環境レポート - トヨタ輸送株式会社

環境レポート
環境Report 2012
編集方針
● 本書は、「CSR方針」に掲げる「地域社会・グローバル社会」「お客様」「取引先」「従業員」
「会社経営」の各ステークホルダーに対し、トヨタ輸送が環境諸活動へ積極的に取り組んで
いることについて、より理解を深めていただくために作成しました。
● トヨタ輸送が2011年度に行った環境への取り組みに関し、活動内容・実績データの報告
などで構成しています。
● 2011年度より前から継続して行っている取り組みについても、トヨタ輸送の事業と環境との
関わり全体についてご理解いただくため、その一部をご紹介しています。
報告対象期間
2011年度(2011年4月1日~2012年3月31日)。
報告対象組織(
報告対象組織(範囲)
範囲)
トヨタ輸送及びトヨタ輸送グループの環境に関わる活動を対象。
目次
1 事業概要
事業概要
1.
2.
3.
4.
3~6ページ
会社概要
事業内容
売上高
取扱荷量
3~4ページ
5ページ
6ページ
6ページ
2 環境マネジメント
環境
環境マネジメント
7~8ページ
1. 環境方針
2. 環境取り組み体制
3. ’11年度環境活動計画
3 具体的取り
具体的取
具体的取り組み内容
1.
2.
3.
4.
5.
7ページ
7ページ
8ページ
○第5次トヨタ環境取
トヨタ環境取り
プランへの対応
環境取り組みプランへの
への対応
CO2低減活動
省資源活動
オイル洩れ等防止活動
外部認証への取り組み
各種啓蒙活動
9~15ページ
16~20ページ
21~25ページ
26~28ページ
29~30ページ
4 中長期経営計画
中長期経営計画
1.
2.
3.
4.
9~30ページ
30ページ
31~
31~33ページ
33ページ
取り組み概要
重点実施事項と取り組みテーマ
中期CO2排出量目標
中期省資源目標
31ページ
31ページ
32ページ
33ページ
34ページ
34ページ
環境会計
5 環境会計
1
トップメッセージ
日頃は、当社の環境保全活動に対し、多大なるご理解とご支援をいただき、厚く御
礼を申し上げます。
さて、昨年福島で発生した原発事故を契機に、本年は政府から企業への節電要請、
原発に変わるクリーンエネルギーが模索されるなど、環境保全への社会の関心・要請
は日に日に高まっております。
こうした状況の中で、社会やお客様から永続的に信頼される企業であり続けるため
には、環境保全を中心とした企業の社会的責任(CSR)を確実に果たし、社会に貢
献していくことが重要であると考えております。
特に、2011年度(2011年4月~2012年3月)は、トヨタ自動車殿の第5次環境取り組
み期間(2011年4月~2016年3月)のスタートの年度であり、CO2排出量低減に向け
た「輸送効率及び燃費向上活動」や「省資源活動」など、グループの総力を結集して
取り組んでまいりました。
また、2012年度より当社は、将来にわたり強靭で持続的成長が図れる物流集団へと
進化していくためには、グループ全体で同じ目標を共有し、行動していくことが重要
であると認識し、中長期経営計画『TRY2020』を策定致しました。
このような環境保全に向けた私たちの取り組み成果と、今後の“ありたい姿”につ
き、このたび本報告書により総括させていただきましたので皆様にご報告申し上げま
すとともに、忌憚のないご意見・ご指摘をいただければ幸いに存じます。
今後も、社会やお客様からの率直な声を真摯に受け止め、更なる環境保全の向上と
多くの皆様の期待に呼応できる企業に成長していきたいと考えます。
そして、私たちトヨタ輸送グループは、引き続き、環境保全活動を経営の基軸として
位置づけ、社会の持続的発展により一層貢献してまいります。
今後とも、「ステークホルダーから永続的に信頼される企業」を目指し、努力して
まいりますので、ご指導・ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。
2012年9月
代表取締役社長
2
1 事業概要
事業概要
1.会社概要(
会社概要('12年
12年4月時点)
月時点)
(1)設立:
設立:1952年
1952年12月
12月
(2)本社所在地:
本社所在地:愛知県豊田市元町2
愛知県豊田市元町2番地
(3)代表者名:
代表者名:佐々木 良一
(4)資本金:
資本金:12億円
12億円
(5)株主:
株主:
その他
0.8%
㈱ATグループ
8.6%
トヨタ自動車㈱
90.6%
(6)従業員数:
従業員数:1,046名
046名(内ドライバー:
ドライバー:187名
187名)
(平均年齢:41.8歳)
(7)出資会社
≪国内:4社≫
海運会社
車両輸送会社
新車点検/車両輸送会社
社数
1社
2社
1社
≪海外:5社≫
(中国)車両輸送会社
(タイ)車両輸送会社
(インド)車両輸送会社
社数
3社
1社
1社
(8)拠点数('12年
12年4月時点)
月時点)
【豊田地区】
名古屋
内訳
北見
本社
元町
豊田
名港
拠 点
拠点数 工場
港
他
東海
飛島
本社/名古屋
2
-
-
2
品質監査
2
-
-
2
整備工場
2
-
-
2
長草
旭川
帯広
田籾
堤
釧路
苫小牧
38
16
13
9
10
1
2
7
24
1
-
23
部品・梱包
4
-
3
合計
82
18
1
16
営業所
富士松
衣浦/
マツダ物流碧南
上郷
吉原
高岡
田原※
分室
豊橋
営業所機能を 持たない
当社従業員在籍
八戸
プール
営業所機能を 持たない
当社従業員無し
岩手
釜石
仙台
多賀城
48
仙台港
新潟
出雲
新門司
福岡
防府
エイコー富山 長野
群馬
西川金沢
羽村
西川武生
鳥取
/羽村東
各務原
吉祥院
いなべ
御殿場
岡山
ひたちなか
東京
広島
伊丹
京都
宮田/宮田倉庫
宮田
野田
豊田 浜松
千葉南/VPC長南西
中津※
坂出
若宮
高陽長崎
大分
松山 /
堺
和歌山
横浜
松山第2
高陽熊本
千葉/
千葉/千葉中央港
東富士/
東富士
東富士分室
※「田原」「中津」は工場
工場兼
工場 港
宮崎
鹿児島
3
(9)ビジネスパートナー
トヨタ輸送の物流ネットワークは多くのビジネスパートナーの協力で成り立っています。
その中でも、トヨタ輸送とビジネスパートナーの各社が、相互の連携を深め、積極的に相互研鑽を行うことを
目的として設立されたトヨタ協輸会とは、トップレベルでの会議体を通じ、情報・価値観を共有し、安全活動、
環境保全活動、原価低減活動、お客様満足度向上、人材育成等様々な活動を共同で行っています。
①陸上輸送:全国57社(トヨタ協輸会)
※は100%出資会社 敬称略
● 車両輸送会社(
車両輸送会社 ( 41社
41 社 )
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
愛知車輌興業㈱
㈱朝日サービス
安全輸送㈱
㈱エイコー商事
㈱オゥ・ティ・ケイ
岡山輸送㈱
㈱カイソー
北見陸送㈱
岐阜自動車輸送㈱
釧路貨物自動車㈱
熊野輸送㈱
㈱京阪輸送
高陽輸送㈱
三岐通運㈱
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
㈱千葉ロジテム
須賀陸送㈲
総合運輸㈱
泰平運輸㈱
東奥陸送㈱
㈱東海車輌
東北自動車輸送㈱
トヨタ輸送関東㈱ ※
トヨタ輸送中部㈱ ※
トヨタ輸送東北センター㈱
豊鉄運輸㈱
㈱那須商会
夏目運輸㈱
名波陸送㈱
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
西川輸送㈱
㈱日東陸運
日本梱包運輸倉庫㈱
㈱日本陸送
日本陸送㈱
ノーストランス㈱
八興運輸㈱
広鉄運輸㈱
丸東運輸㈱
㈱マルノウチ
㈱丸文
ミナトエクスプレス㈱
菱自運輸㈱
塩竈港運送㈱
相互運輸㈱
㈱大豊
司企業㈱
藤博運輸㈱
名古屋東部陸運㈱
・
・
・
・
日本通運㈱苫小牧支店
日本通運㈱名古屋支店
㈱フジトランスコーポレーション
㈱ユーネットランス
● 部品輸送会社(
部品輸送会社 ( 16社
16 社 )
・
・
・
・
・
・
愛知陸運㈱
朝日ヶ丘運輸㈱
㈱上組
カリツー㈱
関東商事㈱
共栄運輸㈱
・
・
・
・
・
・
≪人員/輸送機器≫
人員
トヨタ輸送
パートナー
合計
②海上元請会社
1,046名
3,295名
4 , 341名
341 名
完成車キャリアカー
ドライバー
車両数
187名
121両
1,481名
1,292両
1 , 668名
668 名
1 , 413両
413 両
敬称略
トヨフジ海運㈱
4
'12年4月現在
部品LONGPASS
トラクタ
トレーラー
9両
907両
104両
6両
113両
113 両
913両
913 両
2.事業内容(
事業内容(660億円
660億円:
億円:'11年度売上実績
11年度売上実績)
年度売上実績)
(1)車両輸送事業/
車両輸送事業/トヨタ、
トヨタ、他メーカーの
メーカーの新車、
新車、中古車、
中古車、マイカー等
マイカー等の輸送(467億円
467億円)
億円)
①新車輸送事業(403億円)
②既販車輸送事業(64億円)
【陸上輸送】
【海上輸送】
【中古車、マイカー、バイク等の輸送】
(2)新車周辺事業/
新車周辺事業/工場から
工場から販売店
新車輸送以外の構内作業(14億円
14億円)
から販売店までの
販売店までの物流上
までの物流上で
物流上で新車輸送以外の
億円)
【車両監査作業】
【保護フィルム貼付作業】
【用品取り付け作業】
【新車点検作業】
(3)部品事業/
部品事業/トヨタ生産用部品
トヨタ生産用部品の
生産用部品の遠隔地工場への
遠隔地工場への輸送
への輸送など
輸送など(165億円
165億円)
億円)
【生産部品用陸上輸送】
【生産部品用海上輸送】
【生産部品用鉄道輸送】
【梱包作業】
(4)整備・
車両の車検・
車検・定期点検作業・
定期点検作業・一般修理、
一般修理、
整備・警備事業/
警備事業/車両の
主要工場
主要工場での
主要工場での入出門管理
での入出門管理・
入出門管理・施設内の
施設内の警備など
警備など(14億円
14億円)
億円)
【自動車整備事業】
【警備業】
【リース業】
(5)海外事業/
海外事業/日本で
日本で培ったトヨタ
ったトヨタ式物流
トヨタ式物流ノウハウ
式物流ノウハウを
ノウハウを世界のお
世界のお客様
のお客様へ
客様へ提供(0.2億円)
億円)
海外での
海外での新車輸送事業
での新車輸送事業(
新車輸送事業(現地法人設立)
現地法人設立)
天津豊田物流 【TFL】
Tianjin Fengtian Logistics Co.,Ltd.
中国
豊田陸捷物流(
豊田陸捷物流(上海)
上海) 【TLT】
インド
Toyota Lujie Transportation Co.,Ltd.
タイ
広汽豊田物流 【GTT】
Guangzhou Automobile Toyota Transportation Co.,Ltd.
トヨタ・
トヨタ・トランスポート・
トランスポート・タイランド 【TTT】
Toyota Transport (Thailand) Co.,Ltd.
トヨタ・
トヨタ・ロジスティクス・
ロジスティクス・キショア・
キショア・インディア 【TLKI】
Toyota Logistics Kishor India Pvt.Ltd.
5
3.売上高
(億円)
億円)
号口完成車
新車その他
部品
その他
既販車
886
871
35
38
750
730
800
34
636
12
224
671
175
107
102
76
70
28
172
その他
その他※
165
部品
159
66
99
11
66
6
55
24
53
32
※新車周辺
/
/整備・
整備・警備/
警備/海外
29
445
400
660
30
125
4
34
630
154
532
600
209
90
62
68
64
78
51
47
64
51
既販車
新車その
新車その他
その他
号口完成車
46
441
200
372
356
380
'95
'00
455
389
365
354
332
352
'09
'10
'11
368
377
38
17
37
16
0
'90年度
90年度
'05
'06
'07
'08
4.取扱荷量(
取扱荷量(車両・
車両・部品)
部品)
(1)車両輸送取扱荷量の
車両輸送取扱荷量の推移
号口完成車(
号口完成車(国内)
国内)
二次輸送他
既販車
(万台)
万台)
600
号口完成車(
号口完成車(輸出)
輸出)
他メーカー新車
メーカー新車
578
548
532
75
70
500
73
441
39
417
425
22
2 19
400
43
381
49
40
136
35
65
393
41
53
19
27
18
25
55
27
32
39
15
33
27
300
既販車
他メーカー新車
メーカー新車
二次輸送他
29
231
241
184
90
138
193
153
号口完成車
(輸出)
輸出)
135
144
号口完成車
(国内)
国内)
'10
'11
148
149
200
246
208
100
184
179
168
161
158
134
0
'90年度
90年度
'95
'00
'05
'06
'07
'08
'09
6.9
6.7
(2)部品輸送取扱荷量の
部品輸送取扱荷量の推移
(万便)
万便)
9.0
九州
東北
北海道
8.4
1.6
('92年
92年10月
10月~取扱開始)
取扱開始)
8
1.4
6.4
6.7
6.3
1.5
北
海
道
2.7
東
北
2.5
2.5
九
州
'10
'11
1.6
6
2.9
1.3
1.5
2.5
1.5
4.7
0.8
2.1
1.8
1.9
4
2.3
1.3
1.8
0.2
2
0.7
0.1
4.5
4.5
3.3
0.4
3.2
3.3
2.6
1.2
0.2
0.4
0
'92年度
92年度
'95
'00
'05
'06
'07
6
'08
'09
2 環境マネジメント
環境
環境マネジメント
1.環境方針
(2000年9月制定、2002年6月改定)
当社は、環境対応を21世紀における最重要課題と位置付け、環境と調和した企業活動を実践する。
又、社会的にも信頼され、評価される事を目指し、協力会社と共に全社一丸となって環境保全活動を
推進する。
(1)トヨタ輸送の事業が地球・地域環境に深く係わっていることを認識し、当社の活動が環境に及ぼす
影響を良く考慮して、省資源・汚染防止活動を推進する。
(2)各種環境法規制、協定等との合意事項はもとより自主基準を定め遵守し継続的な環境保全活動を
進める。
(3)環境目的及び目標を設定し、計画的な活動と見直しをする事で継続的な改善と汚染の防止を進める。
(4)社会から信頼される企業市民として、一人ひとりが環境に関する自覚と責任を持ち地球環境の維持、
向上に寄与すべく地域社会の環境保護活動に積極的に取り組む。
2.環境取り
環境取り組み体制
(1)活動体制(2012年6月より 従来の環境委員会をCSR委員会へ統合)
トヨタ輸送では、これまでの環境対応を更に組織的・全社横断的に活動できる体制が必要と判断し、
社長を最高責任者としたCSR委員会の中で、確実な対応と進捗管理を実施しています。
【開催時期 : 3・6・9・12月(3ヶ月/1回)】
(2)CSR委員会体系図
)CSR委員会体系図
CSR委員会
≪下部組織≫
下部組織≫
コンプライアンス
分科会
環境
分科会
CS
分科会
社会貢献
分科会
≪ 機 能 ≫
①環境保全活動(CO2削減、環境ヒヤリ撲滅、省資源)に対する
情報展開と課題提議
②諸課題(exオイル洩れ未然防止、作業環境等)に対する
改善策の企画検討、実施、進捗確認
トヨタ自動車殿
第5次環境取り組みプラン
トヨタ自動車殿
7
3.'11年度活動計画
11年度活動計画
(1)重点取り
重点取り組み項目
① CO2低減(物流改善、革新的機器開発、燃費向上)
② 省資源活動(電気使用量削減/水使用量削減/一般産廃物削減/産業廃棄物削減)
③ オイル洩れ等防止活動
(2)具体的取り
具体的取り組み内容
重点
項目
C
O
2
低
減
活
動
省
資
源
活
動
記載内容
ページ
(1) 物流改善
・東北地区生産の陸上中継拠点見直し
・TMK⇒KPC逆物取り込み
9
(2) 21mフルトレーラの導入
21mフルトレーラのトライ運行
10
具体的取り組み内容
(3) ポスト新長期規制への対応
NOx・PM排出量の低減
11
(4) モーダルシフト促進
(5) 革新的機器の開発
・モーダルシフトの推進
・大型船導入
12
(6) 燃費向上活動
エコドライブ支援機器の
導入 等
13
~ 14
(1) 電気使用量削減
節電取り組み事例
17
~ 18
(2) 水使用量削減
節水取り組み事例
18
(3) 一般廃棄物削減
一般廃棄物削減取り組み事例
19
(4) 産業廃棄物削減
産業廃棄物削減取り組み事例
20
オ
(1) オイル洩れ防止対策の徹底
イ防
ル止
洩活
れ動
(2) オイル洩れ恒久対策車両の導入
等
外
部取
認り
証組
へみ
の
各
種
啓
蒙
活
動
・マニュアルの整備
・オイル洩れ防止対策事例
・連結油圧ホース取り回し変更
・連結油圧ホースレス化
グリーン経営取得状況
(2) ISO14001認証
ISO14001認証基準に
基づく活動内容
(1) 環境月間での取り組み
・クールビズ
・ライトダウン 等
29
・環境Newsの発行
・環境教育 等
30
8
・物流活動における
輸送効率の追求と
CO2排出量削減
・ビジネスパートナーと
連携した環境活動の推進
・物流における省エネ活動の
徹底と温室効果ガス排出量
の低減
・物流における排出物の低減
と資源の有効活用
22
~ 24 ・環境負荷物質の低減
・ビジネスパートナーと
連携した環境活動の推進
25
(1) グリーン経営認証
(2) その他啓蒙活動
トヨタ自動車殿
第5次環境取り組みプラン
26
・ビジネスパートナーと
2 7 連携した環境活動の推進
~ 28 ・環境教育活動の充実と推進
・環境情報の積極的な開示と
コミュニケーション活動の充実
トヨタ環境取り
環境取り組みプランへの
プランへの対応
への対応
具体的取
3 具体的取り
具体的取り組み内容【第5次トヨタ環境取
('
('11年
11年4月~'16年
16年3月)】
1.CO2
CO2削減活動
(1)物流改善
※TMEJ : トヨタ自動車東日本
【事例 1】
東北地区生産の陸上中継拠点見直しによる
陸上中継拠点見直しによる、
しによる、輸送距離の
輸送距離の短縮
テーマ : 東北地区生産の
※
内 容 : TMEJ宮城大衡工場(旧セントラル自動車宮城工場)の立ち上げに伴い、TMEJ岩手工場
(旧関東自動車岩手工場)生産の北関東・新潟・福島向け車両を、従来の中継地である
多賀城からTMEJ宮城大衡工場に変更することで、輸送距離短縮を図る。
< 改善後>
改善後 >
< 改善前>
改善前 >
輸送方法
岩手工場生産 : 宮城工場中継
宮城工場生産 : 直行
輸送方法
岩手工場生産 多賀城
宮城工場生産 中継
TME J 岩手工場
TME J 岩手工場
100km
120km
TME J 宮城大衡工場
30km
TME J 宮城大衡工場
多賀城拠点
多賀城拠点
輸送削減距離
▲15㎞
対象販売店:50販売店
販売台数:約2,200台/月
北関東販社
北関東販社
≪効果≫
効果≫ CO2
CO2削減効果 :
削減効果 :5
:5.8㌧/月 (年間
(年間70
年間70㌧)
70㌧)
【事例 2】
TMK⇒
KPC逆物取
逆物取り
みによる、
積載効率の
テーマ : TMK
⇒KPC
逆物取
り込みによる
、積載効率
の向上
内 容 : TMK⇔KCC便の積荷の変更により、帰り便に空間が発生したため、TMK⇒KPC便の
帰り便の荷物を取り込むことにより、1日3車減便することが出来た。
① TMKルート(改善前)
東海地区⇒
東海地区 ⇒ 九州向 け
生産用部品
往復16
往復 16便
16 便 / 日
TMK
KCC
九州 ⇒ 東海地区向け
東海地区向 け
部品 や 空 パレット
帰り便に空間が発生(120㎥/日)
TMK:トヨタ自動車九州
KCC:上郷集荷センター
②TMK⇒KPCパーツ物流(改善前)
帰り便に空間が発生(100㎥/日)
TMK
補給品便
(サービスパーツ)
往復3
往復 3 便/ 日
KPC
KPC:上郷パーツセンター
(補給品の物流拠点)
≪ 改善案≫
改善案 ≫ 帰 り 便空返却圧縮を
便空返却圧縮 を利用し
利用 し 、TMK⇒
、TMK ⇒ KPCパーツ
KPC パーツ物流
パーツ 物流を
物流 をTMKルート
TMK ルートに
ルート に 取 り 込 み
新 TMKルート
TMK ルート(
ルート( 改善後)
改善後 )
16便
16 便 / 日
13便
13 便 / 日
TMK
東海地区 ⇒ 九州向 け
生産用部品
九州 ⇒ 東海地区向 け
部品 や 空 パレット
3 便 /日
≪効果≫
効果≫ CO2
CO2削減効果 :
削減効果 :35
年間420㌧)
:35㌧
35㌧/月 (年間420
420㌧)
9
補給品便
(サービスパーツ)
KCC
KPC
(2)21m
21mフルトレーラの
フルトレーラの導入
≪ 導入目的 ≫
セミトレーラに比べより多くの車をより少ないトレーラで運べるよう、21mフルトレーラを導入
①環境への対応(CO2排出量低減、渋滞緩和)
②物流効率化
③将来のドライバー不足への対応
21mフルトレーラ
セミトレーラ
サイズ
長20,930mm×高3,775mm×幅2,490mm
長16,930mm×高3,610mm×幅2,490mm
平均燃費
2.89km/L
3.56km/L
積台数
8台
6台
イメージ
CO2
CO2排出量 排出量 商品車1
商品車1台当たり
台当たり たり 13%
13%低減 (
低減 (セミトレーラ
(セミトレーラ比較
セミトレーラ比較)
比較)
トライ運行概要
トライ運行概要(期間:2011年11月~2012年11月)
①ねらい
1年間のトライ運行を通し、安全性・有効性を検証・報告し、内閣府/国土交通省より『特区限定運行』
と言う条件の解除を図り、全国展開を実現する。
⇒『特区条件解除』により業界の物流効率化に寄与
②導入両数
3両(東北・中部・九州に各1両)
③運行計画
積台数
東北地区(拠点:仙台)
中部地区(拠点:堤)
九州地区(拠点:宮田)
8台(セミトレーラ比+2台)
8台(セミトレーラ比+2台)
8台(セミトレーラ比+3台)
アクアHV 8台積
堤:プリウス 4台+プリウスα 4台
田原:ウィッシュ 6台+IS 1台
CT 6台+RX 2台
荷姿例
仙台港 ⇒ 岩 手 ⇒ 仙台港
仙台港 ⇒ 仙 台 ⇒ 仙台港
<岩手>
堤 ⇒ 田 原 ⇒ 名古屋港
宮田 ⇒ 新門司 ⇒ 宮田
<新門司>
<東海> <堤>
<宮田>
運行経路
<仙台>
<田原>
<仙台港>
トライ運行開始
2011年12月21日(水)
2011年11月29日(火)
2011年12月8日(木)
今後の
今後の展開
①1年間のトライ運行結果を国土交通省や関係行政へ報告し、『特区条件解除』の働きかけを行なう。
②走行や作業への影響をドライバーや運行管理者にヒアリングし、操作性や作業性の更なる改善を図る。
③21mフルトレーラの効果を最大限発揮できる導入計画(両数/路線)の策定、及び導入効果
(コスト/環境)を検証する。
④製造コスト低減に向けた活動を行なう。
10
(3)ポスト新長期規制
ポスト新長期規制への
新長期規制への対応
への対応
≪ ポスト新長期規制
ポスト新長期規制とは
新長期規制とは ≫
新車のトラック、バス、乗用車から排出されるNOx(窒素酸化物)およびPM(粒子状物質)のさらなる
低減を図るため、国土交通省によって制定された自動車排出ガス規制のことです。
2008年3月に告示され、2009年10月から新車のディーゼル車などに対して適用が開始しました。
トヨタ輸送グループとしても、ポスト新長期規制対応車両の積極的な導入を進めています。
①NOx・PM排出量を減少させるメカニズム
新型車両に搭載されているエンジンには、優れたPM除去機能が備えられております。
また、さらに尿素水を注入することにより、排ガス中のNOxをアンモニアと反応させて、
窒素と水に還元させることができます。
排気ガスに尿素水を
噴射しNOxを低減
②旧型車両と新型車両のNOx・PM排出量
例)車両総重量40tのセミトレーラが、10,000km走行した場合の排出量
(kg)
旧型車両
新型車両
増減率
NOx
140.0
54.0
▲61.4%
PM
9.2
1.1
▲88.3%
旧型車両…2009年10月以前に導入した車両
新型車両…2009年10月以降に導入した車両(ポスト新長期規制対応車両)
③トヨタ輸送グループにおける、新型車両導入実績
新規登録台数
(両)
10年度
11年度
累計
全車両数
トヨタ輸送
5
6
11
121 9.1%
パートナー
18
50
68
1,292 5.3%
11
導入率
('12年4月現在)
継続的
継続的な
継続的な取り組み内容
(4)モーダルシフト推進
モーダルシフト推進(
推進(遠隔地工場向け
遠隔地工場向け生産部品物流)
生産部品物流)
【 事例 】 海上
】 海上→
海上→鉄道
TMEJ : トヨタ自動車東日本
T ME J 岩 手 工 場
変更前
T ME J 岩 手 工 場
変更後
<第9回(2008年度
2008年度)
年度)物流環境大賞受賞>
物流環境大賞受賞>
トヨタ自動車殿、日本通運殿、日本貨物鉄道殿、トヨタ輸送の4社のトヨタロングパスエクスプレスによる
自動車部品輸送が2008年6月19日に社団法人 日本物流団体連合会に表彰されました。
自動車生産用部品の大動脈である愛知~岩手
(名古屋南貨物駅~盛岡貨物ターミナル駅)間
(約900km)で31ftコンテナを使用した専用列車を
2往復運行することで10トントラック160台/日に
相当する貨物のモーダルシフトを行いました。
年間約14,000トンのCO2排出量削減の効果があり、
リードタイムも3.0日から2.5日への短縮を実現しました。
【JR(ロングパスエクスプレス)】
(5)革新的機器の
革新的機器の開発(
開発(輸送効率の
輸送効率の向上)
向上)
<大型船の
大型船の導入>
導入>
完成車800台積の中型船に対して、大型船では2,000台積が可能となり、
高効率な輸送を実現しています。
<導入実績>
大型船
(6隻)
中型船
イメージ
とよふじ丸
竣工
2005年 11月
豊福丸
2006年 1月
豊昇丸
2006年 9月
豊徳丸
2006年 11月
きぬうら丸
2007年 2月
第ニとよふじ丸 2008年 9月
サイズ
長165m×幅28m
長130m×幅20m
総トン数
12,687t
4,993t
積載量
2,005台(クラウン級)
800台(クラウン級)
<2008年度
2008年度エコシップマーク
年度エコシップマーク認定事業者
エコシップマーク認定事業者(
認定事業者(第1回)認定>
認定>
トヨタ輸送は2008年12月12日に国土交通省が認定する「エコシップマーク認定事業者」に認定されました。
エコシップマークは、海上貨物輸送を一定以上利用している荷主、
物流事業者が地球環境にやさしい企業として分かるマークです。
エコシップマーク
12
(6)燃費向上活動
①燃費向上ツールの導入
≪燃費向上効果≫ (トヨタ輸送テスト結果より)
1)エコドライブ支援機器
エコドライブ支援機器の
支援機器の導入
装着前
装着後
+11.8%
km/L
音声と画面によりリアルタイムなエコドライブをナビゲートでき、
乗務終了後に運転結果を出力できる機器をトヨタ輸送では
2008年12月までに装着可能全車両に装着し、
トヨタ協輸会へも展開し燃費向上活動を推進しています。
+13.3%
3.80
4.00
3.40
3.40
3.00
3.00
~
~
0
2.00
近距離
長距離
■機器による
機器によるリアルタイム
によるリアルタイムな
リアルタイムなエコドライブナビゲート
●車両からの発信情報
●メインユニット内蔵
4.Gセンサー
1.車速信号
アクセル開度信号
2.アクセル
開度信号
エンジン回転信号
3.エンジン
回転信号
【装着状態】
これらの4つの信号を解析し、『
『エンジン性能
エンジン性能』、
性能』、 『車両重量
『車両重量』、『
車両重量』、『走行環境
』、『走行環境』
走行環境』 を考慮した
リアルタイムに
理想的なドライブ方法をリアルタイム
リアルタイム
に指示
シフトアップ
アクセル操作
急減速
4時間連続走行
警告表示
「シフトアップは
早めに」
「減速は
ゆるやかに」
「アクセル操作は
ゆるやかに」
速度超過
空ぶかし
「スピードは
控えめに」
アイドリング
「無駄なアイドリングは
やめましょう」
「空ぶかしは
やめましょう」
≪従来の
従来の運転の
運転の場合≫
場合≫
「連続運転4時間
になります。
休憩しましょう」
≪エコドライブ支援機器
エコドライブ支援機器を
支援機器を使用した
使用した運転
した運転の
運転の場合≫
場合≫
乗務員がこれまでの経験と勘に基づいたギアを選択
勾配、積荷重量などの走行環境を即座に割り出し、
リアルタイムでのナビゲーションあり
この坂なら4速にシフトダウンだな・・・
この坂なら5速ギアで登れるぞ!
「シフトアップは早めに!」
■乗務終了後の
乗務終了後の画面・
画面・帳票出力による
帳票出力による指導
による指導
走行データをパソコンで多角的に解析・評価することで、乗務員へのきめ細かなアドバイスを行っています。
●速度超過
●シフト操作
●アクセル操作
●アイドリング時間
●空ぶかし回数
等を表示
13
2)エコタイヤの
エコタイヤの導入
トレッド部(タイヤ接地面)やサイドウォール部(タイヤ側面)の材質や形状を
工夫し、タイヤ回転時の熱エネルギーロスの発生を抑え燃費向上を図る
トレッド部
タイヤです。トヨタ輸送ではほぼ全車に装着しており、トヨタ協輸会各社でも
順次導入を進めています。
■エコタイヤの
エコタイヤの特徴
●トレッド部
トレッド部に耐摩耗性を
耐摩耗性を高めたゴム
めたゴムを
ゴムを採用
⇒転がりによるエネルギーロス抑制
サイドウォール部
●サイドウォール部
サイドウォール部の形状変更
⇒タイヤ回転時の歪みによるエネルギーロス抑制
<燃費向上効果> (トヨタ輸送テスト結果より)
メーカー
夏タイヤ
エコタイヤ
3.99km/L
3.92km/L
3.83km/L
通常タイヤ
3.78km/L
3.84km/L
3.73km/L
A社
B社
C社
スタッドレスタイヤ
通常タイヤ
エコタイヤ
燃費向上率
3.50km/L
3.58km/L
2.3%
3.26km/L
3.31km/L
1.5%
燃費向上率
5.6%
2.1%
2.7%
3)12段
12段セミAT
セミAT車
AT車の導入
燃費の良いエンジン回転域で自動的にシフトチェンジするように設定された変速機であり、イージードライブ
(乗務員の運転疲労軽減)に加え、省燃費運転が苦手な乗務員でも省燃費走行が実現できるものです。
トヨタ輸送では今後導入する新車に採用していきます。
リバース
+/-操作
乗務員の意思で、
シフトアップ・ダウンが可能
ニュートラル
SKIPスイッチ
ドライブレンジ
【ギヤ位置表示インジケーター】
SKIPスイッチを入れると、+/-操作で、
1速→3速→5速と段間を省略できる
km/L
通常のオートマチック
ミッションモード
≪燃費向上効果≫ (トヨタ輸送テスト結果より)
5.0
+5.4%
4.5
エコドライブ支援機器を装着した7段MT車
(エコドライブ上級者運転)に比べさらに
燃費が良くなる結果となりました
4.30
4.08
+2.3%
4.0
3.59
12段セミ
AT車
3.51
3.5
7段MT車※
~
~
7段MT車※
12段セミ
AT車
※エコドライブ支援機器装着
3.0
近距離
長距離
②燃費実績の推移
燃費実績
'07年度
3.34
'08年度
3.43
'09年度
3.49
'10年度
3.48
'11年度
3.45
③新型車両への代替促進・進捗管理
燃費効率がよく、Nox・PM法等環境法規制に適合した新型車への代替をトヨタ輸送グループ全体で
推進しています。
'07年度
'08年度
'09年度
'10年度
'11年度
累計
トヨタ輸送
22両
(6) 21両
(6) 6両
(5) 5両
(6) 6両
(23) 60両
トヨタ協輸会
157両
85両
20両
37両
54両
353両
合計
179両
106両
26両
42両
60両
413両
( )内は12段セミAT車で内数
14
(7)CO2
)CO2実績
≪トヨタ輸送全体
トヨタ輸送全体≫
輸送全体≫
(千t-CO2)
600
総量
トンキロ当たり原単位
(g/t・km)
140
550
120
103.3
104.5
97.2
97.4
500
94.2
100
450
450
80
400
371
353
350
60
327
331
40
300
20
250
0
200
'07年度
'08年度
'09年度
'10年度
'11年度
※
≪トヨタ連結環境
トヨタ連結環境マネジメント
連結環境マネジメント対象
マネジメント対象≫
対象≫
(千t-CO2)
500
(g/t・km)
115
総量
トンキロ当たり原単位
450
113.7
110
110.6
400
105
106.9
350
105.4
303
300
100
255
241
250
228
101.1
229
95
200
150
90
'07年度
'08年度
'09年度
'10年度
'11年度
※トヨタ完成車・トヨタ内製部品
(参考:トンキロ管理とは)
重量・距離当たりCO2排出量は省エネ法における管理指標となっており、運送業界でも広く
一般的に改善効果を分析する指標として使われています。
①輸送トンキロ(貨物輸送量:仕事量) どれだけの重さの荷物をどれだけの距離輸送したか
貨物重量 × 輸送距離 = 輸送トンキロ
例)2トンの荷物を50km輸送した場合
=100トンキロ
100トンキロ
②トンキロ当たりCO2排出量原単位 1トンキロ当たりに発生するCO2排出量
CO2排出量 ÷ 輸送トンキロ
= トンキロ当たりCO2排出量
15
2.省資源活動
≪活動体制≫
活動体制≫
※エコリーダー・・・各職場で省資源活動を率先して
行う実務者リーダー
※
①各職場単位での
各職場単位でのエコリーダー
でのエコリーダー の選出
所属
本社・部品・整備
北海道・東北営業部
関東営業部
中部営業部
関西中四国営業部
九州営業部
合計
<選出基準>
各室、各営業所、各分室で各1名
但し、トヨタ輸送乗務員配置営業所は2名
<任 期>
1年(毎年3月に再選出)
拠点数
3ヶ所
8ヶ所
9ヶ所
14ヶ所
6ヶ所
7ヶ所
47ヶ所
人員
28名
10名
13名
23名
6名
8名
88名
②エコリーダーの
エコリーダーの役割
1)省資源活動標準化マニュアルに基づく具体的活動の実践
2)環境保全に関する窓口業務
3)各種取り組み情報の展開、実施状況の確認
4)職場の意見集約、実績報告
③省資源活動標準化マニュアル
省資源活動標準化マニュアルの
作成と展開
マニュアルの作成と
【省資源活動標準化マニュアル】
電気、水使用量、廃棄物排出量の低減の第一ステップとして
事業所毎に目標値を設定し社内ホームページへの掲示等による
視える化を行ってきました。
2009年4月から活動をより具体化させるため既存マニュアルを見直し、
全社員一丸となって省資源活動に取り組んでいます。
④社内ホームページ
社内ホームページへの
ホームページへの実績掲示
への実績掲示
各営業所・分室別に目標と本年・前年実績を時系列で表示し、視える化を図っています。
営業所・分室別の
目標と実績を掲示
・電気使用量
・水使用量
・廃棄物(産廃・一般)排出量
16
(1)電気使用量削減
①取り組み事例
電力不足への対応として、蛍光灯の間引き、クールビズ期間(ノーネクタイ、温度設定28℃)の拡大、
ライトダウンの実施など積極的な節電に取り組んでいます。
1)蛍光灯の間引き
【蛍光灯の間引き】
従来は人的ルールによりこまめな消灯を実施していましたが、
2011年5月から労働安全衛生法上の基準(照度300LX以上)を
確保しつつ、身体への影響、危険箇所に配慮した不要箇所の
蛍光灯の間引きを全事業所で実施しています。
2)スイッチ類へ節電呼びかけ掲示、パソコンのコンセント抜き 3)クールビズ、ウォームビズ実施期間の
室内温度管理
【パソコンのコンセント抜き】
【掲示による節電呼び掛け】
【期間中の設定温度をルール化】
期間
室内温度設定
【クールビズ】5月~10月
28℃
【ウォームビズ】11月~3月
20℃
4)ライトダウンの実施
環境月間(6月)に各部において1回ライトダウンを実施
(参考:ライトダウンとは)
元々は省電力を目的としたものではなく、光害対策の一環として1996年に環境庁(現環境省)が
実施した「百武すい星ライトダウンキャンペーン」に由来する言葉です。
このような政府の取り組みが、その後次第に地球環境問題全般に対するものへと変容していき、
屋外照明だけでなく、職場や家庭での消灯を含めて使用される言葉となっています。
②目標と
目標と実績
≪総量と
総量と総稼働時間当たり
総稼働時間当たり(
たり(乗務員除く
乗務員除く)原単位≫
原単位≫
目標
実績
総稼働時間当たり
総稼働時間当たり(
たり(乗務員除く
乗務員除く)目標
総稼働時間当たり
総稼働時間当たり(
たり(乗務員除く
乗務員除く)実績
t-CO2
CO2
4,000
1.49
kgkg-CO2
CO2/時間
2.0
1.48
3,500
1.65
2,982
3,000
1.5
1.26
1.24
1.24
1.21
2,970
2,807
1.25
2,596
2,500
2,294
1.0
2,247
2,313
2,247
2,122
'07年度までは
目標設定なし
2,000
0.5
~
~
0.0
1,5000
'07年度
07年度
'08年度
08年度
'09年度
09年度
'10年度
10年度
'11年度はクールビズ期間の拡大、空調電源管理の強化により目標達成
17
'11年度
11年度
《改正省エネ
改正省エネ法
エネ法への対応
への対応》
対応》
法が改正され(2010年4月施行)、企業全体のエネルギー使用量が(原油換算で)1,500kL/年以上の
企業は、国への届出を行い「特定事業者」の指定を受け、定期報告書・中長期計画書の提出をすること
が義務付けられました。
また、エネルギー使用原単位を年次1%以上改善するよう、努力義務が定められています。
トヨタ輸送は特定事業者の指定を受け、毎年実績及び中長期計画を報告し、原単位年次1%改善に
努めています。
設備投資(
設備投資(空調、
空調、構内車ハイブリッド
構内車ハイブリッド化
ハイブリッド化など)
など)及び全社的な
全社的な省エネ活動
エネ活動により
活動により改善
により改善を
改善を推進
(KL/総稼働時間)
0.90
エネルギー使用に係る原単位(エネルギー使用量/総稼働時間)
0.876 (△1%)
0.88
<新目標>
新目標>
''11年比
11年比△
年比△4.0%(年次1
年次1%)
('
('15年
15年 時点)
時点)
目標
0.885
修正目標
0.86
実績
0.857
0.84
(△4%)
(△2.2%)
0.848
0.840
0.82
0.831
0.823
0.80
'10
'11
'12
'13
'14
'15
(2)水使用量削減
①取り組み事例
1)水の出し放し禁止、
蛇口類への節水
呼び掛け掲示
2)止水ネジ調整による節水
(各所で実施できるよう
調整方法を記載)
【節水の呼び掛け】
3)積載車洗車時の節水
(必要最小限での洗車実施と
洗車ホースへのシャワーノズル取り付け
【止水ネジ調整】
【シャワーノズル取付け】
②目標と
目標と実績
・各年度の実績は、潮被り、黄砂等による洗車相当分を除く
≪総量と
総量と台当たり
台当たり原単位
たり原単位≫
原単位≫
㎥
目標
実績
台当たり
台当たり目標
たり目標
台当たり
台当たり実績
たり実績
㎥/千台
20
180,000
15.4
15.2
14.8
140,000
16
14.4
13.7
13.8
13.7
100,000
12
79,056
12.4
68,950 67,743
64,021
54,235
53,404
54,302
53,404
60,000
~
~
46,624
'07年度までは
目標設定なし
8
~
~4
20,0000
0
'07年度
07年度
'08年度
08年度
'09年度
09年度
'10年度
10年度
'11年度は洗車ホースへのシャワーノズル取り付けなど節水活動により目標達成
18
'11年度
11年度
(3)一般廃棄物排出量削減
【両面使用】
①取り組み事例
1)用紙削減の徹底
イ)会議資料のペーパーレス化
ロ)コピー機へのスキャナ機能追加(データによる保存)
ハ)両面印刷ユニット設置による両面印刷活用促進
ニ)用紙サイズ別に仕分けし裏紙として再利用 ハ)【両面印刷ユニット設置プリンタ】
ニ)【仕分け箱】
2)事務用品の回収と再利用
イ)使用基準に基づき年1回余剰品を回収
3)廃棄物分別・リサイクルの徹底
イ)事務所内に分別箱を設置(分別早見表をゴミ箱に掲示)
ロ)ペットボトルキャップ回収(エコキャップ運動)
⇒リサイクル資源として再利用
ロ)【ペットボトルキャップ回収BOX】
ハ)【マイカップ置き場】
ハ)マイカップ持参の呼びかけ
⇒給茶機紙コップ使用削減
イ)【分別早見表を掲示】
②目標と
目標と実績
≪総量と
総量と在籍人員当たり
在籍人員当たり(
たり(全従業員)
全従業員)原単位≫
原単位≫
t
60
実績
在籍人員当たり
在籍人員当たり(
たり(全従業員)
全従業員)目標
在籍人員当たり
在籍人員当たり(
たり(全従業員)
全従業員)実績
3.49
3.87
kg/
kg/人
目標
4.0
3.46
55
3.5
3.10
3.49
49.0
50
47.7
45.9
2.77
3.0
2.68
2.5
2.80
3.13
44.5
45
40.5
39.7
40
'07年度までは
目標設定なし
35.5
35.1
2.0
33.8
35
~
~
~
~01.5
30
0
'07年度
07年度
'08年度
08年度
'09年度
09年度
'10年度
10年度
'11年度は両面印刷、裏紙の再利用の徹底により目標達成
19
'11年度
11年度
(4)産業廃棄物排出量削減
①取り組み事例
1)上郷車両整備センターでの分別事例
イ)迷い箱設置による誤分別の防止
ロ)複合部品を材質毎に分解し、分別
【第一集積場(大まかに分別)】
【分別要領を掲示】
ロ)複合部品の分別(一例)
スプレー缶
缶
キャップ
磁性(リサイクル) 軟プラ(リサイクル)
イ)【迷い箱の設置】
ノズル
硬プラ(廃棄)
【第二集積場(31種類に分別)】
②目標と
目標と実績
≪整備売上当たり
整備売上当たり原単位
たり原単位と
原単位と総量≫
総量≫
目標
実績
整備売上当たり
整備売上当たり目標
たり目標
整備売上当り
整備売上当り実績
t
kg/
kg/百万円
400
300
308.0
306.8
303.4
304.9
192.4 190.1
249.6
250
300
195.9
200
247.1
231.6
179.2
233.9
200
146.5
136.1
150
162.3
136.3
'07年度までは
目標設定なし
134.9
100
100
80.0
~
~
500
0
'07年度
07年度
'08年度
08年度
'09年度
09年度
'10年度
10年度
'11年度
11年度
廃タイヤ量の大幅な減少(再生利用タイヤへのシフト)、
廃油量が減少(エンジンオイルの交換基準の延長 :走行距離4万km ⇒走行距離6万km)
(参考:廃タイヤ量)
t
150
120.0
119.0
87.8
100
82.2
28.4
50
0
'07年度
07年度
'08年度
08年度
'09年度
09年度
'10年度
10年度
'11年度
11年度
26.0
24.9
24.0
'09年度
09年度
'10年度
10年度
'11年度
11年度
(参考:廃油量)
t
40.1
37.0
45
30
15
0
'07年度
07年度
'08年度
08年度
20
3.オイル洩
オイル洩れ等防止活動
●オイル洩
オイル洩れとは
一般的にオイル洩れとは、ガソリンや灯油などの燃料油、油圧作動油(一般の油圧機器で使用される
専用の作動油)や不凍液(凍結防止剤)などが、タンクや車両などから外部へ流出することです。
もっとも被害が大きなケースでは、石油タンカーからの原油流出事故があります。
1978年フランスブルターニュ半島沖で
座礁したアモコ・カディス号
流出量:22万3千トン
●オイル洩
オイル洩れが発生
れが発生すると
発生すると
イ) 生活環境や工業用水・産業への被害
大量の場合、上下水道や工業用水の取水停止、臭気による生活環境の悪化、魚類のへい死等を
引き起こすことがあり、漁業や農業等へ被害がおよび多額の損害賠償が発生することがあります。
ロ) 人的・経済的負担
法律(水質汚濁防止法)により、原因者による応急処置(油の回収等)が義務づけられています。
これは人手・時間・費用のかかる大変な作業です。
ハ) イメージダウン
環境問題への意識が高まっている今日、油流出事故を起こしてしまうと企業・事務所の
イメージダウンにつながる恐れがあります。
また関係者の方々に多大なご迷惑をお掛けしてしまうことにもなりかねません。
ニ) 地下水への汚染
地下に浸透した油が地下水を汚染し、井戸水が使えなくなる等の被害の発生が生じる危険が
あります。
ホ) 火災
油の種類・量によっては、火災を引き起こす危険があります。
●河川に
河川に流れてしまった場合
れてしまった場合
わずか3CCの植物油を流した場合、魚が住めるような水にするには、1,000Lもの
きれいな水が必要です。
「少しくらい」のつもりでも、川にとっては大きな負担になってしまいます。
●当社における
当社におけるオイル
におけるオイル洩
オイル洩れのリスク
れのリスク
油圧装置を使い昇降台を上下させて車両を積載するトレーラを多数保有する当社においても、
オイル洩れ事故は決して他人事ではありません。
次項以降で紹介するように、ソフト面ハード面共に様々な取り組みを行い、オイル漏れが起きない
ような活動、また、万が一流出してしまった場合に備え、被害が最小限で済むようなルール作りや
準備をしております。
21
(1)オイル洩
オイル洩れ防止対策の
防止対策の徹底
①オイル洩
オイル洩れへの対応
れへの対応マニュアル
対応マニュアル
オイル洩れ撲滅に向けて、各種対策/ルール/事前準備などをとりまとめた『オイル洩れへの対応
マニュアル』を作成し、協力会社にも周知徹底することで、トヨタ輸送グループにおけるオイル洩れ
防止活動に取り組んでいます。
目次
主な記載事項
1.オイル洩れはなぜいけないのでしょうか?
・被害/イメージダウン
・関係法令
2.必要な処置機材
・処置機材と特性
3.オイル洩れ(LLC等含む)発生時の対応
・発生時の報告
・正しい処置手順
4.発生時に即対応できるように
・目視確認のルール
・連絡網の作成
5.発生を予防するために
・車両の点検基準/対策
6.その他
・油水分離槽の点検
【オイル洩
オイル洩れ防止活動(『
防止活動(『オイル
(『オイル漏
オイル漏れへの対応
れへの対応マニュアル
対応マニュアル』
マニュアル』より抜粋
より抜粋)】
抜粋)】
実施項目
発生時に
即対応
できるよう
実施頻度
車両駐車位置路面のオイル洩れ目視確認
積み降ろし作業前後
営業車両内及び各営業所での処置機材管理
使用の都度、在庫数確認
環境事故発生時の緊急連絡網の作成
組織及び異動発令の都度
操作場の点検
毎日昼夜各1回以上
積載車・部品トラクタオイル洩れ点検
1日1両 以上
オイル洩れ処置作業訓練の実施
1回/年 以上
重要点検部位の点検管理(整備員)
3ヶ月あるいは1年毎
車両の日常点検(乗務員)
運行前に1回/日(直毎)
油水分離槽の点検
1回/週 以上
少量危険物庫の管理(操作場点検時と同時に)
毎日昼夜各1回以上
雨水側溝、雨水桝の点検(操作場点検時と同時に)
毎日昼夜各1回以上
発生予防
外部流出
防止
【積載車オイル
積載車オイル漏
オイル漏れ・燃料タンク
燃料タンク点検
タンク点検シート
点検シート】
シート】
所長
積載車オイル
積載車オイル洩
オイル洩れ・燃料タンク
燃料タンク点検
タンク点検シート
点検シート
【オイル洩
オイル洩れ処置手順】
処置手順】
総括
職長
6ヶ月間保存
1両/日以上は
日以上 は入出門車両を
入出門車両を抜き打ちチェックし
チェックし、不備のある
不備のある会社
のある会社・
会社・ 乗務員に
乗務員に指導すること
指導すること
〈点検個所〉
点検日
年 月 日
会社名
⑤
②
①
①
点検者
①
印
①
②
①
①
①
輸送会社
①
④
③
④
積載号車No
※チェックは 内に○、×をつける
③ 燃料タンク
燃料タンク
① 油圧シリンダ
油圧シリンダ-
シリンダ-
キャップ周辺への表示がされているか
1
a.位置合わせマーク(赤・白のカラーリング) b.「キャップヨシ!」の確認項目
シリンダ-周辺にオイル痕はないか
1
2
ホ-ス接続部からのオイル洩れはないか
3
シリンダ-ロッド部よりオイル洩れはないか
2
タンク周辺に燃料痕はないか
3
キャップは正しい位置で確実に締めてあるか
4
キャップより燃料洩れはないか
② 油圧タンク
油圧タンク・
タンク・連結油圧ホ
連結油圧ホ-ス
④ 油圧配管パイプ
油圧配管パイプ
1
油圧タンクにオイル痕はないか
2
プラットホーム上にオイル痕はないか
3
◆油圧ホースねじれ防止対策が実施されているか
ダメな
ダメな例
(赤色テープ有無・ズレ確認)
1
配管周辺にオイル痕はないか
2
ボデーとの接触や亀裂はないか
3
接続部よりオイル洩れはないか
(テンションポールに余ったホースを円形につけていないか)
⑤ 車内搭載品 (すべて必要)
4
◆ホースが束ねられているか(赤色テープ有無・ズレ確認)※
5
◆ゴムチューブにより左右へ引張られているか※
6
◆ホースの長さは適当か※
7
◇連結ホースカバーに損傷(穴・裂け)がないか
8
接続部よりオイル洩れはないか
9
ホースにオイル洩れ・痕はないか
1
吸着マット 2
5
日常点検表(最新版か、またチェックされているか)
ウエス 3
オイルドライ 4
処置手順(オイル洩れマニュアルコピー)
⑥ 乗務員 :◆ 連結油圧ホース挟み込み・引っ掛かり防止対策を知っているか
※連結ホース挟み込み・引っ掛かり
防止対策確認ポイント 参照
((対策に不備※があった場合直しているか))
※適切な位置での束ね、左右引っ張り、赤テープからのズレ等
1
◆は連結ホース取り廻し未対策車両、◇は連結ホース取り廻し対策済車両対象
《不具合処置内容》
連絡日
連絡先(誰に)
不 具 合 内 容
処 置 内 容
22
処置完了日
②オイル
②オイル洩
オイル洩れ防止対策事例
1)日常管理(
日常管理(ソフト面
ソフト面)
イ)日常(始業前)点検の実施
法定義務の点検項目に加え、オイル洩れ関連の項目を乗務員一人一人が1回/日 運行前に点検を
実施しています。
≪オイル洩れ関連の主な点検項目≫
●油圧ホース・油圧シリンダ・油圧タンクに損傷及び油洩れがないこと
●給油口付近に燃料の洩れ、にじみがないこと
●車両駐車位置の路面に油洩れ跡が無いこと
●《連結ホースの束ね方》ホース先端から80cmと150cmの位置をゴムチューブで束ねてあること
【赤色テープの位置にて確認】
最もオイル洩れのリスクの高い連結油圧ホースの損傷防止対策(24ページ)の点検
ロ)オイル洩れ目視確認ルール
ⅰ)積み降ろし作業前と作業終了時に、オイル洩れ有無を必ず目視確認
目視確認場所
■プラットホーム
■プラットホーム部
プラットホーム部
(部品車両
(部品車両は
部品車両は油圧機能を
油圧機能を搭載した
搭載した車両
した車両における
車両における油圧部
における油圧部)
油圧部)
■車両停止位置路面
■車両停止位置路面
タイミング
【積み降ろし作業前
ろし作業前】
作業前】・・・輪止
・・・輪止め
輪止めセット後
セット後
【積み降ろし作業後
ろし作業後】
作業後】・・・輪止
・・・輪止めを
輪止めを格納
めを格納する
格納する直前
する直前
ⅱ)目視確認後、輸送指示書のチェック欄にオイル洩れの有無及び操作場№を記入し、
終業時に運行管理者が実施状況を確認
⇒確実に目視確認を行い、オイル洩れの早期発見に努めています。
積み降し時に使用した
使用した
積載操作場の
のレーン番号
積載操作場
レーン番号を
番号を記入
運行管理者確認印
チェック欄
チェック欄
メッセージ
メッセージ
23
2)車両への
車両への対策
への対策(
対策(ハード面
ハード面)
イ)連結油圧ホース挟み込み・引っ掛かり防止対策(積載トラクタのみ実施)
連結油圧ホースからのオイル洩れが多発していることを受けて、スパイラルチューブ(ホース保護材)を
取付けたり、規定の位置で連結油圧ホースを束ね、ゴムチューブで引っ張るなどの対策を実施しています。
≪対策要領例≫(一部抜粋)
●ゴムチューブを使った対策
④燃料タンクキャップの
後でチューブを縛る
①ホース先端部から80㎝(±5㎝)
赤いテープを
の部位へ赤
テープを貼付け
貼付け
(最初に縛付ける1本へ実施)
ゴムチューブで束ねる
⑤工具箱の後で
チューブを縛る
掘り下げ部分
ホースクランプ台
③束ねたチューブに左右から
それぞれゴムチューブを通し
折返す
②ホース先端部から1.5m(±5㎝)の
赤いテープを
部位へ赤
テープを貼付け
貼付け
(最初に縛付ける1本へ実施)
ゴムチューブで束ねる
束ね位置がずれた場合に目視確認できるよう、束ね位置に目印として赤いテープを巻く。
●ホースの束ね不良等による引っ掛かり及び路面への接触【悪い例】
ホース垂れで
路面へ接触
引っ掛かり
ロ)燃料タンク・キャップ閉め忘れ対策
燃料タンク・キャップの閉め忘れ対策として、給油口付近に『キャップ ヨシ!』の注意喚起表示をしています。
また、燃料タンクのキャップ開閉状態を容易に識別できるよう、赤色と白色の印を表示をしています。
閉まった状態
赤色(ボデー)・赤色(キャップ)
24
開いた状態
赤色(ボデー)・白色(キャップ)
(2)オイル洩
オイル洩れ恒久対策車両の
恒久対策車両の導入
ハード面での恒久対策の早期実現、及び現状のルール/対策を徹底しオイル洩れ撲滅を目指す
連結油圧ホース
連結油圧ホースは
ホースは日常点検の
日常点検の項目となっているが
項目となっているが、
となっているが、点検時間が
点検時間が
かかる(
ことや見落
見落とし
とし、
想定外の
外的要因等により
により、
かかる
(5分/直)ことや
見落
とし
、想定外
の外的要因等
により
、
連結油圧ホース
連結油圧ホースを
ホースを使用しない
使用しない
仕組みを
仕組みを検討
みを検討
オイル洩
オイル洩れゼロにすることは
ゼロにすることは困難
にすることは困難
≪連結油圧ホース
連結油圧ホース取
ホース取り回し変更≫
変更≫
◆一部の連結ホースを延長しプラットホーム
後端部(カプラ前)から立上げ、
取廻し方法を変更する。
後から立上げ連結
№4フロア角の下部に連結ホースが
入らない仕組みにする
一部のホースを延長し
プラットホームの下を通す
プラットホームの下を通すことにより、
ホースの挟み込み防止になります
≪連結油圧ホースレストレーラ
連結油圧ホースレストレーラの
ホースレストレーラの仕組み
仕組み≫
連結油圧ホースからのオイル洩れを撲滅すべく、ホースを使用しない仕組みを検討
標準6台積みトレーラにも搭載できる、小型の電動油圧ユニットを開発
3
2
1
6
4
5
連結油圧ホース
が不要
電動油圧ユニット
電動油圧ユニット
(モーター+
モーター+ポンプ
ンプ+タンク)
タンク)
設置場所:デッドスペースの
№5フロア前方
(グースネック部)
電動油圧ユニット本体
【主な特徴】
・作業中のアイドリングストップ
・専用バッテリーを持たない(既存のバッテリーで駆動)
・バッテリープロテクタ搭載
(バッテリーの容量が少なくなると、自動で装置がストップ。手動でエンジンをスタートさせ、電気を供給させる)
電動油圧ユニット装着による効果
・連結油圧ホースからのオイル
オイル漏
オイル漏れ(飛散)
飛散)撲滅
・積み降ろし作業時のアイドリング不用による燃料消費低減
燃料消費低減
・連結ホースの日常点検作業が軽減 など
25
4.外部認証への
外部認証への取
への取り組み
(1)グリーン経営認証
グリーン経営認証
国土交通省が推進するグリーン経営とは交通エコロジー・モビリティ財団が
認証機関となりトラック運送事業者の環境保全への取り組みを支援し、
環境負荷の少ない事業運営を推進するため一定レベル以上の取り組みを
行っている事業所を認証・登録する制度です。
トヨタ輸送では、グリーン経営認証の対象となる全15事業所にて認証を取得しています。
トヨタ輸送
認証取得営業所
苫小牧営業所
仙台営業所
羽村営業所
横浜営業所
千葉営業所
東富士営業所
元町営業所
堤営業所
高岡営業所
田原営業所
富士松営業所
長草営業所
いなべ営業所
京都営業所
宮田営業所
認証取得日
認証番号
2004年6月10日
2004年8月30日
2004年6月18日
2004年6月18日
2004年6月18日
2004年6月18日
2004年3月19日
2004年3月19日
2004年3月19日
2004年3月19日
2004年3月19日
2004年3月19日
2004年3月19日
2007年10月30日
2004年6月10日
T010003
T040006
T130028-1
T130028-2
T130028-3
T130028-4
T230012-1
T230012-2
T230012-3
T230012-4
T230012-5
T230012-6
T230012-7
T260026
T400005
グリーン経営認証取得会社(パートナー45社) 敬称略
愛知車輌興業㈱
三岐通運㈱
トヨタ輸送中部㈱
ノーストランス㈱
安全輸送㈱
塩竈港運送㈱
豊鉄運輸㈱
八興運輸㈱
㈱エイコー商事
㈱千葉ロジテム
㈱那須商会
広鉄運輸㈱
㈱カイソー
総合運輸㈱
夏目運輸㈱
丸東運輸㈱
㈱上組
相互運輸㈱
名波陸送㈱
㈱マルノウチ
カリツー㈱
泰平運輸㈱
西川輸送㈱
㈱丸文
北見陸送㈱
司企業㈱
㈱日東陸運
ミナトエクスプレス㈱
岐阜自動車輸送㈱
東奥陸送㈱
日本梱包運輸倉庫㈱
㈱ユーネットランス
共栄運輸㈱
㈱東海車輌
日本通運㈱苫小牧支店
菱自運輸㈱
釧路貨物自動車㈱
藤博運輸㈱
日本通運㈱名古屋支店
㈱京阪輸送
東北自動車輸送㈱
㈱日本陸送
高陽輸送㈱
トヨタ輸送関東㈱
日本陸送㈱
(2012/6/29現在)
26
(2)ISO14001
ISO14001認証
14001認証
ISO14001とはISO(国際標準化機構)が1996年に制定した規格で、
組織(企業・自治体など)に対して環境に負荷をかけない事業活動を
継続して行うように求めた規格のこと
上郷車両整備センターでは、2003年1月に
ISO14001の認証を取得しました。
「やさしさでつながっています 地球とクルマと私たち」
を合言葉に作業者は車両整備・企画業務を通して、
クリーン化を推進しています。
【登録番号:JAER0438】
①活動大日程(2011年度)
2011/3月
4月~10月
向う3年間の
環境目的策定
11月
12月
2012/1月
2月
・法令順守
状況確認
内部監査
11/3
・手順書見直し
2011年度の
目標決定
外部審査
12/15・16
ISO環境委員会
(臨時)
3月
2012年度
目標決定
外部審査判定
教育年間
計画策定
・マネジメントレビュー
(経営層による見直し)
ISO環境管理推進委員会 1回/2カ月(定期)
②活動目標と
活動目標と実績(2011年度)
項目
1)作業改善による電気
使用量の低減
2)作業改善による水
使用量の低減
目標及び実績
主な活動実績
目標:低減量80kwh/月以上相当分 (作業改善項目:2件以上/年)
・蛍光灯間引き(27本)による使用量低減
・パソコン輝度設定基準見直し、昼休みプリンター待機OFF
実績値:658kwh/月 (改善項目:6件)
・更なる整備機器のブレーカー「OFF」実施
目標:低減量800ℓ/月以上相当分 ・食器用洗剤変更による水使用量低減
(作業改善項目:2件以上/年)
・雨水利用(部品洗浄機)による低減
実績値:2643ℓ/月 (改善項目:4件)
・門型洗車機へ開閉バルブ取付による削減実施
ph:6.3~8.1
COD:100㎎/ℓ以下
・5項目水質検査実施:3回/年
上郷物流センター殿
BOD:100㎎/ℓ以下
SS:50㎎/ℓ以下
(SS、n-ヘキサンは毎月実施)
排水基準の順守
n-ヘキサン:10㎎/ℓ以下
3)トヨタ自動車㈱
・油水分離槽の清掃実施:4回/年
実績値:検査値全て基準値内
4)既存整備基準の見直し
(No2・3・5分離槽は毎月実施)
目標:ロングパストレーラメンテナンス基準見直し
・メンテナンス基準の確立
目標:オイル洩れ防止対策の検討・展開
・環境リスク低減方策展開(1件)
・フォークリフト油圧装置メンテナンス基準の作成
5)環境に配慮した車両の
目標:積効率向上トレーラ(21m)の開発
検討
と導入
・21mトレーラ3両導入と運行稼働中
・電動油圧昇降装置開発と耐久テストの継続
目標:電動油圧昇降装置の開発と導入
6)燃費向上製品の情報
収集、効果確認
目標:新製品の情報収集・プロシフト12
燃費実績確認とフォロー
・新製品の採用検討:2回/年、プロシフト燃費実績
フォロー
27
③内部監査
2011年11月に監査チームによる内部監査を実施しました。
指摘事項については、是正処置を実施し従業員への周知を行なっております。
【内部監査の様子】
審査日
2011年11月3日(木)
場 所
上郷車両整備センター(現場・事務所)
審査員
内部環境監査チーム 4名
■審査結果
件数
緊急不適合
指摘なし
不適合
1件
内 容
・2F談話室第1集積場に自販機使用済紙コップや雑紙が投入(誤分別)
・1F事務所内共用パソコンのモニター電源5分オフ機能が10分設定
観察事項
3件
・環境方針の周知対象「全て関係者」の範囲が不明確
・マニュアル記載内容が一部重複箇所あり
④外部審査
2011年12月の2日間に渡り更新審査を受審し、登録継続の決定をいただきました。
今回指摘された事項に対しては期間中に見直しを行い、2012年度は新しいプログラムでの
運用を行なっております。
【外部審査の様子】
審査日
2011年12月15日(木)・16日(金)
場 所
上郷車両整備センター(現場・事務所)
審査員
(財)日本自動車研究所 審査登録センター(JARI)
■審査結果
件数
緊急不適合
指摘なし
不適合
1件
内 容
・内部監査結果について、規格が要求している結論が明確にされていない
・産業廃棄物処理委託先の現地確認記録の特定及び保管期限が明確でない
観察事項
2件
・業務に関係する環境法令(エネルギーの使用の合理化に関する法律)等
改正動向の監視対象を望む
指摘事項についてはルール・運用の徹底、マニュアルの改訂・追記等により対応済み
28
5.各種啓蒙活動
(1)環境月間での
環境月間での取組
での取組み
取組み
【2012年度 環境月間取り組み内容】
取り組み内容
トヨタ輸送ではトヨタ自動車殿「トヨタ地球環境月間」に
① トヨタ輸送佐々木社長メッセージ配布
合わせ、毎年6月を「トヨタ輸送グループ環境月間」
啓
蒙
② 環境ポスター配布・掲示
として各種活動を展開し、トヨタ協輸会を含めた従業員の
③ 家庭での節電ツールの提供
「環境意識」啓発活動を進めています。
④ クールビズ実施(5月~10月)
⑤ ライトダウンの実施(6月中に複数回設定)
【会社周辺ゴミ拾いの様子】
節
電
強
化
⑥ 『私の節電宣言』の記入、掲示(5月~10月)
⑦ 照明蛍光灯の間引き
⑧ パソコンのコンセント抜き
⑨ 家庭でのCO2排出量セルフチェックシートの配布
【オイル洩れ処置作業訓練の様子】
燃
オ
料
イ
洩
ル
れ
洩
の
れ
撲
・
滅
そ
の
他
⑩ 営業車からの燃料・オイル洩れ一斉点検
⑪ オイル洩れ処置作業訓練
⑫ 給油スタンドの一斉定期点検
⑬ 各拠点の排水水質検査
⑭ 会社周辺のゴミ拾い(環境美化)
⑮ 各事業所での騒音測定
2009年度より海外現地法人にも各種活動を展開
≪エコライフBOOK作成≫
省資源活動標準化マニュアルに基づく職場での
エコ活動だけでなく、従業員の家族全員で
取り組める家庭でのエコ活動の参考書として
「エコライフBOOK」を作成し、トヨタ輸送の
全従業員に配布しました。
地球温暖化のメカニズムやグリーン購入、
省エネ術などを紹介しています。
≪燃費向上ツール≫
燃費向上効果が視覚的に確認できるツールの配布
≪各拠点の排水水質検査≫
【排水水質検査項目】
日々の油水分離槽の点検に加え、1回/年は
専門機関による排水水質検査を実施しています。
右記の検査項目が基準値を超えていた場合は
清掃を実施し、汚水の外部流出防止に
努めています。
項目
【油水分離槽清掃の様子】
基準値
水素イオン濃度 pH
5.8-8.6の間
科学的酸素要求量 COD
160mg/L以下
生物的酸素要求量 BOD
160mg/L以下
浮遊物質量 SS
200mg/L以下
大腸菌群数
3千個/mg以下
n-ヘキサン抽出物質(油分等)
5mg/L以下
全窒素
120mg/L以下
全リン
16mg/L以下
29
(2)その他啓蒙活動
その他啓蒙活動
①環境News
環境Newsの
Newsの発行
2008年1月から環境に関する情報をトヨタ協輸会各社には電子メールで、社内には社内ホームページ
を活用し提供しています。
②トヨタ協輸会
トヨタ協輸会への
協輸会への支援
への支援
トヨタ協輸会各社がNox・PM法、環境法規制に適合した「最新規制適合車」へ確実に切り替えられる
ように、低金利でリース提供支援しています。
1)キャリアカーリース
日野自動車殿と共同で
プロジェクトを組み、
標準車両を設定
統一車型で
一括購入
トヨタ
輸送
低金利で各社にリース提供
2)エコパーツの取り付け
PM減少装置の一括購入、
取り付け作業でコスト低減
【PMトラップ】
【DPF】
③環境教育
【階層別教育の様子】
社内での階層別教育(新任所長・職長研修など資格到達時に全員が
受講する教育)の中で、トヨタ輸送の環境に対する取り組みや、
地球温暖化のメカニズムなど一般的な知識について教育を行っています。
④TLEP(
TLEP(トヨタ輸送
トヨタ輸送グループ
輸送グループ物流教育
グループ物流教育プログラム
物流教育プログラム)
プログラム)での教育
での教育
【エコドライブ指導の様子】
トヨタ輸送の熟練したドライバーが講師となり、トヨタ輸送
グループの新人・中堅の乗務員に対して、エコドライブ
教育を実施しています。
30
4 中長期経営計画
1.取り組み概要
当社は「将来にわたり、強靭で環境と調和の取れた持続的成長が図れる物流集団へ進化していく為には、
グループ全体で同じ目標を共有し行動していく事が重要である」と認識し、中長期経営計画『TRY2020』を
策定致しました。
【TRY2020】
≪1.ビジョン≫
世界中のお客様に「安全・安心・笑顔」をお届けしたい
・グローバル社会、地域に喜ばれる事業活動
・世界のお客様の期待を超えた物流サービスの提供
・各国、地域のパートナーとの強固な結束力、成長
・社員の成長が会社の成長、社員の幸せに繋がる組織風土
≪2.2015年に向けた取り組み方針≫
1.経営基盤を強化し、社会やお客様の期待に応える物流サービスを提供
2.国内外バランスの取れた事業構造への変革
≪3.2015年のありたい姿≫
-足元固め 1.トヨタグループ/グローバル事業展開に相応しいCSR経営の推進
2.業界最高水準の安全・品質の達成
3.トヨタ物流方式の実践による業界No.1の競争力の実現
-事業戦略 1.国内事業 : 業界ダントツNo.1
2.海外事業 : 真のグローバルトランスポーター
2.重点実施項目と
重点実施項目と取り組みテーマ
重点実施項目
高 い レベルでの
レベル での
地球環境保全の
の 推進
地球環境保全
' 15 年 度 目 標
環境ヒヤリ・
環境ヒヤリ”0”
リスク
(環境に
環境に関するもののみ抜粋
するもののみ抜粋)
抜粋)
取組みテーマ
トラックからの
トラック からの抜本的
からの 抜本的な
抜本的 な オイル洩
オイル 洩 れ 防止対策の
防止対策 の 実現
グローバルにおける
グローバル における環境全般
における 環境全般に
環境全般 に 対 するリスク
する リスク低減活動
リスク 低減活動の
低減活動 の 実践
環境(CO2)
省資源
国内:CO2排出量
△5%(11年度比)
海外:取り組みの中で決定
国内:△1%/年以上
海外:別途決定
原価の
原価 の 視 える化
える 化 ・ 改善と
改善 と連携した
連携 したCO
した CO 2 低減活動
海外事業体での
海外事業体 での環境管理指標
での 環境管理指標の
環境管理指標 の 視 える化
える 化 と改善活動の
改善活動 の 実践
新 しい発想
しい 発想による
発想 による省資源活動
による 省資源活動の
省資源活動 の 更 なる推進
なる 推進と
推進 と展開
各取り組みテーマについて、アクションプランを策定
⇒トヨタ輸送グループを上げて、'15年目標達成に向け活動を推進中
31
3.中期CO
中期CO2
CO2排出量目標
≪目標≫
2015年度までに▲5%(11年度比)
≪トヨタ輸送全体目標
トヨタ輸送全体目標≫
輸送全体目標≫
(千t-CO2)
450
(g/t・km)
総量
100
トンキロ当たり原単位
94.2
93.0
91.8
400
90.7
89.5
(▲1.25%)
90
(▲2.5%)
(▲3.75%)
350
331
327
323
319
(▲5%)
314
300
80
250
70
200
150
60
'11年度実績
'12年度目標
'13年度目標
'14年度目標
'15年度目標
≪トヨタ連結環境
トヨタ連結環境マネジメント
連結環境マネジメント管理対象分目標
マネジメント管理対象分目標≫
管理対象分目標≫
(千t-CO2)
250
(g/t・km)
102
101.1
総量
トンキロ当たり原単位
99.8
100
240
98.6
(▲1.25%)
97.3
98
(▲2.5%)
229
96.0
230
226
(▲3.75%)
223
96
220
220
(▲5%)
218
94
210
92
90
200
'11年度実績
'12年度目標
'13年度目標
32
'14年度目標
'15年度目標
4.中期省資源目標
≪目標≫
年次▲1%(原単位/総量)
原単位
総量
総稼働時間当たり(除乗務員)
(
C
O
2
排
出
量
CO2排出量(電気)
(t-CO2)
(kg-CO2/時間)
年次▲1%
年次▲1%
1.30
2,140
2,122
▲1%
2,120
2,101
1.25
2,100
1.21
▲1%
2,080
1.20
▲4%
▲4%
2,060
1.20
2,037
2,040
1.15
1.16
)
電
気
2,020
1.10
2,000
'11年度実績
'12年度目標
'15年度目標
'11年度実績
'12年度目標
取り扱い台数当たり
'15年度目標
水使用量
(㎥)
(㎥/千台)
年次▲1%
年次▲1%
50,000
15.0
水
使
用
量
▲1%
48,000
14.0
46,624
46,158
▲4%
46,000
13.0
▲1%
12.4
44,759
▲4%
44,000
12.0
12.3
11.9
42,000
11.0
10.0
40,000
'11年度実績
'12年度目標
'11年度実績
'15年度目標
在籍人員当たり(全従業員)
(kg/人)
'12年度目標
'15年度目標
一般廃棄物排出量
(t)
38
年次▲1%
年次▲1%
2.80
一
般
廃
棄
物
36
2.68
▲1%
2.70
▲1%
33.8
34
▲4%
33.5
▲4%
2.65
32.4
2.60
32
2.57
30
2.50
'11年度実績
'12年度目標
'11年度実績
'15年度目標
整備売上当たり
'12年度目標
'15年度目標
産業廃棄物排出量
(t)
(kg/百万円)
年次▲1%
年次▲1%
82
150
産
業
廃
棄
物
▲1%
80.0
80
79.2
140
136.1
▲1%
▲4%
▲4%
78
76.8
134.7
130
76
130.7
120
74
'11年度実績
'12年度目標
'15年度目標
'11年度実績
33
'12年度目標
'15年度目標
環境会計
5 環境会計
(1)基本的な
基本的な考え方
トヨタ輸送では環境コストを「環境投資※1」と「維持コスト※2」の2つに分類して集計しています。
※1 環境投資・・・環境配慮型製品、効果が将来までおよぶ支出(省燃費機器、ISO認証費用など)
※2 維持コスト・・・環境コストのうち環境投資以外の支出(廃棄物処理、排水設備管理費用など)
(2)環境コスト
環境コスト
2011年度の環境コスト総額は、149.7百万円で前年度比52.3百万円の減少。減少要因は設備投資
(バッテリーリフト、エコタイヤ)が減少したことなどによります。
≪環境コスト
環境コストの
コストの実績≫
実績≫
【トヨタ輸送フォーマットによる実績】
区
分
項 目
(百万円)
内 容
'08年度
'09年度
'10年度
' 1 1 年度
0.0
0.0
1.7
2.0
1.6
1.0
1.1
1.2
55.6
18.9
15.0
3.9
0.0
38.2
41.6
0.0
55.9
91.1
20.9
1.9
7.0
1.8
3.2
72.0
0.0
43.1
18.4
1.7
7.2
1.4
4.8
74.0
0.0
100.4
16.9
1.8
5.3
1.4
4.6
71.5
0.0
106.8
107.6
101.6
9.0
0.0
43.1
55.3
14.6
1.3
8.4
1.1
0.0
69.0
0.0
94.4
197.9
150.7
202.0
149.7
車両開発費用
その他費用
環 (ISO認証費用、グリーン経営、環境教育)
境
車両、バッテリーリフト
投
環境対応主目的
省燃費機器、管理ソフト
資
の設備投資※
エコタイヤ
環境投資計
廃棄物処理費用
水質検査費用
環境対策費用
維
持
コ
ス 理解活動関連費用
ト 環境スタッフ費用
環境修復費用
排水設備管理費用
その他費用
広報活動(説明会等)
人件費
オイル洩れ除去
維持コスト計
合 計
※設備投資の減価償却費は費用に含んでおりません。
【環境省フォーマットによる実績】
'08年度
'09年度
(百万円)
' 11 年度
'10年度
分 類
投資
①公害防止コスト
事業所エリア内コスト ②地球環境保全コスト
89.5
③資源循環コスト
費用
9.7
0.0
20.9
投資
42.1
費用
9.5
1.8
18.5
投資
97.5
費用
7.8
1.8
16.9
投資
費用
52.1
10.1
0.0
14.6
環境負荷低減物品購入
上・下流コスト
0.4
0.2
0.2
0.2
リサイクル関連費用
ISO、グリーン経営継続費用
管理活動コスト
環境レポート発行費用
1.6
75.2
1.0
77.0
1.1
74.4
1.2
69.0
環境専任スタッフ費用 等
輸送効率向上、オイル洩れ
研究開発コスト
リスク低減のための
0.0
0.0
2.0
1.7
車両開発費用
社会活動コスト
環境美化活動等
0.6
0.6
0.5
0.5
0.0
0.0
0.0
0.0
91.1 106.8
197.9
43.1 107.6
150.7
100.4 101.6
202.0
55.3
94.4
149.7
オイル洩れ、燃料洩れ
環境損傷対応コスト
除去費用 等
合 計
34
【トヨタ輸送(株)】 全国事業所一覧
事業所名
所在地
本
社 愛知県豊田市元町2
業 務 部 業 務 室 渉 外 G 愛知県名古屋市東区泉1-23-22 トヨタホーム栄ビル1F
輸 送 機 器 管 理 部 企 画 開 発 室 愛知県豊田市上郷町1-1
輸 送 機 器 管 理 部 整 備 事 業 室 愛知県豊田市上郷町1-1
部
品
業
務
部 愛知県豊田市上郷町1-1
部 品 輸 送 部 K V C 室 愛知県豊田市上郷町1-1
部 品 輸 送 部 部 品 輸 送 室 愛知県豊田市上郷町1-1
苫
小
牧
営
業
所 北海道苫小牧市新明町4-1-5
旭
川
営
業
所 北海道旭川市新星町514-16
釧
路
営
業
所 北海道釧路市鳥取南5-12-7
帯
広
分
室 北海道河西郡芽室町東芽室北1線18-12
岩
手
営
業
所 岩手県胆沢郡金ヶ崎町西根森山1-1
仙
台
営
業
所 宮城県黒川郡大衡村中央平1
仙
台
港
分
室 宮城県仙台市宮城野区港3-4-1
八
戸
営
業
所 青森県八戸市大字河原木字北沼1-103
釜
石
港
分
室 岩手県釜石市港町1-22-1
東
北
部
品
室 宮城県黒川郡大衡村中央平1
東
京
営
業
所 東京都中央区八丁堀2-25-9 トヨタ八丁堀ビル6F
羽
村
営
業
所 東京都羽村市緑ヶ丘3-1-1
群
馬
分
室 群馬県太田市熊野町1-2
横
浜
営
業
所 神奈川県横浜市金沢区鳥浜町9
千
葉
営
業
所 千葉県千葉市中央区中央港1-9-5 千葉ポートセンター7F
野
田
分
室 千葉県野田市谷吉126
千
葉
南
営
業
所 千葉県長生郡長南町美原台1-6
東
富
士
営
業
所 静岡県裾野市御宿1200
東
富
士
分
室 静岡県裾野市御宿1200
御
殿
場
分
室 静岡県御殿場市神場2-7
元
町
営
業
所 愛知県豊田市元町2
豊
田
営
業
所 愛知県豊田市土橋町5-4-1
堤
営
業
所 愛知県豊田市堤町馬の頭1
高
岡
営
業
所 愛知県豊田市本田町三光726
田
籾
分
室 愛知県豊田市田籾町隠迫間605-1
田
原
営
業
所 愛知県田原市緑ヶ浜3-8
名
港
営
業
所 愛知県東海市新宝町33-3
東
海
分
室 愛知県東海市新宝町507-31
富
士
松
営
業
所 愛知県刈谷市今岡町吹戸池7-3
長
草
営
業
所 愛知県大府市長草町山口15-53
衣
浦
分
室 愛知県碧南市玉津浦町11
吉
原
営
業
所 愛知県豊田市吉原町下藤池73
豊
橋
営
業
所 愛知県豊橋市明海町5-10[VGJ(株)内]
各
務
原
営
業
所 岐阜県各務原市鵜沼各務原町7-71-11
い
な
べ
営
業
所 三重県いなべ市員弁町市之原10
長
野
営
業
所 長野県長野市小島田町字新城683-1
京
都
営
業
所 京都府乙訓郡大山崎町字下植野小字北細池1
伊
丹
営
業
所 兵庫県川西市東久代1-337-1
岡
山
営
業
所 岡山県倉敷市南畝2-1-4
広
島
営
業
所 広島県広島市佐伯区五日市港三丁目8番19号
坂
出
営
業
所 香川県坂出市林田町字番屋前4285-292
松
山
営
業
所 愛媛県松山市海岸通り1455
福
岡
営
業
所 福岡県福岡市東区香椎浜ふ頭4-2-2
宮
田
営
業
所 福岡県宮若市下有木80-1
若
宮
営
業
所 福岡県宮若市水原70-1
新
門
司
営
業
所 北九州市門司区新門司北3-1-1
大
分
営
業
所 大分県大分市大字豊海1-1994-226
宮
崎
営
業
所 宮崎県宮崎市港2-14
鹿
児
島
営
業
所 鹿児島県鹿児島市谷山港1-2-2
電話番号
(0565) 28-3321㈹
(052) 951-2411
(0565) 21-5965
(0565) 21-1123
(0565) 21-6951
(0565) 21-1125
(0565) 21-6951
(0144) 55-4721
(0166) 26-0621
(0154) 51-2221
釧路営業所へ
(0197) 44-5611
(022) 345-0121
(022)254-8912
(0178) 28-3631
岩手営業所へ
(022) 344-1952
(03) 3523-8120
(042) 554-0517
(0276)22-2112
(045) 772-1800
(043)301-7120
千葉営業所へ
(0475) 40-4151
(0559) 97-0411
東富士営業所へ
東富士営業所へ
(0565) 28-5554
(0565) 28-5555
(0565) 52-2132
(0565) 52-2123
高岡営業所へ
(0531) 23-1850
(052) 602-2155
名港営業所へ
(0566) 36-1132
(0562) 46-1393
富士松営業所へ
(0565) 53-3101
(0532) 23-1661
(058) 384-0001
(0594) 74-5011
(026) 283-2424
(075) 957-1217
(072) 755-1701
(086) 455-8801
(082) 924-1410
(0877) 47-1220
(089) 952-5454
(092) 663-3100
(0949) 33-3888
(0949) 55-8504
(093) 483-1715
(097) 537-2166
(0985) 32-3663
(099) 261-1505
2012/4/1現在
発行部署/経営企画部 CSR環境室
(問い合わせ先) TEL 0565-25-3582 FAX 0565-28-0075
発行/2012年9月
URL URL http://
http://www
://www.
www.toyotayusou.
toyotayusou.co.
co.jp/
jp/