射出成形用金型装置

微細形状を持つプラスチック部品の射出成形金型
発明の名称 「射出成形用金型装置」
特許番号
特許 第4896556号
権利者
福島県
【主な特徴】
電子部品や医療部品等の数10μmの微細形状を有する樹脂製品を射出成形により作製す
る際の高転写性とサイクルタイムの短縮を実現します。
【従来技術の課題・問題点】
微細構造の射出成形にはヒートサイクル成形が用いられますが、サイクルタイムが長くなり、ス
ループットが低下するという問題が生じます。特にマイクロパーツ用小型金型では、加熱・冷却構
造の自由度が低いため、サイクルタイムの短縮が困難でした。
【課題解決のポイント】
本発明では、金型全体の温度を昇降させるのではなく、キャビ・コア部のみを急速に加熱・冷却
することにより、短いサイクルタイムで微細形状を正確に転写可能です。
【技術の概要】
・数10μm の形状を持つ樹脂製部品を、短いサイクルタイムで成形可能です。
・金型の加熱・冷却部を入子の裏面に接するように配置し、これらを断熱材で囲う構造とすること
で、急速な加熱・冷却を可能にしています。
・冷却に表面に溝を加工したブロックを用い、入子の裏面に接触させることで冷却媒体が直接入
子を冷却します。冷却媒体にガスを用いることで、冷却水用管路の加工が困難な小型金型に
も適用が可能です。
写真1 開発した金型の外観
写真2 本発明の成型品(左)と通常の成型品(右)
(幅 20μm、高さ 40μm)
●実施許諾
可能
●共同研究等
可能
●事業化の実績
なし
写真3 本発明の成型
(φ15μm、高さ 30μm)
連絡先:福島県ハイテクプラザ 産学連携科 024-959-1741