猫ちゃんをキャリーに慣らそう

-猫ちゃんをキャリーに慣らそう-
動物病院に来るとき、キャリーに入れようとすると逃げ出すネコちゃんはストレスガか
かっている状態です。動物病院やペットホテルなどの移動の際、また災害時の緊急避難時
など猫ちゃんがキャリーに進んでは入れるようにしておくことは猫ちゃんのためになりま
す。以下の手順で今日からキャリーに慣らす練習をしましょう♪
●できるようになってから次のステップに進んでね!
ステップ1:キャリーを普段から猫ちゃんがいる場所に置いておく
キャリーは動物病院に来る時だけに出すとネコちゃんは「キャリー=動物病院」という関
係をすぐに学習してしまいます。ふだんから猫ちゃんがいる場所に出しておきましょう。
ステップ2:キャリーの近くで食事を与える
「キャリー=おいしいものがある場所」の関連付けをします。最初はキャリーから少し距
離をあけて食器を置き、少しずつキャリーに近づけて行きましょう。
ステップ3:キャリーのドアを開けて入り口付近に食事を置いて食べさせる
なかなか食べてくれなくても他の場所で食事を与えなければ必ず食べるのでしばらく放っ
ておきましょう。どうしても食べない場合は食事を減らし、毎日好物をお供えしましょう。
ステップ4:毎日食器を少しずつ奥に行動する
入り口で食べれるようになったら、少しずつ食器をキャリーの奥に移動させます。
ステップ5:キャリーの中に入って食事を食べさせる
完全にキャリーの中に入って食事ができるようにします。
ステップ6:キャリーに好物を入れておく
好物をキャリーに入れておき、猫ちゃんが近づいてきたらドアを開けて食べさせてあげま
しょう。こうしてキャリーの中に好物を入れていつでもキャリーに入るといい事があると
教えます。
●キャリーが猫ちゃんにとって安心できる場所になればペットホテルや入院の際にもキャ
リーを持って来てもらうことで、猫ちゃんはリラックスして病院で過ごせるようになりま
すよ(^^)猫ちゃんは怖がりでデリケートな動物です。ストレスは病気の治療にも悪影響を及
ぼしますので普段からキャリーに慣らしておきましょう。
●キャリーの中にフェリウェイ(猫ちゃんの安心フェロモン)をかけたタオルなどを入れ
ておくのもお勧めです。(フェリウエイをかけた直後はアルコールの匂いがしますので、1
5分ぐらいおいてから入れるようにしてください)
うまくいかない時にはご相談くださいね!
もみの木動物病院
℡078-861-2243