報道機関 提供資料 新美南吉記念館 問合わせ 0569-26-4888 担当 遠山光嗣 平 成 27 年 7 月 27 日 名 称 「南吉さんの日」式典 ~今年のテーマは、南吉さんが愛した花~ 日 時 7月30日(木)10時30分~11時10分 場 所 新美南吉記念館エントランスホール(半田市岩滑西町1-10-1) 主 催 半田市・半田市教育委員会 趣 (目 旨 的) 写真提供 今年、新美南吉は生きていたら102歳になります。 誕生日の7月30日から週末にかけての「新美南吉生誕祭」全体 についてはすでにご案内しているところですが、初日の「南吉さ んの日」式典についても詳細(別紙)をお知らせします。 今年は、華道家元池坊による誕生日記念いけばなの披露や詩「花」 の朗読など、南吉が愛した花をテーマに執り行います。 取材のうえ、ご紹介いただければ幸いです。 ご提供できます 「南吉さんの日」とは? メ モ 新美南吉の誕生日(7月30日)をもっと広く知ってもらい、南吉 に親しむ日としていくために、昨年の誕生日に合わせて名称を公募・ 発表したもの。全国から応募された2,718点の名称の中から、 南吉への親愛の気持ちが感じられるという理由で、市内小学生から 寄せられた「南吉さんの日」が選ばれました。 ※資料があれば添付してください。 半田市広報広聴課 <誕生日式典の流れ> ○主催者あいさつ ・市長があいさつ ○来賓あいさつ ・市議会議長、国会議員などがあいさつ ○誕生日記念いけばな披露 ・今年、華道家元池坊が「池坊花逍遥100選」に矢勝川堤の彼岸花を選定したことを記念 し、池坊尾張支部長の田村三紀子さんが記念のいけばなを披露してくださいます。 ・いけばなは前日にいけられ、式典開始時には既に飾られています。 ○特製ケーキの披露 ・岩滑の洋菓子店「シャンポール」特製 ・市長、田村三紀子さん、半田中学校合唱部代表の3人でローソクの火を吹き消す。 ○南吉の詩「花」朗読 ・のざきのりこさん(日本朗読協会) ○合唱「明日」「枇杷の花」(南吉の詩) ・半田中学校合唱部(20数人) ○献花 ・来賓や一般参列者が、色とりどりのガーベラの花200本をオアシス(フラワーアレンジ 用の吸水スポンジ)に一本ずつ挿す。 ○山桃ジュースで乾杯 ・新美南吉記念館の木から採った山桃の実のジュースを振る舞う。 ・半田市教育委員長の音頭で乾杯し、式典を締めくくる。 <池坊花逍遥100選について> ・華道家元池坊が、「華道の精神を映している」と「未来にのこしたい」の双方を満たす花風 景として都道府県別に抜粋し、日本文化を誇るにふさわしい100か所を認定したもの。 ・愛知県からは、小堤西池のカキツバタ(刈谷市)、小原ふれあい公園の四季桜(豊田市)と 並んで、矢勝川堤の彼岸花(半田市)が選ばれた。 ・彼岸花で選ばれたのは全国で矢勝川堤だけ。 <特製ケーキについて> ・ケーキは洋菓子店「シャンポール」が特別に作ったもの。 ・「シャンポール」は昭和 53 年に地元岩滑で創業。「岩滑サブレ」など南吉関連の商品をいく つも手掛けています。 ・ケーキには、木、花、キツネ、デンデンムシ、ウシなどがマジパンやクリームでデコレーシ ョンされ、南吉童話の世界を表現します。 ・「祝 南吉さんの日」のプレートや「102」のロウソクが立ちます。 ・式典では、シャンポールからケーキの説明がされた後、全員で「ハッピーバースデー」の歌 を歌い、市長、池坊の田村さん、半田中学校合唱部代表がローソクの火を吹き消します。 <山桃ジュースについて> ・新美南吉記念館の敷地内に生えている山桃から収穫した実で作ったもの。 ・由来 南吉の養家の裏には屋根を覆うような山桃の大木があり、南吉の文章にも登場する。南吉の 養家を所有管理している「かみや美術館」では、初代館長で養家の保存に尽力された故神谷 幸之(かみやゆきお)氏がお元気なころ、南吉の誕生日には裏の山桃の実で漬けた山桃酒を 振る舞うのが恒例になっていた。 おばあさんの家は村の一番北にあって、背戸には深い竹薮があり、前には広い庭と畑があり、 右隣は半町も距たってをり、左隣だけは軒を接していた。そのような寂しい所にあって、家 はがらんととして大きく、背戸には錠の錆びた倉が立ち、倉の横にはいつの頃からあったと も知れない古色蒼然たる山桃の木が、倉の屋根と母屋の屋根の上におおいかむさり、背戸口 を出たところには、中が真暗な車井戸があった。納戸、勝手、竈のあたり、納屋、物置、つ し裏など暗くて不気味なところが多かった。 無題「常夜灯の下で」より <式典以外の行事> ○11時15分~13時30分 「貝殻笛をつくろう」 ・展示ガイドボランティアの指導で、南吉が悲しいときに鳴らして心を慰めたハマグリの貝殻 笛を作る。 ○11時15分~11時45分 朗読会「南吉さんに花束を」 ・式典の朗読も担当する、のざきのりこさんによる朗読会 ・式典が南吉の愛した花をテーマに執り行われるので、それに合わせて花を題材にした南吉作 品「花を埋める」「木の祭」他に詩2編を朗読します。 <のざき のりこ プロフィール> 一般社団法人日本朗読協会認定講師。 生涯学習センターの朗読講座などで講師を務める傍ら、さまざまな音楽家や演出家と共に、 主に県内の Café、ライブハウス、イベント、舞台などで朗読活動をしている。 平成26年には『第2回 作家ゆかりの地で読む朗読発表会 in 愛知』で実行委員長を務め、 半田市で新美南吉の朗読会を行う。 ◯13時~16時 短編アニメーション「きつね憑き」(原作「狐」)上映会 ・新美南吉の「狐」を原作にした「きつね憑き」をはじめ4編(20分)をリピート上映。 ・制作はいずれも佐藤美代さん(東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻第6期生) ・ 「きつね憑き」は、ソウル国際マンガ・アニメーション映画祭学生部門でグランプリを受賞。 ○9時30分~17時 南吉クイズ ・館内の展示を見ながら解く南吉に関するクイズ。 ・全問正解者には、抽選でキツネのマスコット、キーホルダー、クッキーなどが当たる。 ・協賛:シャンポール、新美南吉顕彰会 ※生誕祭のイベントは8月1日(土)・2日(日)にも行われます。 以前ご提供した生誕祭のチラシをご覧ください。
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