相中だより 佐渡市立相川中学校 生徒数 1年 40 名 2年 45 名 3年 28 名 計 113 名 平成 26 年 10 月 20 日発行 第6号 教育目標 TEL 74-2157 ○志をもって学ぶ生徒 ○よさを認め合う生徒 ○心身共に健康な生徒 『花は枝、枝は幹、幹は根っこ。でも、根っこは見えねんだなあ』 ~ ノーベル物理学賞受賞3人のインタビューを聞いて 教頭 ~ 小沼 泰高 名城大学の赤崎勇さん、名古屋大学の天野浩さん、米カリフォルニア大学サンタバーバラ校の中村修 二さんの3人のノーベル物理学賞受賞が決まりました。これで日本のノーベル賞受賞者は、22人となり ます。3人はもちろんのこと、研究室のスタッフや支援者が、我がことのように歓喜する様子がテレビに 映っていました。 受賞理由は、「青色発光ダイオード(※)」の開発と実用化への貢献だそうです。 受賞決定直後のインタビュー記事を読んで、2つの言葉が目に止まりました。「私一人でできた仕事で はなく、一緒に研究した仲間が支えてくれた(赤崎さん)」、「(数名の名前を挙げ)彼らがいなければ、今 の私はない(中村さん)」です。 「花は枝、枝は幹、幹は根っこ。でも、根っこは見えねんだなあ」という「相田みつを」の詩がありま す。ノーベル賞をこの詩に当てはめてみます。3名の受賞者は、花、枝、幹、根の何に当てはまるでしょ うか。受賞者のコメントからは、自身を花とは受け止めていないように思えます。青色発光ダイオードが 木。花がノーベル賞。枝や幹が受賞者と研究室。根は、数知れない多くの支援者に当てはめるのが適当で しょうか。 同じようなことが、相川中の体育祭でも見られました。リーダーは団員を引き立て、団員はリーダーを サポートしていました。そして、互いの協力に感謝し合ったり、苦労を労い合ったりしていました。また、 中間アンケートや事後アンケートでは根っこのようなエピソードがたくさん紹介されました。 2学期後半の行事や諸活動でも、「体育祭の木」よりもたくさんの花を咲かせてほしいと思います。そ のためには、ねらいや目標を意識して取り組むことが大切です。ノーベル賞の天野さんも、「人の役に立 つ研究」をねらいに、「青色発光ダイオードの開発」を目指しました。校内合唱発表会のねらいは、「一 つのものを協力して作り上げる活動を通して、充実感や連帯感を味わう」です。このねらいに迫るために は、本番も大切ですが、過程が大切です。練習や準備ではどんな姿が見られればいいのか、リーダーとフ ォロワーの理想的な関係はどうあればいいのかなどを、常に考えながら練習に臨みます。そして、目指す 姿にかなったエピソードを紹介し合います。エピソードが増えれば増えるほど、「合唱発表会とういう名 の木」は太く大きく育ち、たくさんの花を咲かせるのではないでしょうか。 相川中に大きなたくさんの花が咲くように、皆様の御支援をよろしくお願いします。 (※)発光ダイオードとは(技術の勉強) 電流を流すと光を発する部品で、「LED」と言うこともあります。LEDは、2種類の半導体を できており、そのつなぎ目で発光します。電気エネルギーを直接、光に変えるため効率が良 ちなみに半導体を使った電気製品には、ソーラー電池、トランジスタラジオなど ネで寿命が長いという特長があります。光の三原色のうち、赤と緑の しかし、残る青色のLEDは、商品化に必要な明るさを 緑のLEDに青色のLEDが加わることにより、 Dは、ろうそく、電球、蛍光灯に続 つなげて いとされています。 があります。LEDには、省エ LEDは、1960年代に開発されました。 得るための作製技術が長く見つかりませんでした。赤と LEDを使っての白色光をつくることが可能となりました。LE く「第4世代の光」として、私たちの身の回りにどんどん普及しています。 -1- 大成功に終わった体育祭 天候不順のため1日順延し、9月14日(日)に体育祭が行われました。生徒は、夏休み前から準 備を始め、夏休み中もリーダー中心に応援練習やパネルの制作に取り組んできました。体育祭当日は、 赤軍・青軍とも、競技や応援合戦にひたむきに励む様子が見られ、閉会式後の解団式では、チーム内 の頑張りを認め合ったり、両軍でお互いの健闘をたたえ合ったりする光景があり、体育祭の大成功を 物語っていました。また、PTA地区役員の方々を中心に保護者用のテントを設置していただいたり、 各学年の親子種目に多数のご家族の方に参加していただいたりしました。ご協力ありがとうございま した。この体育祭を引っ張ってきた各リーダーたちの感想を紹介します。 「実行委員長として」 体育祭実行委員長 中川 大記 今年度、体育祭実行委員長を務めさせてもらったなか で、印象に残ったことが二つあります。一つ目は、全体 の協力です。夏休みから応援・ダンスに分かれて体育祭 準備を進めてきましたが、みんなが互いに協力して効率 よく活動していた様子がありました。来年もこのような 協力体制で準備をしてほしいと思います。 二つ目は、解団式での胴上げです。僕は開会式のあい さつで、「全員が楽しめたと言えるような体育祭」と言 いました。胴上げを見ていて、全員が楽しんだというこ とを感じることができました。 今回の体育祭は大成功だったと思います。来年は今年 よりもさらに良い体育祭にするために、頑張ってほしい と思います。 両軍団長による選手宣誓 赤軍の応援合戦 「赤軍団長として」 赤軍団長 田中 彰規 僕が、赤軍団長になって思ったことは「笑顔」です。 今年の練習は、みんなが楽しくやれていないと、ずっと 思っていました。そこで、応援幹部の人たちと相談をし、 あまり幹部が怒らずに笑顔で練習にのぞむようにしまし た。それによって、みんなが笑顔で練習に励んでくれた ように感じました。体育祭当日もみんなに、「笑顔で楽 しい体育祭にしよう。」と呼びかけました。その結果が、 パネル優勝、応援・ダンス優勝につながったんだと思い ます。 3年生最後の体育祭でしたが、赤軍も青軍も最高の体 育祭にできたのは、全校生徒や先生方、保護者の皆さん のおかげです。1・2年生には、来年そして再来年と今 年以上の体育祭にしてもらいたいと思います。 「青軍団長として」 青軍団長 山本 大祐 僕は、三度目の体育祭を青軍団長として迎えました。 応援練習の初日は、はっきり言ってまとまりのないもの で不安な気持ちもありました。しかし、日を重ねるごと にまとまり、声も出てきました。特に2年生男子の返事 -2- 青軍の応援合戦 大勢の来場者に参加していただいた「佐渡おけさ」 がとてもいいので、雰囲気もよくなりました。また、応 援団幹部の女子も進んで指示を出してくれました。そん 1年親子種目「一輪車リレー」 な人の性格の良さも改めて確認できたのも収穫でした。 体育祭当日は1日遅れたものの、いつも以上の活気が あり、入場行進でいいスタートをきることができました。 今年の体育祭は、3年間の中で最も緊張したものでした が、競技の部は圧倒的な点差をつけて勝ち取ることがで きました。 今後は、受験に向けて学習に力を入れていきたいと思 います。 2年親子種目「台風の目」 「パネル長として」 赤軍パネル長 佐藤 翔太 今年度、僕は赤軍のパネル長を務めました。赤軍のパ ネル制作風景は、一人一人の『個』が強く、まとまりが ありませんでした。でも逆に、それぞれの意見を聞くこ とができたのでよかったのかもしれません。 次に、なぜあの絵を描いたのか、です。今年は両軍と も「モンスターハンター」にしようということになりま した。赤軍は「火竜の如く華麗に、かつ豪快に」という 意味を込めて「火竜・リオレウス」にしました。制作で うろこ は、ところどころにアレンジを加え、特に腕の 鱗 (うろ こ)には三~四種類の色を使い、脚の鱗にも三種類の色 を使って陰を表現しました。背景は黄金の夕日をイメー ジして描きました。 自分がパネル長を務めた中学校最後の体育祭で優勝す ることができ、大変嬉しく思っています。 3年親子種目「二人三脚リレー」 「パネル長として」 青軍パネル長 伊藤 愛理 私はパネル長を務めて、思ったことが二つあります。 一つ目は、長として人をまとめるのは、やはり大変だ なということです。私はこれまで人の上に立ってまとめ るという機会があまりなかったので、今回パネル長を務 めるということで少なからず緊張していました。ですが、 みんな私の指示通りに動いてくれたので、私はそれほど 苦労せずに指示を出すことができました。 二つ目は、苦労した分だけ完成したときの感動が大き くなるということです。夏休みにパネルを作成している とき、色の配合を失敗して、パネルに何度も色を重ねて しまいました。最初はどうなることかと心配していまし たが、何とか完成へとこぎつけました。完成したパネル を見て、やっとここまで来たという気持ちと喜びでいっ ぱいでした。結果は準優勝と残念でしたが、とても良い パネルに仕上がったと思います。 -3- 赤軍パネル 青軍パネル 生徒の活躍 佐渡市中学校駅伝大会 男子Aチーム 優勝 (9月25日) 1時間55秒 (新潟地区大会出場権獲得) (菊地 将泰朗・岩﨑 奨・金子 響・建原 雄太・石見 健人・小杉 将輝) 男子Bチーム 16位 1時間8分36秒 (山本 竜次・播磨 忠・菊地 正一朗・磯西 純平・安達 健志・山本 中) 女子チーム 6位 56分19秒 (新潟地区大会出場権獲得) (石見 萌・野子 美由希・有井 唯・石倉 弥夜・大地 花音) 区間賞 第1位 第3位 3区 金子 響 5分41秒(区間新) 6区 小杉 将輝 10分55秒 5区 石見 健人 11分27秒 全佐渡卓球選手権 (9月20日) ・中学男子団体戦… 相川中Aチーム ・中学女子個人戦… 坂本 萌 3位 佐渡市子どものための科学祭り ・レポート部門… 3位(杉山 智哉・田中 耕平・浜田 健太朗・深見 丞) (9月20・21日) 奨励賞:岩崎 薫、大地 真愛 11月の予定 3日(月) 文化の日 4日(火) 3年生放課後学習開始日 17日(月) 専門委員会 18日(火) 期末テスト前放課後活動停止(~ 25 日(火)) 5日(水) 基礎学力テスト国語④ 19日(水) 質問教室 佐渡市音楽発表会 20日(木) 1年生歯磨き指導 7日(金) 新潟県中学校駅伝大会 伊藤相談員来校(13 ~ 17 時) 10日(月) ケータイ安全教室(5限) 職員会議、放課後活動なし 質問教室 21日(金) サポートタイム 24日(月) 振替休日 25日(火) 期末テスト1日目 11日(火) 伊藤相談員来校(13 ~ 17 時) 1年生職場見学(5・6限) 伊藤相談員来校(13 ~ 17 時) 26日(水) 期末テスト2日目 12日(水) 避難訓練 13日(木) 3年生実力テスト 学校諸経費納入日 27日(木) 基礎学力テスト数学④ 音楽部激励会 相川地区小・中学校「私の主張」発表会 14日(金) 3年生実力テスト 28日(金) 永井スクールカウンセラー来校 伊藤相談員来校(13 ~ 17 時) 永井スクールカウンセラー来校 伊藤相談員来校(13 ~ 17 時) 29日(土) 新潟県リコーダーコンテスト -4-
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