情報形成:スカイアイ、フィリピン
e. 自分で作る防災地図:人道支援オープンストリートマップ
ようやく保健医療のなかでも防災への注目度が高まる中、当研究所のような多数の分野が融合的
に災害科学研究を行っている施設の重要性はますます高まりそうです。
文責:江川新一(災害医学研究部門)
(次頁へつづく)
仙台防災枠組みと健康について
会場を埋め尽くす聴衆と
講演する江川新一教授
熱心に質問する参加者
Forum 2015 の 6 つのメインテーマ
自分で作る防災地図
a.
社会的説明責任
オープンストリートマップがインドネシアで
b.
研究資金の増加
形成されていく様子など保健・医療以外の
c.
国家的な対応能力強化
d.
食品と栄養の安全と安心
e.
巨大都市における健康
f.
災害リスク減少
分野の専門家が参加
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