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私の仕事 私の思い

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病院リハビリのゴールは老健施設のスタート
病院勤務の理学療法士だった私は、
そこでまずは、リハビリを利用者の
半年前から当施設に勤めるなかで、
生活の一部にするため、介護、看護ス
リハビリについて改めて考えさせら
タッフとのコミュニケーションをより
れています。病院のリハビリでは高
密接にし、リハビリの目標を共有して
齢や認知症を理由にあきらめたり、
利用者個々のニーズに対応しようと考
自宅に帰れなければ施設入所をゴー
えました。
在宅復帰はさまざまな障害があり難
ルにしたりしてきましたが、老健施
城山苑(香川県)
設のリハビリは、むしろ“そこから
スタートする”場合があるからです。
う
の
宇野ルミ
PT
しいものです。だからこそ、利用者を
取り巻くわれわれスタッフはそれぞれ
勤務開始当初は、病院とは違う日常生活のなか
の立場から問題解決にあたり、退所の日を迎えら
で行うリハビリを、何から始めればよいのかわか
れるように支援する必要があります。それがモチ
らなかったり、職員間でも馴染みが薄かったりし
ベーションにもつながっていくはずです。これか
て戸惑う毎日でした。また、これまでの自分がい
らもチームリハビリを大切にし、一人でも多くの
かに訓練室のリハビリのみにとどまっていたのか
利用者が在宅に帰れるよう頑張っていこうと思っ
ということに気づかされもしました。
ています。
認知症の方自身、また介護している家族との奮
闘を描いたドキュメンタリーがテレビで放送され
くり支援などの取り組みを他職種とともに実践し
ています。
るなど、
「認知症」という言葉は少しずつ社会全
しかし、在宅生活を継続するにあたり、認知症
体の問題として捉えられるようになっていると感
となった人を地域でサポートできる環境づくりが
じます。
本当にできているだろうかと感じます。一人暮ら
また、SMAPの草
剛さん主演のテレビドラマ
しで奮闘する方、家族とのトラブルのある方、徘
徊して近隣に迷惑をかけてしまう方な
『任侠ヘルパー』も記憶に新しいとこ
どさまざまな方がいらっしゃいますが、
ろです。
皆さん、認知症と一生懸命戦いながら
当施設でも「認知症短期集中リハ
生活をされています。
ビリテーション」を実施し、利用者
介護保険という枠組みにとらわれず、
の認知機能評価(COGNISTAT)はも
今自分に何ができるのかを考え、住み
ちろんのこと、
「人生スケジュール帳」
、
慣れた場所、思い出のある家で最期を
「生活スケジュール帳」を作成し、機
能面・ADL場面でのアプローチや、
本人にとっての馴染みのある環境づ
ゆめの里(岡山県)
え の
OT
き じゅん い ち
榎木潤一
迎えることができる地域づくりに貢献
したいと考えています。
認知症の方に、今何ができるのか
76 ●老健 2009.12
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