教員名誉博士ジュリアーノ・ヴァンジ Giuliano Vangi 経歴 1931 3 月 13 日フィレンツェ近郊のバルベリーノ・ディ・ムジェロに生まれる。 1950 フィレンツェ国立美術学校で学ぶ。のちにペーザロとカントゥーの美術学校で教える。 1959 ∼ 62 ブラジルに渡りこの地で制作を続ける。サン・パウロ現代美術館で個展を開催。 1967 ストロッツィ宮（フイレェンツェ）で開いた個展で戦後世代のリーダーの一人としてイタリア彫刻界に衝撃的なデビューをし、わずか数年の間に全欧州に名を広げた。 1969 イル・ミリオーネ画廊（ミラノ）で個展。第 10 回サン・パウロ・ビエンナーレ招待。 1977 ミラノ市主催ペルマネンテで 8 ヶ月間の彫刻展、トリノ現代美術館で個展。 1978 フィレンツェのルチェライ宮ほかイタリア各地、パリ等で個展。 1979 ∼ 87 ミュンヘン、ニューヨークで個展。イタリア各地でも精力的に個展を開く。ハンブルグ、シュトゥットガルト等でも個展。 1988 11 月日本で初めての個展を東京ギャラリーユニバースで開催。 1991 ナポリのサンテルモ城にて大個展を開催。（ナポリ市主催） 1995 フィレンツェのベルヴェデーレの丘での野外大個展を成功させる。（フィレンツェ市主催）第 46 回ヴェネツィア・ビエンナーレでド・フォルニ賞受賞。フィレンツェドナテッロ賞受賞 1996 ローマミケランジェロ賞受賞。シエナのポスティエルラ広場に雌狼像設置（白大理石６ｍ）。フィレンツェ市街に聖洗礼者ヨハネ像設置。（ブロンズ２ｍ） 1997 パドヴァ大聖堂ミケランジェロ設計の内陣のための彫刻群を完成。 1998 ローマの国立イタリア銀行のための彫刻設置。（御影石５ｍ30ｃｍ） 1999 第 13 回ローマ・クワドリエンナーレ出品。パヴィア、「世代間の対話―イタリア彫刻の半世紀」展出品。サン・ルカ国立アカデミア会員に指名。 2000 ジュビレオ（大聖年）を記念してヴァチカン美術館ロビーに大理石３ｍの彫刻設置。 12 月∼ 2001/3 月フィレンツェのウフィツィ美術館で「発想から作品まで」展。（パドヴァ大聖堂のキリスト像制作過程を展示） 2001 女子美術大学芸術学部立体アート学科の客員教授に就任。箱根彫刻の森美術館で「ヴァンジ彫刻展―人間像の復権」ロシアのエルミタージュ美術館でヴァンジ回顧展。ピサの大聖堂内陣のための祭壇彫刻完成。 2002 4 月静岡県長泉町クレマチスの丘（スルガ平）にヴァンジ彫刻庭園美術館」オープン。9 月高松宮殿下記念世界文化賞受賞。 2003 リベーロ・アンドレオッティ賞受賞 2004 レンゾ・ピアノ設計、建築中のパードレ・ピオ教会の説教壇制作。マリオ・ボッタ設計、ジョバンニ１３世教会のための浮彫り制作。 2005 ラジオーネ宮（パドヴァ）にて個展。トスカーナ州議会よりゴンファローネ・ダルジェント賞受賞。レ・ゼム賞受賞 2007 3 ∼ 4 月イタリア文化会館（東京）にて「人間の奥行き」ヴァンジ作品展 2000−2006 9 ∼ 11 月ヴァンジ彫刻庭園美術館にて「人間の奥行き」ヴァンジ作品展 2000−2006 現在ペーザロとピエトラサンタに在住。制作の本拠にしている。