第10次高砂市交通安全計画(案)に対する意見及び対応等一覧表

第10次高砂市交通安全計画(案)に対する意見及び対応等一覧表(パブリックコメント)
第 10 次高砂市交通安全計画(案)における項目
整理
意
見
意見への対応
番号
章
節
番号
(番号) 記号
項目名
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(1)
(イ)通学路等におけ
通学路の安全確保は必須。特に信号機のない横断歩道を通学路として使用してい
通学路の安全確保につきましては、
「第1章第3節2(1)道路交通環境の整備 ア
る交通安全の確保
るところは、児童用の押しボタン信号(通常は黄色の点滅、押すと、すぐ反応し
通学路等における交通安全の確保」で記載の通り、道路管理者、高砂警察、各小学
て10秒だけ青で渡れる等)や、歩車道分離式信号の設置を検討頂きたいです。
校、PTA等と共に、毎年5校ずつ合同点検を行い、学校から報告される危険な箇
ア
所の改善を図っているところです。
2
青の時間が短いと、登校児童が慌てて走って交差点を渡る場所がある。(通学時の
「第1章第3節2(1)道路交通環境の整備
カ効果的な交通規制の推進」におい
青の時間の見直し、または、青になる時間を目視できるようにしたり、信号待ち
て歩行者の信号の待ち時間について、信号制御に関し信号表示の調整等の運用の改
の間、液晶画面で交通安全の映像をながしてみてはどうか)児童の苛立ちが緩和さ
善を推進すると記述しています。
れて無理な横断をしないようになると思う。
通学路の安全確保は、道路管理者、警察、各小学校、PTA 等と合同点検を行ってい
るところであり、信号機の青時間の調整等についても、合同点検等により、現地確
認のうえ改善しています。
今後、関係機関と連携を図り、信号機の青時間の調整等につきましても、個別具体
的に検討するなど通学路の安全対策に努めて参りたいと考えています。
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1
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(1)
ケ
(エ)災害発生時にお
災害時にネットで情報収集することは、今や、当たり前の様になってきて、災害
ホームページに関して、繋がり難い状況があったことを確認しています。アクセス
ける情報提供の充実
時にたくさんのアクセスが集中します。平成 28 年9月 20 日の豪雨で早朝から高
障害が発生しないように改善していきます。また、フェイスブックなどで市民の皆
砂市は警報が発令されましたが、当時、高砂市の HP がアクセス制限がかかり、
様に情報提供できるように対応していきます。
繋がり難くなっていました。これらを改善しないと今後の災害時の情報提供に大
きなダメージが生じると思いますので、改善願います。
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3
2
(3)
ア
交通安全思想の普及
児童の交通安全教育は必要。学校の教育カリキュラムに落とし込み、最低限は通
園児から高校生への交通安全教育については、高砂警察、高砂交通安全協会、高砂
徹底
学路の交通安全教育を、各学校のみで行うのではなく、警察・市・自治会と共に
地域交通安全活動推進委員等の協力を得ながら毎年実施しているところです。特に
行うようにしたい。
小学生に対しては、すべての登校班長に対して、登下校時の道路の通行や横断の仕
高校生が警察から教育を受け、指導された高校生が中学生に指導→中学生が小学
方などについて実技指導を行っており下級生への交通安全意識の伝承を説明してい
生に指導→小学生から園児へ指導・・・といった地域連結型の指導や教育があっ
ます。
ても良いと思います。
また、高校、中学校の交通安全教育の場においても、地域全体の取り組みについて
の啓発を行っていきます。
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(3)
ア
交通安全思想の普及
『自転車の車道通行を本当に安全とする為に、欧米では普及をしている1mルー
自転車に係る道路交通環境の整備及び交通安全活動につきましては、自転車の安全
徹底
ル(3feet Rule)が有効です。』
利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律をはじめ関係法令に
(オ)成人に対する交
交通の方法に関する教則では、自動車は「自転車の側を通るときは、自転車との
基づき取り組んでいるところです。
通安全教育の推進
間に安全な間隔を空けるか、徐行しなければならない。」とありますが、周知され 自転車の走行空間の確保及び走行位置につきましては、
「第1章第3節2(1)道路
ておりません。
交通環境の整備
エ交通安全施設等整備事業の推進及びキ自転車利用環境の総合的
引き続き自動車教習所における教習等を通じて、自動車の運転者に対し、自転車
整備」において歩行者、自転車の安全な通行空間の確保を図ると記述しており、現
の安全に配慮した運転を行うよう教育、広報啓発に具体的に努めて頂きたい。
在作成中の自転車ネットワーク計画におきまして、主な道路における自転車の走行
現状は自転車が車道通行する場合の安全確保が担保されていません。
位置を定めているところで、今後計画に基づき整備を行っていく予定です。
右側通行や、歩道通行が無くならない原因として、自転車の通行方法に無知な自
自転車運転者に対する広報啓発につきましては、通勤通学時間帯におきまして、高
動車運転者から身を守る為に(歩行者の場合と同様に)自然の防衛反応として対
砂市、高砂警察署、高砂交通安全協会、高砂地域交通安全活動推進委員協議会、高
面通行を行ってしまうと考えられます。
砂自家用自動車協会、企業とともに、通行量の多い路線を対象に走行位置等につい
理想的には、道路交通法第 18 条(左側寄り通行等)に、「自転車の側方を通過する
ての指導、啓発活動を行っているところです。
ときは、これとの間に安全な間隔1m以上を空け、または徐行しなければならな
また、幼児から段階的に高齢者まで行っている交通安全教育において、自転車の乗
い。」の様に現行法を改正することですが、少なくとも教則では指導されているこ
り方について、実技を交えた体験教育を行っており、こうした自転車運転に関する
とを自動車運転者に周知・徹底することを期待します。
現実の問題として、自動車運転者は教則を受験の時に見るだけで、その後は全く
見向きもしていないのではありませんか。自動車教習所の指導員でさえも自動車
に関する部分以外は勉強をしていない様に感じられます。免許の更新講習でも、
教則本を渡しているだけでは、誰も見ないのではありませんか。
是非、具体的な、実効性のある施策を講じて頂きたい。
指導、啓発、教育の取組みは、引き続き行ってまいります。