鈴鹿市防災啓発ビデオ「地震から命を守るために」シナリオ

鈴鹿市防災啓発ビデオ「地震から命を守るために」シナリオ
構成(映像)
ナレーション
尺
オープニング
多くの命を一瞬にして奪ってしまう大地震。日本は地震が多い
(震災の写真)
国です。いつ起こるか分からない地震に対して、私たちは日ご
ろどのような備えをしておけばよいのでしょうか。
タイトル
タイトルテロップ
地震3兄弟
いま三重県で警戒されている巨大地震には、東から、東海地震、
(地図)
東南海地震、南海地震の3つがあり、これらは合わせて「地震
26秒
8秒
3兄弟」と呼ばれています。
この3つの地震は、それぞれ過去に100年∼150年おきに
繰り返し発生し、各地に悲惨な被害をもたらしています。
鈴鹿市にとって最も影響があるとされているのが、東南海地震
です。
(震災の写真)
60秒
東海地震や南海地震と連動して発生すると、マグニチュード
8.6、最大震度6弱以上と想定され、東海地震も連動して起
こると、最悪の場合、死者28000人に及ぶと想定されてい
ます。
震度
震度とは、地震の揺れの強さを表した数字です。
(挿絵)
震度5弱では、食器類が落ち家具が移動、窓ガラスが割れるこ
とがあります。
震度5強では、多くの人が恐怖を感じます。テレビが台から落
ち、タンスなどの重い家具が倒れることがあります。
53秒
震度6弱では、立っていることが困難になります。
さらに震度6強では、立っていることができず、這わないと動
くことができません。耐震性の低い建物の多くが倒壊します。
津波
揺れのあとに注意しなければならないのが、津波です。
(CG)
この映像は、東南海地震などが起こったときの津波の伝わり方
をあらわしたものです。
左上の時間は、地震が起こってからの経過時間です。津波が鈴
40秒
およそ
鹿市まで到達するには、地震発生から 約 1時間かかります。
地震が起こったら、絶対に海に津波を見に行かないようにしま
しょう。
コーナータイトル
『地震に備える』
家具の危険
1995年に起きた阪神淡路大震災では、多くの人が倒れてき
8秒
63秒
(地震体験車)
た家具や家の下敷きになって、亡くなっています。
このような寝室の状態で地震が起きるとどうなるでしょうか。
① 寝室で家具が 本棚が正面に倒れて、寝ている人を直撃してしまいました。寝
倒れる
② 固定の仕方
ているときに地震が起きたら大変危険です。
これらの被害を防ぐために、家具は倒れないように金具や突っ
③ 安全な位置で 張り棒などで固定しておきましょう。
倒れる
また、家具や倒れる向きを考えて、部屋の中の配置を変えるだ
けでも効果があります。
非常持ち出し品
鈴鹿市が発行している防災マップによると、避難する時の持ち
(特集より)
物として、1人3日分の食料と水をはじめ、生活用品、衣類、
貴重品、救急医薬品などがあげられています。
およそ
これら全部をリュックサックにつめると、重さが 約 20キロ
になります。大人の男性でも担ぐのが大変な重さです。
61秒
そのため、持ち出さないといけないものだけ、例えば、いつも
飲んでいる薬や,現金などを、一時持ち出し品として分けて、
すぐに持ち出せるようにしておくことが大切です。
それぞれの家庭で、必要なものを選んでおきましょう。
『地震が発生したら』
8秒
地 震 が 発 生 し た ・ 地震が発生したら、まず揺れがおさまるまで、テーブルの
ら
(特集より)
下などに隠れて身の安全を守りましょう。
・ 火を使っているときは、火を消すことも大切です。揺れが
激しいときは、おさまってから消しましょう。
・ 地震の振動で戸が開かなくなることがあります。まず玄関
を開け放し、出口を確保しましょう。
・ ラジオなどをつけ、正確な地震情報を聞きます。
・ 避難するときは、ブレーカーを落とすと安全です。アイロ
80秒
ンや暖房器具など、思わぬ火災につながることがあるから
です。
・ 家にいては危険だと判断したら、頭を保護し、靴を履いて
避難します。隣近所とも協力しながら、歩いて避難しまし
ょう。家には、避難場所や安否情報などのメモを残すと良
いでしょう。
避難場所
家が住めない状態になったら、小学校の体育館などの収容避難
(体育館)
所へ避難します。
88秒
(避難所看板)
小学校の近くには、地域のみなさんを避難所へ誘導する看板が
設置されていますので、近くの小学校を調べておくことが大切
です。
避難所に指定されている小学校には、いろいろなものが備蓄さ
れています。
(備蓄倉庫)
食べ物としては、カンパンが備蓄してありますが、各小学校区
の人口の1割分しかありません。
毛布も各小学校区の世帯の1割分です。
(防災井戸)
また、生活用水を確保するための「防災井戸」もあります。こ
の水はトイレなどを流すための水で、飲むことはできません。
避難所へ避難するときは、できるだけ水や食料、毛布などを持
っていきましょう。
(避難所マーク) 避難場所のマークは全国統一されました。日ごろから探してお
きましょう。旅行中などに地震に遭ったときも、この避難所の
マークを探しましょう。
まとめ
阪神淡路大震災では、多くの人が倒れた家具などによって閉じ
(震災の写真等) 込められたり,倒壊した建物の中で生き埋めになりました。し
かし、その多くの人が周りの人に助けられています。
近所で、友達同士でグループを作ったり、地域の自主防災隊に
( 自 由 ヶ 丘 の 訓 積極的に参加するなど、いざというときに協力し合える環境を
練)
作ることが大切なのではないでしょうか。
50秒
そして、正確な地震情報を集めて伝えることができるネットワ
ークを作っておきましょう。
地震から命を守るために・・・・・・・・
ENDクレジット
(企画・制作:鈴鹿市)
10秒
合計
9分20秒