ピンクリボンプロジェクト 食育プロジェクト 日本では乳がん罹患率は年々上昇し,現在 15 人に 1 人は乳がんになるとも言われていま す。乳がんは早期に発見すれば治癒率が高く,2 ㎝以下の腫瘍の場合 90%以上が治ると言わ れています。しかし,欧米と比べると乳がんへの関心も検診率も低く,年々死亡者数は増 えています。そこで,私達は乳がんの早期発見の重要性・マンモグラフィ検査による検診 の有用性など,乳がんを身近なものとして理解していただけるようにと,早期発見・早期 診断・早期治療に繋げる運動として平成 18 年にピンクリボンプロジェクトをスタートさせ ました。 ピンクリボンプロジェクトの活動を通して,乳がんに対する意識が年々高くなっていま すが,傾向として一度乳癌検診を受けると安心し,定期的な乳癌検診を受ける患者さんが 全体的に少ないように感じます。年齢からみた女性の罹患率は 30 歳代から増加し始め,40 歳代後半から 50 歳代がピークになっています。早期発見による治癒率が高い病気にもかか わらず,羞恥心や恐怖感があり受診をためらう患者さんも多くおられます。そこで,私た ちは,少しでも多くの方に興味を持っていただき,早期受診ができるようにプロジェクト として啓発活動を継続していきたいと思います。 【活動内容】 ①院内にポスターとオリジナルのピンクリボンを飾りました。 ②1 ヵ月間全職員が左腕にピンクリボンをつけて,ピンクリボン 月間をアピールしました。 ③今年は新たな試みとして乳がん検診啓発標語を募集しました。 病院,附属診療所に応募箱を設置し,94 の標語の中から理事長 賞・橋詰賞・金・銀・銅賞を設けて表彰を行いました。応募した 職員からは,検診を思い浮かべて幾つもの標語を考え楽しかった と多くの意見や反響がありました。
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