2015 年度(平成 27 年度) 事業報告書 (2015 年 4 月 1 日から 2016 年 3 月 31 日まで) 学校法人トヨタ学園 目 次 Ⅰ 法人および大学の概要 1.法人の概要 (1)設置学校および所在地 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ① 設置する学校・学部・学科等 ・・・・・・・・・・・・・・・ ② 所在地 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (2)沿革 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (3)理事・監事・評議員 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ① 理事 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ② 監事 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ③ 評議員 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 2 2 2 2 2 3 3 2.大学の概要 (1) 豊田工業大学とは ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ① 豊田工業大学の理念・目的・養成すべき人材像 ・・・・・・・ ② 豊田工業大学の特色 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (2)入学定員・収容定員・学生数・教職員数 ・・・・・・・・・・・・ ① 学部・学科等の設置状況および定員 ・・・・・・・・・・・・ ② 学生数の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ③ 教職員数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (3)施設 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ① 校地・校舎・講義室・演習室等の面積 ・・・・・・・・・・・ ② 主要施設の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 4 4 7 7 7 7 8 8 8 3.豊田工業大学シカゴ校 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 Ⅱ 2015 年度(平成 27 年度)事業の概要 1.大学運営全般 (1) 主な実施事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (2) 優秀な教員の確保と将来性のある若手教員の採用・・・・・・・・・ (3) キャンパスの整備推進 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (4) 大学の国際化に向けての取り組みの実施 ・・・・・・・・・・・ 10 10 11 12 2.教育 (1) グローバルに活躍できる実践的・開発型の技術者・研究者 「士(サムライ)型」人材の育成 ・・・・・・・・・・・・・・ 13 (2) 2015 年度卒業生・修了生の就職支援 ・・・・・・・・・・・・・・ 19 3.研究 (1) 外部研究費の獲得状況について ・・・・・・・・・・・・・・・ 20 (2) 大型研究プロジェクトの推進 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 21 (3) 本学独自の先端研究拠点 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21 4.その他 (1) (2) (3) (4) 入試結果(2016 年 4 月入学者) ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2015 年 3 月卒業生・修了生の進路 ・・・・・・・・・・・・・・・ 授業料他大学が徴収する費用および奨学金制度について・・・・・・ シカゴ校(TTI-C)の状況 ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・ 22 22 23 24 Ⅲ 財務の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25 Ⅳ 監査報告書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38 1 Ⅰ 法人および大学の概要 1.法人の概要 (1)設置学校および所在地 ①設置する学校・学部・学科等 豊田工業大学 工学部 先端工学基礎学科(定員:80 名/学年) 大学院 工学研究科 ・修士課程 先端工学専攻(定員:36 名/学年) ・博士後期課程 情報援用工学専攻 極限材料専攻 ②所在地 (定員:12 名/学年) 名古屋市天白区久方二丁目12番地1 (2)沿革 1979 年 初代理事長に豊田英二トヨタ自動車工業(株)(現:トヨタ自動車(株))社長が就任 1981 年 わが国初の社会人大学として開学(1981 年1月 大学設置認可) 工学部(機械システム工学科、制御情報工学科)を開設 1984 年 大学院修士課程(生産基礎工学専攻)開設 1993 年 工学部への一般学生の受入れを開始 1995 年 大学院博士後期課程開設 1998 年 第 2 代理事長に豊田達郎(元トヨタ自動車(株)社長)が就任 2001 年 工学部の 2 学科を 1 学科(先端工学基礎学科)に改組 2002 年 大学院修士課程の専攻名を生産基礎工学専攻から先端工学専攻に改称 2003 年 米国シカゴ大学院大学に Toyota Technological Institute at Chicago(TTI-C)を開校 2011 年 第 3 代理事長に瀧本正民(元(株)豊田中央研究所代表取締役)が就任 第 2 代理事長の豊田達郎が名誉理事長に就任 (3)理事・監事・評議員(2016 年 3 月 31 日現在) ①理事 (定員数 8~15 名、現員 12 名) (理事長以外 五十音順) 氏名 現職等 瀧本 正民 (理事長) (株)豊田中央研究所 特別顧問 伊村 晟 (株)豊田自動織機 相談役 木村 文彦 東京大学 名誉教授 齋藤 明彦 (株)デンソー 顧問 榊 豊田工業大学 学長 下村 節宏 三菱電機(株) 相談役 豊田 章一郎 トヨタ自動車(株) 名誉会長 中村 俊一 アイシン精機(株) 顧問・主監 古井 貞熙 東京工業大学/TTI-C 名誉教授/学長 宗岡 正二 新日鐵住金(株) 代表取締役会長 山本 尚 中部大学 教授 渡部 教行 学校法人トヨタ学園 常務理事 裕之 2 ②監事 (定員数 2~4 名、現員 3 名) (五十音順) 氏名 現職等 浜田 道代 名古屋大学 名誉教授 池渕 浩介 トヨタ自動車(株) 顧問・技監 後藤 貞明 後藤公認会計士事務所 所長・公認会計士 ③評議員 (定員数 17~35 名、現員 29 名) (理事長以外 五十音順) 氏名 現職等 瀧本 正民(理事長) (株)豊田中央研究所 特別顧問 安立 長 豊田工業大学 事務局長 新井 正敏 カルソニックカンセイ(株) シニアエキスパートエンジニア (卒業生) 教授 埼玉大学 荒木 隆司 トヨタ自動車(株) 顧問 石川 宣勝 (株)豊田中央研究所 元代表取締役所長 公益財団法人豊田理化学研究所 理事 井上 博允 東京大学 名誉教授 伊村 晟 (株)豊田自動織機 相談役 大石 泰丈 豊田工業大学 副学長 大森 徳郎 (株)デンソー 元取締役副社長 岡本 一雄 日野自動車(株) 相談役 柏原 正則 学校法人トヨタ学園 顧問(前常務理事) 加藤 伸一 トヨタ自動車(株) 顧問 岸田 俊彦 学校法人トヨタ学園 元常務理事 木村 文彦 東京大学 名誉教授 弦間 喜和 トヨタ自動車(株) 材料技術開発部グループ長(卒業生) 齋藤 明彦 (株)デンソー 顧問 榊 裕之 豊田工業大学 学長 田中 周治 豊田工業大学 副学長 豊田 章一郎 トヨタ自動車(株) 名誉会長 中村 俊一 アイシン精機(株) 顧問・主監 成清 辰生 豊田工業大学 教授 林 茂 (株)東海理化 執行役員(卒業生) 増田 義彦 (株)豊田中央研究所 代表取締役 ミカエル・カルマノ 南山大学 学長 宗岡 正二 新日鐵住金(株) 代表取締役会長 矢崎 裕彦 矢崎総業(株) 代表取締役会長 山本 中部大学 教授 吉川 靖司 トヨタ紡織(株) 専務役員(卒業生) 渡部 教行 学校法人トヨタ学園 常務理事 尚 3 2.大学の概要 (1)豊田工業大学とは ①豊田工業大学の理念・目的・養成すべき人材像 本学はトヨタ自動車株式会社の社会貢献活動の一環として設立された。 日本の発明王豊田佐吉翁の遺訓「研究と創造に心を致し、常に時流に先んずべし」を 建学の理念としている。佐吉の長男喜一郎は 1937 年にトヨタ自動車工業株式会社を設立し、 日本の自動車産業の基礎を築いた人物であるが、社業繁栄の暁には大学を設立し、将来を担う技術者 を育成し社会に貢献したいという夢を持っていた。 その夢と精神は同社内に脈々と受け継がれ、1981 年に本学開学として実現した。 【養成すべき人材像】 ●学部:基礎を重視した分野横断型の教育と体験的教育を行うことにより、社会人としての基礎力 と国際的な視野を持ち、多様な課題に挑戦し克服できる学識と創造性を備えた技術者・研 究者を育成する。 <キーワード:基礎重視、分野横断型、体験的教育、社会人基礎力、国際性> ●修士:基礎および専門性を重視した分野横断型の教育と体験的教育を行うことにより、科学技術 の多様な進展に対応できる研究開発能力を備え、国際的に通用する技術者・研究者を育成 する。 <キーワード:基礎・専門重視、分野横断型、体験的教育、研究開発能力、国際性> ●博士:高度な専門性を重視した教育と体験的教育を行うことにより、先端的専門分野に留まらず、 新しい境界領域を切り拓くリーダーとして、国際的に十分に活躍できる技術者・研究者を育 成する。 <キーワード:高度専門性、高度研究開発能力、新領域開拓リーダー、国際性> ②豊田工業大学の特色 A 少人数教育 本学は 1981 年の設立当初から学部定員 80 名という少人数教育を続けている。 教員一名に学生約 10.1 名という恵まれた環境の中、塾的な教育を通じて人間形成にも 重点を置き、豊かな人間性と創造力豊かな知性を備えた人材の育成に取り組んでいる。 豊田工業大学 10.1 人 私立大学平均 20.0 人 国立大学平均 9.4 人 < 2015 年学校基本調査に基づく > 4 2015 年度 豊田工大 732 万円/年※ 2014 年度 国立大学平均 318 万円/年 2014 年度 私立大学平均 166 万円/年 <2015 年学校基本調査に基づく> *額は千円単位を四捨五入 (万円) 学生納付金等 ※ 新キャンパスプロジェクトに係る支出額は除く B 「士(サムライ) 」型の人材の育成と創造性開発プログラム 我が国がこれからも技術立国としてあり続け、国際競争に勝ち残っていくためには、未来のエン ジニアである学生の創造性を涵養し、開花させることが極めて重要である。このような前提を踏 まえて、本学では『 「士」型の人材』の育成を教育目標としている。従来から工学分野で広く使 用されてきた「T 型人材」 (幅広い関心・学識と深い専門性を持つ人材)に加えて、学術の共通 基盤となる豊かな教養(底の横棒)と将来を拓く先見性・創造力(上部への突出)を加えた概念 である。この目標を達成するため、本学のカリキュラムでは知識として学んだ基礎学理が社会に おいてどのように利用(実用)されているかを知り、 分野の枠を超えた幅広い関心と学識、さらに高度に専 門的・先端的な研究を実地に体験することで学びの成 果を真に自らの実力としていくことを目指す。その過 程において、学内における体験的学習(演習・実験・ 実習・研究活動)のみならず高度な技術が実際に応用 され、多面的・複合的に機能している生産現場での学 習が必須であると考えられる。このような認識から、 本学では開学以来一貫して学内・ならびに実社会における体験的学習を重視したカリキュラム (下記)を実施している。 ●学部: 『創造性開発プログラム』の名のもとに、導入科目としての「工学スタートアップ セミナー」 (1 年次前期・必修)からスタートし、 「工学リテラシー1.・2」 (1 年次・必修) 、 「創造性開発実習 1・2(選択) 」 「現代工学概論 1・2(必修) 」 「工学基礎実験 1・2(必修) 」 (以上、2 年次) 、 「工学実験」 (必修) 、 「ソフトウェア実験(選択) 」 、 「物質工学実験 1・2 (選択) 」 「技術開発特論(必修) 」 「創造性開発セミナー(必修) 」 (以上、3 年次)など座 学と実学を組み合わせた科目群、1・3 年次必修の「学外実習」 (企業でのインターンシッ プ)等 ●大学院(修士課程・博士後期課程) :学部において培った基盤を基に、 「TA 実習(修士・ 博士とも必修) 」 「フィールド調査(修士「特別研究 1(必修) 」の一部として必須) 」 「国内 外での学外実習(修士・博士とも必修) 」など多岐にわたる実学カリキュラム 5 C 社会人学生と一般学生が共に学ぶ環境と 1 年次全寮制 本学では企業より派遣された学生と一般学生が共に学び、また男子 1 年次は全寮制 ※をとってい るため、寮において社会人学生と一般学生が共同生活をする仕組みになっている。互いに勉強を 教え合ったり、働くことの意義などを語り合ったりすることで、人格形成に大いに寄与している。 ※ 2017 年度からは女子 1 年次も全寮制 D 国立大学とほぼ同額の学費と独自の奨学金制度 学部では旧国立大学とほぼ同額の学費であり、また本学独自の豊田奨学基金を設けており、全学 生の 36%(2016 年 3 月末現在)が貸与を受けているなど、学生の経済的負担を軽減し、勉学に専 念できる環境が整っている。 (注) ・豊田工大:2016 年 3 月現在 ・私立大学:2014 年日本私立大学団体連合会調査 ・国立大学:文部科学省令で定める「標準額」 (入学金+授業料) E 最先端の研究と充実した研究環境 本学では 1995 年に博士後期課程を設立して大学院の充実を図ったのを機に、高度先端研究活動 が格段に活発化し、大きな成果をあげている。最先端、境界領域での研究力を身につけた学生に 対する企業からの需要は高まる傾向にあり、学術分野でも日本の将来を支え、世界に羽ばたける 研究者の育成に対する要望は強い。研究の高度化、活性化に伴い、現在では複数の研究センター が設置されている。 〔本学博士後期課程の特色〕 〔研究環境〕 ・主担当教授制(任期 5 年) ・研究室設備経費(約 1 億円) 経常研究費(約 800 万円/年) ・豊田中央研究所との連携大学院 ・PD 研究員の積極的活用 〔教育内容〕 ・個別履修プログラム ・TOEIC/TOEFL スコアの修了要件化 ・系統的かつ多様な指導(5 回の研究発表会、 副指導教員・メンターによる指導) ・論文審査(英語で作成) F 国際化に向けた教育環境の整備・英語教育の充実 本学では、国際性を身につけた学生を育成するため、国際感覚を身に付けさせる充実した英語学 習プログラムを提供するとともに、海外で学習する多様な機会として、海外英語研修や海外イン ターンシップ制度の充実を図っている。加えて、国際的視野を持ち、グローバルに活躍できる人 材の育成の場として、2011 年 10 月に International Communication Plaza「iPlaza(国際交流ス ペース)」を開設した。さらに、留学予定の本学学生が、生きた英語を使えるように海外の留学生 や研究生と寝食をともにし、また、交流イベントや英語合宿等も行える環境として、2015 年 6 月に Ti-House(国際交流ハウス(寮))を開設した。 6 (2)入学定員・収容定員・学生数・教職員数 本学では徹底した少人数教育を行っており、教員 1 名あたりの学生数は 10.1 名(私大平均 20.0 名) 、 学生 1 名あたりの大学支出額は 732 万円(私大平均 166 万円)など、非常に恵まれた環境を学生に 提供している。 ①学部・学科等の設置状況および定員 博士後期課程(12 名/学年) 社会人等の長期履修学生 ・情報援用工学専攻・極限材料専攻 ノンフルタイム学生も入学 企業・他大学修士 修士課程(36 名/学年) ・先端工学専攻 企業・他大学 先端工学基礎学科(80 名/学年) ・機械システム ・電子情報 ・物質工学 高校 ②学生数の状況(2016 年 3 月 31 日) 学年 企業 高専 学部 (名) ( )は女性で内数 大学院修士課程 ダブルディグ 大学院博士 社会人学生 一般学生 社会人学生 一般学生 リー留学生 後期課程 1 5 97(4) 1 39(2) 0 3(0) 2 3 80(8) 2 29(3) 1 0(0) 3 8 105(7) 4 12 87(7) 小計 28 369(26) 7(2) 3 68(5) 397(26) 合計 1 10(2) 72(5) 10(2) ③教職員数(2016 年 3 月 31 日現在) (名) 教員 区分 合計 (名) 事務職員 区分 人数 人数 教 授(特任教員含む) 28 専任職員 51 准教授(特任教員含む) 14 嘱託職員 18 助教・実験助手 4 派遣職員 16 専任教員計 46 委託職員 4 PD・研究員 69 合計 115 計 7 89 479(33) (3)施設 ① 校地・校舎・講義室・演習室等の面積 校 地 ・ 校 舎 校地面積 (㎡) 設置基準上 必要校地面積 (㎡) 校舎面積 (㎡) 80,573 3,200 42,961 講義室・演習室等 設置基準上 講義室・演習室・講義室・演習室・ 必要校舎面積 学生自習室 学生自習室 (㎡) 総数 総面積(㎡) 6,082.2 27 1,899 ② 主要施設の概要 施設名 用 途 建築年月日 延床面積 (㎡) 1号棟 学長室・理事長室・会議室・ホール・事務室・ 1961.11.20 i-Plaza 他 4,593 2号棟 研究室・実験室・演習室・講義室他 1961.11.20 5,316 3号棟 研究室・実験室・演習室・講義室他 1961.11.20 8,216 4号棟 実験室・実習室他 1961.11.20 2,125 5号棟 実験室他 1962.8.1 8号棟 研究室・実験室・演習室・講義室他 1995.2.20 4,802 東(E)棟 研究室・実験室他 2015.8.1 2,563 体育施設 体育館 1981.3.10 2,215 西(W)棟 図書館・総合情報センター・食堂 1985.1.26 2,900 久方寮 学生寮 1964.3.25 4,656 国際交流ハウス 学生寮・学生集会所 2015.4.10 2,497 守衛棟 2015.7.1 8 629 186 3.豊田工業大学シカゴ校 〔豊田工業大学シカゴ校(TTI-C)の開設〕 2003 年に豊田工業大学シカゴ校(Toyota Technological Institute at Chicago : TTI-C)を開設した ことの意味も大きい。前述のように本学は 1995 年に博士後期課程(情報援用工学専攻・極限材 料専攻)を創設し、大学院の充実を図ったが、情報援用工学では、国内での情報基礎理論分野等 の充足が難しく、この分野の最先端である米国に大学を新設し、教育研究を一層国際的に展開・ 充実することとした。米国での本格的な大学院大学の設立は日本の大学では初めてのケースであ り、この TTI-C が海外における一つの確実な 拠点となって、本学学生および院生が TTI-C での教育を受けるしくみができあがった。今 後そのような学生の増加により、本学のグロ ーバルスタンダードを満たす大学への歩み が加速されるものと期待している。 写真は TTI-C のキャンパスがある シカゴ大学の S. Kenwood Building 〔Toyota Technological Institute at Chicago(TTI-C)の概要〕 ① 場所 :シカゴ大学キャンパスの中の建物の一部を借用(2,600 ㎡) ② 形態 :豊田工業大学(日本)との連携大学院大学であり、米国イリノイ州にて米国の大 学としての認可を取得。また、シカゴ大学と協定を結び連携・協力を図る。 ③ 分野・規模 :コンピュータサイエンスの基礎を中心に、現地で 23 名の教員を採用 ④ 教育 :留学生として豊田工業大学(日本)の大学院生を各年派遣(2014 年 1 名,2015 年 2 名)また、現地においても 25 名の学生が在籍中 ⑤ 資金 :豊田工業大学(日本)の運営基金のうち 1 億ドル相当分を現地にてドル運用し、 その金利収入で運営費を賄う(2009 年 6 月までに日本からの移管は完了) 。 〔これまでの経緯〕 ・2001 年 12 月 シカゴ大学と提携の覚書きを締結 ・2002 年 10 月 イリノイ州高等教育局より大学設置認可取得 ・2002 年 10 月 トヨタ自動車から基金として 5 百万ドル寄付受領 ・2003 年 8月 イリノイ州高等教育局より学位授与権認可取得 ・2003 年 9月 シカゴ大学内 Press Building に開校 ・2005 年 5月 アクレディテーションの前段階である Candidacy 認可 ・2009 年 1月 シカゴ大学内 S. Kenwood Building へ移転 ・2009 年 10 月 アクレディテーション 認可(期間:5 年) ・2010 年 10 月 永澤初代学長が退任し、Rice 氏(それまで Dean)が暫定学長に就任 ・2013 年 4月 ・2015 年 11 月 古井貞熙氏が学長に就任 アクレディテーション 継続認可(期間:10 年) 9 Ⅱ 2015 年度(平成 27 年度)事業の概要 1.大学運営全般 (1)主な実施事項 ★『中期プランⅠ(H23 年度策定) 』から『中期プランⅡ(H26 年度策定) 』へ 教 育 ①『士(サムライ)型』人材育成プログラムを実施(プログラムの年次進行 4 年目:完成年次) ②修士新カリキュラムの開始(H28 年度~)に向けた準備 研 究 ①研究力向上のための研究体制の整備と活動の推進 (新しい学内競争的資金制度(サバティカル制度、研究促進費、研究支援費)の運用フォロー) ②継続して独創的、先端的研究を推進し、政府大型研究助成プログラムの採択を目指す 文科省『市立大学戦略的研究基盤形成支援事業』1 件採択、NEDO 事業 2 件採択 運 営 ①新キャンパス第Ⅰ期工事の進行と第Ⅱ期工事の準備・開始 国際交流ハウス運用開始、東棟、守衛棟完成、現校舎の解体(6・7 号棟の解体完了) その他 ①地球文明研究所構想の具体化…『次世代文明研究センター』のメンバー人選・決定 ②学校教育法改正対応など諸規程の改定・制定 ③大学認証評価受審※に向けた準備…『点検・評価報告書』を 3 月 31 日に提出・申請 ※7 年ごとに認証評価期間による評価受審の義務(学校教育法 第 109 条) (2)優秀な教員の確保と将来性のある若手教員の採用 2015年度 教員採用実績 採用日 職位 研究室 2015 年 6 月 1 日 准教授 エネルギー材料研究室 2015 年 10 月 1 日 教授 ものづくりの科学教育センター 2015年度 採用活動結果 <採用決定> 採用予定日 職位 研究室 2016 年 4 月 1 日 教授 流体工学研究室 2016 年 4 月 1 日 准教授 表面科学研究室 2016 年 4 月 1 日 准教授 固体力学研究室 2016 年 4 月 1 日 実験助手 機械創成研究室 <選考中および採用活動継続中> 職位 公募分野 主担当教授 次世代計測・情報処理分野 教授 知的情報処理分野 准教授 電子デバイス分野 半導体分野 助教 材料プロセス研究室 10 (3)キャンパスの整備推進 (3)キャンパスの整備推進 ★新キャンパスの特色 『次世代国際産業リーダーの育成』と『選択・ 集中した分野で世界トップの研究成果の創出』 が出来る、実学重視の未来型理工系キャンパス ★新キャンパスの規模 現行約 42,500 ㎡ → 刷新約 52,000 ㎡(現状の 1.2 倍) ★新キャンパスの建設時期 2014 年 7 月から 2019 年度末の間、建替え・改修工事を実施し、キャンパスを一新 ★2014 年度完了工事 体育館改修、西棟 2 階(食堂他)改修、国際交流ハウス竣工 1.2015 年度工事の進行状況 ③ ①東棟の竣工(東棟外観) ② ① ④ 2015 年 7 月完成、10 月から稼働開始 クリーンルームを含む先端研究施設 「ナノテクノロジーセンター」を収容 ②守衛棟の竣工(守衛棟外観) 2015 年 7 月完成、稼働開始 大学全体の保安管理の中枢センター的存在。 また、新電気室を併設。 ③学部・修士学生寮の建設開始 2016 年 10 月末竣工予定 部屋数:213 室 (既存学部学生寮 132 室の 1.6 倍) ④南棟エリアの造成開始(2019 年 2 月竣工予定) 2015 年 10 月~2016 年 1 月 既存 6 号棟・7 号棟を解体 11 (4)大学の国際化に向けての取り組みの実施 ★TTI-C(シカゴ校)との交流を促進する仕組みを強化し、TTI-C の活用策を検討 TTI-C との遠隔授業受講者数推移 年度 授業回数(回) 内 直接授業(回) 2010 15 4 2011 15 0 2012 15 4 2013 15 4 2014 15 5 2015 15 5 協定留学生数 2007 人数(名) 2 受講者数(名) 34 19 18 14 5 5 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2 1 1 4 2 1 1 2 ★海外連携校との相互交流を充実 ・台湾国立中興大学、泰日工業大学ほかとのサマーセミナーによる交流 (学生 14 名を受入、5 名を派遣) ・フランス、タイ、協定研修生等を受入(6 名) *海外連携校との学生交流結果(2015 年度) 大学 アメリカ・TTI-C タイ・チェンマイ タイ・チュラロンコン フランス・レンヌ フランス・ブルゴーニュ 受入 派遣 - 4 2 2 1 2 - - - - 大学 受入 派遣 2 4 4 1 - 2 3 - 韓国・ハンナム タイ・泰日工業 台湾・ 「国立」中興 ベトナム・ハノイ工科大 *海外連携校のロケーションと連携の位置づけ 12 2.教育 (1)グローバルに活躍できる実践的・開発型の技術者・研究者「士(サムライ)型」人材の育成 ★エンジニアとしての基礎学力と人間力を高める学部カリキュラムの導入 2012 年度 1 年次入学者から適用する新カリキュラムの 4 年目となる 2015 年度に向けて、カ リキュラムの眼目の一つである「分野別履修」 (主専攻分野の選択と、選択した分野に配当さ れた科目の履修)の準備と学生へのガイダンスを進めた。2014 年度の 3 年次学生から計画ど おり履修を開始している。また、2015 年度からは、副専攻分野認定(※)の申請が可能となり、 初年度は 47 名が認定を受けた。 2015 年度 副専攻認定の状況 ※副専攻分野認定 所属する主専攻分野とは異なる分野から 20 単 認定なし 【21 名】 2分野認定 (卒業) 【12名】 位以上を修得した場合、当該分野を学部副専攻 1分野認定 (申請せず進 学) 【11名】 として認定を受けることができる 1分野認定 (卒業) 【35名】 このカリキュラムでは、上述の①履修方法(ハイブリッド型と分野別の複合)の他、②充実し た教養教育、③英語力の向上と活用、④導入教育・キャリア教育の重視、⑤実験・実習科目を 中心とした『創造性開発プログラム』などの取り組みを中核に据えている。 このうち、⑤の創造性開発プログラムは、①~④の各項目との相乗的教育によって、学生のだ れもが潜在的に備えている 5 つの要素(a.豊かな知識・技術力、b.知的好奇心、c.チャレ ンジ精神、d.コミュニケーション力、e.応用力)を顕在化・総合した「創造性」を育成し、 その結果として、学生の一人一人が『自ら課題を発見し、解決策を考え、行動に移す力』を身 につけることを目指している。 *開設した主な教養・実学教育科目 開設年度 (対象学年) 科目名 2010 年度 トヨタ生産方式概論 (学部 3 年以上) 概要・特色 評価等 教育優秀賞 3 年 9 月前半に集中講義(3 日間×5 コマ)で実施、 連続受賞(2012 講義と演習・討議を組み合わせて行う。 ~14 年度) 本学建学の理念と歴史、教育・研究の特色を理解 するとともに、大学での学習/研究/生活のあり 方を自ら考え、目標を明確化する。 大学生に必須の「論理的な文章を書く技術」につ いて、理論と実践で論文の作法を身に付ける。 2011 年度 (学部 1 年) 工学スタートアップ セミナー 2012 年度 (学部 1 年) 教養基礎セミナー1 2012 年度 (学部 1 年) 教養基礎セミナー2 「1」で学んだ論文の作法を活用し、日本語によ るプレゼンテーション能力を磨く。 2012 年度 (学部 1 年) 経済学入門 (教養コア 1) 「環境」 「エネルギー」など身近なトピックを題 材に、豊かさと幸せを創出する社会の仕組みを考 える。 2012 年度 (学部 1 年) 2012 年度 (学部 1 年) 哲学入門 (教養コア 2) 人間への洞察力と深い思索力を身に付け、 議論の 能力・理解と筆記・表現の能力を磨く。 世界と日本 (教養コア 3) 激動する世界、国際政治力学の中での日本の目指 すべき道、日本人としての生き方を考える。 13 2012 年度 (学部 2 年) 現代工学概論 1・2 2013 年度 (学部 2 年) 創造性開発実習 1・2 2013 年度 (学部 3 年) 創造性開発セミナー 2013 年度 (学部 3 年) 技術開発特論 2014 年度 (学部 3 年) 科学技術と社会 (教養コア 4) 2015 年度 (学部 4 年) 教養基礎セミナー3 本学の卒業生を含む企業等の第一線技術者から、 授業アンケート 先端の開発テーマ、学生時代に学ぶべき課題、企 9 位(1) (2) 業が技術者に求めるもの、等の紹介を受ける。 教育優秀賞(自 知識や技術のモノ創りへの適用とそのプロセス 立走行「マイク について、学問との繋がりを意識しつつ企画・設 ロマウス」 (2014 計から制作・評価までのプロセスを通して実習 ~15 年度) し、併せてリーダーシップやコミュニケーション 授業アンケート などの重要性を学ぶ。3テーマを1・2通して実 1 位、4 位(1) 施。 1 位、14 位(2) 創造性を要する課題の解決を通じて、自らの発想 力と実現力を鍛える。手順・各種機器の使い方・ スケジュールの設定・管理等についてグループ単 位で自ら考え、期限までに実現する。 技術開発に必要な方法論(文献検索・ネット検 索・特許検索・アイデア創出・ブレーンストーミ ング・SWOT(強み/弱み)分析 等)を学び、 技術提案書の作成・プレゼンテーション・質疑応 答までを体験する。 旧カリキュラムの「技術者倫理」と「環境論」を 発展的に統合。科学技術の進歩を適切にコントロ ールすることの重要性を理解する。 科学技術を社会にとってより良い方向に利用し ていくために重要な「文理協働」においては、専 門外の人にわかりやすく科学技術を説明でき、ま た多角的な見方をもって討論できるためのサイ エンスコミュニケーション力が必要となる。 セミ ナー実習を通してその力を磨く。 ★産業界の支援を得たインターンシップ教育の充実と実学教育の質的向上 *企業からの派遣講師による実学教育の例 1. 「科学技術と社会」 (学部 3 年次前期) 企業名 テーマ・概要 人類の快適な生活を支える多くのことが科学技術の継続的な進歩に依存している。 しかし、科学技術の進歩は一方で、環境上、安全上及び倫理上の重大な問題を提起 パナソニックエコ している。科学技術を適切にコントロールしていく上で、技術者には公共の安全、 システムズ 公益を守る義務が生じ、組織の一員、社会との関わりについて正しく理解した上で 大阪ガス 活動しなければならない。本科目は社会人・技術者として活動していくための準備 新和実業 を目的として、技術者倫理に重点をおいて事例を取り上げながら講師が自らの体験 日本ガイシ 他 に基づく技術者の倫理観、責任感、そして具体的な企業活動(企業倫理、環境設計、 安全設計など)を関連づけて指導を行う。 2. 「トヨタ生産方式概論」 (学部 3 年次後期) 企業名 トヨタ自動車 テーマ・概要 ものづくり・人材育成・経営の哲学であるトヨタ生産方式の基本思想と概要(かん ばん、標準作業 等)を理解し、ものの作り方やそのしくみにより、安全・品質・ リードタイム・原価・キャッシュフローが変わり、企業の経営にも大きな影響を及 ぼすこと、利益を上げるためにはものの作り方やしくみをしっかり構築する事が肝 要である事を習得する。 3. 「品質管理工学(QC) 」と「経営管理工学(原価管理・原価企画) 」 (学部 4 年次前期) 企業等名 トヨタ自動車 (品質管理工学) トヨタ自動車 (経営管理工学) テーマ・概要 品質管理の目的と体系、その有用性を理解し、企業活動における問題解決における QC 的考え方や統計的品質管理手法、企業における TQM(Total Quality Management)の推進について習得する。 企業活動の究極の目的である「適正な利益を継続して確保する」ための「原価管理」 について、技術者が原価をつかさどる源であることを理解し、設計・製造部門にお ける「原価企画・原価管理」の重要性を認識する。 14 4. 「特別講義」の隔年開講(2015 休講、2016 年度開講 学部 4 年次・大学院修士課程前期) 企業名 テーマ・概要 ソニーグローバル マニュファクチャ リング&オペレー ションズ (旧:ソニーEMCS) 企業の現役技術者を講師とし、デジタルスチルカメラなどの製品を題材として、先 端エレクトロニクス製品のアーキテクチャやメカニズム、また、そのような製品の 開発において求められるプロフェッショナルスキルなどを学ぶ。 大学・大学院で学ぶ技術が、最新のエレクトロニクス製品の開発にどのように生か されているかを、実機を通じて理解する。また、実際の商品開発、設計のプロセス を学ぶことで社会に出てからの実際の仕事の進め方、考え方を知り、技術者として の今後のキャリアプランを考える上での参考となる情報を得ることも事も併せて 目的とする。 5. 「工学リテラシー1」 「工学リテラシー2」 (学部 1 年次前・後期 必修) 企業名 位置づけと役割 トヨタ自動車 三菱電機 デンソー トヨタ自動車の生産技術・後期部門等の現役技能員(工長クラス)を受け入れ、工 作実習工場の常勤職員(トヨタ自動車、デンソー、三菱電機等からの派遣者)とと もに担当教員と協力して実習授業の指導に当たる。 それぞれの実習テーマ(各種機械加工、半導体微細加工、成形 等)に熟達した指 導員を配することにより、加工・工作の技術に加えて、特に「安全な作業・行動・ 環境」の重要性を学ぶ。 6. 「現代工学概論 1」 「現代工学概論 2」 (学部 2 年次・学部 3 年次編入生前・後期 必修) 現代工学概論 1(前期) 企業名 現代工学概論 2(後期) テーマ 企業名 テーマ 三菱電機 放電加工機の最新技術概要と 海外市場支援 矢崎総業 熱エネルギーの有効利用- 特に低温熱の冷房への利用 日立製作所 中央研究所 ものつくりでの先端計測 豊田中央研究所 機械加工の自動化を目指す ソフトウエアおよびシステ ム デンソー 車両電子システムの最新動向 と展望 JSOL 有限要素法によるモノづく り 豊田自動織機 溶接の新生産技術開発と仕事 の進め方 トヨタ紡織 自動車内装部品開発に必要 とされる工学 三菱電線工業 通信から工業・医療分野に拡 がる光ファイバの利用 あいちITS大学 次世代自動車社会を拓く セミナー ITS トヨタ自動車 世代環境車の今後の展開 オムロン コンポーネント機器への制 御技術応用 宇宙航空研究開発 日本の宇宙用太陽電池開発 機構 ★国際的視野を持ち、グローバルに活躍できるエンジニアの育成 *英語カリキュラムの刷新 学部 1年 2年 基礎英語 1・2 基礎英語 3・4 3年 (旧・教養英語 1~4) 英語コミュニケーシ ョン 1・2 修士 (旧・検定英語 1・2) 英語コミュニケ ーション 3・4 4年 応用英語 1・2 (TOEIC) 2年 科学技術英語 1・2 必修 応用英語 3・4(TOEFL) 英語テクニカルラ イティング 1・2 (旧・理工英語入門 1・2, ) (旧・理工英語入門 1・2,理工英語 1~4) 英語特別演習 1・2・3・4 海外英語演習(夏季実施/アメリカ・フィリピン) 15 1年 ★英語 Step-Up Point 制度(E-SUP)による卒業要件の設定 *E-SUP 制度の概要 本学が提供する、もしくは承認する複数の英語学習・英語体験の取り組みを通して、入学から 卒業まで継続的かつ積極的に英語を学習・習得する制度。各取り組みにポイントが付与されて おり、学部の卒業要件として 100 ポイント以上の獲得が求められる。 なお,100 ポイントを超えてさらに学習・体験を重ね,所定のポイントを獲得した者について は,海外留学プログラム(3 年次対象・指定)の費用助成を行う。また、修士課程進学者は、 学部課程で獲得した助成対象ポイントが修士課程へと持ち越される。 *2015 年度末の E-SUP ポイント獲得状況 【2012 年度以降 学部 1 年次入学者】 入学年度 (到達学年) 2015 年度 (1 年次) 2014 年度 (2 年次) 2013 年度 (3 年次) 2012 年度 (4 年次) 学生数 95 名 76 名 91 名 75 名 到達目安 平均獲得点 最高点 40 67 135 ポイント ポイント ポイント 40 118 405 ポイント ポイント ポイント 70 140 274 ポイント ポイント ポイント 100 190 530 ポイント ポイント ポイント 最高得点者の主な活動 TOEIC-IP3 回受験 iPLAZA ボランティア 3 回参加 英語プレースメント枠(1 年次前・後 期上位クラスに配当) iPLAZA ポイントカード使用イベン ト参加 学部海外英語演習(8 月)参加 TOEIC-IP5 回受験 TOEFL-ITP1 回受験 iPLAZA ボランティア 2 回参加 英語プレースメント枠(1 年次前期上 位クラスに配当) iPLAZA ポイントカード使用イベン ト参加 スピーチコンテスト 2 回参加 学部海外英語演習(1 年次 8 月)参加 語彙コンテスト 2 回参加 報告会1回参加 サマーセミナー(2 年次 8 月)参加 TOEIC-IP 6 回受験 TOEFL-ITP1 回受験 TOEIC 外部試験 2 回受験 学部海外英語演習(3 年次 8 月)参加 英語プレースメント枠(1・2 年次前・ 後上位クラスに配当) TOEIC-IP9 回受験 TOEFL-ITP1 回受験 TOEIC 外部試験 10 回受験 iPLAZA ボランティア 1 回参加 学部海外英語演習(1 年次 8 月)参加 報告会 1 回参加 スピーチコンテスト 3 回参加 英語プレースメント枠(2 年次前・後 期上位クラスに配当) サマーセミナー(2 年次 8 月)参加 ※編入学生は上記表から除く ※学部卒業要件は 100 ポイント ※卒業判定時、獲得ポイント上位 3 名には英語優秀賞授与。 (2015 年度 最優秀賞:530 ポイント、優秀賞:500 ポイント、390 ポイント) 16 *本学が提供・承認する E-SUP ポイント獲得メニュー(2015 年度時点) イベント名 ポイント獲得基準 TOEIC(公開テスト、IP テスト) スコアポイント+ボーナスポイント TOEFL(公開テスト、ITP テスト) スコアポイント+ボーナスポイント 英語科目プレースメント枠ポイント(1~4 学期) 能力上位クラスへの配属でポイント付与 (学部)海外英語演習 一定以上の成績習得者にポイント付与 英語力強化合宿 一定以上の成績習得者にポイント付与 本学が指定する海外英語留学プログラム 各プログラム所定のポイント i-Plaza が開催する各種イベントへの参加 各イベント所定のポイント 【例】 ・中興大学学生を招いたサマーセミナー ・英語科学技術スピーチコンテスト ・英会話による交流イベント(各種) (2~30) (5~20) (5) 外国語の学習に関する自主的な活動に対するポイント 申請に基づき個別に判定 *本学の海外留学学生数推移(2009~2015 年度) 2015 年度 留学実績(人) 学部生 計 北 米 10 3 13 欧 州 0 10 10 アジア 28 2 30 計 38 15 53 <参考> *学生の TOEIC 得点推移(2012 年度以降入学者の平均点比較) 17 大学院生 (修士) ★修士課程のカリキュラム改訂 学部新カリキュラムの完成に引き続き、大学院修士課程のカリキュラム改訂を進める。基本思 想は学部からの 6 年一貫教育であり、2016 年度修士課程 1 年次入学生からの適用であるが、進 学コース 4 年次学生の先行履修に対応するため、2015 年度に新カリキュラム対応の科目区分で ある「専門基幹」 「専門」 「専門共通」科目を先行開講した。新カリキュラムの検討は 2012 年度 から分野ごとに組織された授業改善 WG と教務委員会で開始され、2015 年度に開講科目ならび に修了要件を決定した。専門分野の科目については、学部・修士課程を通じて主専攻・副専攻 履修を推進する体系に整備し、一部科目を新規開講、内容変更するなど、各分野での開講科目 数を拡充した。 <修士課程 専門基幹・専門・専門共通科目の分野別開講科目数(分野間での重複あり)> 分野 機械システム 電子情報 物質工学 科目区分 専門基幹 (各 2 単位) 5 科目 7 科目 4 科目 専門 (各 2 単位) 8 科目 10 科目 7 科目 専門共通 (各 1 単位) 3 科目(内、1 科目は隔年開講) ※所属する分野(主専攻分野)から専門基幹科目は 4 単位以上、専門科目は 10 単位以上、専門基幹・ 専門・専門共通科目合わせて 16 単位以上修得することが修了要件となる <開講科目の新設、変更> 新規開講科目 科目名変更 (内容拡充) 「機械力学特論」 「電磁気学特論」 「電磁エネルギー応用」 「機械学習入門 1」 「有機元素化学」 「情報ネットワーク論」 「エネルギーシステム論」 「固体力学特論」「流体力学特論」「熱および物質移動論」「固体物理学」 「物質の量子力学」「微小機械学」「機械学習入門 2」 修士高度教養科目「科学・技術と人間・社会」は H26(2014)年度より先行して新規開講している。 2015 年度には内容を更に充実し、産業界・学術界から招聘した著名講師陣によるオムニバスの 講義形式を継続した。国際産業リーダーとして必要な教養や知見を学ぶこととしている。 <修士高度教養科目 内容> 科目名 テーマ・概要 産業界や学界などで活躍してこられた著名な方々から、これまでの体験に基づく高 い視点からのご講演を頂くとともに、講演内容に関する質疑を行うことにより、学 生達が広い視野を培うとともに教養と工学に関する専門性を深めることの重要性 を理解する。 (講演 60~90 分、ディスカッション 60 分) 「科学技術者の務め」 ~人類の永続と幸せのために、われわれ は何を為すべきか?~ 石丸典生 氏 (デンソー特別顧問) 科学・技術と 人間・社会 小林傳司 氏 「科学技術と社会:3.11 以後に考えるべき問 (大阪大学コミュニケーショ 題」 ンデザインセンター教授) 中西重忠 氏 (京都大学名誉教授) 「私と脳科学 分子からシステムへ」 瀧本正民 氏 (本学理事長) 「日本のモノづくりについて、自動車を 事例に考える」 ~サスティナブル(持続可能)なモビリティ の実現を目指して~ 浜田道代 氏 (名古屋大学名誉教授) 「市場経済社会の法構造」 18 (2)2015 年度 卒業生・修了生の就職支援 ・学校推薦に関わる学生指導の徹底 ⇒学校推薦への応募要件として、指導教員の承認を得た 「学校推薦申込書」の提出を義務付けることで、学生に 対する教員の指導の徹底を図った。 ⇒学校推薦枠を超えて学生からの応募があった場合は教員 他による選考メンバーを組織し、厳格な審査による最適 な候補者の選考を行った。 ・2015 年度 卒業生・修了生の就職率 100% 学生キャリアセンターでの指導 <参考:一般学生の就職先企業(就職人数)> 学部 40 修士 人 アイシン精機㈱ ( ㈱東海理化 ( ダイキン工業㈱ ( 愛三工業㈱ ( アイシン・エィ・ダブリュ㈱ ( ㈱アイヴィス ( ㈱アドヴィックス ( ㈱NTTファシリティーズ ( オークマ㈱ ( ㈱オティックス ( ㈱協豊製作所 ( 小島プレス工業㈱ ( ㈱タダノ ( 企 中外炉工業㈱ 業 デンソーテクノ㈱ 名 ( ( 東海旅客鉄道㈱ ( トータルテクニカルソリューションズ㈱ ( トヨタ自動車㈱ ( トヨタ車体㈱ ( トヨタ紡織㈱ ( ㈱ヒップ ( 日野自動車㈱ ( フジオーゼックス㈱ ( 本田技研工業㈱ ( ㈱MARUWA ( 三菱電機㈱ ( 矢崎総業㈱ ( 公務員(東京消防庁 1類) ( 6 6 3 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 28 人 ) トヨタ自動車㈱ ) ㈱豊田自動織機 ( ) ㈱デンソー ) アイシン精機㈱ ( ) ㈱アドヴィックス ) ㈱OKIソフトウェア ( ) ㈱三和化学研究所 ) ㈱ジェイテクト ( ) 住友電気工業㈱ ) ソニーイーエムシーエス㈱ ( ) 凸版印刷㈱ ) 豊田合成㈱ ( ) トヨタ自動車東日本㈱ ) ㈱豊田中央研究所 ( ) トヨタ紡織㈱ ) 日本光電工業㈱ ( ) パナソニック㈱ ) 富士ゼロックス㈱ ( ) ㈱フリーダム ) 丸善石油化学㈱ ( ) 矢崎総業㈱ ( ( ( ( ( ( ( ) ) ) ) ) ) ) 19 ( ( ( ( 4 4 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 ) ) ) ) ) ) ) ) ) ) ) ) ) ) ) ) ) ) ) ) ) 累計就職者数上位(学部・修士) ※1995年~ トヨタ自動車㈱ 71 アイシン精機㈱ 48 ㈱豊田自動織機 46 ㈱デンソー 44 アイシン・エィ・ダブリュ㈱ 40 本田技研工業㈱ 36 矢崎総業㈱ 31 三菱電機㈱ 24 ㈱ジェイテクト 21 トヨタ紡織㈱ 16 ㈱東海理化 14 豊田合成㈱ 14 トヨタ車体㈱ 13 パナソニック㈱ 13 フタバ産業㈱ 13 ダイハツ工業㈱ 12 愛三工業㈱ 11 キヤノン㈱ 11 ソニーイーエムシーエス㈱ 11 ㈱アドヴィックス 10 トヨタテクニカルディベロップメント㈱ 10 日野自動車㈱ 10 ㈱協豊製作所 9 ダイキン工業㈱ 9 ㈱トヨタコミュニケーションシステム 9 日本精工㈱ 9 小島プレス工業㈱ 9 スズキ㈱ 8 3.研究 (1)外部研究費の獲得状況について ★科学研究費補助金 ・教員 OB による科研費アドバイザー制度、科研費申請説明会等を実施した。 ・採択率は昨年から下降したが(前年比-7%) 、専任教員の科研費保持率は 50%超の高水準を維持 している。 ★受託研究・共同研究 ・ 「受託研究」受入件数および金額 2015 年度:3.54 億円/20 件(前年比-1.32 億円/±0 件) ・ 「共同研究」受託件数および金額 2015 年度:1.25 億円/65 件(前年比+0.28 億円/-8 件) 20 (2)大型研究プロジェクトの推進 ★政府支援研究センター ・2015 年度は 7 プロジェクトの研究を順調に推進 実施年度 研究センター名 研究代表者 ‘08 高分子基盤研究推進(*) 田代教授 先端フォトンテクノロジー(*) 大石副学長 難環境作業スマート機械技術 文 科 省 (*) ’09 ’10 ‘11 ‘12 サステイナブル小型・軽量機械システム開発へ 向けた基盤技術研究(東特任教授) 先進触媒開発(*) 本山教授 ナノテクノロジー支援事業 榊 学長 佐々木実教授 局所構造制御による スマート材料・素子の研究(4.2億) ナノテ クノロジ ー・ ネッ トワーク( 中 部地区ナノテ ク総合支援) (2.1億) ( ‘17 ‘18 ‘19 難環境作業スマート機械技術の開発 (5.1億) ミ クロ・ メソ構造制御による革新的グリ ーン電 子素子・ 材料技術の基盤形成(5.3億) ナノテ クノロジ ー・ プラッ トフォーム (1.5億/10年間) 革新的太陽光発電技術 研究開発(5.5億) 【 新規採択】 超高効率・ 低コストⅢ-Ⅴ化合物太陽電池 モ ジ ュ ールの研究開発(2.7億) 集光型太陽電池モ ジ ュ ール、 シ ステ ム の日欧共同開発(1.9億) 山口特任教授 ) 結晶シリコン太陽電池の 研究開発 ‘16 【 新規採択】 水素原子・ 分子の活用技術革新のための 先進触媒の研究(3.3億) 超高効率・低コスト太陽電池モ 山口特任教授 ジュールの研究開発 N 経 E 産 日EU共同開発拠点 D 省 O ‘ 15 超オクターブフォトニクス (4.5億) 超オクターブ光波制御 (3.9億) 成清教授 神谷教授 ‘14 高度制御汎用性高分子開発 のための基盤研究(2.6億) 高分子構造物性相関 高度解析(3.4億) 先端知能システム・デバイス統合研究 (榊学長、三田特任教授) グリーン電子素子・材料(*) ‘13 太陽光発電シ ステ ム 次世代高性能技術の開発(8.0億) 大下教授 【 新規採択】 先端複合技術シ リ コン太陽電池プロセス 共通基盤に関する研究開発(3.5億) (*)は、私立大学戦略的研究基盤形成支援事業 ○文科省/私立大学戦略的研究基盤形成支援事業 ・2015 年度に1件新規採択「水素原子・分子の活用技術革新のための先進触媒の研究」 ・各研究センター(プロジェクト)でシンポジウム等を開催し、研究成果を公開。 ○経産省/NEDO 太陽電池プロジェクト ・2015 年度に2件採択「超高効率太陽電池」および「結晶シリコン太陽電池」の研究 (前プロジェクトの後継プロジェクト) (3)本学独自の先端研究拠点(研究センター) ①スマートビークル研究センター ・自動車関連企業と自律走行の共同研究を推進 ・第 5 回シンポジウム開催(参加 約 100 名) ②スマートエネルギー技術研究センター ・企業と研究交流会開催 ・第 6 回/7 回シンポジウム開催 (参加 各回 約 110 名) (4)産学連携に向けての研究室公開 ・企業向けオープンラボ開催(参加 47 名/26 社) 21 4.その他 (1)入試結果(2016 年 4 月入学者) <学部> 一般入試において、募集定員 50 名に対し 655 名の志願者があり、最終的に合格者を 332 名出 した。その結果、入学者は 83 名になった。社会人入試 1 年次入学者 8 名(募集定員 30 名)専 門高校特別推薦入試〈公募制〉1 名、外国政府派遣留学生特別推薦入試 1 名を加え、学部 1 年 次入学者は 93 名となり、学部定員 80 名を 13 名上まわった(定員充足率 116.3%) 。 <修士> 一般入試入学者は 36 名。社会人入試入学者 2 名,ダブルディグリー留学生入試入学者 6 名, を加えると、修士入学者は 44 名、特別選抜入試入学者は 0 名となり、修士定員 36 名を 8 名上 回った(定員充足率 122.2%) 。 <博士> 昨年と同等入学者数であるが、博士の定員(3 年間合計 36 名)に達しておらず、継続して博士学 生の増加に努める。 ( )内は前年度 (名) 学部 一般 応募者数 合格者数 入学者数 655 社会人 9 (779) (6) 332 (354) (6) 83 高専 編入 外国政 府派遣 留学生 特別 選抜 一般 1 8 1 0 52 (0) 1 1 (0) 1 (7) 4 (0) ※2 (7) 7 (0) ※2 8 (93) (6) 専門高 校推薦 ※2 8 修士 0 (0) 1 (5) (0) (0) (51) 42 (0) 0 (40) 36 (0) (39) 博 ダブルデ 社会人 ィグリー留 学生 2 (1) 2 (1) 2 (1) 6 (0) 6 (0) 6 (0) ※1 一般入試、社会人入試、留学生入試の合計(2015 年 10 月入学者を含む) ※2 2 年次編入学者 1 名を含む 士 ※1 4 (3) 3 (1) 3 (1) (2)2015 年度 卒業生・修了生の進路<就職は内定状況> ・本年も就職決定率は 100%となった。 卒業・修了 満了(退学) 企業復帰 就 職 進 学 そ の 他 (帰国等) 合計 学部(※1) 社会人 一般 12(11) 86(82) 12(11) 40(40) 46(41) 修士課程(※2) 社会人 一般 留学生 2(1) 28(43) 3(1) 2(1) 28(42) 0(1) 0(1) 12(11) 86(82) 98(93) ( )は昨年実績人数 (名) 博士後期課程 社会人 一般 留学生 1(0) 1(5) 1(1) 1(0) 2(0) 0(4) 1(1) 0(1) 3(1) 2(1) 28(43) 33(45) 3(1) ※1(学部)…前期未卒業者 1 名を含む ※2(修士)…留学生のうち前期末修了者2名を含む 22 1(0) 2(0) 1(5) 4(6) 1(1) (3)授業料、入学料その他大学が徴収する費用および奨学金制度について ①学部初年度納付額 943,590 円 項 学 費 目 納付額 入学金 282,000 円 授業料(入学年次前期・後期分) 600,000 円 キャンパス整備費・教育充実費 保 険料 50,000 円 学生教育研究災害傷害保険料 (4年分) 4,140 円 新・学生総合保険料(傷害・疾病保険+賠償責任保険) (1年分) 7,450 円 納 付 額 合 計※ 943,590 円 ※上記の他に就学に必要な教材・用品等(例:教科書、実習服等、ノートパソコン)の購入が必要 ②在学生年度納付額 授業料 キャンパス整備費・ (前・後期分) 教育充実費 合計 学 部 600,000 円 50,000 円 650,000 円 修 士 700,000 円 50,000 円 750,000 円 博 士 700,000 円 - 700,000 円 *上記に加えて、学生総合保険 7,450 円を(1年ごとの加入の為)前期授業料納付時に納入 ③豊田奨学基金奨学金制度 学生の経済的負担をできるだけ軽減し、安心して勉学中心の生活を送れるよう、 独自の奨学金制度も充実されています。 ◆給付奨学金制度 成績優秀者に授業料の全額または一部相当額を給付 給付内容 授業料の全額、半額または1/4相当額を給付 選 学業成績などに基づいて学期毎(4,10 月)に選考 考 ◆貸与奨学金制度 希望のほぼ全員に無利子で貸与 種 類 交付金額 条 件 特A種 10 万円 特B種 8 万円 第1種 6 万円 第2種 4 万円 全額貸与(無利子) *特 A 種、特 B 種は、大学院生のみ対象 *日本学生支援機構の奨学金との併用も可能 23 第3種 2 万円 (4)シカゴ校(TTI-C)の状況 ①教員数・学生数 (人) ①教員数 06 1 0 5 11 17 Full Prof.(Senior Faculty) Associate Prof. (Tenure Track) Assistant Prof.(Tenure Track) Research Assistant 計 07 1 0 7 15 23 08 1 0 8 10 19 09 1 0 8 10 19 10 1 0 7 9 17 11 1 1 7 10 19 ②学生の在籍状況 博士課程学生 本学派遣学生※ 合 計 06 8 1 9 07 9 2 11 08 11 2 13 09 13 1 14 10 15 1 16 11 17 4 21 12 23 2 25 13 23 1 24 12 1 3 5 12 21 13 1 3 5 14 23 (人) 14 20 1 21 14 1 4 4 12 21 15 1 4 5 13 23 15 25 2 27 *本学派遣学生は毎年 9 月~12 月に在籍、同一人の年をまたがる重複はなし *09 年 9 月に、TTIC 最初の Ph.D.学位を 1 名授与 ②最近の主な活動(業績) 年月 業績等 内容 11 年 2 月 Rice 暫定学長がウルフ イスラエルのウルフ財団によって運営されるノーベル賞に匹 賞(化学部門)を受賞 敵する権威を持つ賞であり、ウルフ賞受賞後にノーベル賞を 受賞する学者も少なくない 2011 年 Dr. Julia Chuzhoy ニューヨークに拠点を置くスローン財団が、毎年、優秀な若 2012 年 Dr. Jinbo Xu が, 手研究者に授与するフェローシップ。 スローン財団フェロー TTI-C では今までに 2 名が授与 を拝受 2011 年 Dr. Devi Patrikh が, コンピュータビジョンの著名な学会の賞 Marr Prize を拝受 2009 NSF Career Grant National Science Foundation が若手の優秀な研究者に授与する賞。 ~ TTIC では、過去以下の4名が受賞。 2013 年 (2013)Dr. Madhur Tulsiani、 (2012) Dr. Yury Makarychev、 (2011) Dr. Jinbo Xu、(2009) Dr. Julia Chuzhoy 2014 年 Dr. Mohit Bansal Dr. Karen Livescu Dr. Kevin Gimpel が, Google1Faculty Research Award を受賞 Dr.Mohit Bansal が, IBM Faculty Award を受賞 Google が世界トップレベルの教員が行う最先端の研究をサポート する賞 IBM が世界最先端の大学の傑出した実績のある若手教員との共同研 究をサポートする賞 24 Ⅲ 財務の概要 決算概況 平成27年度施行の新会計基準により、従来の「消費収支計算書」が「事業活動収支計算書」に名称変更。内容も、一部 変更となり、経常的(教育活動および教育活動外)および臨時的収支に区分し、各活動における収支状況が明確化され ることになった。また、毎年度及び長期的な収支均衡の両方を表示するため、基本金組入前と組入後の収支差額の表示 がされることとなった。 ≪平成27年度事業活動収支計算書(概況)≫ (単位:千円) 科 目 予 学生生徒等納付金 収 入 の 部 教 育 活 動 外 収 支 経 算 差 科 目 367,418 359,000 △8,418 料 10,517 9,495 △1,022 寄 付 金 1,524,900 1,530,759 5,859 経 常 費 等 補 助 金 376,847 371,119 △5,728 付 随 事 業 収 入 496,581 508,167 11,586 入 42,237 50,781 8,544 教 育 活 動 収 入 計 収 (単位:千円) 異 数 算 差 異 資 産 売 却 差 額 1,005 2,358 1,353 その他の特別収入 1,858,649 1,848,415 △10,234 計 1,859,654 1,850,773 △8,881 資 産 処 分 差 額 272,108 282,656 10,548 その他の特別支出 0 30 30 272,108 282,686 10,578 特 収 差 額 1,587,546 1,568,087 △19,459 1,159,869 1,198,517 38,648 計 △1,613,307 △1,549,331 63,976 額 △453,438 △350,814 102,624 教 育 研 究 経 費 1,513,764 1,490,552 △23,212 基 費 358,271 325,307 △32,964 当 4,299 特 本 年 別 金 度 別 入 支 △3,656 特 別 基本金組入前当年度収支差額 10,821 1,484,794 経 決 計 2,829,321 理 算 出 1,488,450 管 支 出 の 部 予 支 2,818,500 件 収 入 の 部 特 別 収 支 の 部 費 人 支 出 の 部 決 手 雑 教 育 活 動 収 支 算 収 組 入 収 額 支 合 差 額 750,000 754,299 徴 収 不 能 額 等 0 0 0 前 年 度 繰 越 収 支 差 額 1,855,242 1,855,901 659 教 育 活 動 支 出 計 4,110,485 4,054,952 △55,533 翌 年 度 繰 越 収 支 差 額 1,401,804 1,505,087 103,283 教 育 活 動 収 支 差 額 △1,291,985 △1,225,631 66,354 受 取 利 息 ・ 配 当 金 864,308 857,039 △7,269 その他の教育活動外収入 0 0 0 事 業 活 動 収 入 計 5,542,462 5,537,133 △5,329 教 育 活 動 外 収 入 計 864,308 857,039 △7,269 事 業 活 動 支 出 計 4,382,593 4,338,616 △43,977 借 入 金 等 利 息 0 0 0 その他の教育活動外支出 0 978 978 減 収 入 の 部 支 出 の 部 価 償 却 教 育 活 動 外 支 出 計 0 978 978 教 育 活 動 外 収 支 差 額 864,308 856,061 △8,247 △427,677 △369,570 58,107 常 収 支 差 額 (参考) ≪決算概況≫ 前年度からの繰越金を充当するため、経常収支は赤字予算を計上したが改善して△370百万円の赤字 となった。新キャンパス建設に係る寄付金や文部科学省からの設備補助金が計上される特別収支は大 幅な黒字となっている。基本金組入後の最終的な当年度収支差額は△351百万円で、予算に対して103 百万円改善した。 本学の特徴 (注)新会計基準施行に伴い、「消費収支計算書関係比率」は「事業活動収支計算書関係比率」に変更になったが、全国 平均(H26年度決算)と比較するため、旧会計基準に置き換えて比率を計算し、表示している。 ≪消費収支計算書関係比率≫ ≪本学の特徴≫ 収入面 90.0% 80.0% 全国平均と比較して、 ・学生生徒等納付金比率が低い(左表①) ① 70.0% ③ ② 60.0% ・寄付金比率、事業収入比率が高い(左表②) これはトヨタ自動車からの寄付、並びに公的な研究 開発機関や企業からの受託研究・共同研究収入 (事業収入)など、いわゆる外部資金が収入の中で 高い割合を占めていることを示している。 50.0% 40.0% 30.0% 20.0% 10.0% 0.0% 支出面 学生生徒 等納付金 比率 寄付金 比率 事業収入 比率 本学 9.2% 40.1% 全国平均 69.5% 3.9% 帰属収入に 対する比率 人件費 比率 教育研究 経費比率 13.1% 38.1% 47.6% 4.8% 50.9% 31.2% 全国平均と比較して、 ・人件費比率が低く、教育研究経費比率が高い(左 表③) これは、教育研究活動に対し重点的に資金が投下 されている状況であることを示している。 *1:新キャンパス建設に係る寄付金収入・支出は除いて算出 *2:全国平均:平成26年度全国平均(医歯系法人を除く507法人の平均) 「平成27年度版今日の私学財政」日本私立学校・振興共済事業団より 25 学 校 法 人 会 計 の 概 略 1.計算書類 (決算書)とは 学校法人会計基準に基づき作成する計算書類には大きく分けて、事業活動収支計算書、資金収支計算書、貸借 対照表の3つがある。 ◆事業活動収支計算書 事業活動収支計算書の目的は2つである。第1に、1年間の教育活動および教育活動以外の経常的な活動、並び に臨時的活動の、3つの活動区分に集計される事業活動収入と支出の内容を明らかにする。第2は、学校会計に求 められている、収支均衡の状態を明らかにするものである。 事業活動収支計算書の用語解説 ① 教育活動収支 経常的な収支のうち、本業の教育活動の収支活動を見る。 ② 教育活動外収支 経常的な収支のうち、財務活動による収支活動を見る。 ③ =①+② 経常収支差額 経常的な収支バランスを見る ④ 特別収支 資産売却や処分等の臨時的な収支を見る。 ⑤ ③+④ 基本金組入前 当年度収支差額 毎年度(単年度)の収支バランスを見る。 (旧会計基準:帰属収支差額) 学校法人が教育研究活動を行なっていくためには、校地・校舎・機器備品・図書などの 資産を持ち、これらを永続的に維持する必要がある。学校会計では、当該年度にこれら の資産の取得に充てた金額を基本金へ組入れる仕組みとなっており、以下の4つに分 類されている。 ⑥ ⑦ 基本金組入額 基本金の種類 目 的 第1号基本金 校地、校舎、機器、備品、図書などの固定資産の取得価額 第2号基本金 将来固定資産を取得する目的で積み立てた預金などの価額 第3号基本金 奨学基金、研究基金などの基金の額 第4号基本金 運営に必要な運転資金相当額 ⑤-⑥ 当年度収支差額 ⑧ 前年度繰越収支差額 ⑨ 翌年度繰越収支差額 長期の収支バランスを見ることができる。(旧会計基準:消費収支差額) ◆資金収支計算書 当該年度の支払資金の顛末、すなわち学校法人の1年間の諸活動に対応するすべての資金の収入・支出の内容を 明らかにするものである。なお、新会計基準において新たに付表として活動区分資金収支計算書を作成することに なり、教育活動、施設整備等活動、その他の活動ごとにキャッシュ・フローの流れが明確化された。 ◆貸借対照表 当該年度末における資産、負債、正味財産(基本金、消費収支差額など)の残高を表し、学校法人の財政状態の健 全性を明らかにするとともに、教育研究活動に必要な財産を適正に管理することを目的としている。企業会計では、 借方に資産、貸方に負債と純資産を表示しているが、学校法人会計では、貸方に負債と基本金そして消費収支差 額を表示している。 2.財産目録とは 貸借対照表の資産や負債について、具体的な内容を表す。学校法人が所有する土地や建物の面積、図書の冊数 などを知ることができる。 26 事業活動収支計算書 ( 法 人 全 体 ) 平成27年4月1日 から 平成28年3月31日まで (単位 円) 部門 科目 予 摘 358,999,500 △8,418,500 △1,021,590 料 10,517,000 9,495,410 付 金 1,524,900,000 1,530,759,242 5,859,242 経 常 費 等 補 助 金 376,847,000 371,119,000 △5,728,000 国 庫 補 助 金 376,847,000 371,119,000 △5,728,000 496,581,000 508,166,845 11,585,845 随 事 雑 活 動 人 収 入 入 42,237,000 50,781,379 8,544,379 入 計 2,818,500,000 2,829,321,376 10,821,376 費 1,488,450,000 1,484,794,524 費 1,513,764,000 1,490,551,426 費 358,271,000 325,307,959 収 件 育 管 研 究 理 減 教 業 収 育 収 償 不 動 △32,963,041 消費税支出の減 額 750,000,000 754,298,890 4,298,890 等 0 0 0 出 計 4,110,485,000 4,054,952,799 △55,532,201 △1,291,985,000 △1,225,631,423 66,353,577 受 取 利 息 ・ 配 当 金 864,308,000 857,039,004 △7,268,996 支 その他の教育活動外収入 0 0 0 教 育 活 動 外 収 入 計 864,308,000 857,039,004 △7,268,996 0 0 0 借 支 出 の 部 活 △3,655,476 額 却 能 入 金 等 利 息 その他の教育活動外支出 0 977,789 977,789 教 育 活 動 外 支 出 計 0 977,789 977,789 教 育 活 動 外 収 支 差 額 864,308,000 856,061,215 △8,246,785 額 △427,677,000 △369,570,208 58,106,792 額 1,005,000 2,357,685 1,352,685 経 常 収 資 収 入 の 特 部 支 産 差 売 却 差 1,858,649,000 1,848,414,879 △10,234,121 計 1,859,654,000 1,850,772,564 △8,881,436 額 272,108,000 282,655,794 10,547,794 そ の 他 の 特 別 収 入 特 別 資 支 出 の 部 収 産 処 入 分 差 0 30,240 30,240 出 計 272,108,000 282,686,034 10,578,034 差 額 1,587,546,000 1,568,086,530 △19,459,470 基本金組入前当年度収支差額 1,159,869,000 1,198,516,322 38,647,322 計 △1,613,307,000 △1,549,330,827 額 △453,438,000 △350,814,505 102,623,495 前 年 度 繰 越 収 支 差 額 そ の 他 の 特 別 支 出 特 特 基 当 別 別 本 収 金 年 支 組 度 支 入 収 額 支 合 差 63,976,173 期末未払金分の期ずれ 1,855,242,000 1,855,900,569 658,569 額 0 0 0 翌 年 度 繰 越 収 支 差 額 1,401,804,000 1,505,086,064 103,282,064 基 本 金 取 崩 要 △23,212,574 経常研究費支出の減 教 育 活 動 収 支 差 額 収 入 教 の 育 部 育 経 経 価 徴 別 収 支 の 部 異 数 教 活 動 外 収 支 差 寄 教 支 出 の 部 算 手 付 教 育 活 動 収 支 決 367,418,000 学 生 生 徒 等 納 付 金 収 入 の 部 算 (参考) 事 業 活 動 収 入 計 5,542,462,000 5,537,132,944 △5,329,056 事 業 活 動 支 出 計 4,382,593,000 4,338,616,622 △ 43,976,378 雑収入他 0.6億円(1.6%) 資産運用収入 資産売却差額 8.6億円(22.2%) 事業活動収入 事業収入 5.1億円 (13.2%) 38.7億円 資産処分差額他 0.7億円 (1.8%) 学生生徒 等納付金 3.6億円 (9.3%) 寄付金 15.6億円 (40.3%) 管理経費 3.3億円 (8.9%) 教育研究経費 18.5億円 (49.6%) 事業活動支出 37.3億円 人件費 14.8億円 (39.7%) 補助金 5.2億円 (13.4%) (注)上記の円グラフでは、新キャンパス建設を推進するにあたり多方面から受入れた寄付金を除いて、収入・支出(含、固定資産処分差額)を算出。 27 資金収支計算書 (法人全体) 平成27年4月1日 から 平成28年3月31日まで 当年度の収入は 274.2億円となり、前年度からの繰越支払資金 5.1億円を加え、279.3億円となった。 一方、支出は、年度末からのマイナス金利の影響で、償還した国債等を現預金で保持したため、次年度繰越支 払資金は対前年度比プラス38.7億円の、43.8億円となった。 [収入の部] (単位:円) 科 目 予 学生生徒等納付金収入 算 決 算 差 異 367,418,000 358,999,500 8,418,500 手 数 料 収 入 10,517,000 9,495,410 1,021,590 寄 付 金 収 入 3,168,900,000 3,174,759,242 △ 5,859,242 補 助 金 収 入 524,159,000 518,703,000 5,456,000 国 庫 補 助 金 収 入 524,159,000 518,703,000 5,456,000 △2,543 18,080,867,000 17,665,875,760 414,991,240 資 産 売 却 収 入 付 随 事 業 収 入 496,581,000 508,166,845 △ 11,585,845 受取利息・配当金収入 864,308,000 857,039,004 7,268,996 入 42,237,000 50,869,082 △ 8,632,082 入 89,949,000 88,884,755 1,064,245 そ の 他 の 収 入 4,376,104,000 雑 前 収 受 金 収 4,484,912,138 △ 108,808,138 資金収入調整勘定 △ 237,628,000 △ 294,280,336 56,652,336 当 年 度 収 入 合 計 27,783,412,000 27,423,424,400 359,987,600 前年度繰越支払資金 収 入 の 部 合 計 503,873,000 主な差異要因 債券償還額の減 受託研究の増 有価証券の洗い替えに伴う増 506,285,549 28,287,285,000 27,929,709,949 357,575,051 [支出の部] (単位:円) 科 人 件 目 費 支 予 算 決 算 差 異 主な差異要因 出 1,464,313,000 1,465,419,524 △ 1,106,524 教育研究経費支出 1,492,764,000 1,470,689,630 22,074,370 経常研究費支出の減 管 理 経 費 支 出 356,271,000 324,216,783 32,054,217 消費税支出の減 施 設 関 係 支 出 2,226,000,000 2,245,016,087 △ 19,016,087 科目変更(経費→資産) 設 備 関 係 支 出 489,611,000 519,105,636 △ 29,494,636 研究設備の取得増 17,243,244,000 13,318,439,938 3,924,804,062 有価証券運用額の減 4,469,604,497 △ 72,937,497 仮払金支出の増 資金支出調整勘定 △ 220,000,000 △ 263,567,785 43,567,785 期末未払金の増 当 年 度 支 出 合 計 27,448,870,000 23,548,924,310 3,899,945,690 資 産 運 用 支 出 そ の 他 の 支 出 次年度繰越支払資金 支 出 の 部 合 計 4,396,667,000 838,415,000 4,380,785,639 △ 3,542,370,639 28,287,285,000 27,929,709,949 28 357,575,051 活 動 区 分 資 金 収 支 計 算 書 平成27年 4月 1日 から 平成28年 3月31日 まで (単位 円) 金額 358,999,500 9,495,410 1,530,559,242 200,000 371,119,000 508,166,845 科 目 教 育 活 動 に よ る 資 金 収 支 施 設 整 備 等 活 動 に よ る 資 金 収 支 収 入 学生生徒等納付金収入 手数料収入 特別寄付金収入 一般寄付金収入 経常費等補助金収入 付随事業収入 雑収入 教育活動資金収入計 人件費支出 支 教育研究経費支出 出 管理経費支出 教育活動資金支出計 差引 調整勘定等 教育活動資金収支差額 △ △ △ 科 目 収 入 施設設備寄付金収入 施設設備補助金収入 施設整備等活動資金収入計 施設関係支出 支 出 設備関係支出 第2号基本金引当特定資産繰入支出 施設整備等活動資金支出計 差引 調整勘定等 施設整備等活動資金収支差額 小計(教育活動資金収支差額+施設整備等活動資金収支差額) 収 入 有価証券売却収入 第3号基本金引当特定資産取崩収入 長期貸付金回収収入 立替金回収収入 仮払金回収収入 預り金受入収入 519,105,636 100,000,000 2,864,121,723 1,072,537,723 59,477,608 1,013,060,115 1,553,243,717 金額 17,665,875,760 100,000,000 136,536,310 36,422,366 888,777,661 3,177,840,410 支 小計 受取利息・配当金収入 過年度修正収入 その他の活動資金収入計 有価証券購入支出 第3号基本金引当特定資産繰入支出 退職給与引当特定資産繰入支出 預り金支払支出 長期貸付金支払支出 22,005,452,507 857,039,004 87,915 22,862,579,426 12,217,580,770 981,984,168 18,875,000 3,183,076,528 119,050,000 立替金支払支出 仮払金支払支出 小計 27,076,389 888,777,661 17,436,420,516 過年度修正支出 為替差損支出 その他の活動資金支出計 30,240 977,789 17,437,428,545 科 目 そ の 他 活 動 に よ る 資 金 収 支 50,781,167 2,829,321,164 1,465,419,524 1,470,689,630 323,208,754 3,259,317,908 429,996,744 110,186,858 540,183,602 金額 1,644,000,000 147,584,000 1,791,584,000 2,245,016,087 出 差引 調整勘定等 △ △ △ 5,425,150,881 2,592,926 その他の活動資金収支差額 支払資金の増減額(小計+その他の活動資金収支差額) 前年度繰越支払資金 翌年度繰越支払資金 29 5,427,743,807 3,874,500,090 506,285,549 4,380,785,639 貸借対照表(法人全体) 平成28年3月31日 新キャンパス建設の進行に伴い、保有資産が12.3億円増加した。 [資産の部] 科 目 固 定 (単位:円) 本年度末 主な増減要因 増 減 産 50,395,715,494 51,926,031,181 △ 1,530,315,687 産 13,960,589,708 12,172,769,013 1,787,820,695 土 地 4,859,865,727 4,859,865,727 0 建 物 4,905,790,653 2,152,148,124 2,753,642,529 新校舎の完成 物 319,812,901 64,488,703 教育研究用機器備品 2,648,884,941 2,640,941,254 7,943,687 管理用機器備 品・ 車輌 58,607,183 61,637,243 △ 3,030,060 書 547,504,696 545,699,282 1,805,414 建設仮勘定(施設) 620,123,607 1,847,988,680 建設仮勘定(設備) 有 形 資 前年度末 固 構 定 資 築 図 255,324,198 同上 △ 1,227,865,073 本勘定への振替 0 0 0 産 32,905,803,120 32,686,928,120 218,875,000 第 2 号 基 本 金 引 当 400,000,000 300,000,000 100,000,000 第 3 号 基 本 金 引 当 32,119,623,120 32,019,623,120 100,000,000 退 職 給 与 引 当 386,180,000 367,305,000 18,875,000 そ の 他 の 固 定 資 産 3,529,322,666 7,066,334,048 △ 3,537,011,382 産 9,083,715,808 6,326,142,636 2,757,573,172 特 定 流 資 動 資 現 金 預 金 4,380,785,639 506,285,549 3,874,500,090 有 価 証 券 4,459,975,384 5,629,273,043 △ 1,169,297,659 他 242,954,785 190,584,044 52,370,741 計 59,479,431,302 58,252,173,817 1,227,257,485 そ 資 の 産 の 部 合 [ 負債の部、純資産の部 ] 科 目 固 定 前年度末 主な増減要因 増 減 債 386,180,000 370,574,322 15,605,678 金 0 3,269,322 △ 3,269,322 退 職 給 与 引 当 金 386,180,000 367,305,000 18,875,000 期末要支給額の増 債 341,391,119 328,255,634 13,135,485 20,319,348 期末未払金の増 長 負 (単位:円) 本年度末 期 流 未 動 払 負 未 払 金 238,022,207 217,702,859 そ の 他 103,368,912 110,552,775 △ 7,183,863 計 727,571,119 698,829,956 28,741,163 金 57,246,774,119 55,697,443,292 1,549,330,827 1,349,330,827 施設設備の取得に伴う増 負 債 の 基 部 合 本 第 1 号 基 本 金 24,531,150,999 23,181,820,172 第 2 号 基 本 金 400,000,000 300,000,000 100,000,000 第 3 号 基 本 金 32,119,623,120 32,019,623,120 100,000,000 第 4 号 基 本 金 196,000,000 196,000,000 0 収 支 差 額 1,505,086,064 1,855,900,569 △ 350,814,505 純 資 産 の 部 合 計 58,751,860,183 57,553,343,861 1,198,516,322 負 債 及 び 純 資 産 の 部 合 計 59,479,431,302 58,252,173,817 1,227,257,485 繰 越 30 収益事業部門会計 収益事業部門では職員住宅の一部を学外に貸し出し、家賃を徴収しているが、学内者の入居数増加に伴い学外 貸出が減少した結果、家賃収入が対前年比1.8百万円減少した。また入退去に伴う修繕費が増加した。 [損益計算書] [貸借対照表] 自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日 平成28年3月31日 (単位:円) (単位:円) 科 目 科 目 決 算 額 Ⅰ 営 業 収 益 10,984,546 家 賃 10,984,546 収 入 Ⅱ 営 業 費 用 消 耗 外 注 流 動 資 産 13,664,538 品 費 資 産 の 部 0 金 預 金 15,440,528 有 価 証 券 49,956,500 固 定 資 産 広 告 宣 伝 費 155,000 建 修 繕 費 1,282,357 構 保 険 料 46,620 土 公 課 1,368,630 支 払 報 酬 料 121,392 減 価 償 却 費 8,547,569 管 理 委 託 費 2,131,092 資 築 産 業 損 失 合 382,938,362 物 141,466,673 物 686,689 地 240,785,000 計 4 4 8 ,3 3 5 ,3 9 0 流 動 負 債 預 営 382,938,362 有形固定資産 11,878 65,397,028 現 費 租 税 本年度末 2 ,6 7 9 ,9 9 2 り 10,800 金 固 定 負 債 950,000 長期預り保証金 Ⅲ 営業外損失 常 損 950,000 10,091 負 債 合 計 経 10,800 失 2 ,6 9 0 ,0 8 3 学校会計繰入前損失 2,690,083 学 校 会 計繰 入額 0 税 引 前 当期 損失 2,690,083 法人税、住民税および事業税 当 期 純 損 失 純 資 産 の 部 0 960,800 元 入 金 元 入 447,374,590 金 453,019,918 利 益 剰 余 金 △ 5,645,328 純資産合計 2 ,6 9 0 ,0 8 3 31 負債 ・純 資産 合計 447,374,590 4 4 8 ,3 3 5 ,3 9 0 財 産 目 録 ( 法人全体 および 収益事業部門 ) 平成28年3月31日 合 計 (単位:円) 科 目 Ⅰ 資 産 総 額 基 本 財 産 運 用 財 産 収益事業用財産 Ⅱ 負 債 総 額 Ⅲ 正 味 財 産 本年度末 59,474,746,774 46,495,269,084 12,531,142,300 448,335,390 728,531,919 58,746,214,855 前年度末 58,252,488,572 44,507,955,313 13,291,198,586 453,334,673 702,099,956 57,550,388,616 増 減 主な増減要因 1,222,258,202 1,987,313,771 新キャンパス建設に伴う施設・設備の増 △ 760,056,286 運用債券の減 △ 4,999,283 26,431,963 未払金の増 1,195,826,239 本年度末の内訳 [資産] (単位:円) 科 目 摘 要 (1) 基 本 財 産 土 地 建 物 ・ 建 設 仮 勘 定 ( 施 設 ) 構 築 物 図 書 校 具 ・ 教 具 ・ 備 品 車 輌 ソ フ ト ウ ェ ア 電 話 加 入 権 施 設 利 用 権 施設設備充実引当特定資産 運 営 基 金 引 当 特 定 資 産 奨 学 基 金 引 当 特 定 資 産 豊田達郎基金引当特定資産 (2) 運 用 財 産 預 金 ・ 現 金 未 収 入 金 貯 蔵 品 有 価 証 券 長 期 貸 付 金 前 払 金 立 替 金 退 職 給 与 引 当 特 定 資 産 差 入 保 証 金 (3) 収 益 事 業 用 財 産 事 業 用 敷 地 事 業 用 建 物 事業用構築物・預金・有価証券 資 産 総 額 [負債] 校舎敷地等 校舎等 駐車場、門、擁壁等 学術研究用図書等 機械および備品 車輌 ソフトウェア 電話加入権 下水分担金 債券等 債券等 債券等 債券等 与 払 受 り 負債 り 保 払 総 当 証 89,977冊 9,295点 6台 28件 23点 1件 事業用敷地 937.56㎡ 事業用建物 1,122.24㎡ 擁壁等構築物、並びに、預金・有価証券 46,495,269,084 4,859,865,727 5,525,914,260 319,812,901 547,504,696 2,706,698,208 793,916 13,121,430 1,934,825 1 400,000,000 30,819,623,120 1,000,000,000 300,000,000 12,531,142,300 4,380,785,639 203,447,836 2,195,128 6,478,698,186 1,039,481,690 33,921,060 3,390,761 386,180,000 3,042,000 448,335,390 240,785,000 141,466,673 66,083,717 59,474,746,774 (単位:円) 摘 要 引 80,573.83㎡ 43,065.35㎡ 預金、現金 研究設備整備費等補助金等 切手、ハガキ等 債券等 貸与奨学金 洋雑誌等 運用債券経過利息等 債券等 職員住宅保証金等 科 目 (1) 固 定 負 債 退 職 給 (2) 流 動 負 債 未 前 預 (3) 収 益 事 業 用 長 期 預 未 負 債 [正味財産] 本年度末金額 金 退職給与要支給額 金 金 金 平成27年度 要支払額 平成27年度 入学金・授業料等 所得税、住民税等 金 金 額 敷金 学校法人部門への寄付 金 額 386,180,000 386,180,000 341,391,119 238,022,207 88,884,755 14,484,157 960,800 950,000 10,800 728,531,919 (単位:円) 科 目 摘 要 資 産 総 額 負 債 総 額 正味財産 (資産総額-負債総額) 金 額 59,474,746,774 728,531,919 58,746,214,855 32 主 な 財 務 比 率 財務比率は計算書の科目間の比率を算出して、経年変化の追跡や全国平均との比較を行い、財政状況の分 析に利用される。なお、学校法人の財務分析は、長期的にみて財政が健全に維持されているかどうか、教育 研究施設設備が適切に充実されているか等という観点から行われることになる。 「表 1」 、「表 2」は本学と全 国平均の比較、 「図 1」 、「図 2」は本学の過去5年間の推移グラフである。 1.事業活動収支計算書関係比率について 本学の特徴は、冒頭の「本学の特徴」に記載したとおりである。 「表 1」事業活動収支計算書関係比率 分 類 収入構成に 関する比率 支出構成に 関する比率 比 率 算 式 2011(H23) 2012(H24) 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 評価の目安 学生生徒等納付金比率 学生生徒等納付金/帰属収入 10.5% 11.9% 11.3% 10.1% 9.7% ~ 寄付金比率 寄付金/帰属収入 51.3% 54.3% 51.6% 48.6% 40.2% ↑ 補助金比率 補助金/帰属収入 14.9% 11.6% 15.0% 14.7% 13.3% ↑ 事業収入比率 事業収入/帰属収入 17.1% 15.6% 16.9% 16.0% 13.1% ~ 人件費比率 人件費/帰属収入 40.3% 42.9% 42.1% 40.7% 40.3% ↓ 教育研究経費比率 教育研究経費/帰属収入 43.5% 45.3% 41.7% 40.8% 50.3% ↑ 管理経費比率 管理経費/帰属収入 9.2% 9.3% 8.0% 8.1% 9.0% ↓ 10.4% 14.6% ↑ 経営状況に 繰越収支差額比率 (帰属収入-消費支出)/帰属収入 13.3% 9.5% 3.8% 関する比率 *評価の目安: ↑…高い値が良い ↓…低い値が良い ~…どちらもといえない (日本私立学校振興・共済事業団による見解) *新キャンパス建設に係る収入・支出は除いて計算している。 *基準改正前の年度については、基準改正後の様式に組み替えて表示している。 「図 1」事業活動収支計算書関係比率の推移 55.0% ■寄付金比率 54.3% 50.0% 45.3% 48.6% 43.5% 45.0% 50.3% 51.6% 51.3% 41.7% ▲教育研究経費比率 40.0% 42.9% 40.7% 42.1% ●人件費比率 40.8% 40.3% 40.2% 40.3% 35.0% 30.0% 25.0% 20.0% 17.1% 15.0% 10.0% 5.0% ○事業収入比率 16.9% 15.0% 15.6% 14.9% □補助金比率 △学生生徒等納付金比率 10.5% 9.2% 9.4% 14.7% 13.6% 10.1% 11.9% 11.3% 10.4% 11.6% ◇管理経費比率 ◆収支差額比率 16.0% 8.0% 9.3% 13.1% 13.3% 9.7% 9.0% 8.1% 4.0% 3.8% 0.0% 2011(H23) 2012(H24) 2013(H25) 33 2014(H26) 2015(H27) 年度 2.貸借対照表関係比率について 資産構成に関する比率では、資産構成のバランスを把握でき、今年度は固定資産構成比率が 84.7%、流動 資産構成比率が 15.3%となっている。教育研究活動には多額の設備投資を必要とするため、固定資産構成比 率が高くなるのが学校法人の財務的特徴の一つである。 負債の割合に関する比率では、本学は無借金経営を継続しているため負債比率は極めて低く、健全な財務 状態であるといえる。 固定資産の取得源泉に関する比率では、固定資産が自己資金で取得されていない場合 100%を超えること があるが、本学では借入金に依存せず、自己資金で固定資産を取得できているため健全な状態であるといえ る。 自己資金の充実に関する比率では、自己資金構成比率は高いほど財政的に安定しており、50%を下回ると 借入金等の他人資金が自己資金を上回っていることを示す比率であるが、本学は極めて高い比率を維持して いる。また繰越収支差額構成比率においても全国平均がマイナス 12.9%である中で、本学はプラス値を継続 しており安定した財政状態であるといえる。 「表 2」貸借対照表関係比率 分 類 資産構成に 関する比率 負債の割合に 関する比率 比 率 算 式 2012(H24) 2013(H25) 2014(H26) 全国平均 2015(H27) (除、医歯系法人) 固定資産/総資産 85.1% 78.6% 82.6% 89.1% 84.7% 86.4% ↓ 流動資産構成比率 流動資産/総資産 14.9% 21.4% 17.4% 10.9% 15.3% 13.6% ↑ 減価償却比率 減価償却累計額/減価償却資産取得額 68.8% 69.8% 70.1% 69.1% 57.3% 48.4% ~ 負債比率 総負債/自己資金 1.9% 1.6% 1.8% 1.2% 1.2% 14.3% ↓ 固定資産/自己資金 86.7% 79.8% 84.1% 90.2% 85.8% 98.8% ↓ 自己資金構成比率 自己資金/総資金 98.1% 98.5% 98.3% 98.8% 98.8% 87.5% ↑ 繰越収支差額構成比率 繰越収支差額/総資金 5.7% 5.6% 5.2% 3.2% 2.6% -12.9% ↑ *評価の目安: ↑…高い値が良い ↓…低い値が良い ~…どちらもといえない (日本私立学校振興・共済事業団による見解) *全国平均:平成26年度全国平均(医歯系法人を除く、507法人の平均)「平成27年度版今日の私学財政」(日本私立学校振興・共済事業団) *自己資金 = 基本金 + 繰越収支差額 総資金 = 負債 + 純資産 「図 2」貸借対照表関係比率の推移 110.0% ◆自己資金構成比率 98.5% 98.1% 100.0% 90.0% 98.3% 98.8% 98.8% 90.2% 86.7% 85.8% 84.7% 84.1% ■固定比率 89.1% 79.8% 85.1% 80.0% ▲固定資産構成比率 82.6% 78.6% 70.0% 68.8% 60.0% 70.1% 69.8% 69.1% ●減価償却比率 57.3% 50.0% 40.0% 30.0% ◇流動資産構成比率 20.0% 21.4% 17.4% 14.9% △負債比率 2011(H23) 5.7% 5.6% 1.9% 1.6% 2012(H24) 15.3% 10.9% □繰越収支差額構成比率 10.0% 0.0% 評価の目安 固定資産構成比率 固定資産の取得源 固定比率 泉に関する比率 自己資金の充実 に関する比率 2011(H23) 5.2% 1.8% 2013(H25) 34 3.2% 1.2% 2014(H26) 2.6% 1.2% 2015(H27) 年度 資金収支・事業活動収支・貸借対照表推移 「表 3」は本学の過去5年間の資金収支の推移を示し、会計年度内に行った諸活動に対応する全ての資金 の収入および支出の動きを表している。 「表 4」は本学の過去5年間の事業活動収支の推移を示している。なお、27 年度から消費収支計算書は事 業活動収支計算書に変更になったため、過去の分も新会計基準に読み替えて表示している。 「表 5」、 「図 3」は本学の過去5年間の貸借対照表の推移を示し、資産、負債、基本金、繰越収支差額の残 高を表している。 本学では、2014 年度から校舎の建替えを 7 年計画で進行中のため、固定資産総額は徐々に増加している。 1.資金収支推移について 「表 3」過去 5 年間の資金収支の推移(法人全体) (単位:百万円) 2011(H23) 学生生徒等納付金収入 357 2014(H26) 369 2015(H27) 358 359 手数料収入 11 10 11 11 9 1,701 1,627 1,724 3,749 3,175 補助金収入 502 357 517 554 519 24,162 16,807 22,176 23,187 17,666 付随事業・収益事業収入 575 480 583 601 508 受取利息・配当金収入 195 165 155 384 857 雑収入 23 34 31 27 51 前受金収入 89 95 85 91 89 その他の収入 1,426 3,019 3,024 5,493 4,485 資金収入調整勘定 △ 263 △ 139 △ 233 △ 231 △ 294 当年度収入合計 28,756 22,812 28,442 34,224 27,424 274 1,291 1,566 933 506 29,030 24,103 30,008 35,157 27,930 1,297 1,284 1,331 1,431 1,465 前年度繰越支払資金 収入の部合計 人件費支出 支 出 の 部 335 2013(H25) 寄付金収入 資産売却収入 収 入 の 部 2012(H24) 教育研究経費支出 827 793 796 839 1,471 管理経費支出 251 251 233 293 324 施設関係支出 92 143 159 2,327 2,245 設備関係支出 605 317 547 611 519 資産運用支出 23,330 16,765 23,129 24,026 13,318 1,622 3,125 3,065 5,363 4,470 資金支出調整勘定 その他の支出 △ 285 △ 141 △ 185 △ 239 △ 263 当年度支出合計 27,739 22,537 29,075 34,651 23,549 1,291 1,566 933 506 4,381 29,030 24,103 30,008 35,157 27,930 次年度繰越支払資金 支出の部合計 35 2.事業活動支推移について 「表 4」過去 5 年間の事業活動収支の推移(法人全体) (単位 百万円) 部門 科目 学 生 生 徒 等 納 付 金 2011(H23) 2012(H24) 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 335 357 369 358 359 手 数 料 11 10 11 11 9 寄 付 金 1,701 1,627 1,724 1,749 1,531 経 常 費 等 補 助 金 352 315 380 412 371 付 入 575 480 583 601 508 入 42 51 48 44 51 教 育 活 動 収 入 計 3,016 2,840 3,115 3,175 2,829 費 1,286 1,283 1,370 1,441 1,485 費 1,388 1,353 1,358 1,445 2,200 費 294 277 259 328 371 等 0 0 0 0 0 教 育 活 動 支 出 計 2,968 2,913 2,987 3,214 4,056 教 育 活 動 収 支 差 額 48 △73 128 △39 △1,227 受 取 利 息 ・ 配 当 金 176 148 139 367 857 その他の教育活動外収入 0 0 0 0 0 教 育 活 動 外 収 入 計 176 148 139 367 857 息 0 0 0 0 0 その他の教育活動外支出 0 0 0 0 1 教 育 活 動 外 支 出 計 0 0 0 0 1 教 育 活 動 外 収 支 差 額 176 148 139 367 856 額 224 75 267 328 △371 額 2 2 5 1 2 そ の 他 の 特 別 収 入 177 87 194 20,851 1,848 計 179 89 199 20,852 1,850 額 85 46 107 39 283 出 0 0 0 0 0 計 85 46 107 39 283 額 94 43 92 20,813 1,567 基本金組入前当年度収支差額 320 118 359 21,143 1,199 計 △392 △155 △467 △21,213 △1,549 額 △72 △37 △108 △70 △350 前 年 度 繰 越 収 支 差 額 2,144 2,072 2,034 1,926 1,856 翌 年 度 繰 越 収 支 差 額 2,072 2,035 1,926 1,856 1,506 収 入 の 部 教 育 活 動 収 支 事 雑 収 入 の 部 支 出 の 部 経 収 入 の 部 収 件 教 育 管 研 究 理 徴 収 借 常 業 収 人 支 出 の 部 教 育 活 動 外 収 支 随 入 収 資 経 不 能 金 額 等 支 産 経 利 差 売 却 差 特 特 別 収 入 別 収 資 産 処 分 差 支 支 出 の そ の 他 の 特 別 支 部 の 部 特 別 支 出 特 基 当 本 年 別 金 度 収 組 支 入 収 額 支 差 合 差 (参考) 事 業 活 動 収 入 計 3,371 3,077 3,453 24,394 5,536 事 業 活 動 支 出 計 3,053 2,959 3,094 3,253 4,340 *基準改正前の年度については、基準改正後の様式に組み替えて表示している。 36 3.貸借対照表推移について 「表 5」過去 5 年間の貸借対照表の推移(法人全体) (単位:百万円) 2011(H23) 固定資産 2015(H27) 30,618 51,926 50,396 9,718 9,632 9,801 12,173 13,961 14,010 14,009 14,147 32,687 32,906 その他の固定資産 7,415 5,123 6,670 7,066 3,529 流動資産 5,472 7,852 6,442 6,326 9,083 36,615 36,616 37,060 58,252 59,479 固定負債 337 331 365 371 386 流動負債 344 233 284 328 341 負債の部合計 681 564 649 699 727 第1号基本金 19,977 20,133 20,500 23,181 24,531 第2号基本金 500 500 500 300 400 第3号基本金 13,189 13,189 13,289 32,020 32,120 第4号基本金 196 196 196 196 196 33,862 34,018 34,485 55,697 57,247 2,072 2,034 1,926 1,856 1,505 35,934 36,052 36,411 57,553 58,752 36,615 36,616 37,060 58,252 59,479 資産の部合計 純 資 産 の 部 2014(H26) 28,764 特定資産 負 債 の 部 2013(H25) 31,143 有形固定資産 資 産 の 部 2012(H24) 基本金の部合計 繰越収支差額 純資産の部合計 負債及び純資産の部合計 「図 3」過去 5 年間の貸借対照表の推移グラフ ≪資産の部≫ 有形固定資産 特定資産ほか 流動資産 (百万円) 基本金 繰越収支差額 なお、グラフ中の数字は構成比を示す 70,000 (58,252百万円) 1.2% 60,000 20.9% 50,000 40,000 ≪負債、基本金および繰越収支差額の部≫ 固定負債・流動負債 (36,615百万円) 1.8% 26.5% 30,000 (37,060百万円) (36,616百万円) 1.5% 1.7% 95.6% 26.4% 26.3% 20,000 68.2% 92.9% 58.5% 93.1% 56.2% 92.5% 52.3% 10,000 15.0% 0 5.7% 2011(H23) 21.4% 2012(H24) 5.6% 17.4% 5.2% 2013(H25) 37 10.9% 3.2% 2014(H26) 2015(H27) 年度 学校法人 ト ヨ タ 学 園 理 事 会 御中 評議員会 御中 監 査 報 告 書 E 私どもは、学校法人トヨタ学園の平成 27 年 4 月 1 日から平成 28 年 3 月 31 日ま での平成 27 年度における学校法人の業務執行の状況及び財産の状況を監査しまし たので、これについて次のとおり報告いたします。 学校法人の業務執行の状況について理事会・監事会等に出席し、また、財産の 状況について財産目録、計算書類並びに収益事業に係る財務諸表を慎重に検討し 必要に応じ報告及び説明を徴することにより監査を行いました。 さらに、会計監査人から平成 27 年度における財産の状況および資金・会計に係 る業務執行の状況を監査した結果について報告を受け、必要に応じ説明を求めま した。 その結果、 (1)学校法人の業務執行に関し、不正の行為又は法令若しくは寄附行為に 違反する事実は認められませんでした。 (2)財産の状況に関し、同年度の財産目録、計算書類並びに収益事業に係る 財務諸表は適正に表示されているものと認めます。 以上は監事全員一致の意見によるものであります。 平成 28 年 5 月 20 日 学校法人 38 トヨタ学園 監事 浜 田 道 代 監事 池 渕 浩 介 監事 後 藤 貞 明
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