「これまでの人生で見直したいこと」調査結果発表

<報道関係者各位>
2002 年 10 月 22 日
損保ジャパンDIY生命
サラリーマン世帯の主婦 300 名に聞いた
「これまでの人生で見直したいこと」調査結果発表
■教育ママになるのもわかる、約 4 割の主婦が「もっと勉強しとけばよかった」と後悔。
■これからの世の中に不安? 若い主婦を中心に「マネープラン作り」が最もしたい事。
■晩婚・少子化と言われる昨今でも、
「26 歳で結婚」
、
「子供は 2 人」が理想。
■夫の健康が一番大切! 夫に見直して欲しい事は「運動不足」と「タバコの吸い過ぎ」
。
■共働きの主婦に強い危機感。家計見直しベスト3は「食費」「光熱費」「生命保険料」。
損保ジャパンDIY生命(代表取締役社長:加瀨等)では、この程、サラリーマン世帯の主婦
300 名を対象に、「これまでの人生で見直したいこと」に関するアンケート調査を実施しました。
その結果、約 4 割の主婦が「もっと勉強しておけばよかった」と後悔しており、また、若い世代を
中心に約半数の主婦がこれから最もしたいことは家計の「マネープラン作り」であると考えている
結果となりました。
長引く不況の中、家計は引き締められ、不要なモノを買う余裕はありません。しかし一方では、
暮らしの中にはモノが溢れ返っています。これからは、ライフステージの変化に応じて、定期的に
家計を含め生活全般を“見直し”、本当に必要なモノを見極めていく必要があります。
今回、当社では、この“見直し”をテーマとして、夫がサラリーマンである世帯の 20 歳∼59 歳
の主婦(平均年齢 38.4 歳)を対象に、アンケートを実施しました。誰でも一度や二度考えたこと
のある「Ⅰ.人生を振り返って見直したいこと」「Ⅱ.結婚生活で見直したいこと」「Ⅲ.家計で
見直したいこと」から様々な“見直したいこと”を尋ね、今日の主婦が家庭生活の中で、どのよう
なことを考えているのかを浮き彫りにしました。
「これまでの人生で見直したいこと」の調査結果の概要は下記の通りです。
Ⅰ.人生を振り返って見直したいこと
? 約 4 割が“もっと勉強すればよかった”(37.0%)と後悔。“夫との結婚”(13.7%)も高い割合に。
これまでの人生を振り返って見直したいことは「勉強・教養」(37.0%)が最も多く、約 4 割の
主婦が“もっと勉強しておけばよかった” という後悔の気持ちを持っている結果となりました。
自分の子供に“勉強しろ”と言うのも分るような気がします。 その他には「資格・免許」
(32.0%)、
「マネープラン」(27.0%)が続き、厳しい世の中を生き抜くために必要と感じられるモノが上位
となりました。また「体重」(24.0%)など、自己管理について反省している人も少なくなく、
1
さらに「夫」(13.7%)
、
「性別」
(7.3%)さえも見直したいという人も中にはみられました。
また、年代別にみると、「マネープラン」は若い世代ほど割合が多い結果となりました。若い人
ほど収入が少なく、やりくりに苦労するためでしょうか。
《20 代》
《30 代》では「勉強・教養」に
次いで2位となっています。一方、「住所」は年齢が上がるほど割合が高く、現在住んでいる地域
への不満は年とともに増していくようです。
≪主婦の人生で見直したいことベスト 10≫
順位
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
項目
勉強・教養
資格・免許
マネープラン
体重
仕事
住所
夫
住居
子供
性別
件数 比率
111 37.0%
96 32.0%
81 27.0%
72 24.0%
47 15.7%
45 15.0%
41 13.7%
36 12.0%
23 7.7%
22 7.3%
? 身につけておけばよかったと最も感じるモノは「英会話」(55.7%)。2 位は「書道・ペン習字」(25.7%)で、
パソコン時代の今日でも字の上手下手には意識が高い結果に。
身につけておけばよかったと最も感じるモノは「英会話」(55.7%)が圧倒的1位で、日本人の
英語に対する苦手意識をあらためて裏付ける結果となりました。2 位は「書道・ペン習字」
(25.7%)
となり、“自分は字がヘタである”と思っている人が若い人を中心に意外と多いようで、パソコン
時代の今日でも字の上手下手は多くの人が気にしているようです。以下は「料理」(23.3%)、
「パソコン」(19.7%)
、
「車の運転」(15.7%)などの順となっており、やはり自分の能力アップに
対して悔いの残っている人が多いと思われます。
? 最もやりたかった仕事は「通訳・翻訳家」「保母・教師など」(13.7%)。20 代では「保母・教師など」。30 代
では「看護婦」。40 代では「スチュワーデス」
。50 代では「
ツアーコンダクター」
がトップ。
今振り返ってみて「やりたかった」と思う仕事は「通訳・翻訳家」「保母・教師など」(13.7%)
で同率1位となっています。その他には「会計士・税理士」
(10.0%)
、
「小説家・漫画家」
(9.7%)、
「女優・タレント・歌手」
(9.7%)などが続いており、何かしらの技能や資格を要する仕事が上位
となりました。身につけておけばよかったと感じるモノと共通点があるようです。
年代別にみると、《20 代》では「保母・教師など」
(19.7%)がトップで、続いて「通訳・翻訳家」
(15.5%)、「料理人・菓子・パン職人」(14.1%)、「女優・タレント・歌手」(12.7%)の順と
なっています。
《30 代》になると「看護婦」(14.8%)が1位となり、
《40 代》においては、
《20 代》
《30 代》では下位であった「スチュワーデス」(16.7%)が、《50 代》においては、《20 代》
《30 代》で選ばれることが少なかった「ツアーコンダクター」
(19.6%)が2割近くを占めて1位
となっています。世代ごとの流行職種の違いがうかがえる結果と言えるでしょう。
2
家計・
マネープラン作り」
(47.3%)と回答。
? 若い世代を中心にこれから最もやりたいことは「
これから「やりたい(チャレンジしたい)
」と考えているものは、現在の厳しい世相を反映して
「家計・マネープラン作り」(47.3%)が約半数を占めて最も多く、次に「趣味活動」(42.3%)、
「資格取得」(41.0%)、「好みの家や部屋づくり」(37.3%)
、「友人」(33.0%)、「勉強(生涯学習
講座など)
」
(32.0%)と続きました。
年代別にみると、《20 代》では「家計・マネープラン作り」
(64.8%)が最も多く、
《30 代》でも
やはり「家計・マネープラン作り」(52.3%)が最も高率ですが、2 位の「資格取得」(51.1%)も
他の世代に比べて高く、スキルアップに関心が高い年代と言えそうです。《40 代》《50 代》では
「趣味活動」(順に 46.7%,41.2%)がトップとなっています。また、「海外生活(日本脱出)
」は
《40 代》以降著しい増加傾向にあり、「ボランティア活動」も《40 代》以降に増え始めており、
《20 代》では金銭、《30 代》では仕事、《40 代》
《50 代》ではそれ以外の生活全般へと関心が移っ
ていくようです。
服」(32.0%)、以下「
本」
(
記念品」
(6.0%)と続く。
? 捨てたくて捨てられないモノの 1 位は「
7.7%)、「
家庭生活の見直しの中で「捨てたいもの」の1位は、“ほとんど着ていない衣類”、“サイズが
合わなくなって着られない洋服”などの「服」
(19.7%)がトップとなっています。以下「使って
いない雑貨類」
(6.3%)が続いていますが、
「使わないダイエット器具」「納戸に押し込めてある,
使っていないもの全て」「趣味の合わない食器類」など、内容はそれこそ種々雑多です。いつしか
溜まってしまって場所を取っているものがほとんどのようです。
一方、捨てられない物の1位はやはり「服」(32.0%)で圧倒的トップとなりました。
“サイズが
かわってしまって着れなくなった服”
、
“子供の着られなくなった洋服”などが、気がつくと溜まっ
てしまうという状況でしょうか。それでも「いつか着られると思ってしまう」
、
「もう着れないけれ
ど思い出がある」など、捨てきれない気持ちもあり、なかなか行動に踏み切れないようです。続い
て「本」(7.7%)
、
「記念品」
(6.0%)
、
「使っていない雑貨類」
(4.3%)などの順となっています。
また「捨てたい物」では1件もみられなかった「手紙」
(2.7%)
、
「人からもらった物」(2.7%)
がランクインしています。
「人からもらったもの」では、「引き出物などで貰った、趣味の合わない
道具の数数」
、
「義母からいただいた食器類。趣味が合わない・・・」、「友人からもらったお土産の気
に入らない置物」などのいろいろなシチュエーションがみられます。
順位
捨てたい物
件数
順位 捨てたくても捨てられない物 件数
比率
比率
1
服
59
19.7%
1
服
96
32.0%
2
使っていない雑貨類
19
6.3%
2
書籍
23
7.7%
3
贅肉
18
6.0%
3
記念の品
18
6.0%
4
電気製品
18
6.0%
4
使っていない雑貨類
13
4.3%
5
布団・ベッド・
ソファーなど
17
5.7%
5
写真
10
3.3%
6
家具
13
4.3%
6
自分の過去
9
3.0%
7
書籍
13
4.3%
7
夫
8
2.7%
8
人形・おもちゃ
12
4.0%
8
手紙
8
2.7%
9
ゴミ
8
2.7%
9
人からもらった物
8
2.7%
7
2.3%
10 家具
7
2.3%
10 パソコン・
プリンターなど
3
Ⅱ.結婚生活で見直したいこと(理想的な結婚生活)
? 約7割が自分の結婚年齢について後悔。理想的な結婚年齢は 26.0 歳。
人生で最も重要な決断となる“結婚”について尋ねてみると、結婚が“早かった” (41.0%)、
“遅かった”(35.3%)と約 7 割(76.3%)の主婦が結婚年齢について後悔している結果となりま
した。特に「子供を持つ主婦」は“早かった”
(42.3%)と感じる割合が高く、子供の生まれる前
にもう少し時間が欲しかったという願望が見える一方、「子供のいない主婦」は、“早かった”
(37.0%)に対して“遅かった”
(39.7%)の方が僅かながら多くなっており、子供を産むには結婚
が遅かったかもしれないという後悔の意識も垣間見えました。
次に、理想の結婚年齢について尋ねてみると、25 歳を中心に割合が高くなりましたが、その後 30
歳になると急に割合が高くなり、平均では 26.0 歳となりました。回答者の実際の結婚年齢と
比べると、実際の結婚年齢でもやはり 25 歳を中心に割合が高くなったものの、30 歳では特に伸び
は見せず、理想的な結婚年齢と実際の結婚年齢の差が最も出る年で、30 歳は女性にとって節目の
年として、結婚はしたいものの、実際にはなかなか結婚できない“あせり”の年齢といえます。
結婚相手の理想の年齢については、「年上の方がよかった(3 歳以上年上)
」
(50.0%)との回答が
半数を占めていますが、
「同年代がよかった(同じ年齢か1∼2 歳の差)
」
(44.7%)もそれに近い割
合で、
“年上か同年代”という人が大半となっています。一方「年下の方がよかった(3 歳以上年下)」
(5.3%)という回答はごく少数にとどまっています。
? 子供の数は「2 人」(
51.0%)で、最初は女の子(
48.7%)が理想的。
結婚とともに家庭生活において重要な決断となる“出産”について尋ねてみると、「理想の子供
の数」は、「2人」(51.0%)が約半数を占めて最も多く、次いで「3人」(24.3%)との回答が
多くなっています。また、子供は欲しくないという回答は、6.7%と少なく、少子化と言われる
昨今ですが、まだまだ、子供を欲しい家庭は多いようです。
次に、子供のいる主婦に「理想の出産年齢」を尋ねてみると、26.4 歳となりました。理想的な
結婚年齢となる 26.0 歳とあまり変わらないことから、結婚からできるだけ早い時期に子供が
欲しいと考えているようです。
では、子供の有無にかかわらず、最初の子供は男の子・女の子のどちらが“よかった”もしくは
“よいか”を聞いてみると、
「女の子」(48.7%)との回答が最も多く、「男の子」(17.7%)を圧倒
しています。“一姫二太郎”を支持する人が今でも多いのか、あるいは自らの子供時代を振り返り、
「見直したいこと」
「やり残したこと」をやはり同性の子に託したくなるのでしょうか。
なお、
「どちらでもよい」との回答は、子供のいない主婦で特に多く(46.6%)なっています。
4
タバコの吸い過ぎ」(21.7%)、
? 夫に対して見直して欲しいことベスト3は「日頃の運動不足」(25.7%)、「
「
家事への協力」(
身だしなみ」
(16.3%)にも高い不満・
要望が。
20.0%)。「
夫に対して「見直してほしい」と思っていることは「日頃の運動不足」(25.7%)、「タバコの
吸い過ぎ」
(21.7%)
、
「家事への協力」
(20.0%)
、
「ハードな仕事ぶり」
(16.7%)といった順になっ
ています。
また
「お酒の量・飲み方」
(14.0%)
、
「食事の質(栄養バランス)や量(カロリー)
」
(12.7%)
などの意見もみられ、家の中のことへのケアを望みつつも、毎日外で働く夫の体を気遣う思いが
強く表れている結果になっています。
また、その一方で「身だしなみ(ファッションセンス)
」
(16.3%)
、
「体重(突き出したおなか)」
(15.7%)など、容姿への不満・要望を持っている人も少なくないようで、特に「身だしなみ」は
30 代以降、年代が上がるにつれて比率が高くなっていきます。
年代別にみると、《20 代》では1位が「タバコ」(23.9%)
、続いて「体重(突き出したおなか)
」
(21.1%)
、
「ハードな仕事ぶり」
(19.7%)
、
「運動不足」
(19.7%)などの順となっています。
《30 代》になると「子育てへの協力」(27.3%)が1位で、まだ子供の小さい家庭が多いことが
影響していると思われます。続いて「ハードな仕事ぶり」(23.9%)
、
「家事への協力」(22.7%)の
順となっており、夫が仕事に追われて家庭内に十分気持ちを向けてくれないことへの不満の大きさ
がうかがえます。
《40 代》では「運動不足」
(30.0%)
、
「家族とのコミュニケーション」
(25.6%)
、
「家事への協力」
(24.4%)がベスト3です。体力が衰えたり家庭内での孤立が進んだりするのはやはりこの時期で
しょうか。
《50 代》でも「運動不足」
(39.2%)が最も多く、続いて「身だしなみ(ファッションセンス)
」
(29.4%)が2位に入っています。子供のいる家庭の場合、子供の評価も影響しているのかもしれ
ません。他には「お酒の量・飲み方」
(23.5%)
、「タバコ」
(19.6%)などが続いています。
5
Ⅲ.家計で見直したいこと
? 約 8 割が家計について見直しの必要性を感じており、特に子供を持つ共働きの夫婦に危機感が強い。
見直したい項目のベスト3は「食費」(47.0%)、「
光熱費」
(30.7%)、「
生命保険料」
(
22.0%)。
家計に焦点を合わせて「見直し」の意識をみてみると、全体的には家計の見直しの必要性を
「多少は感じている」(50.3%)との回答が半数を占め、「非常に」も合わせた“感じている”
(81.3%)は圧倒的多数となります。
年代別では、若い人ほど「非常に感じている」の割合が高く、《20 代》
(42.3%)では最も多い
回答となっています。反対に「多少は感じている」の比率は年代が高くなるにつれて増加する傾向
にあります。若いうちは収入も十分とは言えず不安になりがちですが、年齢とともに少しずつそれ
が和らいでいくのでしょうか。
「非常に」と「多少は」を合わせた“感じている”の割合は《40 代》
(86.7%)で最も高くなりますが、子供が大きくなったり家を購入したりする時期でもあり、大な
り小なり不安を感じる人が最も多い年代と言えそうです。
実際、子供の有無別にみると、見直しの必要性を“感じている”割合は子供を持つ主婦(84.6%)
と子供のいない主婦(71.2%)では 10 ポイント以上の差がみられます。
仕事の有無別でみると、必要性を“感じている”割合は共働きの主婦(84.6%)の方が専業主婦
(79.1%)をやや上回っています。夫の収入だけでは家計にゆとりがないため自分も働くことにな
っているケースが多いのかもしれません。
では、家計(生活費)の中で見直しの対象となる項目はどのようなところか尋ねてみると、
「食費」(47.0%)が圧倒的1位でその次に「光熱費」(30.7%)が続いています。3位には「生命
保険料」(22.0%)が入り、加入者にとって大きな負担になっていることがうかがえます。
年代別では、上の年代になるにつれ「食費」の比重が低くなり、エンゲル係数の理屈に見あった
傾向になっています。「生命保険料」の割合は《20 代》
(9.9%)では6位どまりですが、
《30 代》
(28.4%)で3位、
《40 代》
(22.2%)で3位、
《50 代》
(27.5%)で2位と 30 代以降になると常に
上位に入っています。成人病など病気のリスクが高まる年代であり自然な傾向と言えますが、それ
でも財政的には負担と感じている人が多いようです。
この件に関するお問い合わせは下記までお願いいたします
損保ジャパン・ディー・アイ・ワイ生命保険株式会社
経営企画グループ 広報担当 尾池(おいけ)
〒164-0001 東京都中野区中野 5-68-2
TEL:03−5345−7601
FAX:03−5345−7608
※7 月 1 日付で弊社は社名をディー・アイ・ワイ生命保険株式会社から
損保ジャパン・ディー・アイ・ワイ生命保険株式会社に変更いたしました。
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