カーテンウォールの構造方法について(技術的助言)

平成 20 年 7 月 22 日
(社)カーテンウォール・防火開口部協会
「カーテンウォールの構造方法について(技術的助言)」について
平成 20 年5月9日に国土交通省住宅局建築指導課長から関係部署に通知された「カー
テンウォールの構造方法について(技術的助言)」
(平成 20 年国住指第 619 号)について、
国土交通省住宅局建築指導課との協議のうえ、当該技術的助言の補足資料として、下記の
とおり、構造説明図等をまとめましたので、ご活用願います。
記
「カーテンウォールの構造方法について(技術的助言)
」に係る構造説明図等
別添資料-1 : メタルカーテンウォールのスパンドレル部構造説明図<方立方式>
別添資料-2 : メタルカーテンウォールの開口部(延焼のおそれのある部分)
構造説明図<方立方式>
別添資料-3 : メタルカーテンウォールの方立及び無目の構造詳細図<方立方式>
別添資料-4 : メタルカーテンウォールのスパンドレル部構造説明図<ユニット方式>
別添資料-5 : メタルカーテンウォールの開口部(延焼のおそれのある部分)
構造説明図<ユニット方式>
別添資料-6 : メタルカーテンウォールの縦枠及び無目の構造詳細図<ユニット方式>
別添資料-7 : メタルカーテンウォールの防火設備の基本形式及び代表断面図
以上
<お問い合わせ先>
(社)カーテンウォール・防火開口部協会
担当:山路 敏
・電話番号 ( 03-3500-3891・3634 )
※平成28年7月25日より事務所移転の為電話番号変更(下記)
電話番号: 03-6459-0730
担当者: 近岡 貢 資料1
方立裏面遮熱処理
スパンドレル部
メタルカーテンウォールのスパンドレル部構造説明図<方立方式>
層間ふさぎ
開口部
900以上
スパンドレル部
50以上
スパンドレル
900以上
防火被覆処理
開口部
方立支持金物
スパンドレル材
支持部材 ※
外観姿図
開口部
矩計図
スパンドレル材
支持金物
スパンドレル部 縦断面詳細図
※ :スパンドレル材支持部
材については、火災時におい
て容易に破損、脱落等を生じ
ることがないような構造方法
とし、適切に配置・取付けを
施す事
方立
1/8
支持部材
※
スパンドレル部 横断面詳細図
資料2
防火設備認定品
FIX
開き
FIX
開口部
矩計図
外観姿図
スパンドレル
開口部
開口部
防火設備認定品
開口部
スパンドレル
メタルカーテンウォールの開口部(延焼のおそれのある部分)構造説明図<方立方式>
防火設備認定品
開口部 縦断面詳細図
方立
開口部
開口部 横断面詳細図
2/8
メタルカーテンウォールの方立及び無目の構造詳細図<方立方式>
スパンドレル部
方立仕様例1
資料3
開口部(延焼のおそれのある部分)
方立部参考図例
無目部参考図例
方立仕様例2
繊維混入けい酸カルシウム板
吹付けロックウール
組込み例1
①
①
防火設備
②
②
③
③
鋼材等
防火設備
④
④
鋼材等
組込み例2
方立の仕様については、遮炎性能及び遮熱性能の両方を満たす仕様とすること。
(国住指第619号 第一の1参照)
遮炎対策(1時間仕様)
部材構造は以下のいずれかの仕様を満たすもの
とする。
・1mm以上の鋼材、2mm以上のアルミニウム材
を4層以上重ねたものとする
・2mm以上のアルミニウム材を4層以上重ねた
もので合計10mm以上とする
※上図の代表断面の場合
矢印の部分 : 4層以上(①~④)
遮熱対策(1時間仕様)
方立部裏面については以下のいずれかの仕様を
満たすものとする
・吹付けロックウール 30mm以上
・繊維混入けい酸カルシウム板 35mm以上
防火設備
遮炎対策(30分仕様)
部材構造は以下のいずれかの仕様を満たすもの
とする。
・1mm以上の鋼材、2mm以上のアルミニウム材
を2層以上重ねたものとする
・2mm以上のアルミニウム材を2層以上重ねた
もので合計5mm以上とする
※上図の代表断面の場合
矢印の部分 : 2層以上(①~②)
防火設備とスパンドレル部は、鋼材
等(通し)にて連結する。
遮熱対策(30分仕様)
方立部裏面については以下のいずれかの仕様を
満たすものとする
・吹付けロックウール 20mm以上
・繊維混入けい酸カルシウム板 20mm以上
3/8
開口部には、国土交通大臣が定めた構造方法のもの又は認定を受けた防火設備
を組み込む(国住指第619号 第一の2参照)
資料4
メタルカーテンウォールのスパンドレル部構造説明図<ユニット方式>
縦枠裏面遮熱処理
900以上
50以上
スパンドレル
900以上
防火被覆処理
開口部
開口部
縦枠支持金物
層間ふさぎ
スパンドレル材
※
支持部材 開口部
外観姿図
矩計図
スパンドレル材
※
支持部材 支持金物
※ :スパンドレル材支持部
材については、火災時におい
て容易に破損、脱落等を生じ
ることがないような構造方法
とし、適切に配置・取付けを
施す事
縦枠
スパンドレル部 縦断面詳細図
スパンドレル部 横断面詳細図
4/8
資料5
防火設備認定品
FIX
開き
FIX
開口部
矩計図
外観姿図
スパンドレル
開口部
開口部
防火設備認定品
開口部
スパンドレル
メタルカーテンウォールの開口部(延焼のおそれのある部分)構造説明図<ユニット方式>
防火設備認定品
縦枠
開口部
開口部 縦断面詳細図
開口部 横断面詳細図
5/8
メタルカーテンウォールの縦枠及び無目の構造詳細図<ユニット方式>
スパンドレル部
縦枠仕様例1
資料6
開口部(延焼のおそれのある部分)
縦枠部参考図例
無目部参考図例
縦枠仕様例2
繊維混入けい酸カルシウム板
吹付けロックウール
組込み例1
①
①
防火設備
鋼材等
②
②
③
③
④
④
防火設備
組込み例2
縦枠の仕様については、遮炎性能及び遮熱性能の両方を満たす仕様とすること。
(国住指第619号 第一の1参照)
遮炎対策(1時間仕様)
部材構造は以下のいずれかの仕様を満たすもの
とする。
・1mm以上の鋼材、2mm以上のアルミニウム材
を4層以上重ねたものとする
・2mm以上のアルミニウム材を4層以上重ねた
もので合計10mm以上とする
※上図の代表断面の場合
矢印の部分 : 4層以上(①~④)
遮熱対策(1時間仕様)
縦枠部裏面については以下のいずれかの仕様を
満たすものとする
・吹付けロックウール 30mm以上
・繊維混入けい酸カルシウム板 35mm以上
鋼材等
防火設備
遮炎対策(30分仕様)
部材構造は以下のいずれかの仕様を満たすもの
とする。
・1mm以上の鋼材、2mm以上のアルミニウム材
を2層以上重ねたものとする
・2mm以上のアルミニウム材を2層以上重ねた
もので合計5mm以上とする
※上図の代表断面の場合
矢印の部分 : 2層以上(①~②)
遮熱対策(30分仕様)
防火設備とスパンドレル部は、鋼材
等(通し)にて連結する。
縦枠部裏面については以下のいずれかの仕様を
満たすものとする
・吹付けロックウール 20mm以上
・繊維混入けい酸カルシウム板 20mm以上
6/8
開口部には、国土交通大臣が定めた構造方法のもの又は認定を受けた防火設備
を組み込む(国住指第619号 第一の2参照)
メタルカーテンウォールの防火設備の基本形式及び代表断面図
資料7
・カーテンウォールの延焼のおそれのある開口部は国土交通大臣が認定した防火設備を組み込む。
下表にアルミニウム合金製防火設備の代表例を示す。
はめ殺し窓(EB-9101)
引き窓(EB-9102)
回転窓(EB-9106)
基本形式
基本形式
基本形式
引き窓
回転窓
70
70
70
70
70
7/8
70
はめ殺し窓
メタルカーテンウォールの防火設備の基本形式及び代表断面図
・カーテンウォールの延焼のおそれのある開口部は国土交通大臣が認定した防火設備を組み込む。
下表にアルミニウム合金製防火設備の代表例を示す。
開き窓(EB-9107)
プロジェクト窓(EB-9105)
基本形式
基本形式(外倒し窓・突出し窓の代表例)
プロジェクト窓
外
倒
し
窓
開き窓
はめ殺し窓
70
はめ殺し窓
70
70
8/8
70
70
70
70
70
プロジェクト窓
突
出
し
窓