Vol.45

vol.
今思うこと
格差を考えて ―
―
20
大型ショッピングセンターやフランチャ
イ ズ 店 と 競 合 す る 商 店 街 組 合、 地 域 に 根 ざ
し た 社 会 奉 仕 活 動 の ロ ー タ リ ー ク ラ ブ、 印
刷 同 業 者 の 集 ま り で あ る 2 組 合 な ど、 そ れ
ぞれの組織は牽引するリーダーのボランテ
ィ ア で 運 営 さ れ て い ま す。 団 体 リ ー ダ ー 達
は、それぞれの事業計画立案、実行、研修、
親睦と会員さんのメリットを探し事業を行
っています。
退会の要因は、長期に亘る景気の閉塞感、
と ど め は、 原 油 高 騰 に よ る コ ス ト ア ッ プ、
今 年 も 年 が 明 け ま し た。 本 年 も お 引 き 立
転 嫁 し に く い 価 格 競 争、 後 継 者 問 題、 経 費
ての程よろしくお願いいたします。
削 減 等、 企 業 間 格 差 と さ ら に、 心 の 格 差 ま
で生じていることが感じられます。
昨 年 は、 還 暦 の 満 歳 に な り た く さ ん の
方 に 祝 っ て い た だ き ま し た。 私 の 同 年 者 達
一方拡大している同友会は、異業種交流の
も 定 年 退 職 に な る と、 第 一 戦 か ら 退 き、 後 場で会員の経験と知識、意見の交換を通して
輩指導に熱意を注ぐ友人もいる今日この頃
企業の自主的近代化と強靭な経営体質を作ろ
です。
うする中小企業人で組織されています。
は っ き り 言 い ま す と、 景 気 が 悪 け れ ば 悪
一 方、 中 小 企 業 経 営 者 で あ る 私 の 友 人 も
多 く い ま す。 中 小 企 業 経 営 者 の 集 ま り で あ いほど、また企業間格差があれば在るほど、
る愛知中小企業家同友会に入って約 年経
中小企業経営者が対等で集まり発表と討議
ち ま し た。 先 日 も 知 多 支 部 の 忘 年 会 に 久 々
を 通 し て 自 己 成 長 し、 格 差 を 是 正 で き そ う
参 加 さ せ て 戴 い た 時 で す が、 知 多 支 部 の 会
なアイデアを共有できる本音の会である事
員 数 が 3 年 前 の 1・5 倍 に 拡 大 し て い ま し
で す。 こ れ を ヒ ン ト に、 年 末 か ら 新 年 に 掛
た。愛知県内での会員数は、2、800社の
けて自分が支部長をしている日本グラフィ
会 員 数 で す が、 着 実 に 増 え て い ま す。 私 自
ックサービス工業会愛知県支部を同業では
身、 地 元 商 店 街 振 興
あ る が、 も っ と 魅 力 の あ る 組 合 に し た い と
組 合、 ロ ー タ リ ー ク
思 い ま し た。 こ の こ と は、 自 分 自 身 に も 当
ラ ブ、 日 本 グ ラ フ ィ
てはめると気持ちの持ち方にあるようです。
ックサービス工業会
当 社 は、 昨 年 の 月 に プ ラ イ バ シ ー マ ー
愛 知 県 支 部、 愛 知 印
ク 審 査 機 関 で 審 査 を 受 け、 今 春 P マ ー ク 取
刷工業組合知多支部
得 が 実 現 す る 予 定 で あ り ま す。 も う 一 つ、
等に所属しています
う れ し い ニ ュ ー ス で す、 4 頁 の 丸 山 正 克 さ
が、 毎 年 会 員 の 退 会
ん の ペ ル ー レ ポ ー ト が、 ア マ ゾ ン ド ッ ト コ
が続き組織存続が危
ム で 販 売 で き る よ う に な り ま し た。 ご 覧 下
う く な る 現 状 の 中、
さ い。 今 後 共 お 客 様 か ら 安 心 と 信 頼 さ れ る
なぜ愛知中小企業家
企業へと努力する所存です。
同 友 会 の み、 会 員 が
増加しているのか考
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えてみました。
http://www.1tsubu.com Email:[email protected]
Date:2008.1.20
60
営業部
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11
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2008.1
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ŇłřġĩıĶķĺĪijijĮĴĸĵĵġ
代表
︵半田市︶
大橋
和行
米兵シンクタンク
コメ兵人生学院
6
№
男の人生は四つに区切ることが出来る。第一
人生を 歳頃までの学生期。集団生活を通して
人間の基本を学ぶ時期です。第二人生を 歳ま
での家住期。結婚、子育て、職業、幸福な家庭
を築く時期。第三人生を 歳までの返礼期。い
ままでの人生に感謝し、会社・地域・家族に奉
仕する時期。第四人生は遊行期といって老後を、
何者にも束縛されず、楽しく遊ぶ為の心の勉強
をする時期。その一例をお話します。
という経典に、
こんな話が出ている。
﹃涅槃経﹄
ある家に美女が訪ねてきた。豪華なドレスを
着た、品のある女性である。
主人に問われて、﹁わ
たしは吉祥天よ。福徳を授けてあげるわ﹂と彼
女は言う。主人は喜んで彼女を請じ入れた。と
こ ろ が、 ふ と 見 る と、 も う 一 人 の 女 性 が 門 口
に立っている。こちらの女性は、醜女で、見る
からに貧乏たらしい。からだ全体が垢に汚れて
いて、着ている衣服もボロボロである。﹁お前
は 何 も の だ?﹂﹁ わ た し は、 黒 闇 天 よ ﹂ と 彼 女
は名乗る。彼女の行くところ、必ず災厄がつい
てまわるという。すなわち、彼女は貧乏神なわ
けだ。﹁とっとと消え失せろ!さもないと殺す
ぞ!﹂主人は、この黒闇天を追い払おうとする。
﹁ あ な た は バ カ ね え。 さ っ き の 吉 祥 天 は わ た し
の姉よ。わたしたち二人は、いつもいっしょに
行動しているのよ﹂黒闇天はそう言い残して立
ち 去 っ た。 そ し て、 福 徳 の 神 で あ る 吉 祥 天 も、
姉 と い っ し ょ に そ の 家 を 辞 去 し た の で あ っ た。
人生はいつも対になっている話です。
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A社は、毎月 件くらいの新規見込先にダイ
レクトメール︵DM︶を送付して、新規開拓の
営業をしています。
ある日その社長さんから
﹁こ
の封筒みたいにうちもしてはどうだろう?封筒
の開封率が今以上に高まるだろうから⋮﹂と相
談を受けました。見てみると、それは有名なク
レジットカード会社の勧誘DMで、封筒の宛名
面の表書きに﹃商品券プレゼント﹄と書いてあ
りました。封筒を開けて中をみてみると﹃入会
したら、○○円の商品券プレゼント﹄と説明が
ありました。
当然ですが、﹃ダメです。こんな詐欺まがい
の方法はやめましょう。仮に開封率が上がって
もDMの反応は下がるでしょう。しかも当社の
DMの開封率は低くありませんし﹄と返答しま
した。
DMはその効果を高めるために、まず開封率
を上げる、ということが必要です。見てもらわ
なければ意味がありませんから。では、どうし
たら開封率があがるでしょうか?それは、﹃D
Mの封筒には何も書かないこと﹄です。
︵失礼
になるので送付元の社名くらいは必要ですが︶
開封する前から、どんな内容のDMか、察しが
つくようでは開封しなくても判断できるので開
封率は下がります。そして、A社では100円
ショップで購入したボールペン︵1本 円くら
い︶を同封しています。手触り感が違います。
何が入っているんだろう⋮ちょっと期待されま
す。A社のDMの開封率は電話フォローしたと
ころ、推定で %以上となっています。
紹 介 し た ク レ ジ ッ ト 会 社、 D M を 送 る と い
う 見 込 み 先 と の 一 番 最 初 の 接 点 か ら、 誠 実 さ
の伝わらない営業していて、成果があるのかな
︰︰?
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◆システムは使い手で決まる
何 百 億 円 か け た シ ス テ ム で も、 使 い 手
が バ カ な ら ど う し よ う も な い。 使 い 手 に
よ っ て 非 常 に 有 効 な 道 具 に も な る し、 全
く役に立たないただの機械もなる⋮それ
が情報システムであり、コンピュータだ。
◆お役所体質
実際に社保事務所の職員と話してみて、
﹁国民から預かって国民に返すお金﹂とい
う 意 識 が 全 く な い の に は 驚 か さ れ る。 逆
に﹁ 年 金 を 支 給 し て や っ て い る ﹂ と い う
高飛車な態度には呆れて物も言えない。
社 保 庁 に 限 ら ず、 日 本 の 官 僚 お よ び 役
人は民間から見れば金銭感覚が麻痺して
い る と し か 思 え な い。 役 人 の 低 意 識 を 醸
成しているお役所体質こそが根本的な問
題だ。
◆自己責任と自己防衛
こんないい加減な国に生まれた我々
は、一体どうすればいいのか?
まず﹁国
に守ってもらおう﹂という甘い考えを捨
て、 国 の 年 金 を 当 て に し な い こ と だ。 こ
の ま ま い け ば、 七 十 歳 に な っ て も 年 金 は
貰えない。
自 ら の 責 任 で 老 後 の 生 活 設 計 を 行 い、
自ら資金を蓄える自己防衛システムを構
築するしかないと考える。
インターネット ソーホーズ
㽎 一
㽎
半田市青山一 九
㽎八六一
℡︵〇五六九︶二三 八
50
90
した半蔵は、私財をなげうって
尽力し、さらに諸国巡拝の旅で、
知多を訪れた讃岐の武士・武田
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安兵衛も加わり、夢の実現に近
づく。
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三人は力を合わせ、諸寺を周
り、札所勧誘に努めた結果、多
彼岸の時期を中心に、年中見
かけるお遍路さんの姿は知多の
くの人々の賛同も得、文政七年
風物詩となっている。
︵一八二四︶八十八ヶ所の制定
が完了したのである。
一番の曹源寺から始まり、番
外と結願寺を含めると九十九ヶ
弘法大師の夢告があってから、
所を巡る。
実に十六年もの歳月を要してい
た。
文 化 六 年︵ 一 八 〇 九 ︶ 三 月、
古見の妙楽寺の住職・亮山上人
難産の末生まれた知多四国で
の夢枕に弘法大師が立ち、知多
あったが、その後は地域の人々
に衆生結縁の門を開くよう告げ
の信仰を集め、全国に三十五ヶ
た。
所ほどある新四国の中でも、三
大四国と称されるまでになった。
これを受けた亮山師は、早速
本四国の霊場を巡拝し、知多霊
場開創に取り組んだ。
当時、知多には三百を超える
寺院があった。
しかし、大師を開祖とする真
言 宗 の 寺 は 三 十 ヶ 寺 し か な く、
他宗の寺に大師像を安置するこ
との理解は得られなかった。
それでも亮山師の熱意は冷め
ず、地道な活動が続けられた。
十年後、阿久比の岡戸半蔵と
出会う。亮山師の心意気に感銘
大井の海中にある上陸大師の像 丸 山 正 克
︵豊川市︶
Part.43
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FUJI XEROX製
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豊川在住の外国人に日本語を教えること
が 契 機 で ペ ル ー 人 と の 交 流 が 始 ま っ た。 食
事 に 招 待 さ れ た り、 一 緒 に 民 族 音 楽 を 楽 し
ん だ り す る う ち に、 彼 ら の 素 朴 な 人 柄 に 親
しみを感じるようになった。そんな時、愛、
地球博のフレンドシップ事業でペルーを訪
問 し た。 マ チ ュ ピ チ ュ や ナ ス カ の 地 上 絵 で
歴史的なロマンを満喫してくるはずであっ
た が、 高 山 病 に 罹 り 思 い を 果 た す こ と が で
き な か っ た。 夢 よ も う 1 度、 自 分 の 思 い も
さ る こ と な が ら、 百 余 年 前、 言 葉 の 通 じ な
いペルーに移住していった先人の苦労話や、
毎 年、 体 験 学 習 プ ロ グ ラ ム で マ レ ー シ ア に
▼本年八月に当社主催で﹁知多半島自費出版フェ
連れて行く中学生のホームステイでの苦労
スティバル﹂を中山千夏先生を講師に招いての
を 実 体 験 し よ う と い う 思 い が、 重 な っ て 再
企画が始まりました。自費出版の大手、新風舎
度 ペ ル ー 訪 問 と な っ た。 ま た、 今 回 の 体 験
が今月、自己破産で破綻し、自費出版に警戒心
の 中 か ら、 在 住 の 外 国 人 と 共 存 す る た め に
が芽生える中、まじめに業務を行う会社にとっ
ど う す れ ば よ い か、 見 聞 し た こ と を あ り の
て、迷惑な話になりました。
ま ま に 綴 る こ と で、 そ の ヒ ン ト を 得 ら れ な
菜 園 で は、 イ チ ゴ、 大 根、 ハ ク サ イ 等 寒 さ
いかというのが執筆の動機となった。
に強い野菜が春を待っています。
︿ T﹀
A5 110頁
ソフトカバー製本
小 栗 大 造
そう言われても判ったようで、さてと首を
かしげます。でも自分に問うてみましょう。
随 分 と 戦 記 な る も の を 読 み ま し た が、 そ
れ な り の 特 色、 表 現 い ろ い ろ、 と こ ろ が 母
子 を 中 心 に し た も の は 数 少 な い。 私 の 場 合
貧 し い 百 姓、 母 と 子 の ふ た り 暮 ら し、 そ れ
が 兵 と な り 出 征、 九 年 の 長 い 連 続 の 野 戦、
その間母に送った軍事郵便が全部貯めて
あ っ た。 こ れ を 元 手 に、 表 現 は 多 く 短 歌 に
絞 っ た。 な る べ く 冗 長 を 避 け る た め、 憲 兵
と い う そ れ も 野 戦 憲 兵 の 任 務 の 有 様、 知 ら
れていないことを残しておこうと、
﹁続 おっ
か さ ん ﹂ の 題 名 で、 N H K の 取 材、 全 国 放
映 で 本 の 注 文 が 多 く 在 庫 は な く な っ た。 一
粒 社 さ ん の お 世 話 で﹁ 南 吉 と 岩 滑 ﹂
﹁悲願花
物語﹂﹁おっかさん﹂﹁続 おっかさん﹂と出
版 し た。 や っ ぱ り 何 故 書 い た の か 自 分 に 問
うてみる。
A5 150頁
ソフトカバー製本