EM 2040C マルチビーム音響測深装置 鍵になる事実 概 要 EM2040コンパクトはEM2040 の技術を基にした、浅海用マル チビーム音響測深装置でどの ような高解像度の測量や調査 目的にも理想的な機器です。 使用する受信機および送信機 はEM3002と同じ寸法である共 通のソナーヘッドに一体化され て い ま す 。 シ ス テ ム は 、 IHOS44特別基準および、より厳し いLINZの基準を完全に満足す るだけでなく、大きく上回ってい ます。 構 成 システムの特長: ・ 高解像度 ・ 広い周波数範囲 ・ 短パルス長、広いバンド幅 ・ FMチャープ ・ ロールおよびピッチの完全 な安定化 ・ 送信、受信双方でのニア フィールドフォーカシング ・ 水柱エコー ・ 海底イメージ ・ 耐圧50m ・ 装備の簡易さ ・ デュアルヘッド(オプション) ・ デュアルスワス(オプション) 使用周波数範囲は、200kHz か ら 400kHz で 、 10kHz 刻 み で 周波数の選択ができます。これ により、目的に合わせて最適の 使用周波数を選ぶことができま す。利用できる非常に広いバン ド幅を得るために、システムは 60kHz以上の出力抽出率をも っています。システムは、非常 に短いパルス長を使用して効 果的に運用され、レンジ分解能 は12.5mmを実現しました。 CW波およびFMチャープパ ルス双方を利用することにより、 システムは高解像度の、より長 距離の測定能力を達成してい ます。デュアルヘッドを使用す ることにより、最大深度は 200kHz で 490m 、 ス ワ ス 幅 は 625mにまで達します。 200kHzか ら 300kHz でのスワ ス幅は、1つのソナーヘッドで は130度、水深の4.3倍になりま す。両側に35度から40度傾斜 して装備した2つのソナーヘッ ドを使用すると、200度をカバー することができます。これにより 水面や平坦な海底では水深の 10倍までの測量を可能にして います。400kHzでは高分解能 機能を利用できます。70度カバ ーに狭めても400測点を維持で きますので、30m以浅の水深で 10cm以上の高分解能な間隔で 測深できます。 オプションとしてEM2040Cは 高速でも航跡に沿って十分な 測深密度のあるデュアルスワス 測深能力を付加して納入する ことができます。 基本仕様のEM2040Cは、3つ の装置:ソナーヘッド、処理装 置およびワークステーションで 構成されています。完全を期す ためには、動揺センサーおよび 測位システムからのデータ入力 のほか、トランスデューサと海底 との間の水柱の音速プロフィー ルが必要です。トランスデュー サ深度での音速は、オプション 入力です。オプションとして、装 備が容易になるように、ソナー ヘッドを動揺センサーおよび音 速センサーとともに、工場でフ レームに装着して提供すること もできます。全ての電子機器は ソナーヘッドに含まれており、こ れからGBitイーサネットを通じ て処理装置と連接しています。 また、処理装置は同じケーブル を通じて48V電源も供給してい ます。オペレータによる制御、 データ品質検査、データ保存 は、SISソフトウェアまたは第三 者によるソフトウェアで動作する 水路測量ワークステーションで 操作します。 EM 2040C 技術仕様 仕 様 周波数範囲 : 200kHz~400kHz(10kHz刻み) ビーム幅 : 1度×1度(400kHz) 最大ピングレート : 50Hz スワスカバーセクター : 130度(シングルヘッド)/200度(デュアルヘッド) 測深パターン : 等角度、等距離および高密度 測深点数 : 400(シングルヘッド、シングルスワス) 800(シングルヘッド、デュアルスワス) 1600(デュアルヘッド、デュアルスワス) ロール安定 : ±15度 ピッチ安定 : ±10度 低温の外洋、底質岩(BS=-10dB)におけるEM 2040Cのカバレッジ例 最大深度 最大カバレッジ シングルヘッド デュアルヘッド 200kHz 490m 525m 625m 300kHz 450m 525m 625m 400kHz 265m 250m 350m 寸法(コネクターおよび装備用器具等は除く。) ソナーヘッド 332×119mm(直径×高さ) 21kg(水中12.6kg) 処理装置(4U 19インチラック)* 447×178×345mm(W×H×D) 15kg 水路測量ワークステーション(4U 19インチラック) またはHWS 14P(ラップトップ型) 427×178×480mm(W×H×D) 20kg 19インチモニター(ラップトップの場合は不要) 483×444×68mm(W×H×D) 12kg *スワス当り1台の処理装置が必要です。 コングスベルグ・マリタイムは、その製品の継続的開発を行っており、今後予告なく仕様を変更する場合がございます。 日本海洋株式会社 計測機器事業部 〒114-0005 東京都北区栄町9-2 TEL 03-3913-2337 / FAX 03-5902-3475 日本海洋株式会社 20120717NKCM
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