3 イ チジクヒトリモ ドキの被害と生態 上旬 か ら 8 月 上 旬、第 三 世代 が 8 月 上 旬 は じめ に ∼ 9月 中 イテ ジク ヒ トリモ ドキは1 9 6 2 年に静 岡県 、1 9 8 0 旬 、第四世代が 9 月 中旬 以降 に発生 して くる もの 年代 には九州各県 で採集 され るな ど初発 生で はな い。熱帯性 の害虫 で あ る ことか ら、 これ まで の発 と推測 され る。 イチ ジクの生 育 か ら第 二 、 第二 世 ` 代 の被害 を防 く必要が あ る。 食害 による被害 は大 生 は偶然飛来 した偶発 的な発 生 とされて い た。 し き く、多発 す る と葉 を食 い尽 くす ため果実肥大 に か し、愛媛県 で は1 9 9 9 年秋 に成虫 を発見 した翌年 影響す る。 葉 が な くな る と果実 にまで食害が及 ぶ。 の2 0 0 0 年春 に成虫 と幼 虫が引 き続 いて発 生 した こ ( 3 ) 防 除対策 とか ら越冬 が確認 された。本県 で も2 0 0 5 年の初確 幼 虫 は若 い葉 を好 み菜裏か ら表皮 を残 して食 害 認 以 降 も発生 して い る こ とか ら定着 した もの と考 す る。 このため、 ハ スモ ンヨ トウに よるダイズの え られ る。 自変葉 の よ うにな り、発 生 を見 つ けやす いので、 幼虫発 生時期 ( 7 月 上 旬 ごろ) に な る と園 を頻繁 ( 1 ) 形 態、習性 に見 て回 り、群 生状態 の葉 を取 り除 くの が最 も確 成 虫 は 開張 5 0 ∼7 0 m m の 比較 的大型 の 蛾 で 、 前翅 は淡褐色 で基部付 近 は橙色 に染 ま り黄 白色 の 実 で あ る。 斑紋 を もつ 、特徴 の あ る蛾であ る。卵 は淡責 色 で 登録剤 はな い ため、本種 を対 象 とした薬剤散布 径約 0 8 m m の まん じゅ う型 を してお り葉 裏 に3 0 はで きない。 しか し、薬剤感受性 は高 く、 イチ ジ ∼6 0 個の卵塊 として産 み付 け られ る。 若 ∼ 中齢幼 クに登録 の あ る大 半 の殺 虫剤 で効果 が高 い。 この 虫 は背面 が全体 に白っぼ く、頭部 は黒色、体側面 ため、 アザ ミウマ類 、 クワカ ミキ リな ど既 存害虫 は橙 色 で あ る。 終 齢幼 虫 は体 長 約 4 0 m m で 体 全 の 防除時期 で あ る 6 月 下旬 ∼ 7 月 上 旬 の 防除 を実 体 に刺毛 を もち頭部 はつ や の あ る黒色、背面 の 白 施す ることで被 害 につ なが る発 生 は防 ぐこ とがで 色部や体側 の種 色部分 は黒化 し、 このため種 黄色 きる。 の刺毛基部 が よ く目立 つ 。背面や体側 の 一 部 には 長田 靖 之 ( 農業技 セ ・病害虫防除部) ( 問い合 わせ先 電 話 i 0 7 9 0 4‐7 - 1 2 2 2 ) 白い帯状 の斑紋が残 る。 若 ∼ 中齢幼 虫 の 間 は集合性が強 く、 主 として葉 裏 に群生 して食害す る。老 熟す る と樹 を降 りて株 も と付近 の上 に潜 り上繭 を作 って蛹化す る。 ( 2 ) 発 生 回数、被害 愛媛県 での飼育試験等 か ら年 4 回 の発 生が推測 され、本県 で もほぼ 同 じ発生 回数があ る もの と思 われ る。越冬世代 成虫 の 出現時期 を 5 月 とす る と 第一 世代 が 5 月 下旬 ∼ 7 月 上旬 、第二 世代 が 7 月 図 終 齢幼虫 (香川県病 害虫防除所提供) - 4 -
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