2016年度 - 全国社会福祉法人経営者協議会

平成28年度
事業計画
グリーンヒル順正
高齢者向け介護施設での虐待が急増しており、川崎市の有料老人ホームで発
生した事件は特異の事例であったとしても、背景には要介護者が急増する一方
で、職員不足や労働条件、合わせて、職員の教育体制の問題等の課題が施設側
として見え隠れしています、どうすれば未然に防ぐことができるのか、また、
超高齢化社会をどう乗り越えていくのか、大きな課題が浮き彫りにされている
ところであります。
このようなことがひとたびありますと、グリーンヒル順正全体のイメージダ
ウンと信用失墜に繋がりますので、今後も、引き続き、危機意識を持って、利
用者に対して親切丁寧でやさしさや思いやりのあるケアを行い、利用者が安
心・安全で快適な生活が送れるような施設づくりの推進を図っていかなくては
なりません。
そして、昨年度は、第6期の介護報酬改定の年であり、改定全般で2.27%
のマイナス改定であり、非常に厳しい内容となっておりましたが、加算等を活
用しながら、最小限の減額になるよう、鋭意努力をしているところであります。
利用者は「ここでの快適な暮らし」を求めており、それをどのように実現し
ていくかが施設に問われており、それを支えていくのは職員であります。
職員の介護・看護技術・知識・倫理等を高め、更には、心のケアを含め、職
員の専門性資質の向上を図りながら「よりよい介護サービスを提供する施設」
になるよう邁進してまいります。
事
務
【重点目標】
平成28年度は、27年度に介護報酬減となりましたので、各種加算、効率
的な事務に努め、サービスを向上し、知恵を絞っていく。
職員が働きやすい職場づくりを事務の立場で目指す。
① 予算においては、最小の経費で効果が得られるよう努める。特に購入物品に
ついては、必要なものなのかどうかを充分見極める。
② 職員のやる気が起きる、働きやすい職場づくりに努める。
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③ 長年経過し、設備・機械・車両などの経年劣化が進んでいるので、今後も利
用者が快適に過ごしていただけるような施設づくりに努める。
特養従来型 ケアワーカー
【処遇計画】
創設理念のもと「やさしく、丁寧な介護」をスローガンに職員ひとりひとり
が目標をたて利用者ひとりひとりの思いを大切にし、常に敬意を持ち皆様が心
地よく過ごして頂ける環境作りを目指し、心安らぐ生活を送れるよう支援して
いきます。
挨拶にも重点をおき、相手に響くような声掛け、挨拶を職員一同心掛けてい
きます。
職員の介護技術の研修を毎月の会議等に組み込み職員の技術向上に努めます。
また、職員のストレス、メンタル面にも気を付け職員間のコミュニュケーショ
ンを図るとともに、産業医の先生との連絡も密にしていきます。
家族との交流事業も積極的に行い絆を深めていきます。
① 入浴、排泄 ②レクリエーション、食事 ③認知症、コミュニュケーショ
④環境、⑤園芸の5つの委員会を多職種と共に連携し 利用者一人一人に応じ
た支援を行います。
介護者自身も、研修などを通じて勉強する機会を持ち、介護の質の向上を目
指します。
研修においては、新人、中堅、指導者に別れ自己研磨に努めます。
① 入浴、排泄
入浴においては、安心安全に配慮し個浴にも目をむけ家庭的で心地よい入
浴を提供させていただきます。
排泄においては、プライバシー保護に最大限つとめ、本人の排泄リズム、
下剤を使わない排便コントロールを行い、精神的負担を和らげると共に皮膚
の状態管理に努めます。
② レクリエーション、食事
レクリエーションメニューは、一人ひとりの思いを尊重し利用者の希望を
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取り入れ個々に応じたプログラムを作成し実施していきます。また戸外での
活動にも積極的に取り組み、園芸、散歩など自然と親しむ活動を行います。
また外出支援、家族交流、家への帰宅、買い物、行楽などを組み込んで行き
ます。
今までの生活歴を配慮し献立作り、買い物、準備など利用者自身が自ら関
われる環境を整えます。
食事の提供は、適温適時に提供をおこない、その方に応じた状態を提供で
きるようにし、ゆったりとした雰囲気の中で食事をおいしく食べていただけ
るよう努めます。
③ 認知症、コミュニュケーション
利用者の方に尊敬の念を持ち、家庭的な雰囲気の中で一人ひとりの思いを
大切にした係わり合いを行っていきます。また関連大学との協力を得ながら
専門的知識を取り入れ、利用者の心を開くことができるような、コミュニュ
ケーション術、フット、ハンドマッサージを学び、実践していきます。
環境作りにも力を入れ、利用者の方一人ひとりが落ち着かれる環境を整え
ていきます。
ドッグセラピー、ハンドマッサージ(ボランティア)も積極的に取り入れ
利用者の方々の癒しのひとときを提供していきます。
④ 環境
家族、地域との交流活動を積極的に取り組み、利用者の社会参加の促進を
はかります。(松原幼、小学校運動会、発表会、伊賀祭、松山踊り、福祉祭り
への参加)
家族との交流事業も幅を広げ、施設内においての事業(文化祭、家族介護
者会、座談会)を通じて、家族との絆を深めていきます。
施設内では、全職員が環境整備を意識づけるために月間目標を決めて掲示
していきます
年に1~2回、施設内外の大掃除を計画し環境整備に努めます。
⑤ 園芸
テラスを中心に吉備国際大学作業療法学科の先生、学生との交流を持ち、
環境作りを行い、種まきから収穫までの過程を利用者とともに生きがいを持
てるよう支援していきます。
収穫し、食する。出来たものを手作業を通じて形にしていく楽しみを味わ
い 楽しみながらリハビリを行っていきます。
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専門知識を学園の先生方から学ぶとともに、利用者の方がたの心や身体の
リハビリなどを行い、生きる力の回復に努めていきます。
知(地)の拠点事業として 学生が授業として月2回来所し、利用者の方と
の馴染みの関係作り、社会参加の支援を行っていきます。
利用者の方がその人らしい活動を行えるよう支援します。
ユニット ケアワーカー
【処遇計画】
創設理念のもと「やさしく、丁寧な介護」をスローガンに職員ひとりひとり
が目標をたて、利用者ひとりひとりの思いを大切にし、常に敬意を持ち皆様が
心地よく過ごして頂ける環境作りを目指し、心安らぐ生活を送れるよう支援し
ていきます。
挨拶にも重点をおき、相手に響くような声掛け、挨拶を職員一同心掛けてい
きます。
家族との交流事業も積極的に行い、絆を深めていきます。
①入浴、排泄 ②レクリエーション、食事 ③認知症、コミュニュケーショ
ン④環境の4つの委員会を多職種と共に連携し、利用者一人一人に応じた支援
を行います。介護者自身も、研修などを通じて勉強する機会を持ち、介護の質
の向上を目指します。研修においては、新人、中堅、指導者に別れ自己研磨に
努めます。
① 入浴、排泄
入浴においては、安心安全に配慮し個浴で家庭的で季節を感じてもらえるよ
う心地よい入浴を提供させていただきます。
排泄においては、一人ひとりの排泄パターンを把握し、適切な方法で皮膚ト
ラブルなく快適に過ごして頂けるように努め、個々のプライバシーを守り落ち
着いて出来る環境作りを心がけていきます。
② レクリエーション、食事
レクリエーションメニューは、一人ひとりの思いを尊重し利用者方の希望を
取り入れ個々に応じたプログラムを作成し実施していきます。また戸外での活
動にも積極的に取り組み、園芸、散歩など自然と親しむ活動を積極的に実施し
ます。外出支援では、利用者の方の希望を聞き、計画・実施を行えるよう努め
ます。その中では、定期的に季節に沿ったものも考え、個々の物だけでなく、
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ユニッごとの外出支援にも取り組んでいきます。
今までの生活歴に配慮し、季節を感じられ、また利用者の方々に喜んで食べ
て頂けるよう献立作り、買い物・準備など自ら関われる環境を整えます。
食事は、適温適時の提供を守り、利用者の方々が安心してゆったりとした雰
囲気の中で食事をおいしく食べていただけるような環境作りに努めます。
③ 認知症、コミュニュケーション
利用者の方に尊敬の念を持ち、家庭的な雰囲気の中で一人ひとりの思いを大
切に尊厳のある生活が出来るように援助します。また関連大学の協力を得なが
ら専門的知識を取り入れ、一人ひとりの性格や生活歴を知り、接することで安
心して快適に過ごしていただけるように努めます。
④ 環境
家族、地域との交流活動を積極的に取り組み、利用者の方が笑顔で過ごせる
環境を作り社会参加の促進をはかります。
(松原幼、小学校運動会、発表会、伊賀祭、松山踊り、福祉祭りへの参加)
家族との交流事業を広げる為の事業として、日帰り旅行、文化祭・秋祭り等の
参加をして頂くことで家族との絆を深めてまいります。施設内では、全職員が
環境整備を意識づける為に月間目標を決めて掲示していきます。
環 境 美 化
利用者の方々の生活習慣を尊重し、個別ケアに努め、家庭的で快適に過ごし
て頂けるよう居室環境に心がけます。
施設内外の清掃は勿論のこと、施設周辺(施設西側の植栽)の美化にも努めます。
感染予防の面からも整理整頓を心がけ、トイレや洗面台などの触れられた部分
(職員、利用者、面会者)の設備については、消毒液での消毒を積極的に行います。
管 理 栄 養 士
管理栄養士による栄養計画に基づき、安心・安全な食事を提供します。また、
利用者一人ひとりのニーズに沿った食事内容、食事時間、食事形態を可能な限
り提供できるよう支援します。
利用者にとって最大の楽しみである食事は、口から食べることで喜びを感じ
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られるよう経口摂取の継続ができるよう支援します。そして、清潔で落ち着い
た雰囲気の中で食事ができるような環境づくりに配慮し、食事を提供します。
また、健康維持のため、水分補給をすることは重要と考えます。利用者個々
にあった水分形態で提供し、適切な水分摂取が行えるよう支援します。
① 栄養ケアマネジメントの充実を図り、利用者と利用者家族の意向を踏まえ、
管理栄養士を中心とした多職種によって利用者のニーズに沿った計画を立
案し実施します。
② 適正な栄養ケアマネジメントの運営を図り、利用者の健康状態を多角的に評
価し、食からの健康維持、意欲向上を目標に多職種との連携を図り、ご利用
③
④
⑤
⑥
⑦
者一人ひとりにあった栄養管理の下で食事提供を実施します。
食事の経口摂取が難しい方には、多職種と連携を図り、安全に口から食べる
ことを継続できるよう、経口維持計画を立案し実施します。
季節行事・誕生会等の食事や、おやつ会などを充実し、食生活に変化をもっ
ていただきながら、食事時間を楽しくゆったりと過ごして頂くよう五感で楽
しめる盛り付けや雰囲気作りなどに配慮します。
利用者の意見を反映した献立作成に努め、残食の少ない食事を提供します。
こまめな水分補給の機会を作るとともに、利用者個々にあった水分形態を提
供し、脱水症の予防に努めます。
衛生管理の徹底を図り、常に安全な食事提供を行います。
⑧ 備品や器具の確認・管理を行い、確実な食事提供ができる厨房の環境づくり
に努めます。
⑨ 地産地消の推進を図り、旬のものを取り入れた食事作りに努めます。
看
護
全国的にも超高齢化が急速に進む中、老人福祉を取り巻く環境は大きく変化
しています。合わせて、利用者の要介護度の重度化が今後も加速されると予測
しており、そのため医療技術の最新情報を取り入れるとともに、様々な研修の
参加を積極的に行い、看護の質の向上に努めます。また、利用者には思いやり
と尊厳の気持ちを忘れずに接し、利用者中心の看護を展開していきます。
① 協力医療機関(高梁中央病院)や関係機関の連携を密にしながら、疾病の予防
と早期発見・早期治療に努めます。また、看護にあたり利用者の生活歴・家
族背景・既往歴・治療過程を理解し、現在の状態を把握した上で献身的な看
護が提供できるよう努力していきます。
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② 昼夜を問わず利用者の急変時の対応については、対応マニュアル及びオンコ
ール体制指針に基づき、24 時間適切な医療対応ができることを目的として、
実施しております。
③ 褥瘡予防・誤嚥性肺炎の予防については、介護職員、管理栄養士と連携を図
り、利用者が症状を併発しないよう適切な対応を実施します。
④ ショートステイ利用者の受け入れについては、相談員、ケアマネージャーと
連携を図り、入所時・退所時の健康状態の把握を行い、万全な対応で受け入
れを行います。
⑤ 看取りケアについては、利用者・家族のニーズに添えるよう嘱託医と関係職
種との連携を図り、実施していきます。
⑥ 管理栄養士と連携を図りながら、栄養状態を把握して健康維持のための改善
に努めていきます。
⑦ 感染症予防(特にインフルエンザやノロウイルス)のために組織的に取り組み、
衛生管理と衛生教育の徹底を図り、万が一発症した場合には、関係機関との
連携を密にしながら感染の蔓延を最小限に抑えます。その一環として本年度
も施設内での手摺り・床・トイレの消毒を継続し、安心・安全で快適な生活
が送れるような施設づくりを目指します。
職員の健康管理についても安定した各種サービス提供のため、重要な案件を捉
えます。また、定期的な健康診断を実施することにより職員の健康管理にも努
めます。
生活相談員
利用者一人ひとりのニーズを把握し、「本当にここで生活できてよかった」
と思えるような、笑顔の絶えない癒しのひと時が持てるよう個別プランにそ
った質の高いサービスを提供いたします。そして、セラピードッグ、ハンド
マッサージ、園芸セラピー等への取り組みにも参加を促していきます。
専門職間の報告、連絡、相談、確認をより一層深め、調整役として利用者
のサービス向上に最大限努めます。
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①
家族との連携強化
利用者の思いを受け止め、個別のケアが出来るよう家族の方との相談を
密にし、趣味や生活歴を考慮した生活ができるよう、交流促進に努めます。
・利用者の日々の生活状況を連絡し、担当ワ-カ-が定期的にお知らせしま
す。
・従来型利用者及びユニット型利用者との合同行事でのまつり・敬老会・
新年会・季節に応じた行事・そして月1回の誕生日会等を計画しており、
家族、地域、職員との信頼を深め、利用者が笑顔で過ごせるような施設
づくりを目指します。
・利用者の日々の様子、施設運営の状況報告、専門知識や情報の公開や報
告を目的として、広報誌を年2回発行します。
②
他職種との連携
・ ケアワ-カ-・看護師・ケアマネ-ジャ-・管理栄養士・機能訓練指導員
等、他専門職との相互理解を深めながらケアの質の向上の為の調整を
密にします。
③
福祉制度の知識拡充
・ 社会保障制度の知識をさらに深め、利用者、家族に正確に伝えられる
よう相談援助します。又制度改正には連絡を密に速やかに周知徹底を
図ります。
④
ショ-トステイの連絡調整
・20床のショートスティを円滑に利用できるよう、各事業者との連絡、
相談を密にし利用者、家族の希望を尊重し、サ-ビス提供者として、利
用日程等の調整を行います。
⑤
ボランティアの活用
・多くのボランティアの方々に来ていただけるよう、連絡・調整を行いま
す。
介護支援専門員
利用者、家族、職員との信頼関係を深めると共に、利用者に寄り添い思いを
受け止め施設での生活を笑顔で過ごして頂けるよう施設介護計画の作成に努め
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ます。
①
利用者思い、家族の想いを受け入れ、これまでの生活歴を尊重して、これ
から共に過ごしていく時間がご本人にとって、こころ落ち着く居場所づくり
と四季を感じ笑顔で過ごせるように、その人らしい施設介護計画書の作成を
実施いたします。
・食事が、経口摂取できるよう、管理栄養士・看護師と連携をとり、嘱託医
の指導のもと、おいしく食事が出来るようにします。
・他職種と連携を図り、個別機能の維持につとめます。
・年間を通じて、春夏秋冬の行事を計画いたします。
・社会資源を利用して、個別で外出できるように計画します。
・利用者にとって、居場所作りの環境整備をします。
② 施設介護計画書に沿って、短期目標・長期目標が達成できているかどうか、
家族・利用者からは満足されているのか、定期的にモニタリングをおこない
ます。
③ 家族や利用者の声をしっかりと受け止めて、介護計画書、アセスメントを
基に、ケアワーカー長、看護職員、生活相談員、機能訓練指導員、管理栄養
士、担当ケアワーカーと定期的に担当者会議を実施し、情報交換や援助方針
に向けて話しあい個別ケアに取り組んでいきます。
④ 施設計画書作成後は、速やかに利用者、家族に同意いただきます。
利用者の状態の把握に努め、介護保険の更新申請がすみやかに行えるようし
ます。
リハビリテーション
1.個別性の高い機能訓練・サービスの提供
・個別的機能訓練を特養・ユニット型において継続的に提供する。
・利用者個々の状態を把握、評価し、施設サービス計画書に基づく個別
機能訓練計画を策定する。
・生活に視点を置きながら、日常生活の中で心や体の機能維持を図り、
他部門と連携して生活リハビリテーションを提供する。
・吉備国際大学より、週に一度専門の作業療法士に来所していただき、
不明瞭な部分を指導していただき、より質の高い機能訓練を実施して
いく。
・ レクリエーションを実施し、利用者が楽しみを持って生活を送れる
環境を作る。
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・個別機能訓練を通じて日常生活の維持・向上をはかる。
2.包括的機能訓練提供体制の強化
・各専門職、担当者、事業所との連携を図りながら、包括的リハビリテ
ーション提供体制を整備する。
・職員の機能訓練知識・技術の向上に努め、より質の高いチーム・アプ
ローチ体制を整える。
・安全で快適な施設環境の構築に向け、住環境の見直しや福祉用具・機
器の適切な選定・適用を図ると共に身体状況に合った個々の装具の見
直し、点検を行う。
デイサービスセンター
(1)基本方針
① 利用者が、可能な限り居宅において、その有する能力に応じ自立した日常生
活を営むことができるよう、サービスを提供します。
② 利用者が生きがいを持ち充実した社会生活が送れるように、心身機能の維
持・向上を援助すると共に家族の負担軽減を図り QOL の向上と自立をめざ
します。
③ 利用者同士の社会交流の場を提供し、社会参加が出来るよう支援します。
④ 職員と利用者、また利用者同士の「絆」がさらに深まるよう努力します。
⑤ 利用者の自主性を尊重し、また意欲を引き出せるようなプログラムを提供し、
自己決定ができるよう支援します。
⑥ 利用者一人一人の身体状況に応じた個別ケアを行います。
(2)重点実施項目
① 利用者一人一人の心身の状況を把握し、生活機能の向上を図ります。
特に、個別機能訓練については、機能訓練指導員等が在宅を訪問しアセスメ
ントをしたうえで利用者の自立支援、日常生活の充実、生活意欲を高めると
いう目的が達成できるようプログラムを提供します。このプログラムについ
ては複数用意し利用者自身が選択できるようにします。
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②
・
・
・
利用者が安心・安全に過ごせる環境を提供します。
利用者に対し親切・丁寧でやさしい思いやりのあるケアを行います。
観察を充分に行い、安全性を確保し状態の変化に対応します。
送迎時は安全運転を心がけ、運転者に加え可能な限り介助者が添乗できるよ
うにします。
③ 利用する意欲がわくような、楽しみが持てるデイサービスを目指します。
・ 利用者のニーズに沿って、季節を感じられるような行事、趣味を生かした制
作活動を計画し、レクリエーションのより一層の充実を図ります。
・
・
・
・
・
・
ボランティアを積極的に受け入れ、芸能発表の場を提供します。
利用者同士、職員とのコミュニケーションが取りやすい環境作りに努めます。
花見、菊花展見学、ショッピングなど外出支援を行います。
ユニット北側の公園へ散歩に出かけ季節ごとの花を楽しみます。
マッサージ師によるマッサージを実施しサービス向上を目指します。
利用者や家族等にアンケートを実施し、サービスを評価するとともに提供す
るサービスの向上を目指します。
④ サービスの向上と職員の意識の向上を図るため、職場研修への参加、また専
門性の高い研修については外部機関が実施する研修に参加し、知識・技術の
習得をめざします。
⑤ 備品の充実を図り、利用者がくつろげる環境整備に努めます。
⑥
・
・
・
特養および関係機関との連携を図ります。
介護支援専門員、地域の関連機関との連携・協力に努めます。
ショートステイとの連携を強化します。
サービス提供場面で得られる利用者や家族の情報を居宅介護支援事業者や
ショートステイへ提供し、情報を共有します。
・ 順正学園との連携を強化し、月一回程度利用者に癒しをもたらすようなメイ
クセラピーやセラピードッグ等の実習又はボランティアを積極的に受け入
れます。
⑦ 安心して在宅生活が送れるよう支援します。
・ 利用者に対しインフルエンザやノロウィルスなどの感染症の情報を早期に
的確に提供し感染予防に努めます。
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高齢者の生活を脅かす振り込め詐欺などの情報を提供し注意喚起します。
ケアハウス
【重点目標】
・あたたかく家庭的で心地よい環境の中、利用者が生きがいを持ち生活できる
よう、入居者相互また、職員・利用者の信頼関係を深めるとともに、一人ひ
とりの個性や意志を尊重し、自立した生活ができるよう援助します。
・健康保持や認知症予防等に取り組み、入居者の方々が来て良かった、終の棲
家にしたいと思われるような施設作りに努めます。
・防災にも配慮しながら笑顔で安心した生活が送れるよう支援します。
① 季節に応じた外出、行事、地域との交流、施設内の散歩を通じて、心や体の
リハビリに取り組みます。
自然庭園を活かし、季節折々の野菜・花等の畑作りを通して喜びを感じ、楽
しみを見つけ、生きる力の回復を目指します。
② 頭の体操(計算・間違い探し・塗り絵等)やカラオケ、手芸等の作品作りな
ど、様々なレクリエーションを計画し、入居者相互の交流や親睦を深め毎日
の生活に楽しみや充実感、また生きがいを持って頂けるよう取り組みます。
③ 研修会参加や他部署との交流により、職員の資質向上に取り組みます。
④ 明るく家庭的な施設づくりと、入居者が安全に安心して生活できる環境づく
りに取り組み、グリーンヒル順正が、入居者の望む終の棲家となるよう特養
との連携にも努めます。
⑤ リハビリ体操や、タオル体操に取り組み体力の維持増進に努めます。
⑥ 日々の健康チェック等により、体調の変化や病気の早期発見に取り組み、
健康保持に努めます。また、体調不良時、早めの受診・入院や家族への密な
連絡に努めます。
⑦ 定期的に避難訓練を行い、緊急時に備えるとともに、日頃より入居者が防
災を心掛けられるように取り組みます。
⑧インターネット(ホームページ)や広報活動により、入居者また待機者の確
保に努めます。
居宅介護支援事業所
介護保険制度の基本理念である「利用者の尊厳」と「自立支援」を中心に掲げ、
利用者本人や家族の状況に応じて、在宅生活の継続を支援していきます。
① 利用者本人や家族の状態に応じて、住み慣れた自宅での生活が継続できる
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よう支援を行っていきます。
② 介護支援専門員を対象としたケアプラン作成の研修や利用者の生活に必要
なサービスや社会資源・諸制度の研修、相談援助技術を向上するための研
修などに取り組んでいきます。
③ 利用者が自立した生活を行っていくために、行政・サービス事業所・関係
機関等との連携を深め、利用者自身が主体的に生活できるよう支援を行っ
ていきます。
④ 本人・家族からの生活や介護についての意向や思いを受け止め、主治医を始
め、それぞれの介護・医療の専門的視点から得られた情報を、サービス提供
を行うチームとして共有し、有効に活用していくための方法を検討していき
ます。
⑤ 特定事業所加算の取得事業所として、事業所内の会議の開催・研修の開催に
取り組みます。また、平成28年度からの実務研修実習生の受入を行います。
⑥ 介護サービスを利用するにあたっては、本人の利用希望を尊重しながら、中
立・公正な立場から自施設の紹介を始め、適切な事業所の紹介などを行いま
す。
⑦ 業務効率化に向けての機器の導入の検討を行います。
在 宅 介 護 支 援 セ ン タ ー
高梁市より在宅介護支援センター運営事業を引き続き受託し、援護を必要とする地域の高
齢者やその家族にとっての総合相談窓口としてのサービスを提供していきます。
① 地域の要援護高齢者等の心身状況 又は その家族の状況等の実態を把握し、必要に
応じて保健福祉・介護サービスの調整を行い、円滑な連携に努めます。
② 各種保健福祉サービスや介護サービスの紹介 及び その利用方法等に関する情報提供を
行い、利用申請の受付・代行等の便宜を図るとともに、利用者の思いに即した調整を行います。
③ 在宅介護等に関する各種の電話相談、面接相談、介護予防教室、家族介護教室等の開催
により、総合的な相談に応じるとともに、新たなニーズの発掘にも注力します。
④ 地域のサロンやミニデイにおける介護予防教室に加え、認知症高齢者声掛け訓練や認知症
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サポーター研修にも積極的に参加・協力し、グリーンヒル順正が地域福祉の拠点として、
より多くの人に知って頂けるよう努めます。
⑤市の委託機関として、地域包括ケアシステムの構築に向けて一翼を担えるよう尽力します。
職 員 研 修
・ 新採用の職員や中堅職員への研修など、職階に応じての研修を行います。
・ 感染予防・介護事故防止・身体拘束防止・防災の研修は年間 2 回、また認知
症やターミナル、人権擁護・虐待防止の研修については年1回を必須として
全職員対象に行います。
・ 利用者へのサービス向上を目指しての研修になるよう創意工夫をします。
・ 研修実施後はアンケートを行い、研修内容の理解度や、意見などを参考に企
画します。
・ 県老施協の研究発表に積極的に取り組み、中国大会・全国大会に向けて鋭意
努力していきます。
・ 施設内の委員会・部署の活動報告会を行います。
・ 外部研修の復命が現場に生かされるよう復命のあり方の検討を行います。
施設・設備の保全
長年経過し、大型機械・設備など、利用者に安心して使っていただくため
に、修理、入れ替えなどを踏まえ保守点検に努めます。
緊急災害における訓練
火災はもちろん、それ以外(地震、豪雨等)の災害についても想定し、定
期的に年2回以上訓練を行い、緊急時に対応出来るよう努めます。
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社会福祉法人順正福祉会順正保育園
平成28 年度 事業計画
1.目標
豊かに伸びゆく可能性をもつ子どもたちが、健全かつ安全で情緒の安定できる環境の中で現在を最もよ
く生き、望ましい未来をつくりだすための基礎を養う。
2.方針
・養護と教育を一体化させた保育を展開させるため、行き届いた環境と温かい人間関係の中で心身の調
和した発達を図り、安全保育に努める。
・一人一人の子どもを大切にし、遊びが発展する環境を通して、その子どもの個性と能力を伸ばすよう
保育を進める。
・家庭と地域との連携を密にして、保護者が安心して働けるよう支援し、地域の保育センターとしての
役割を果たす。
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本年度の具体的目標
(1) みんなに愛される環境の中で自己肯定感を育み、自信をもって一生を豊かに生きてい
く基礎を培う。
(2) 「こんにちは」「ありがとう」などのあいさつができ、人と関わる楽しさを知るとと
もに、感謝の気持ちや思いやりのある子どもを育てる。
(3) 屋外遊びを充実させ、様々な経験を通して、豊かな感性を育むと同時に、子ども一人
ひとりのもつ運動能力をはじめ諸能力を最大限引き伸ばす。特に、豊富な直接体験や
体幹を育てる運動遊びは、現代の子どもたちに求められている、集中してよく聞き、
よく考えてやり抜くために必要な体力や感性である。
4. 保育の内容
(1)生後3ヶ月~就学前6歳までの各年齢の発達と個人差に応じて豊かな人間性を培うための養護と
教育を行う。
(2)園児の安全確保に向けて、交通安全教育及び防災訓練などの安全教育を行う。
(3)食事や衛生面への関心を高め、集団食中毒、流行性疾病等の予防に対する基本的生活習慣を身に
つける。
(4)食育を通して、健康の獲得、いのちの尊さ、食材、食文化、関わった人々について理解を深める。
(5)屋外遊びを通して、体力・運動能力を高めるとともに、自然との関わりを深め豊かな感性を養う。
(5)地域や関連学園と交流を深め、子どもたちがより豊かな体験をとおして、地域を愛し、共感しな
がら育ちあう保育を進める。
5 本年度保育事業計画
保育対象園児数(利用定員 70名、認可定員 90 人)
年度当初
年度末
3歳未満児
37 名
41 名
3歳児
15名
15名
4歳以上児
28名
28名
6 特別保育事業の実施について
(1)延長保育促進事業
年間延者利用人数:約 1700 人(昨年 1700 人)
計
80 名
84 名
27年度
76名
79名
(2)地域活動事業
・地域に開かれた社会資源として、地域住民の要請に応じた活動を推進する。
老人福祉施設の慰問や地元のお年寄りに昔遊びを教えてもらうなど交流を図る。
国際交流七夕まつり、盆踊り大会、秋まつりなどに参加し交流を深める。
・じゅんせいクラブ・・・地元未就学児親子クラブ(いずみ会)のメンバーを年 3 回招待して子育
ての支援を行う。
・未就学児の園庭解放
(3)一時保育預かり事業:6 人/月×12 ヶ月=72 人(昨年 63 人)
7 職員の資質の向上
・職員間の一層連携を図り、協力して保育の充実を図る。
・ 園内研修委員会を組織し、園内研修のあり方を充実させるとともに、各保育機関による研修会参
加に努める。
本年度テーマ:「体幹を育てる」ための保育内容・保育技術)
・ 所属している岡山市保育協議会第2ブロックの研究に参加する。
・ 県保協の保育会副委員長として、県内保育園との連携と情報収集
8 保育内容・環境の整備
(1) 屋外遊びを充実させるための環境整備を進める。
(2) 教室、周辺環境の清潔
・匍匐室(畳敷き)との間仕切りの段差をなくする。
・感染症予防のため、各トイレの便座等、消毒を念入りにする。
(3) 英語教育(目的:国際色豊かな地域特性および小学校より必修科目のため、4 歳児にも適用、
ベテラン講師の招聘:理大国際交流室のダニエル氏
(4) 書道教育(硬筆〜毛筆、対象:5 歳児、目的:筆順の理解および筆遣いを知る)
(5) ダンス教室の実施
(6) 食育の推進
・「給食室たより」年 4 回の発行
・ 食器(陶器コップ)の導入の試み
・ジャガイモ、サツマイモ、玉ねぎ等のプランター栽培を経験して、食材としての野菜、人との
関わり、調理法等の理解を深める。
・食育の核となる給食を充実させ、地産地消を原則として保護者の要請に応えている。
(野菜、肉:ほぼ 100%岡山県産、魚:近海もの)
(6)登園後 8:30 からの保育方法の検討:3 歳未満児—担当制の実施
3 歳以上児 異年齢児保育とクラス単位保育
(7) 保育の質の向上に向けて、職員園内研修(体幹を育てるための保育内容、保育技術の研究、
事例検討会の実施/月)及び園外研修の充実
(8) 自己評価表による反省に基づいた本年度の取組み
9 その他
・幼保連携型認定子ども園実施に向けた研究
・来る乳幼児数の減少対策
大型看板と取り付け(シティーライトスタジアム外)
・安全管理
防犯カメラの設置