l CENER ユーザ事例紹介 タービンブレードにおける最大の信頼性 MTS 風力タービンブレード試験ソリューションは、有数な研究施設 での新たなタービンブレード設計をサポート お客様の課題 CENER (Centro Nacional de Energías Renovables) -スペインの国立再生可能エネル ギーセンター–は風力発電に関する技術開発など、いくつかのイニシアティブを持っ た研究・開発を専門としています。CENERの風力エネルギー部門は、全体的な信頼性 と風力タービンの効率を向上させるための独立した研究を行い、成長著しい風力発 電業界で最も影響力のある企業のいくつかと協力しています。 CENERには、世界で最も先進的な、いくつかの技術基盤が装備されているため、業界 関係者が集まります。CENERの風力プログラムの主力は、風力タービン試験所(LEA) です。それは、その種の施設としては実サイズ(30,000平方メートル) と最大の施設で あり、 この強力な施設は、風力タービン試験と、付随する多様な技術サービスを提供 できます。 「私の経験では、 MTSは、 常に顧客のニ ーズに対するソリューションを提供してく れています。 最初から、 我々がどの様な種 類の試験を行うのかMTSは詳細を求めて きてくれました。 それ故に、 MTSのソリュ ーションは開発段階より我々のニーズに 合っていました。 その姿勢は、 今日も続い ています。 」 CENER (Centro Nacional de Energias Renovables) ブレード試験ラボ 代表 Asier Oiz Vázquez 氏 パンプローナより、40キロ離れた郊外の小さな町サングエサに位置し、LEAは、5つの 先進試験所と100メートル長までの回転翼専門のフルサイズ構造試験所を持ちま す。2002年: CENERセンター設立、2006年: ブレード試験グループ設立、以来、 ブレード 試験所所長は、Asier Oiz Vázquez 氏です。 「当研究所の顧客は、国際基準に従った回転翼モデルの検証や性能評価を主にして いる」 「顧客は、当研究所が行う試験に対し、 ブレード設計の検証や認証を得るために 必要な高品質な試験結果が提供されることを確信したい。 このような状況において、 顧客は、優れたサービスを必要とする。 同時に顧客は、我々に対し最高の試験シス テムを保有していることを期待しています。 このようなことが我々の最大の課題であ る。」 と、Oiz氏は述べています。 MT S ソリューション 顧客の要求する高品質なデータを得るため、CENERブレード試験所では、MTSより、2 種類のソリューションを信頼し使用しています。 これらの風力ブレード試験ソリューシ ョンは、疲労試験の場合には75メートルまで、静的試験の場合には100メートルまで のフルスケール回転翼と梁(フレームワーク)を静的および疲労試験を実施する能力 をCENERチームにもたらしています。 物理測定は、質量、重心位置、長さ、固有周波数、減衰、モード形状、剛性及び質量分布 を必須とするブレード特性を特定するため行われています。 静的試験は、 ブレード設計に対し限界荷重を負荷するために実行されます。 ブレード に印加された たわみ曲線、ひずみ分布、テストベンチたわみと曲げモーメント分布を be certain. ユーザ事例紹介 得るよう計測されます。電動ウインチは、 ブ レードに沿った複数の引張荷重ポイント を調整し、正確に配置するために使用され ます。 CENERの疲労試験は、マルチポイント及び フラップワイズとエッジワイズ両方向にお けるブレードの多軸加速試験をサポートし ています。MTS疲労試験ソリューションは、 ブレードを励起し、所定のひずみ速度を達 成するために、共振周波数でブレードに、 自動化された周期的な負荷を与える。 これ を実現するために、MTSと米国国立再生可 能エネルギー研究所(NREL)が開発した、 コンパクトでエネルギー効率に優れた IREX(慣性共鳴励起) システムを採用。各 IREXシステムは、2つのダブルエンド、MTS 油圧アクチュエータ、 リニアサイドベアリン グ、ホーススタンド、および調整可能なム ービングマスを統合しています。 「我々の所有しているすべての MTS 製品 は、非常に良く動作している。特に IREX シ ステムは非常に安定である。失敗するとこ ろを見たことがない。IREX システムは、高 度にエネルギー集約型システムであ り、CENER として疲労試験中にエネルギー を節約することができますので、非常に満 足しています。」 (Oiz氏) お客様 のメリット MTS試験ソリューションにより、CENERブレ ード試験所は、顧客の求める範囲に完全 対応するため、国際規格IEC TS61400-23 認定に必要なフル•スケール構造の静的お よび疲労試験を可能としました。当研究所 は、ENACより認定を受け、IEC TS 61400-23 のスペイン代表認定機関です。 l ブレード疲労試験のために配備された慣性共鳴励起 (REX: Inertial Resonance Excitation) システム (顧客要求から写真をぼかしてあります) 「当研究所は、MTSの風力タービンブレー ド試験ソリューションを含む、全ての最新 技術を持つ比較的新しい施設です。顧客 は、MTS技術を信頼しています。試験機器 に対するブランド名は、試験が確実かつ正 確に行えることを保証してくれます。当試験 所でMTSシステムを用い多くの試験を実施 し、 この実績が顧客の信頼に繋がります。」 (Oiz氏) お客様よりのMTS試験ソリューションに対 する正確性と信頼性に定評があり、問題解 決に対するMTSの継続的なコミットメント は、2つの組織間の強い協力関係に繋がっ ています。 「私の経験では、MTSは常に顧客のニー ズに対するソリューションを提供してくれ ています。最初から、我々がどの様な種類 写真提供:CENER の試験を行うのかMTSは詳細を求めてき てくれました。それ故に、MTSのソリューシ ョンは開発段階より我々のニーズに合って いました。その姿勢は、今日も続いていま す。CENER が何かを求めたとき、MTSは、我 々の要求を満たすため懸命に働いてくれ ます。それに、MTSが提供するサービスは 非常に良いですね。」 (Oiz氏) 今日、CENERとMTSは、 より正確に、終わり なきブレード構造の現実世界での動作を シミュレートするため、新技術を模索し、風 力タービンブレード試験の未来への道を 描き続けていきます。 「長いブレード、 より弾性的なブレードや 二軸疲労試験は、近い将来に風力タービン ブレード試験が直面する課題を示してお り、MTSは非常に良くこれらを理解してい ます。 」 (Oiz氏) エムティエスジャパン株式会社 〒130-0013 東京都墨田区錦糸1-2-1 アルカセントラル 8階 Tel: 03-6658-0903 Fax: 03-6658-0906 E-mail: [email protected] Internet: www.mts.com/jp ISO 9001 CERTIFIED QMS ©2013 MTS Systems Corporation 100-284-910 CENER Printed in U.S.A. 4/13 MTS は米国 MTS Systems Corporation の登録商標で す。 これらの商標は他の国でも保護されている場合が あります。RTM No. 211177.
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